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来季はもっちーがブレイクする。
坂本に正捕手になってもらいたい
ぐっちーはファーストでお願いします


  • 2016.05.26 Thursday

淡路決戦その2・秋山が快投、中谷&陽川はマルチ安打!淡路ビーフや玉ねぎは誰の手に?《阪神ファーム》

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兵庫県の淡路佐野運動公園第1野球場(ボールパークあわじ)での
ウエスタン・阪神-ソフトバンク戦は、21日が1対0でソフトバンクの勝ち、
22日は4対3で阪神の勝利、1勝1敗で終了しました。このカードは3連戦で、
20日に行われた第1戦(鳴尾浜)は1対0で阪神が勝っており、
すべて1点差の接戦だったわけです。特に22日は4対1とリードを広げて
迎えた9回に追い上げられたもの。詳細はのちほどご紹介します。

さて、年に一度の淡路開催で選手も楽しみにしている淡路特産の
“賞品”。ことしはこんな感じになりました。
すべてJA淡路日の出さんの提供です。

◆『猛打賞』淡路島たまねぎ20kg

21日は該当なし。22日は阪神・中谷選手

◆『ホームラン賞』淡路ビーフ

21日は該当なし。22日は阪神・中谷選手

◆『三塁打賞』淡路島産米キヌヒカリ10kg

21日、22日とも該当なし。

◆『二塁打賞』淡路島いちじくカレーとオニオンドレッシングのセット

21日は阪神・中谷選手、江越選手。22日は阪神・清水選手、陽川選手×2、
森越選手、ソフトバンク・釜元選手。

◆『ヒーロー賞』(上と同じ、カレーとドレッシングのセット)

1試合に1人選ばれるMVPのようなもので、21日はソフトバンクの塚田選手、
22日は阪神の中谷選手が受賞しています。

以下は阪神が勝った場合の賞品なので22日のみ。

◆『勝利監督賞』淡路ビーフ、神戸プレジールお食事券・掛布監督

◆『勝利投手賞』淡路島やまねぎ20kg・秋山投手

◆『セーブ賞』淡路島産米キヌヒカリ10kg・山本投手

昨年の受賞内容はこちらからご覧ください。その中で2014年、
中日時代に森越選手が獲得した『たまねぎ計40kg』の話が出てきます。
ことしは『カレー&ドレッシングセット』をもらって「よかったです〜!
何か賞品を持って帰ってきてと言われていたんで」と満面の笑みだった
森越選手。新婚の奥さんにいい贈り物ができましたね。
<2015 淡路島でのこぼれ話 賞品と野球教室>

最後はハラハラも逃げ切り

《ウエスタン公式戦》5月22日

阪神−ソフトバンク 12回戦 (淡路)

ソフ 000 100 002 = 3

阪神 100 101 01X = 4

◆バッテリー

【阪神】○秋山(4勝)-筒井-福原-S山本(1勝1S) / 清水-小宮山(9回表)

【ソフ】●大隣(3敗)(5回2/3)-巽(1回1/3)-島袋(1回) / 斐紹

◆本塁打 猪本4号ソロ(秋山)、中谷4号ソロ(大隣)

◆二塁打 清水、陽川2、森越

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]左:緒方  (4-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .242

2]遊:森越  (2-1-0 / 0-1 / 0 / 0) .197

3]中:江越  (4-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .239

4]右:横田  (4-1-1 / 1-0 / 0 / 0) .243

5]三:陽川  (3-2-0 / 1-1 / 0 / 0) .359

6]一:中谷  (4-3-2 / 0-0 / 0 / 0) .247

7]指:梅野  (4-1-1 / 0-0 / 0 / 0) .216

8]二:坂   (4-0-0 / 3-0 / 0 / 0) .180

9]捕:清水  (3-1-0 / 1-0 / 0 / 0) .379

〃捕:小宮山 (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .257

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

秋山  7回102球(4-5-2 / 1-1 / 2.41) 143

筒井  1回 17球 (0-1-0 / 0-0 / 3.06) 136

福原 0.1回 19球 (4-1-0 / 2-2 / 9.95) 139

山本 0.2回 7球 (0-2-0 / 0-0 / 3.27) 134

試合経過
先取点は阪神。1回に先頭の緒方が右前打し、森越の犠打などで
2死二塁となったところで4番の横田が右前タイムリー!
続く陽川はストレートの四球、中谷が中前打したものの、
ここは1点で終了です。2回は清水が左翼線への二塁打を放ちますが
追加点なし。3回は三者凡退でした。しかし4回、先頭の中谷が
左中間へ第4号のソロホームラン!

4回は森越の四球のみで、5回に先頭の陽川が右中間二塁打して
1死後に暴投で三塁へ進み、梅野の中前タイムリーで生還します。
送球の間に梅野は二塁へ、2死後に清水がファーストのエラーで
一、三塁として大隣が降板するも、代わった巽に緒方が打ち取られて
1点止まり。7回は先頭・森越が左中間二塁打を放ったのですが、
併殺などで0点でした。

8回は、ソフトバンク3人目・島袋から先頭の陽川がライトフェンス
直撃の二塁打、続く中谷の左前打で生還して4点目!後続は併殺打も
あって1点のみと、ずっと1得点ずつだった打線ですが、
4対1とリードを広げて最終回を迎えます。

一方の投手陣は、先発の秋山が1回は1番・上林と2番・金子圭から
連続三振を奪い三者凡退の立ち上がり。2回は2四球があったものの無失点、
3回はまた三者凡退です。4回も簡単に2死を取った秋山でしたが、
4番の猪本にカウント1-2からの4球目、真っすぐをライトへ…。
この試合で始めて許したヒットがホームランとなり、1点を返されました。

次のカニザレスにも中前打されますが後続を断ち、5回は曽根の内野安打、
6回は塚田の左前打と1本ずつヒットがあったものの危なげない
ピッチングの秋山。7回は9球で三者凡退に斬って取り、4安打1失点で
交代しました。8回は筒井が三者凡退、これで5試合連続無失点と
安定した救援ぶりです。

そして9回は福原が登板。塚田、猪本に連続の右前打を浴びて
無死一、二塁となりカニザレスの左前タイムリーで2点差。
なおも無死一、三塁で釜元に右翼線へタイムリー二塁打。
代打・拓也から空振り三振を奪ったところで交代します。

1点差の1死二、三塁という場面でマウンドに上がった山本は、
まず代打・細川を3球で空振り三振!次の曽根はカウント1-2からの
4球目で空振り三振!素晴らしい火消しを見せ、4対3で試合終了です。
ソフトバンクとの対戦成績は6勝6敗のタイとなりました。

「たまねぎでカレーを作ろう!」

まず秋山投手のコメントからご紹介しましょう。前回の中日戦
(14日・上富田)で7回を投げ5安打無失点、今回は7回4安打1失点で連勝。
これで4勝目です。ナイスピッチングでした。「ありがとうございます!
きょうは、いい入りができたと思います」。フォームが縦振りに
なっていたような?「特に意識はしていないけど、マウンドが
高かったからそう見えたのかも」
淡路での先発は2年ぶりだった秋山投手。7回1失点の好投でした。
4回のホームランは「配球通りだったけど、おっつけて合ってしまった
という感じ」という秋山投手。つまり甘く入った失投ではない?
「そうですね」。なるほど。いい状態が続いているのでは?
「調子がいいというか、腕が振れるようになっているので。
このレベルでずっといたいです」。勝利投手賞は玉ねぎ20キロですよ。
「ほんとっすか?カレー作ろ!」

