ノムさん『捕手』ぼろくそ 「しんどいねぇ。このままじゃ・・・」
2012.05.21 Monday
（セ・パ交流戦、阪神６−１０楽天、２回戦、楽天２勝、
２０日、甲子園）
サンケイスポーツ専属評論家、野村克也氏（７６）が２０日、
ＡＢＣテレビ「阪神−楽天戦中継」にゲスト出演。初スタメンの今成、
途中からマスクをかぶった藤井彰両捕手のリードに“ダメ出し”した。
虎のアキレス腱（けん）をズバリ指摘したかつての名捕手は
「このままでは阪神はしんどい」と不吉な？ 予言までした
「阪神はしんどいねえ。このままじゃ…」
中継終了後、ノムさんはポツリと本音を漏らした。惨敗。
交流戦も４連敗。地獄モード突入の要因が、名将にははっきり
映っていた。扇の要・捕手こそが、今のタテジマのアキレス腱
であることが。
中継では冒頭に「捕手をコロコロ代えるのは感心しない。
強いチームは捕手を固定している。優勝チームに名捕手あり」
と持論を展開。ところが、今の阪神捕手陣は野村理論から
かけ離れたものだった。
打線重視で和田監督がスタメン起用した今成のリードには
「根拠のあるサイン、１球１球説明できるサインを出せ、
と言いたい。彼の配球はわからない」とバッサリ。
終盤、２番手でマスクをかぶった現時点の正捕手・藤井彰の
リードにも「左投手が左打者に対して、なぜチェンジアップを
決め球に選択するのか。意味が分からない」とこれまたボロクソ。
帰り間際には「今成は１軍レベルに達していなかった、ということ。
勉強が必要。藤井の力は楽天時代に知ってるからなあ」と、
ともに“落第”と判定したのだ。
マスク越しに、さらには監督として栄光を築き上げた
ノムさんにすれば、阪神の過酷な未来が見えているのかも。
再び、「しんどいぞ」とポツリ。
逆に受け取れば、藤井彰が、今成が、さらには２軍にいる
小宮山らが意地を見せれば、虎の巻き返しは可能−。
猛虎捕手陣よ、名将の言葉に発奮しろ！
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