高山、明大恩師の前で開幕連続安打止まった「次の日が大事」
2016.03.31 Thursday
(セ・リーグ、ヤクルト8−4阪神、2回戦、1勝1敗、30日、神宮)
初めて何もさせてもらえず、唇をかんだ。高山の開幕からの
連続試合安打が「4」で止まった。明大の恩師が見守った試合で、
立ち止まった。
「変化球にタイミングが合わなかった。打席の中で
修正できなかったのが、きょうの結果です。(連続試合安打は)
まわりの人が言うことで、僕が気にすることではないので。
試合に負けたことが悔しいです」
一回先頭で、2球続けて先発左腕・成瀬の外角への変化球に
空振り。徹底して外を攻められ、2打席連続で遊ゴロに倒れた。
六回一死の第3打席も外寄りのスライダーで一ゴロ。
八回の第4打席は、杉浦の外角への直球で空振り三振。
オープン戦でも先発した13試合すべてで安打を放っていた
背番号「9」には、プロ初の“4タコ”だった。
プロの壁などないように突き進んできたが…。バックネット裏では、
恩師の明大野球部・善波達也監督(53)が見つめていた。
オープン戦期間中から「連続安打はいつか止まる。固め打ちが
できるときはしておけ。そうじゃないと尻すぼみになるぞ」
と“忠告”していた。「開幕戦の翌日、高山が『初安打出ました』
って電話してきてくれたけど。『相変わらず1本ずつだな』
と言ってやりましたよ」と笑う。26日の2戦目まで、
1安打ずつだった高山は「2本目を打てるよう頭を使います」
と力強い言葉を返したという。この日の4打数無安打で、
打率・217(23打数5安打)。だが、うつむいているヒマはない。
「こういう日の次の日が大事。いい意味で気持ちを切り替えて、
あした一生懸命、試合に挑むつもりです」
チームで誰よりも打席が回り、勝敗の鍵も握る1番打者。
師の教えの通り、もう一度。止まらない快音を響かせていく。
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