最後は笑顔で、淡路は相性がいいと言っていました。ルーキーイヤー
の2010年にウエスタン公式戦でプロ初勝利を挙げたのが、
この球場だったんですもんね。そのあと3シーズンはなくて、
2014年からまた3年連続で投げています。でも勝利投手賞は6年ぶりでした。
そういえば試合前のサイン会も3年連続だったような。来年は1軍にいて
参戦できないことが一番ですね。

秋山、筒井を高評価

次に久保投手コーチの談話です。まず秋山投手について
「見事ですね!」という第一声。ホームランに関しては、
秋山投手の言葉通りで「あれは、つり球が風に乗っただけ。
振らせ球がね。意図して投げているから、偶然高めに
浮いたわけじゃない」とのことでした。

真っすぐでも変化球でも取れていた三振に「腕の振りとボールの
かかりが、うまく合致していた。トップとリリースがね。
そうなるとコントロールも意のままになって、そんなに狂ってこない」
と久保コーチ。好投が続いていますね。「状態的にはこの数試合、
良いのが続いている。なかなか良い状態。チャンスがあれば、
いや、あるようにしたいね。先発でも中継ぎでも」

好投が続くといえば筒井投手もです。3月の2試合で失点があり、
2ケタの防御率となっていましたが、4月以降に投げた15試合のうち、
5月8日の中日戦(ナゴヤ)で1点を失っただけで他はすべて無失点!
ここ5試合では計1安打5三振、しかも無四球で無失点と
素晴らしい安定感です。

久保コーチも「筒井、いいでしょう?秋山と同じくトップから
叩く位置が前方に、バッターに近いところになってきた。
そうなるとボールが意外と前へ進むんですよ。4月下旬の
ソフトバンク戦(タマスタ筑後)から取り組んで、
つかんでから続いていますね」と満足げな表情でした。

「あそこは山本に賭けた」

1点差に迫られ、しかも1死二、三塁という状況で登板した山本投手。
連続奪三振で後続を断ち、今季初セーブがついています。
「セーブのつくところだったし、1点差というのもあって
1点もやらない気持ちでいきました。自分に試練というか、
マイナスではなくプラスにとらえて」

左バッターをしっかり抑えていますね。「いえいえ、中日戦
(13日、14日)はよくなかったので。でもシュート回転をなくす
練習などをやってきて、外中心に投げられているかなとは思います」。
かなり緊迫したところでの登板でしたが「社会人時代も厳しい場面で
投げさせてもらっていたので、きょうもここを抑えきれば次に
つながるという思いで」投げたと言います。間違いなく評価は
グッと上がったでしょう。

久保コーチは「左バッターに対してずっといい仕事をしている。
だから、あそこは山本に賭けた。シチュエーションに関係なく、
びびらずに良いピッチングをした」と絶賛の言葉。前日の話でも
「ちょっと休んで、左バッターのインコースの使い方に取り組んだりした。
簡単にレフト前へ持っていかれないよう、そういう技術をね」
とのことでした。

将来の1軍クリーンアップに!
試合後の掛布監督は、最後に追い上げられた場面を振り返り
「ただ福原が拓也から三振を取ったのが大きかった。抑えるべき
ところで三振を取ったのがね」と話しました。交代は
「(斐紹の代打)細川のところで迷ったけど、久保コーチも
『勝負しましょう』というので山本に」という経緯だったそうで
「山本もよく投げ切ったよ。秋山も状態がいいから最少失点で
抑えられた」と監督。

打者には、まず3安打の中谷選手について「いい形になって
バランスがよくなってきてる。前に突っ込まなくなっている。
ある程度の形ができれば、いい状態が続くと思います。
ナゴヤでどういうバッティングをするか、3連戦も注目したい。
中日も強いしね」とのこと。陽川選手は二塁打2本で
「陽川は結果を出さないといけないから、2本出て非常によかった」
と評価しました。

そして「3番・江越、4番・横田、5番・陽川は、このまましばらく固定する。右、左、右でバランスもいいし、後ろに中谷もいてね。おもしろい。
固定していきます。将来、1軍のクリーンアップになるんだよ、これが。
楽しみだねえ」との“構想”も。確かにワクワクされてくれる並びですね。
ナゴヤ球場へ行かれる皆さんはぜひ、ご注目ください。

このクリーンアップが、ファームにいる間にすべきことは?
「陽川は結果を出さないといけない。横田は練習でやっている形を
試合で出せるように。練習の形はいい。江越も一緒。上体で
打ちにいくことがあるし。あとはバランス。下半身主導でね」
と掛布監督。「互いに刺激?そんな余裕はないでしょう。
自分のことを精一杯やらないといけない。3人とも1軍に行っているから、
もう一度“上”を見てやると思いますよ」

「きょうから改めて」と陽川

21日に岩崎投手と入れ替わりでファームにやってきた陽川選手は、
この22日が初出場。6回は先頭で右中間二塁打、8回も先頭で
ライトフェンス直撃の二塁打を放ち、どちらも得点を記録しています。
またサードの守備でも、目をひく動きが何度かありました。
2打席連続二塁打と、らしさを発揮した陽川選手。2打席連続二塁打と、
らしさを発揮した陽川選手。
「気持ちを切っても仕方がないので、もう一回しっかりバッティング
とか考えながら、きょうから改めてやりました」と話す陽川選手。
でもやはりファームでは格の違いを感じますね。この期間に
見直したいことはありますか?「バッティング内容とか。
きょうみたいに低めのチェンジアップを空振りしていたらダメなので。
そういうところから考えていきます」

掛布監督から、この3人が将来の1軍クリーンアップと期待の言葉が
あったと伝えたものの「5番という打順は特に気にしていません」
と陽川選手。最短で1軍に戻るため、1試合、1打席、1球に
集中していきます。取り組むのは「フォームとかじゃなく、
打席での考え方」だそうです。

中谷は、お米以外の賞品を獲得

最後に、賞品いっぱいの中谷選手のコメントをご紹介します。
何々もらった?と聞いたら「ドレッシングとカレー、肉、たまねぎ…
かな?お米がほしかった〜(笑)」と言います。そうか〜三塁打が
あればお米もゲットできましたね。しかし、秋山投手の
「カレーを作ろう」にしても、中谷選手の「お米が欲しかった」
にしても、反応が寮生の頃とは違います。ちゃんと自炊している
証拠ですね。

試合の話で、3安打に「きょうはホントよかったです!」と
晴れやかな笑顔でした。4月には遠征に行かず、残留練習で
フォームを固めたりもした中谷選手。振り返って「そこで
かなり振れたのもありますし、いい時間になったと思う」
と話しています。そして今、左ひざの使い方も含め「これでいこう、
っていう打ち方でやれています。打席の中で考えず、しっかりいけている」

