【球界ここだけの話】虎の1、2番コンビの私生活はこんな感じ
2016.04.04 Monday
見るものすべてが新しい。そんなセ界を、虎の1、2番コンビは
見事に切り拓いていっている。高山と、プロ3年目で
1軍定着1年目の横田だ。
年齢も近く、寮暮らしという点も、必死のアピールが
必要だった境遇も同じだったためか、オープン戦期間中から
2人はいつも一緒だった。堂々と前を歩く高山と、ソワソワ
しながらそれについて行く横田。試合でも新人らしからぬ
落ち着きで安打を量産する高山に、横田は必死で食らいついていった。
横田はグラウンドを離れても、高山を意識している。
報道陣に囲まれる2つ年上の先輩を見つけるたび
「あれっ、高山さんまた取材ですか?」と、
球団関係者に悔しさをあらわにするという。
一方、高山の方は横田をイジって楽しんでいる面がある。
ある日の神宮での試合前の練習中、打撃練習の順番を示す
ホワイトボードの見方がわからない横田に「僕、
室内練習場で打つんですかね?」と尋ねられた高山。
間違っているにも関わらず「そうだよ!」とニヤッと笑い、
ウソを教えたのだ。先輩のイジワルもあって、横田は
それから何人ものコーチに、自分がどこで打てばいいのかを
確認するはめになってしまった。
開幕カードでは、ほほえましい出来事もあった。
3月25−27日の中日3連戦が開催された京セラドームへ
出かける際、2人は寮から北條の車に同乗していった。
北條は高山、横田の間の学年にあたる。北條のスマートフォン
をカーオーディオに接続し、運転する北條の代わりに、
ときおり横田も「次、コレ行っていいスか?」と選曲した。
敏腕DJとして、3人が打席への登場曲に使用している曲も
セレクト。にぎやかすぎる早朝の車内に高山は
「アイツらがふざけて…。まあ、邦楽や洋楽も
かかってましたけどね」と困り顔だった。だが、
ノリノリの勢いのまま、その後の躍動につなげた。
一見すると“凸凹コンビ”ではあるが、お互いの存在が
「励み」と「癒やし」になっているのは間違いない。
4月3日までの9試合で高山は打率・279、1本塁打、5打点。
横田も打率・262、0本塁打、1打点だ。お互いを高め合い、
今季だけでなく虎の未来もけん引していく。
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