マー君無四球完投！第２ステージへ
2009.10.18 Sunday
（クライマックス・パ第１ステージ第２戦、楽天４−１ソフトバンク、楽天２勝、１７日、Ｋスタ宮城）
地元ファンの大声援を背に、田中はプロ３年目で初となる無四球完投勝利。１２３球目で最後の打者・松田を中飛に打ち取ると、駆け寄った捕手の中谷とガッチリ抱き合い、喜びを爆発させた。
「きょう決めて札幌に行くぞ、という気持ちで投げました。短期決戦での先発は初めてだったけど、いつも通りに投げられてよかったです」
心は熱く、それでいて頭はクールだった。「気持ちで抑えたい」と宣言して上がったマウンド。意気込みが力みにならないように、低めと制球を意識した。トレードマークの雄たけびは、七回無死一、二塁のピンチをしのいだときの一度だけ。冷静さを失わなかった結果、プレーオフ（前後期制時代を含む）で史上６人目となる無四球完投につながった。
「完投は後半に入ってから意識した。本当は完封がよかったんですけどね」。１失点は八回に草野の失策によるもので、自責は０。
新人時代から面倒をみてもらっている先輩に
「今度、メシをおごってもらいます」と注文を忘れなかった。
文句なしの投球にも、野村監督からはウイニングボールと引き換えに
お小言をもらった。「一人で投げきる気持ちは伝わってきたけど、
本当は感心しないね。短期決戦でペース配分は必要ない。
一球入魂で飛ばせばいいんだよ」。
第２ステージ以降を考え、指揮官はあえて短期決戦の怖さを２０歳
に再認識させた。
お立ち台では前夜に完投勝利を挙げた岩隈の決めぜりふを拝借し、
「このままの勢いで勝っていきたいです。みなさんも一緒に、
テッペン目指して頑張りましょう！」。次の舞台は札幌。
駒大苫小牧高時代に３年間すごし、思い入れの強い北海道で
次の大仕事が待っている。
さんすぽ
楽天に深い想い入れはないですが
私が現役時代好きだった山田勝彦と星野修、関川、吉田豊彦(元阪神)が
コーチで在籍しているし、少しは気になる存在でしたが
中谷仁捕手の活躍を聞くようになってからは
注目するように。。。
前日、岩隈、この日のマー君が連続完投勝利 第２ステージに弾みがついた
北海道日本ハムは１勝のアドバンテージがあるとはいえ
ダル有が第２Ｓで投げられないらしいことを考えると、
アドバンテージは消えたといっていい
永井二桁勝利の３本柱は強力だろうし
東北楽天が日本シリーズに出場する可能性が高くなった
といえるかな
中谷仁 背番号４４
来歴 [編集]
小学校低学年のころ地元の「有功少年野球クラブ」に入り野球を始める。
同チームの2つ上には前田忠節（現阪神）がいた。
和歌山市立有功中学校に入学。この頃はヤクルト全盛期で、野村監督、
古田敦也の影響で捕手の面白さにはまっていった
智弁和歌山高に入学後、正捕手として甲子園に3度出場する。
1996年春の甲子園で準優勝、1997年夏の甲子園では主将として
チームを引っ張り、優勝に貢献した。
チームメイトには高塚信幸や喜多隆志がいた。高校通算21本塁打を記録。
1998年、阪神タイガースに巧みなキャッチングとリードの良さを買われ、
ドラフト1位で入団。背番号２２
1999年春、正捕手山田勝彦とは相性がよくなかったドラフト同期入団の井川慶をウエスタン・リーグで連続完投勝利させる。将来の正捕手候補として期待されていたが、中込伸が投げた携帯電話が左目を直撃し、視力が大きく低下。失明寸前となって、選手生命の危機に陥る。しかし、その後地道な練習が実り、現在は実戦に支障が出ないまでに回復している。
2002年、プロ入り5年目にしてついに一軍昇格、初安打・初打点を記録した。正捕手の矢野輝弘の骨折、野村前監督退任後干され気味だったカツノリ、
控え捕手である山田勝彦や吉本亮らがキャッチングミスを多発、
さらには新人の浅井良がイップスを発症といった中でやっと巡ってきた
出場機会だった。打撃成績こそ振るわなかったものの、リード面での評価は高く、また安定したフィールディングを見せた中谷に対し、一部のファンは数字以上に高い評価を与えていた。
だが、2003年は野口寿浩の加入によって控え捕手の層が厚くなり、
再び二軍に定着（終盤に一軍登録されたものの出場機会がなかった）。
2004年以降は、岡田監督体制で若手捕手は狩野恵輔を育てる方針に
切り替わり阪神で一軍登録されることはなかった。
2005年オフ、岡田監督の意向もあり東北楽天ゴールデンイーグルスへ
金銭トレードで移籍。
2006年は8試合に出場。ファームでは29試合に出場。
秋にはフェニックスリーグに参加した。
2007年は怪我で出遅れ、更にルーキー嶋基宏の抜擢など一軍試合出場は
無く、二軍でも内野も守るなど出場機会が激減した。
2008年は「今季限り」と見られがちであったが一軍候補の若手捕手が次々と脱落して行く中で秋口にようやく一軍登録され再評価を受ける。秋季キャンプでも教育リーグ行きを免除されベテラン格の扱いを受けた。
2009年6月21日、阪神戦に代打で出場し、能見篤史から苦節12年目のプロ初本塁打となる2ランを放つ。9月26日の西武戦（西武ドーム）では7番フェルナンド・セギノール、8番トッド・リンデン、9番中谷の球団初となる3者連続本塁打を記録。このシーズンは自己最多の55試合に出場し、後半戦では、バスター打法で打撃が開眼し、楽天の快進撃を支えた。