掛布監督が、次の中日戦が大事だと言っていますよ。
「いい時と悪い時の差が激しいので、そこはしっかりコンスタント
に結果を出したい」。もしかすると、いい状態にすることよりも、
それを維持していく方がさらに大変なのかもしれません。
一度つかんだら離さないよう、ナゴヤ球場の3連戦で固めてきてくださいね。

結果を出せば1軍に上がれる。

ことしは多くの選手がそれを証明してくれました。
昨年のような中谷選手を、みんなが待っています。

  • 2016.05.25 Wednesday

淡路決戦その1 江越選手が2度のファインプレー《5/21 阪神ファーム》

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きのう21日は、淡路佐野運動公園第1野球場(ボールパークあわじ)での
ソフトバンク戦でした。毎年この時期に行われる淡路での2連戦は
ことしも素晴らしいお天気に恵まれ、きのうは試合後の野球教室まで
大盛況!ただし試合は…1対0で阪神が負けています。

きょうも同じく淡路でのソフトバンク戦ですが、きのう岩崎投手と
代わって登録を抹消された陽川選手が参戦しました。
「10日間で1軍に帰ってね」と言ったら「はい!頑張ります」
と真剣な顔。悔しさをバネに、打ちまくって上がりましょう!

そして、きょうの試合前練習でノックを受けていたペレス選手が、
フェンスに激突して左足を痛めたもよう。詳しい状況は
まだわかりませんが、試合は出ず一足先に引き揚げました。
また石崎投手は右ひじの違和感で、きのう登録を抹消され、
代わって島本投手が昇格しています。きょうあたり今季初登板が
あるかも。楽しみですね。

《ウエスタン公式戦》5月21日

阪神−ソフトバンク 11回戦 (淡路)

ソフ 100 000 000 = 1

阪神 000 000 000 = 0

◆バッテリー

【阪神】●守屋(3勝2敗)-山本-鶴-小嶋-桑原 / 坂本-梅野(8回~)

【ソフ】○石川(1勝)(5回)-加治屋(2回)-S嘉弥真(2敗1S)(2回) / 拓也

◆二塁打 中谷、江越

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]左:緒方  (4-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .242

2]二:荒木  (3-0-0 / 1-0 / 1 / 1) .212

〃打二:森越 (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .189

3]中:江越  (3-1-0 / 1-1 / 0 / 0) .262

4]右:横田  (4-0-0 / 2-0 / 0 / 0) .242

5]指:ペレス (4-2-0 / 1-0 / 0 / 0) .330

6]一:中谷  (4-2-0 / 0-0 / 0 / 0) .224

7]遊:坂   (4-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .188

8]捕:坂本  (2-0-0 / 2-0 / 0 / 0) .111

〃打捕:梅野 (2-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .212

9]三:西田  (3-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .190

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

守屋 5回 69球 (3-4-0 / 1-1 / 2.41) 144

山本 1回 12球 (0-2-0 / 0-0 / 3.48) 134

鶴  1回 22球 (1-1-0 / 0-0 / 0.00) 144

小嶋 1回 24球 (1-0-1 / 0-0 / 4.35) 142

桑原 1回 24球 (2-0-1 / 0-0 / 0.00) 141

試合経過
守屋は1回、先頭の上林に右前打、すぐさま盗塁を決められ、
釜元の三ゴロで1死三塁として塚田の右犠飛で1点を失います。
4番・猪本には中前打されましたがカニザレスを投ゴロに切って取り、
追加点は与えず。2回も先頭の拓也に左前打、しかし李杜軒の
遊ゴロ併殺打、川瀬は空振り三振で無失点。

3回は先頭の9番・曽根をセカンドのエラーで出したものの、
簡単に2死を取ったあとに坂本が盗塁阻止。この回も3人で片付けました。
しかもすべて初球を打たせ、4球で終了です。4回、5回はビシッと三者凡退!

6回の山本は連続三振などで三者凡退。7回は鶴が1死から猪本の左前打
を浴びましたが、カニザレスは見逃し三振。続く拓也の中飛を
江越がダイビングキャッチ!

8回は小嶋と梅野のバッテリーに代わります。先頭の金子圭が
放った打球は、小嶋のグラブに当たる内野安打。次の川瀬は
投ゴロで走者が入れ替わり、曽根はバント失敗で2死。
川瀬の盗塁と上林への四球で一、二塁としますが無失点。

9回の桑原も先頭の塚田に中前打され、1死後に四球とヒット
で1死満塁のピンチ。しかし金子圭は遊直、川瀬を中飛で
0点で投げ終えています。最後の中飛はこれまた江越が
ダイビングキャッチのファインプレー!

一方の打線は、今季ウエスタン初登板初先発のソフトバンク・石川を、
なかなか打ち崩せません。1回は三者凡退。2回は1死からペレスと
中谷が連打するも、坂と坂本は連続三振で得点なし。

3回はセカンドのエラーや四球などで2死一、二塁としましたが得点なし。
4回は1死から中谷が左翼線二塁打を放ち、セカンドのエラーで一三塁。
しかし後続を断たれます。5回は三者凡退。

6回からは2人目の加治屋に対し、ペレスが中前打したものの併殺など
3人で終了。7回は三者凡退でした。

8回は嘉弥真から先頭の緒方が右前打、代打・森越は右飛、続く江越が
左越え二塁打!1死二塁、三塁と大きなチャンスを迎えたのですが…
横田はバットをバキッと折られる一ゴロ、ペレスは見逃し三振で無得点。
9回は三者凡退で試合終了です。

江越、守屋について掛布監督

まず掛布監督の談話からご紹介します。試合を振り返って
「ストレートで差し込まれていた。だから後手後手になる。
ストレートをきちっと捉えられないと。速いストレートに対応できないと、
変化球にも崩れてしまう。一の一(いちのいち)だよね。ストレートを
しっかり打つということは。そこがこれからの課題だろうね」
と話しています。

選手個々に関して「練習から意識して、漠然と打つのではなく、
小さくするんじゃないけどコンパクトに振って対応するなどの
工夫をすること。今岡コーチもわかってる。これも野球だよ」
とのこと。そして「きょうの試合でも、チャンスがないわけじゃない。
どっちに転ぶかわからない勝負だった。1つの粘り。向こうの
ピッチャーが1つ粘った」とソフトバンク投手陣を評しました。

江越選手がいい守備をしましたね、という振りに「素晴らしい
球際の強さを見せていた」と掛布監督。レフトオーバーの二塁打も
ありました。「あの場面は江越勝負ということにしていた。
だから森越にもバントのサインはださず、右打ちを意識してと言った。
江越のバッティング、ある程度の形は出せたね。あそこで1本出る、
出ないはしょうがない。ああいう形に持っていくのが大事だから」

また試合前に1軍を見据えての3番起用という話をしたいたのですが
「1軍の場合は江越より4番が強くて、歩かされることはない。
きょうは一塁を空けて、広いゾーンを使われるのが嫌で、
じっくり打たせたかった。走者を一塁に置いて勝負させたかった」
と掛布監督。「3番・江越、4番・横田は当分変えない」
とも明言していました。

