虎・スカウトが初の中南米へ派遣
2006.12.03 Sunday
阪神は２日、ドミニカとプエルトリコでのウインターリーグに、渉外担当の三宅徹編成部課長、山口高志スカウト、トーマス・オマリー駐米スカウトの３人を派遣すると発表した。４日から約１カ月間の予定。国内スカウトを初めて海外に派遣する。「山口スカウト（を派遣する）ということは、投手中心に調査する」これまで外国人の現地調査は渉外担当や駐米スカウトが行ってきたが、山口スカウトは西日本担当。しかし、現役時代に１６０キロ近い速球を誇り、二軍投手コーチ時代に藤川を飛躍させたことでも知られる。投手の潜在能力を見極めるにはうってつけの人材だ。ウインターリーグが行われているドミニカは人材の宝庫。かって２度の最優秀救援投手に輝いたギャラード、来日１年目の９７年に３０本塁打を放ったゴメスの元中日勢も出場していた。星野ＳＤが「中南米に視野を広げないと」という理由も、中日監督時代にこの２選手を発掘した経験に基づいたもの。黒田球団編成部長も「すごいやつがおるかもしれん」と期待を膨らませた。
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