ぶち破れ!おれがヤル ! 虎 想い 2019

昨年よりも
偏った選手起用に
来年は期待は持てないかも
<< May 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

巨人の暴走止められなかった加藤コミッショナーの事情とは

2011.03.26 Saturday

セの早期開幕強行を毅然と突っぱねることができなかった
加藤コミッショナー。理由は「巨人べったり」ではないはずだが… (ZAKZAK/夕刊フジ)

 26日午後1時から都内のホテルで12球団オーナー会議が
緊急招集。早期開幕へ暴走していた巨人が白旗を上げ、
ようやく決まった4・12セ・パ同時開幕への最終セレモニーだ。
注目されるのは、「開幕を何日にしろっていうのは、
お上の決めることかよ!?」と反発していた
巨人・滝鼻オーナーと、加藤コミッショナーの動向である。
ちなみに、巨人は当初の開幕予定日だった25日、
横浜との練習試合で大惨敗を喫した。

 早期開幕へ突っ走る巨人をなぜ止められなかったのかと、
ファンから加藤コミッショナーに対し、批判が噴出している。
日本野球機構(NPB)事務局にも抗議電話が殺到した。
それも無理はないだろう。暴走巨人を止めるどころか、
後押しするような発言までしていたのだから。

 監督官庁の文部科学省・高木大臣、蓮舫節電啓発担当相から
「29日開幕」「4月5日から減灯ナイター」という
セ・リーグ案にダメ出しされた22日には、
こんなことまで言っている。

 「この状況下で野球をやることを不謹慎だとは
思っていない。野球をやることはわれわれにとって
仕事なんです。SMAPだって、自分たちでやるんだと
いうことを昨日言っています」

 突然、前日の21日に放送されたテレビ番組
『SMAP×SMAP生放送〜いま僕たちに
何ができるだろう〜』の話まで持ち出したのだ。

 同時に、「何度も言っているように、コミッショナーの
メンツなど全く考えていない」「批判は甘んじて受けると
言っている姿勢にブレはありません」と強気なポーズを
崩そうとしなかった。だが、いつもの沈着冷静さはなく、
世論の大バッシングに混乱している様子は隠せなかった。

 球界内外には「コミッショナー人事は事実上、
ナベツネさん(巨人・渡辺恒雄球団会長)の
専権事項みたいなものだから、大方の歴代コミッショナーの
ように、巨人には逆らえないんだろう」という冷め切った
声もあるが、今回の加藤コミッショナーの場合は、
そう簡単には片づけられない。

 加藤コミッショナーは、ソフトバンク・王貞治球団会長
の巨人現役時代から長年親交がある。コミッショナー就任に
際しても、王氏からの強い推薦があったといわれている。

 巨人・原辰徳監督が指揮を執ったWBC第2回大会で
日本代表が連覇したのも、王コミッショナー特別顧問の
存在が大きかった。加藤コミッショナーの大号令で、
国際試合に使われる大リーグ球に近い「飛ばない」統一球が
導入されたのは評価されるべきだ。

 この被害を一番受けるのは、狭い東京ドームで飛ぶボール
を最大活用し本塁打攻勢で勝ってきた巨人だ。
巨人ベッタリとは言い切れない加藤コミッショナーが、
なぜ今回の巨人の暴走は阻止できなかったのか。

 大リーグの感動ドラマ再現にとらわれていることも
理由の一つと考えられる。大リーグが9・11同時多発テロ
に屈しないという強い意思表示から、テロの4日後に
ニューヨーク・ヤンキースを筆頭に公式戦を再開。
米国中が勇気づけられた劇的なドラマを忘れられないようなのだ。

 オタクと揶揄する向きもあるほどの大リーグ通で、
駐米大使を経験している加藤コミッショナーらしいとも
いえるが、いまの日本の現実からは遊離している。
「ヤンキースはニューヨークの文化そのものだし、
相手は憎きテロリストたちだ。今の巨人はヤンキースではないし、
しかも今回は天災だ。同一に論じること自体が間違っている」
と指摘する球界関係者、OBたちの声の方が的を射ている。

 また加藤コミッショナーには、民主党政権下では
政界ルートを有効活用できなかった巨人と似た事情もある。
政界通の球界関係者がこう明かす。

 「加藤さんは外務省のエリート中のエリートで
次官間違いなしといわれていた。ところが、自民党の
小泉純一郎政権下で田中真紀子外務大臣が誕生。
官僚主導を排除したために、人事がメチャクチャになり、
次官就任が消え、コミッショナーになった経緯がある。
今、その田中真紀子が政権党の民主党にくら替えしただけではない。
岡田克也外相(現民主党幹事長)の時に外務省顧問を
突然解任されたかと思えば、前原外相になってまた顧問に
復帰させられたり、民主党に振り回されている。
今度も民主党出身の文科相や蓮舫節電啓発担当相などに
あれこれ注文され、内心、怒り心頭に発しているのではないか」。

 民主党との因縁にも頭を悩まされた加藤コミッショナー。
12球団オーナー会議後、「甘んじて批判は受ける」
という自らの言葉にどう決着をつけるおつもりか。

人気ブログランキングへ
にほんブログ村 野球ブログ 阪神タイガースへ


CoRichブログランキング




コメント

コメントする

トラックバックURL

http://ps5.tblog.jp/trackback/268365

トラックバック

Profile

Category

Archives

Search

このブログ内の記事を検索

Recent Comment

Recent TrackBack

QR Code

Other