続いて守屋投手について「変化球を使って粘っていたよ。
一時期より落ちているかもしれないけど、ゲームは作れた。
それは彼のことしの成長」とたたえています。5回での交代は?
「それは決まっていた。上で何かあった時にいけるよう、
あまりここで無理させる必要はないから。
守屋は1軍を経験しているからね」

「同じ失敗を繰り返さないように」

8回はレフトフェンスに到達する二塁打を放ち、守備でも
7回と9回に素晴らしいダイビングキャッチを披露した江越選手。
「(二塁打は)チェンジアップ。カウント3-1になって甘いところに絞って、
甘いボールをしっかり捉えることができました」と振り返っています。
試合前の練習中に掛布監督が、力を抜けというようなジェスチャーを
していたのは「膝を柔らかく使うようにと言われていた」そうです。

守備について「バッティングの調子が悪くて、引きずって守備で
エラーということもあり、(ファームへ)落ちる時に言われました。
同じ失敗を犯さないように、打てなくても守備と走塁は別で考えます」
と切り替えているもよう。でも両方がよくなっていくこともあるわけで、
それは相乗効果も期待できますね。

3番を打つことは?「ほんと打順に関しては気にしていないんですけど。
あの場面(8回)も、次につなぐつもりで立っていたので、つなげられて
よかったです」。最後に、チームとして、ストレートに対応できて
いないと掛布監督が言っていた点を聞くと「バッティング練習でも、
遅いボールを普通に打つのではなく、その中でも早く準備をして
打っていくことができれは、自然と対応していけると思います」
とのことでした。

1軍に向け、要求は高くなる守屋

次に久保投手コーチです。
「守屋はずっとこうして投げてくれてるからね。ただ、
もう一つ上に上がっていかないといけない。それはピッチングの内容やね。
“偶然のボール“がまだ多い」。それは、たまたま打ち取れた、
たまたま三振にできた、というような?「そう、偶然。きょうも
1回のああいう、肝心のところでカウント0-2となって、
外野フライを打たせたくない場面で犠牲フライ。ここってとこで、
いいボールが出てこないというか」

そう言ったあと「まあ我々は上のランクとして見ていますしね」
と久保コーチ。「本人も納得いかないだろうと思うし。あそこに、
もう1球が2球を足してほしい。自分の意図したボール、工夫した
足跡が見えるようなボールをね」。当然、要求もランクアップしてくる、
そういうところに守屋投手はいるわけですね。だからこそ応えてほしいと。

「でも、非常にいいですよ。総評としてはいい。1軍を狙うところ、
これくらいは投げますよと見極めはできている。あとは1軍で
どこに入るか。5イニングで終わらせたのは、今“作りにかかっている”
人たちと守屋は違うから。もし1軍から急に呼ばれた時、
あまりにも投げすぎているといけないので。そういう位置づけ。
チャンス?ありますよ」

守屋投手は登板を振り返って「1回は悔しいですね。本当に悔しい、
犠牲フライ。ボール球で三振を取りにいったんですけど、
バットに当たるボール球になってしまいました。追い込み方が
よかったから、もったいないです」と、かなり悔しそう。
以降は併殺もあってすべて3人ずつで片付けたし、5回1失点なら。
「そうですね。三者凡退もあるし。でも1軍だったらやられています。
それは経験したので。まだまだダメです」

なるほど、身を持って感じたことなんですよね。久保コーチが、
もう1ランク上をと言っていたと伝えたら「いや1ランクでは無理ですね。
もう3ランクくらい上に上がらないと」。そう言って苦笑いしている
ように見えた守屋投手の、その目は真剣そのものでした。
たとえ苦くとも、一度経験した人にしかわからない“1軍のマウンド”。
リベンジの時は、きっと近いうちに訪れるでしょう。

  • 2016.05.20 Friday

原口選手がサヨナラ打で初のお立ち台!「必死のパッチ」三代目に就任

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きのう19日の夕方、1軍の阪神-中日戦が行われる甲子園球場に
立ち寄りました。試合前のシートノックに備え、選手やコーチ陣が
ロッカーからベンチへと移動していく通路で、久しぶりに
原口文仁選手と対面。翌日から名古屋へ移動する5月2日、
鳴尾浜で少し話を聞いて以来のことです。急激な生活の変化と
疲労からか口内炎ができたと苦笑いしていましたけど、
そのあと新たできた口内炎も含め、今はもう完治したみたいで何よりです。

前回出した原口選手の記事は、こちらからご覧ください。
<阪神タイガース・原口文仁選手が迎えた雄飛の時 ―
その強さは たゆまぬ努力の証 ―>

試合が始まってから5回終了までスタンドで見て帰宅しました。
ところが、あんな事態になって…いや〜もう家の中で飛び上がるわ、
叫ぶわ、涙が出るわ、大騒ぎ。埼玉の実家ではご両親とお姉さん、
妹さんが勢揃いでテレビをご覧になっていて、原口家も
大騒ぎだったみたいです。さらにヒーローインタビューを見ながら
「やりましたー!だって」とかなり盛り上がっておられた様子。

私もテレビで原口選手のインタビューを確認したあと、
再び球場へ向かいました。ギリギリで囲み取材に間に合ったので、
そのコメントものちほどご紹介します。

チーム5年ぶりの11試合連続フルマスク

考えてみると、原口選手はずっとスタメンマスクが続いていますね。
3日からの中日3連戦(ナゴヤドーム)、6日からのヤクルト3連戦(甲子園)
で6試合連続フル出場。雨天中止も含めて2日空き、11日の巨人戦(甲子園)、
また1日空いて13日からのDeNA3連戦(甲子園)、そして17日から
中日3連戦(甲子園)とすべて先発出場。17日は最後まで出たものの
18日は9回に岡崎選手と交代したので、フル出場は11試合連続で
ストップしました。でも実はこれ、スポニチ記録部の方に
調べていただいたところ、久々の記録だったようです。

阪神の同一捕手が10試合以上連続してスタメンマスクをかぶったのは、
昨年の梅野選手が開幕から13試合続けたのが最後ですが、
この時は5試合目と12試合目に途中交代があり、連続フル出場は
6試合でした。10試合以上連続フル出場となると、2011年に藤井選手が
11試合(7月31日〜8月12日)、同じ2011年には城島選手も4月から5月に
かけて15試合というのがあります。ただし城島選手は2010年に
全144試合で先発していますので、最多記録は別です。というわけで、
原口選手の11試合連続フル出場は、2011年の藤井選手以来のこと。

きのう19日もまたフル出場しましたが、前日の交代は相当ショック
だったみたいで…。9回は藤川投手と岡崎選手のバッテリーで
抑えてチームは勝ったものの「かなり悔しいです。悔しくて
夜中3時まで寝られませんでした」と原口選手。4月27日から
計18試合に出場、15試合に先発していてフル出場が13試合です。
途中出場だった3試合も、代打からマスクをかぶって最後まで出たので、
試合終了の瞬間をベンチで迎えたのは2試合だけでした。
だからこそ昨夜の喜びはひとしおだったと思われます。

