とらのみみ 2
2006.04.27 Thursday
4.26日付けの日刊すぽより抜粋。25日静岡の夜を彩った2本の放物線。開幕から19試合目で浜中の放ったアーチは9本、そして10本をカウントした。ベンチで迎える岡田に笑みがこぼれる。まさに会心の笑顔。これを記者席から眺め、2週間前の岡田のしてやったりの口調を思い出した。4.11日甲子園での中日戦が雨で中止になった日である. 記者が原稿を書き終えたところで、甲子園近くで岡田と合流した。話題が好調浜中に移ったとき、岡田はニヤッとして、こう突っ込んできた.「なっ、あれ、効いたやろ」口下手で演出がかったことは絶対に言葉にできないはずの監督が、初めて自分の裏技に酔った。オープン戦中盤まで、状態を崩し、まったく使い物にならなかった浜中のバッティング。「浜中はどう評価してるのか」 岡田は『あれやったら使えんな』『これから、そうチャンスはないで』などなど、厳しい、辛らつな言葉のオンパレード。もちろん、スポーツ各紙に大きく扱われた。しかしあれは演出だった。スポーツ紙を読んだ浜中は危機感を募らせた。のんびりタイプと思うから、岡田はあえて浜中に焦りを持たせた。 『なっ、人間、危機感をもたなアカン時があるんよ。あれでアイツ、変わったもんな』岡田の自画自賛の瞬間を見た記者は、こんなマスコミ操作ができるようになったことに驚いた浜中に関しては、効果絶大だったまずはめでたし、メデタシの浜中復活のシナリオであった。 人気blogランキングへ
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