美技で虎投救った!北條、飛びつき必死グラブトス&完璧中継プレー
2016.04.29 Friday
(阪神3−3巨人=延長十二回規定により引き分け、6回戦、
巨人3勝2敗1分、28日、甲子園)
ゴメスの荒い鼻息がまだ聞こえる中、途中出場した北條が続いた。
冷や汗をふきながら投げる沢村の直球を振り抜いた。
「いいバッティングができました。ゴメスがホームランを
打ってくれて自分は塁に出ようと思っていました」
九回。気迫がにじむ打球が左前で弾む。みずからチャンスメークすると、
原口の中犠飛で同点のホームを踏んだ。自分のミスは自分で
取り返すしかない。汚名返上に燃えていた。
2点を追う七回無死一、二塁。“戦犯”になりかけた。
プロ初スタメンだったD6位・板山祐太郎外野手(亜大)の代打
を任された。仕事はバント。送れる技術がベンチで最も高いと
判断されて背中を押された。しかし…。
ファウル、バットを引いて見逃しストライク、スリーバント失敗。
準備するまでの時間が足りなかったかもしれないが、試合後は
「バントは練習します」と猛省も忘れない。指揮官は「それは本人が
当然、思っているでしょうし」と反骨心に期待したことを明かした。
そのまま二塁に入って九回一死一塁、二遊間を抜けそうな
相川の打球にダイブ。鳥谷に“コロコロ・グラブトス”
で二塁封殺を決めた。さらに延長十二回では右中間を破って
三塁を狙う長野を、横田からのカットプレーで三塁憤死させた。
「最後はいい送球ができた。横田もいいところに投げてくれた。
周りの声が聞こえていました」
勝負の高卒4年目。下を向いている暇はない。泥臭く、
金本監督の超変革についていく
トラックバックURL
http://ps5.tblog.jp/trackback/336986
コメント
コメントする