悔しさが生んだ翌日のヒーロー

きのう19日の中日戦、初回に2点を先制されながら、以降は抑えた
藤浪投手。6回に鳥谷選手と福留選手の連続タイムリーで追いつき、
7回は連投の石崎投手が、8回はプロ初登板の田面投手が、そして
2夜連続で9回に登場した藤川投手が踏ん張り、2対2のまま9回に
突入しました。9回裏1死からゴメス選手が中前打、ヘイグ選手は死球、
高山選手も右前打でつなぎ、満塁で迎えた原口選手の打席。
1球目をファウルしたあと3球続けてボール、そして5球目の真っすぐ
(135キロ)をとらえ、打球はセンターの頭上を超えました。
一塁を回った原口選手のもとへ、打球が落ちるのを確認して
ベンチを飛び出した選手たちが駆け寄って、水をかけたり体を
叩いたりの祝福。ずぶ濡れのまま金本監督に抱きついた原口選手が
可愛らしかったですねえ、子どものようで。迎える監督が、
またお父さんみたいに優しい笑顔で。ファームでの彼の6年間を知る
平田コーチ、中村コーチも大喜びでした。

初めて経験するヒーローインタビューが甲子園のお立ち台というのも、
“持っている”証拠でしょう。これまでもチャンスがありそうな時に
案を練っていたというので、この日はもう打った瞬間から頭を
フル回転させていたかもしれませんね。お立ち台で、どうしても
言いたいことがありました。それもしっかり盛り込んで無事に
初体験を終えています。ではコメントをここで書いておきましょう。

熱い熱いお立ち台でした

紹介される前に「最初、マイク(を持たせてもらって)いいですか?」
と、インタビュアーに“仕込み”をする声も、ちゃんとマイクに
入っていて笑っちゃいましたね。きょうのヒーローは原口選手です、
ひとこと申し上げたいそうですと渡されたマイクを持って
「サヨナラやりましたー!」と絶叫その1。
ついで今の気持ちを聞かれ「最高でーす!」と絶叫その2。
初のお立ち台の感想も「最高でーす!」で絶叫3。
テンション高かったですねえ。

―この大歓声はどう?

「いやもうほんと、しびれるくらいの展開だったんで、
皆さんの応援が力になりました!」

―サヨナラのシーンを振り返って

「もうここで絶対決めてやるって強い気持ちで、
もう必死のパッチで打ちましたー!」

―その打球が見事センターを破っていった

「ほんと、嬉しかったです」(ここは少ししみじみと)

―リードの方でもよくしのいだ

「そうですね。まず晋太郎がね、まあほんと粘り強く
何とか2点で止めてくれたんで、もう絶対に点はやらないっていうね、
強い気持ちでいきました」

―8回の田面投手は1軍初登板で見事0点に

「まあ2人で、やっぱり苦い経験を味わってきたんで、
もう最後は思いっきり、もうサインも合って、攻めていきました」

―プロ7年目、いろんな苦労も乗り越えてたどり着いたお立ち台。
振り返って

「ほんと、いい経験ができた6年間だったんで、これからは
その経験をもっと、どんどんここで、1軍の舞台で生かして
いきたいと思います」(ここで大きな拍手と歓声)

―チームも連勝、この1勝は大きい

「そうですね。きのう勝って、いい波に乗っていくとこなんで、
またあしたから一戦一戦がんばります」

―あしたから広島戦、まず相手は黒田投手ですが、意気込みを

「チーム一丸となって、これから戦っていきます!」

―ファンの皆さんに

「最後まで熱い応援、ありがとうございました!これから
どんどん波に乗っていきます。応援よろしくお願いします!」

田面投手との12球

ヒーローインタビューのことはまた後で書かせていただくとして、
先に囲み取材のコメントをご紹介します。サヨナラタイムリーを
「確認はしていないんですけど、抜けたなって感じですね」
と振り返っています。「ランナーが続いたら絶対に回ってくると
思ったので、準備はしていました。センター中心で、最低でも
外野フライがいけばと。ボール球をしっかり見極められた。
ファーストストライクに手を出せたことがヒットにつながったので、
打って決めるという気持ちで。センターにいい打球が珍しくいきました」

金本監督はカウント3-1になったところで押し出しかなと思ったと
笑っていました。「打つ気満々でした。冷静に頭の中を整理できたので、
力みなく思い通りにバットが出てくれたと思います」。とはいえ
「これが一番じゃないかっていうくらいプレッシャーがかかっていたけど」
と本音もチラリ。「でもいつも通り、やってきたことを思い切りやろうと
考えて落ちつけた」そうです。

投手陣が粘ってくれたことに関しては「ほんとそうですね。
しっかり抑えてくれたので、なるべくしてなった結果。
ピッチャー陣の頑張りだと思います」と感謝も忘れず。
そして同じく4月に支配下登録された田面投手と組んだ8回は
、1人ランナーを出したものの、最後は代打・野本選手を145キロ
の真っすぐで空振り三振!「初登板なので、いつもの田面さん
じゃなかった。その中で抑えて、最後の1球は最高のボールでした!」

引き上げる時、いったん返したボールをボールボーイから受け取り、
田面投手に渡しました。「初三振のボール、田面さんは要らないかも
しれませんが、僕には大事な1球と思えたので」。お互いに意味のある
1イニング、12球だったでしょうね。「僕と田面さん、狩野さんも
そうですけど、育成に落ちて、今となってはいい経験ができたと
思えます。その時からずっと、また戻るという気持ちで、腐らずに
やってきたのがいい経験。下の子たちに伝えられることがあると思うし、
伝えられるように今がんばらないと」

原口文仁の“超変革”

彗星のごとく現れ、即座に戦力となった原口選手について、
新聞やテレビでは「とても落ち着いて堂々としている」
「キャッチングもリードも、ずっと1軍にいるキャッチャーみたい」
と言われています。でも本人は「うーん、いつも通りやっている
だけですよ。ファームでやってきた通り、ファームとまったく
変わらないのに、え?それがなぜ?って思うくらいですねえ」
と不思議がるばかり。それはきっと原口選手自身の経験が支えと
なっているからでしょう。

テレビ中継では、マウンドへ行ったり声をかけたり、緊張の中で
なかなかできないだろうという話はありましたが、考えたら
ファームでも声かけやジャスチャーは大きく、わかりやすく
やっていますもんね。ただ「1軍の、初めて組むピッチャーに
対しても堂々たるリードぶりで。それは感心した」と言ったら、
ふと原口選手の顔が輝きました。

「それはね、あそこに行くと人間が変わるんです。運転でも
ハンドルを握ると豹変する人がいるじゃないですか。そんな感じ。
あの場所に立つと、ものすごく強気になる」

ほほ〜!それは驚きの証言。1軍は人を変える?「サインを出して、
ピッチャーに『え?』と怪訝な顔をされても、しつこく同じのを
出しました。二度、三度と。そしたら頷いて投げてくれて、
これがまた構えたとこに来るんですよ!すごい」と目をまん丸に
したあと「ピッチャーが乗り気でない反応をしても、自信を持って
いきます」とキッパリ。もちろん、そこには裏づけされたデータや、
原口選手自身が読み取った空気などはあるんでしょうけど、
1軍という場所がさらに後押ししてくれるのかも。

3日の中日戦(ナゴヤドーム)で6回に死球を当てられた原口選手が、
すぐさまマウンドのジョーダン投手に正対したことと、
あの威嚇するような表情は未知のものでしたね。ファームでは
どんなところに死球を受けようが、痛い素振りも見せずに
一塁へ駆けて行く選手です。当然、ホームランを打っても
ガッツポーズなど見たことがありません。ところが…

