ぶち破れ!おれがヤル ! 虎 想い 2019

昨年よりも
偏った選手起用に
来年は期待は持てないかも
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球児 遅るべし!超スローカーブ

2012.02.28 Tuesday

 阪神春季キャンプ(27日、宜野座)超遅球で幻惑や! 
球児が紅白戦(宜野座)の白組2番手で登板し、
1回無安打無失点。大和、マートンを空振り三振、
新井は111キロのスローカーブで中飛に仕留めた。
「同一リーグとの対戦ではできるだけ、多くの変化球を
投げたい」と火の玉以外で幻惑する考えを示唆。
2012年版ニュー球児の予感だ。
たった1球の遊び心で新境地開拓を匂わせた。
実戦2戦目。曇天に包まれた宜野座で球児が試したのは
スローカーブだ。変幻自在の新投球スタイルをかいま見せた。

 「この前より多少、制球よく投げられた。でも、
新井さんは初球の(スロー)カーブを打ったらダメですよ(笑)」

 ジョーク交じりで振り返った注目の場面は四回二死走者なし。
虎の4番に対する初球だ。紅白戦ならではの対決に誰もが
火の玉ストレートを予想したが、選択は違った。

 「90キロ台まで落とせなかった。
目指せ100キロ切りですね!!」

 指先から放たれた白球はドロ〜ンと、大きな弧を描く。
新井のバットが思わず出る。平凡な中飛に仕留めると、
守護神はマウンドでほほえんだ。スピードガンは
111キロを計測。明確な狙いがあった。

 「カーブは遊びだけど…まあ、投球の幅を広げられるのは
今しかないんで。俺ももうすぐ32歳。おじさんや!」

 プロ14年目。2009年7月17日の巨人戦(東京D)
で松本相手に97キロのスローカーブを投じたことがあるものの、
新たな可能性を探った。同時に昨年から、導入された反発係数が
低い“飛ばない統一球”に対しても「今年は飛ぶ統一球やね」
と個人的な感想を口にした。打ち取る確率を高めるうえで、
投球の引き出しを増やすことは重要。さらに今後の
オープン戦に向け、球児流の“煙幕”も張った。

 「同一リーグとの対戦ではできるだけ、
多くの変化球を投げたい」

 純粋に試せば、より精度を上げることが可能。
逆にシーズンで使わなくても、セ相手にインプットさせる
だけで“幻惑”できる。前回の紅白戦では直球勝負だったが、
13日のフリー打撃では変化球も数多く投げている。
特訓中のシュートでの内角攻めも予告し、
「(懐を)えぐりますよ!!」と不敵に笑った。

 仕上がりは順調だ。前日26日の中日戦(北谷)
の雨天中止によるスライド登板だったが、四回の
先頭・大和を追い込み、外角フォークで空転させた。
マートンには最速146キロをマーク。オール真っすぐ攻めで
空振り三振に斬って、「うれしかった」と白い歯をみせた。
藪投手コーチも緩急自在の投げっぷりに「(打者は)
手も足も出ないという感じやろうね」。
1回完全ピッチの中身は濃かった。

 「キャンプでは何も結果が出ない。シーズンが
終わってから結果を出せればいいです」

 締めの言葉は凛々しい表情で言い切った。
まだ球児の戦いは始まっていない。来る日に備え、
丁寧に牙を研いでいる。 

(紙面から)



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