ぶち破れ!おれがヤル ! 虎 想い 2019

昨年よりも
偏った選手起用に
来年は期待は持てないかも
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高山 聖地 初ホームラン【一番うれしい】

2016.07.31 Sunday

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セ・リーグ、阪神8−2中日、17回戦、中日9勝8敗、30日、甲子園)

喜びをかみしめながら高山がダイヤモンドを駆けた。打球は、
黄色く染まった右中間スタンドに消えた。虎党が、
そして自分自身も待ちわびた甲子園初アーチをかけた。

 「感触は良かったですね。打った瞬間に(スタンドまで)
いくかなと思ったんですけど、風がどうかなと思っていました。
3本目ですけど、一番うれしいです」

 5−0の五回無死。中日・吉見のスライダーをフルスイング。
逆風を切り裂いて打球はグングンと伸びた。4月24日の広島戦
(マツダ)以来約3カ月ぶりの3号ソロは、プロ初の甲子園弾。
出場90試合、345打席目での待望の一撃を確かめるように
本塁を踏みしめた。

 全国の高校球児が甲子園を目指す夏。母校・日大三高の結果に
一喜一憂した。球宴出場のため東京から空路で福岡に移動した14日。
九回裏に4点を奪っての大逆転勝ちに目を丸くして喜んだが、
母校は25日の準決勝で敗退。速報で結果を知り「僕たちの1つ下と、
2つ下(の世代)は出たんですけど勝てなくて…。ホント、残念ですね」
と肩を落とした。
虎のゴールデンルーキーも夏祭りに豪快に参戦だ。
阪神高山俊外野手(23)が5回、今季3号アーチを右翼席に運んだ。
高山にとってはプロ入り後、聖地初アーチ。6回にも右前打を放つなど
マルチ安打で好調をキープ。チームの復調を支えている。

 一瞬の静寂。そのわずか数秒後、右翼スタンドの虎党から
大歓声の波が押し寄せた。5回。高山は中日吉見の2球目、
ど真ん中のスライダーを強振した。低弾道の打球は、
ちぎれんばかりに旗をなびかせる浜風をものともしない。
逆風を切り裂きスタンドに着弾。甲子園では初となる
待望のアーチをかけた。

 「打った瞬間は行ったと思ったんですけど、風でどうかなと。
(甲子園での初本塁打は)うれしかったですね。3本目ですけど、
一番うれしかったです」

 久々の感触だ。4月24日広島戦(マツダスタジアム)以来、
約3カ月ぶりの3号ソロ。6月は月間打率2割1分7厘と不振だったが、
金本監督らと付きっきりで早出特打を行うなどし、現状を
打破しようとしていた。その成果か、7月は月間打率3割7分9厘、
これで4試合連続安打と急上昇中だ。「監督や打撃コーチに、
軸で回って少し前で打つということを言われていたので。
それが、あの1打席だけですけどできたのが良かったです」。
指揮官も「ちょうど取り組んでいることが実戦でできたので、
自信になったんじゃないかな」。本塁打という最高の答えに思わず笑顔だ。

 甲子園での初アーチ。高山にとって、やっとの思いが結実した瞬間だった。
昨年12月6日。施設見学のため、ドラフト指名後初めて甲子園を訪れた。
バックスクリーン上での見学中、高山は突如足を止めた。感慨に
ふけるように目を細めると、目の前に広がるグラウンドを見つめながら
つぶやいた。「こう見たらやっぱり広いですね。またここで打てたら
気持ちいいでしょうね…」。思い起こすのは11年、日大三で
甲子園に出場した高3の夏だ。決勝の光星学院戦でバックスクリーンに
3ランをたたき込み、チームを日本一に導いた。今度は縦じまの
ユニホームでスタンドを揺るがす本塁打を−。夏の夜、
ようやくその思いが実現した。

 主役級の活躍。だが、直後に福留がサイクル安打を達成した。
高山はベテランの活躍を目に焼き付け、自身の奮闘を誓った。
「福留さんでも全力疾走で三塁まで行ったり。もっと僕も若さを
出していけたらなと思います」。もちろん、この1本だけで
聖地アーチを終わらせるつもりはない。

 ▼高山が甲子園でプロ初本塁打。阪神の新人では、江越が昨季3本塁打。
左打ちの新人に限ると、鳥谷が04年5月27日横浜戦で打って以来、
12年ぶりとなった。

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