「ファームではやってないけど、ガッツポーズもしてやろうと
思っていますよ。盗塁を刺した時にこう!」

と、やって見せてくれました。こぶしを高く突き上げるという
ガッツポーズではなく、球審の人が見逃し三振の時にやるような、
握った右手をグッと引く感じです。試合で得点した時や盗塁を
阻止した時に、こぶしをグッと握る仕草は合何度かやっていますが
「あんなもんじゃないんです。もっと」と言います。確かに
まだまだ控えめかな。でもファームの原口選手を知る我々にとっては、
その控えめな“グッ”ですら超変革!まあサヨナラは初体験だったので
別としましょう。いいガッツポーズでした。

だから19日のお立ち台なんて、もう超超超変革ですよ。私は前もって
聞いていたから心構えができけど。ただ、あのヒーローインタビューで
初めて原口選手がしゃべるところを聞いたという方が、いったい
どんな印象を持たれたか少し気がかりでもあります。グラウンド以外
ではすごく穏やかで静かに話す、そして誰もが認めるくらい
礼儀正しい好青年。それが原口文仁選手です。あのお立ち台は
自身のシナリオで、一生懸命に弾けさせた結果。そういうところも
生真面目なんですよね。

受け継がれた「必死のパッチ!」

さて、お待たせしました。必死のパッチ復活の経緯をご紹介します。
矢野選手(現バッテリーコーチ)、それから関本選手(現評論家)が
ヒーローインタビューで言っていた、阪神ファンおなじみのフレーズ。
それを原口選手がなぜ、プロ初のお立ち台で発したのか?
実現するまでは秘密にと言われていて、ずっと待っておりました。
でもまさかサヨナラの立役者になるという、こんな文句なしの形で
訪れる予測はしていなかったですねえ。しかも昇格して1ヶ月未満で。
昨シーズン、関本選手からもらって原口選手が大切に使っていた皮手袋。

支配下登録と1軍昇格が決まった4月27日、LINEで関本賢太郎さんから、
お祝いと“必死のパッチ”スタンプが届いたそうです。
原口選手が「使わせていただいでよろしいですか?」と尋ねたら、
関本さんの返事はこうでした。

「当たり前やろ!ぐっちが使わんで誰が使うねん!」

野球の神様も、昨年までの代打の神様も、しっかり見てくださって
いますね。誰よりも一生懸命で、誰よりも必死のパッチが似合う選手だと。
腰痛がきっかけで半分以上を育成選手として過ごしたけれど、
決して心が折れることはありませんでした。
ヒーローインタビューで言った『苦い経験』という表現も、
今まで聞いた記憶がないくらいです。その後の不運な骨折や
右肩痛を克服して、なおかつキャッチャーで勝負したいと
願い続けた日々。

人は、願うだけでは夢をかなえられません。もと宝塚歌劇団の
男役トップスター・瀬奈じゅんさんが、2009年の退団に際して
「願い、努力し続ければ“なりたい姿”になれる」と語っていましたが、
まさにその通りですね。いくら願っても、努力しなければ
たどりつくことはできない。原口選手の強みは、絶え間なく努力を
続けられるところ。バットを振るのも、朝早くから室内練習場で
ひとり打ち込むのも、試合で盗塁を決められた日は志願して
スローイングの練習をするのも、彼にとっては当たり前のことなのです。

試合中、守備が終わるたびにバッターの特徴などを書き込む
手帳の中身と同じで、そうやって積み重ねた時間のすべてが
原口選手の血となり肉となっています。自信にもつながっています。
なので、急に1軍の試合に出たからといって慌てることも
なかったでしょう。ここまでの6年あまりは大きな財産で、
たくさんの引き出しがある机。そこに、これからもっともっと
多くのものが詰まっていくはずです。決して努力と勉強を
絶対に忘れない選手だから。

なお、お立ち台でやりたいことがもうひとつあるみたいですよ。
それはまた実現した時に。どうぞ楽しみにお待ちください。

試合の談話にも表れる人柄

そういう中身ギッシリの原口選手だけあって、試合中に広報を
通じて出す談話も心境や分析経過などが見て取れます。
しかも真面目ですからねえ。ここに載せておきます。
5月5日の分は広報からのものではなく、
試合後の囲み取材でのコメントです。

◆5月3日・中日戦(ナゴヤドーム) 4回に同点犠飛

「打ったのはチェンジアップ。次の打順がピッチャーだったので、
甘い球で簡単にカウントを取りに来ないだろうと思って打席に入りました。
2つのボール球をしっかり我慢することができましたし、
カウント2-0になってからもセンター返しの意識を持っていたので、
変化球に対応して外野まで打ち返せました。ランナーを
還すことができてよかったです」

◆5月4日・中日戦(ナゴヤドーム) 4回に第1号3ラン

「打ったのはフォーク。追い込まれるまでの意識では、シュートを
ファウルでもOKだと考えて、フェアゾーンには入れないように
気を付けていました。2点を先制した場面で回ってきましたが、
この2点だけでは終われないと集中力を高めていけましたし、
そうすることで最後の甘いボールを仕留めることができました。
キャッチャーとして、もちろん横山を援護したい気持ちでしたし、
打ててよかったです」

横山投手について「上手く緩急をつけてプラン通りに配球できた。
ナイスボールでしたね。(勝利は)投手のおかげです」

◆5月5日・中日戦(ナゴヤドーム) 8回に大島選手の盗塁を阻止

「あれはアウトかセーフかで流れが変わるので。勝負どころでした」

―二度、牽制を入れた。警戒は強かったか?

「ドリスは牽制のタイミングも早いので、もちろん警戒はしますけど。
いい反応ができて、いいスピードで捕って、スローもいいところに
いけたので」

―100点のスロー?

「まあ高さとボールの質もよかったので。ボールの落ちてくれた
ところがよかったですね」

◆5月17日・中日戦(甲子園) 2回に同点タイムリー

「打ったのはスライダー。悪い先制点の取られ方をしたので、
まずは同点に追いつきたいという気持ちでした。ボール球を
見極められましたし、甘いボールを逃さずヒットにできました」

◆5月18日・中日戦(甲子園) 2回に先制タイムリー

「打ったのはシュート。内野が前進守備を敷いてきていたので、
多少つまってもいいと思って、ポイントを近めにして強く振ることを
意識していました。なので、つまったヒットでしたけれども、
自分としては想定内の当たりでした」

真面目といえば、2014年オフの月刊誌に寮生20数人への
アンケート結果が出ていました。いろんな項目があり、
そのうちの『寮生の中で一番、誰が真面目だと思うか?』
という設問で、本人を除く全員が「原口選手」と回答しています。
ただし本人は「岩崎投手」という答え。そう、自分の名前なんて
書かないんですよ、真面目な原口選手は。だからこそ!
何度も言いますが…きのうのお立ち台はメチャクチャ真面目に、
必死で自分を弾けさせた結果だと思ってくださいね。