地元ファンの大声援を背に、田中はプロ３年目で初となる無四球完投勝利。１２３球目で最後の打者・松田を中飛に打ち取ると、駆け寄った捕手の中谷とガッチリ抱き合い、喜びを爆発させた。
「きょう決めて札幌に行くぞ、という気持ちで投げました。短期決戦での先発は初めてだったけど、いつも通りに投げられてよかったです」
心は熱く、それでいて頭はクールだった。「気持ちで抑えたい」と宣言して上がったマウンド。意気込みが力みにならないように、低めと制球を意識した。トレードマークの雄たけびは、七回無死一、二塁のピンチをしのいだときの一度だけ。冷静さを失わなかった結果、プレーオフ（前後期制時代を含む）で史上６人目となる無四球完投につながった。
「完投は後半に入ってから意識した。本当は完封がよかったんですけどね」。１失点は八回に草野の失策によるもので、自責は０。
新人時代から面倒をみてもらっている先輩に
「今度、メシをおごってもらいます」と注文を忘れなかった。
文句なしの投球にも、野村監督からはウイニングボールと引き換えに
お小言をもらった。「一人で投げきる気持ちは伝わってきたけど、
本当は感心しないね。短期決戦でペース配分は必要ない。
一球入魂で飛ばせばいいんだよ」。
第２ステージ以降を考え、指揮官はあえて短期決戦の怖さを２０歳
に再認識させた。
お立ち台では前夜に完投勝利を挙げた岩隈の決めぜりふを拝借し、
「このままの勢いで勝っていきたいです。みなさんも一緒に、
テッペン目指して頑張りましょう！」。次の舞台は札幌。
駒大苫小牧高時代に３年間すごし、思い入れの強い北海道で
次の大仕事が待っている。
さんすぽ
楽天に深い想い入れはないですが
私が現役時代好きだった山田勝彦と星野修、関川、吉田豊彦(元阪神)が
コーチで在籍しているし、少しは気になる存在でしたが
中谷仁捕手の活躍を聞くようになってからは
注目するように。。。
前日、岩隈、この日のマー君が連続完投勝利 第２ステージに弾みがついた
北海道日本ハムは１勝のアドバンテージがあるとはいえ
ダル有が第２Ｓで投げられないらしいことを考えると、
アドバンテージは消えたといっていい
永井二桁勝利の３本柱は強力だろうし
東北楽天が日本シリーズに出場する可能性が高くなった
といえるかな
中谷仁 背番号４４
来歴 [編集]
小学校低学年のころ地元の「有功少年野球クラブ」に入り野球を始める。
同チームの2つ上には前田忠節（現阪神）がいた。
和歌山市立有功中学校に入学。この頃はヤクルト全盛期で、野村監督、
古田敦也の影響で捕手の面白さにはまっていった
智弁和歌山高に入学後、正捕手として甲子園に3度出場する。
1996年春の甲子園で準優勝、1997年夏の甲子園では主将として
チームを引っ張り、優勝に貢献した。
チームメイトには高塚信幸や喜多隆志がいた。高校通算21本塁打を記録。
1998年、阪神タイガースに巧みなキャッチングとリードの良さを買われ、
ドラフト1位で入団。背番号２２
1999年春、正捕手山田勝彦とは相性がよくなかったドラフト同期入団の井川慶をウエスタン・リーグで連続完投勝利させる。将来の正捕手候補として期待されていたが、中込伸が投げた携帯電話が左目を直撃し、視力が大きく低下。失明寸前となって、選手生命の危機に陥る。しかし、その後地道な練習が実り、現在は実戦に支障が出ないまでに回復している。
2002年、プロ入り5年目にしてついに一軍昇格、初安打・初打点を記録した。正捕手の矢野輝弘の骨折、野村前監督退任後干され気味だったカツノリ、
控え捕手である山田勝彦や吉本亮らがキャッチングミスを多発、
さらには新人の浅井良がイップスを発症といった中でやっと巡ってきた
出場機会だった。打撃成績こそ振るわなかったものの、リード面での評価は高く、また安定したフィールディングを見せた中谷に対し、一部のファンは数字以上に高い評価を与えていた。
だが、2003年は野口寿浩の加入によって控え捕手の層が厚くなり、
再び二軍に定着（終盤に一軍登録されたものの出場機会がなかった）。
2004年以降は、岡田監督体制で若手捕手は狩野恵輔を育てる方針に
切り替わり阪神で一軍登録されることはなかった。
2005年オフ、岡田監督の意向もあり東北楽天ゴールデンイーグルスへ
金銭トレードで移籍。
2006年は8試合に出場。ファームでは29試合に出場。
秋にはフェニックスリーグに参加した。
2007年は怪我で出遅れ、更にルーキー嶋基宏の抜擢など一軍試合出場は
無く、二軍でも内野も守るなど出場機会が激減した。
2008年は「今季限り」と見られがちであったが一軍候補の若手捕手が次々と脱落して行く中で秋口にようやく一軍登録され再評価を受ける。秋季キャンプでも教育リーグ行きを免除されベテラン格の扱いを受けた。
2009年6月21日、阪神戦に代打で出場し、能見篤史から苦節12年目のプロ初本塁打となる2ランを放つ。9月26日の西武戦（西武ドーム）では7番フェルナンド・セギノール、8番トッド・リンデン、9番中谷の球団初となる3者連続本塁打を記録。このシーズンは自己最多の55試合に出場し、後半戦では、バスター打法で打撃が開眼し、楽天の快進撃を支えた。