大きな輝きを生んだ、泥臭いヒット
2006.08.07 Monday
イニングの合間、守備位置からベンチに戻ってくる選手を真っ先に迎え、声をかける控えの男。背番号0は1回から8回まで、それが決められた仕事のように、同じ動きを繰り返した。「なぜ?大きな意味はないんですよ。ただ自分に置き換えたら、そうされると少しは疲れは癒(いや)せるかなと思って。だってこの暑さですよ、誰もが疲れていますから」と中村豊はそういって照れた。今年5打席目が8回裏に出番が巡ってきた。例によって守備固めからの打席である。1点差、この打席の大きな意味はわかっていた。先頭打者で出るか出ないかが、勝敗にかかわってくる。だから食らいついた。投手のクラブをはじき、セカンドの前に転がる。それを見て、一塁ベースの手前で自然に体がダイブしていた。実に泥臭いヒットだが、その数分後に輝きを増す。金本の満塁本塁打に続いた道を、自分が開いた。土に汚れたユニホームがその証だった。出番がなくても、何んとかチームの力になればと考える。。。大切な1本の安打と黒子に徹した動き。こんな男のいるベンチに「あきらめの」空気はながれない。。。 以上日刊スポーツより、記事抜粋 人気blogランキングへ
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| アナフレ猛虎会 | 2006/08/07 11:38 PM |
コメント
2番・センター。
渋い仕事、してくれてたハズ。
球児の肩も心配。 野手上がりの監督には絶対解らんコト。 エースは、よぅ最後まで投げさせへんのに、ほぼ毎試合のように投げるリリーフには、休み無し!
江本氏の「だって、ベンチがアホ…」を彷彿させる!!
あとは監督がどれだけ上手に起用できるかですね。
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