  • 2016.05.13 Friday

江越選手が3ラン!岩崎投手も快投!今季初の4連勝&貯金4《5/11 阪神ファーム》

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きのう11日、朝まで残った雨や黒い雲に覆われた空、肌寒さに負けず
ウエスタン・阪神-オリックス戦は行われました。鳴尾浜では、
4月26日と27日に社会人チームと交流試合をしたものの、公式戦は
4月14日のソフトバンク戦以来で約1ヶ月ぶり!夜には甲子園で
1軍の巨人戦が控えていること、そして西岡選手が実戦に復帰する
との情報もあったためでしょうか。平日の曇天にもかかわらず
入場制限一歩手前の大入りでした。

試合は、先発の岩崎投手が安定したピッチングを披露し、歳内投手、
青柳投手と3人で5安打完封リレー!打線は8日の登録抹消後初実戦
だった江越選手が初回の3ランを含むマルチ&2盗塁、1軍から出場の
岡崎選手と今成選手がそろってタイムリー(今成選手はタイムリー2本)、
横田選手もタイムリーを放って7対0で勝ちました。これで今季2度目の
完封勝利、今季初の4連勝、今季最多の貯金4となって2位をキープ
しています。が、首位の中日も広島に逆転勝ちしたため、
その差2.0は変わっていません。

《ウエスタン公式戦》5月11日

阪神−オリックス 9回戦 (鳴尾浜)

オリ 000 000 000 = 0

阪神 400 110 10X = 7

◆バッテリー

【阪神】○岩崎(2勝2敗)-歳内-青柳 / 岡崎-小宮山(8回~)

【中日】●佐藤峻(3敗)(4回)-角屋(2/3回)-坂寄(1/3回)-比嘉(1回)
-コーディエ(1回) / 若月

◆本塁打 江越2号3ラン(佐藤峻)

◆二塁打 緒方、今成、鈴木昂

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]指:西岡  (3-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .000

〃打指:柴田 (1-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .218

2]左:緒方  (3-1-0 / 2-2 / 0 / 0) .274

3]一:へイグ (1-0-0 / 0-3 / 0 / 0) .405

〃走一:西田 (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .219

4]右:横田  (4-1-1 / 0-0 / 0 / 0) .200

5]三:今成  (3-2-2 / 0-0 / 0 / 0) .667

〃三:森越  (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .179

6]中:江越  (4-2-3 / 1-0 / 2 / 0) .348

7]遊:坂   (3-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .198

〃遊:植田  (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .111

8]捕:岡崎  (3-1-1 / 0-0 / 0 / 0) .333

〃捕:小宮山 (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .281

9]二:荒木  (4-2-0 / 1-0 / 0 / 0) .250

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

岩崎 7回 102球 (3-8-3 / 0-0 / 3.44) 142

歳内 1回 14球 (1-1-0 / 0-0 / 0.00) 144

青柳 1回 11球 (1-0-0 / 0-0 / 3.38) 141

<試合経過>
1打席目、2打席目と連続安打の荒木選手。1打席目、2打席目と連続安打
の荒木選手。1軍から出場の岡崎選手は4回に中前タイムリー。
1軍から出場の岡崎選手は4回に中前タイムリー。今成選手も1軍からの出場。
左前打と左中間二塁打のタイムリー2本です。
まず打線は1回、1死から緒方が右翼線二塁打を放ち、ヘイグの四球
などで2死一、二塁となったところで今成が左前タイムリー!
続く江越が左越えの3ラン!4点を先取します。4回には先頭
・江越の強い打球をサードが弾き(記録はエラー)、
坂への2球目で盗塁成功。1死後に岡崎の中前タイムリーで生還しました。

5回はオリックス2人目の角屋から緒方とヘイグが連続四球を選んで、
横田は二ゴロ併殺打に倒れたものの、今成が左中間を破る
タイムリー二塁打!江越も中前打と二盗で2死二、三塁としますが
追加点はありません。しかし7回、コーディエに対して緒方の死球と
ヘイグの四球で無死一、二塁となり、横田がバットを粉砕されながら
中前タイムリー!そのあとは3連続三振で、やはり1点止まりです。
先発の岩崎投手。4回以降はすべて3人ずつで打ち取りました。
8回に登板した歳内投手は1ナ安打無失点。8回に登板した歳内投手は
1ナ安打無失点。
一方の投手陣は、岩崎が2奪三振の三者凡退で立ち上がり、
2回は園部の左前打と小田への四球で1死一、二塁とするも無失点。
3回は先頭の堤を四球で出し、武田がショート内野安打、2死後に
奥浪への四球で満塁としましたが、得点は与えず。以降は完ぺきな
ピッチングで4回、5回、6回が三者凡退、7回は小田のバントヒットが
あったものの併殺など、3人で片づけています。

8回は歳内と小宮山のバッテリーに代わり、2死後に鈴木昂の
三塁線を破る二塁打を許しながらも無失点。9回は青柳が登板して、
先頭の奥浪に右前打されますが園部を遊ゴロ併殺打、小田を左飛に
仕留めて試合終了!

下半身のリードでヘッドの走りを

掛布監督には江越選手の話を聞きました。「ホームランは
素晴らしかったねえ!力が抜けて、いいスイングしましたよ。
きょうは上半身でなく下半身のリードで、バットのヘッドの
走りみたいなのを作れていたし、本人もあまり力を入れていない
でしょう。でもヘッドの走りは(力を入れていない)きょうの方が
速いと思います。そのあとの打席も悪くはなかった」
江越選手は3ラン、三ゴロ失策、中前打、三振。
ファームでの再調整となったわけですが「10日間、どういう形で
結果を出すかですよね。“いい江越”になるために。きょうのような
形を続けてくれたら。持続していかなきゃいけないんだよね。
1軍では結果がほしくて、グリップが忙しく動いていた。それを
もっとゆったりと下半身のリードで、強さよりも速さ、
スピードみたいな。ボールが当たってからのヘッドの走りみたいな。
そういうホームランだったよね。本人も納得していると思う」
と監督は見ています。

そして締めくくりは「こういう状態をそれだけ続けられるかです。
あしたダメだったら意味がない。アウトになる形もそんなに
悪くなかったので、あしたいかに内容のある4打席を作れるか。
凡打も含めてね。あしたは左ピッチャーだし」でした。

とにかく上がることだけを考えて

3ランを含む2安打で3打点、盗塁も2つ成功させた江越選手。
ホームランは「カーブかスライダーです。真ん中くらい。
甘かったですね」と言います。キッチリと甘い球は仕留められた?
「続けていきたいです」。真っすぐを待っていたうえで緩い球に?
「はい、そうですね。真っすぐ系から。手応えはありました」
江越選手はこの日、鮮やかに2盗塁も決めています。江越選手はこの日、
鮮やかに2盗塁も決めています。
掛布監督のアドバイスは?「あまり強気振りすぎず、膝を柔らかくする
イメージで、とのことです」。ホームランのあともエラーを誘う
バッティングだったと言われた江越選手は「エラーを誘ったというか、
あの打席は自分でみても良い内容でした。凡打の中でも、自分の
納得いく内容というのは一番大事だと思うので。あれはよかったです!」
と力を込めました。

