虎・どら３甲斐外野手 新庄並みの身体能力
2009.12.07 Monday
二神でも、藤原でもない。真っ先にアピールしたのは期待の大型外野手
だった。甲斐が体力測定で好記録を連発。新庄級の潜在能力を証明した。
「すべてにおいて楽しみな数字を出した。
新庄クラスになれる可能性も秘めている」。
甲子園を沸かせたスターを引き合いに続木２軍トレーニングコーチが
絶賛した。その言葉を伝え聞いた甲斐はにっこりだ。
「（新庄級といわれて）とてもうれしいことですね」
同期との初の“合同トレ”となった体力測定。
握力が左８０・２キロ、右７８・９キロ。垂直跳びは６８・１センチ。
約８０キロと５９・１センチだという阪神の現役選手の平均を
軽く上回った。ほかにも背筋力やけんすいなど、
ほぼすべての種目で猛虎戦士超え。
特に握力は新庄の握力（９３年時、左８８キロ、右７９キロ）
の近似値だった。
右投げ右打ちの長身外野手。５０メートル６秒ジャストの足を生かした
広い守備範囲に、遠投１２０メートルの鉄砲肩はその素質十分。
自らアピールしたのは強肩だ。新庄ばりのレーザービームで
虎党の心をつかむことを約束した。
「ファン（の声援）がすごいと思うので、
喜ばれるような送球を見せたいです」
聖地でプレーした経験はなく、観戦に訪れたこともない
正真正銘の初見参で、視線は真っ先に緑の芝生に向いた。
背中から大歓声を受けるイメージが膨らむ。
州男児はさらに決意を新たにした。
「甲子園はすばらしい印象です。特に左中間、右中間が広くて、
守りがいのある球場だなと思いました。早く力をつけて、
あそこでプレーできるように頑張りたいです」
現在は福岡大での自主トレに加えて、週２度のジム通い。
幼いころからサッカーやバスケットなど、
多種目でも鍛え上げた肉体にさらに磨きをかけている。
「体幹、腹筋が弱かった。課題を教えてもらったので、
これから１月までのトレーニングにいっそう身が入ります」
スーパースターと同じ九州生まれの若武者が、
『新庄２世』への階段を駆け上がる。
sannsupo
幸い？阪神の外野陣の守備力は強くはない
守備がうまいなら
まずは守備かためからチャンスをもらえる
昨年入団柴田コウヘイ同様
来季注目したい