悔しい降格ではありますが、最短日数で1軍に戻ることは必須。
「落ちてきてからは、とにかく上がることだけ考えて、一日一日を
しっかり大事にやっていこうと思っています」。そこに必要なものは?
「やっぱりバッティング。バッティングがダメで落ちたので、
まずはそこをしっかり修正したいです」。新たに取り組むことも?
「3月に一度落ちてきた時と同じようなことをやる感じですね」

「しっかり投げていれば上げてもらえる」

岩崎投手は7回3安打3四死球、毎回の8三振を奪って無失点でした。
内容を振り返って「初回の入りはよかったんですが、そこから
慎重に入ってしまったところもあって…。ちょっとバランスを
気にしすぎてしまったけど、4回くらいから切り替えて投げられた
かなと思います」とのこと。7回というのは決まっておらず
「ことしファームの試合は全部、1人で投げ切るつもろでいるので」
と言っていました。
2回、3回はピンチで粘れた?「何とかゼロに抑えられたので
乗っていきたいという気持ちになったし、先発をしていたら
山場は2つか3つ来るので、そのうちの1つだと思ってどんどん
ストライク先行でいこうと切り替えました」。ピンチで球速も
アップしたみたいで。「球速は見ていなかったですけど、
結果にはこだわっていたので最少失点、できればゼロでと思っていたから、
そうなったかも」。念ずれば…ですね。

この先、確認したいところは?「きょうはそこまで良くはなかったけど、
しっかり調子を維持すること。若干、前半は変化球が高かったので
そこを修正したい。ストレートはよかったと思う」。
1軍登板も近いでしょうね。「それを目指しているし、
ローテの兼ね合いもあると思いますが、しっかり投げていれば
上げてくれると思っています。今後も継続していきたい」

田面投手を1軍へ送り出す親心

久保投手コーチは岩崎投手について「段階的にも非常にいいところへ
上がってきています。常にいい状態で使っていける。いいかな、
悪いかな、ではないですね。いつ呼ばれても今の力、貯えた力を
出してくれれば、おのずといい結果が出ると思いますよ」
と太鼓判でした。

そして11日に1軍昇格を果たした田面投手の話も聞いています。
「きのう(雨天中止になった甲子園の)ブルペンで『非常にいい形で
投げていますよ』と香田コーチから連絡がありました。
甲子園がいいけど、どこであれ、どんな場面であれ、いいものを
出してほしいですね。打たれたとしても、また次も見たいと
思わせるような。早く見たいよねえ」と久保コーチ。
「ストライクが取れなくて、真っすぐを1球も投げなかった頃を
思い返すと…涙が出そうですね」と言ったら、久保コーチは
「僕もですよ。手を変え品を変え、彼の良さを出してあげようと、
みんな頑張ってきたから。湯舟コーチも香田コーチも。孝行息子に
なってほしい」と、少し目がうるんだように見えました。
もちろん「田面!田面!」と昨秋から言い続けた掛布監督もでしょう。

ちょっと余談ですけど、田面投手が支配下登録されて背番号
『97』になってから、こんなやり取りが行われています。

掛布監督「玉置!玉置!」

田面投手「田面です(笑)」

監督は、記者陣に囲まれている最中でも田面投手が通りかかると
ニヤニヤ笑いながら声をかけ、田面投手も毎度のことと言わんばかりの
絶妙な間合いで返すんですよね。97の前任者である玉置隆投手
(現在は社会人・新日鐵住金鹿島に在籍)にも知らせておかなくちゃ。
もちろん「1軍で投げる田面投手を見てください」ってこともですね。

青柳、植田、伊藤隼のコメント

最後に、短いコメントをご紹介します。青柳投手は、きょうは
もう投げないだろうと言われていたみたいですけど、点差が開いたため
福原投手に代わって9回に登板しました。「最低限のことは
できたと思います。フォアボールがなかったのは一番」
と言いながらも「(右ピッチャーとして)右バッターには
打たれたくないと思っているのに、あんな簡単に
打たせちゃダメですね」と反省の言葉が続いています。

6回の守備から出場した植田選手は、コーディエ投手の真っすぐに
「めっちゃ速かったですよ!1球目がインコースに来て、怖かった!」
と言います。そう、それが最速で156キロでしたもんねえ。結果は
154キロに空振り三振。「当てることはできるけど、そこに変化球も
あるんで…いってしまいますね」。また2つの併殺にも絡んだ守りに関して
「守備はゲームから離れていても全然問題ない。集中していたら
大丈夫です」と植田選手。はい、とてもスムーズでした。

この日は、1月末の『右肩関節唇損傷』でリハビリを続けていた
伊藤隼選手と、先月下旬の由宇遠征中に右肩を痛めたペレス選手が、
揃ってベンチ入り。伊藤隼選手は「もう大丈夫です!」と言っていて、
いつでも試合に出られるもようです。守備も?と聞いたら「はい」
と即答。試合中、イニング間のキャッチボールでベンチを出る時、
戻る時の顔がとっても明るいですね。きっとウズウズしているでしょう。





  • 2016.05.10 Tuesday

3連勝で今季最多の貯金3、首位・中日に2ゲーム差と接近中!《阪神ファーム》

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きょう10日、鳴尾浜で予定されていたウエスタン・オリックス戦は
雨のため中止となりました。鳴尾浜での試合は4月27日の社会人
・関メディ戦以来で、公式戦となると4月14日のソフトバンク戦以来、
約1ヶ月ぶりだったのに残念です。テレビ中継も組まれていたし、
ルーキーの望月投手が公式戦初先発という話題もあったわけで…。
なんとも無情の雨ですね。

阪神ファームは先週後半、ナゴヤ球場でウエスタン・中日戦に臨みました。
初戦の6日は7回終了時に降雨コールドゲームとなり、そのあとも
降り続いた雨によって翌7日はグラウンドコンディション不良のため中止。
そしてゴールデンウィーク最終日の8日、晴天のもと3922人のお客様が
詰めかけた試合で阪神が連勝しています。

甲子園球場に、ファームの試合では異例の1万人を超える大観衆を
連日集めて行われた広島3連戦が1勝2分け、続く中日戦は2つ勝って3連勝。
ゴールデンウィークが始まる前は4位だった阪神ですが、そこから3位、
2位と順位を上げてきました。最大6ゲームあった首位・中日との差も、
8日の試合後には2ゲームまで縮まっています。9日現在の順位はこちら。

順位 試合 勝敗分 勝率 差

1 中 30 18-11-1 .621

2 神 35 18-15-2 .545 (2.0)

3 ソ 36 17-16-3 .515 (1.0)

4 広 34 13-15-5 .464 (1.5)

5 オ 35 12-20-2 .375 (3.0)

祝・61歳!掛布監督
掛布監督の顔が描かれたバースデーケーキ。味も最高です。
監督、ごちそうさまでした!掛布監督の顔が描かれたバースデーケーキ。
味も最高です。監督、ごちそうさまでした!こだわりをお持ちの
生クリームも「これはいい、うまいよ!」と喜んで頂いて何より。
こだわりをお持ちの生クリームも「これはいい、うまいよ!」
と喜んで頂いて何より。
さて、きのう9日に61歳のお誕生日を迎えた掛布雅之ファーム監督。
報道陣からの大きなバースデーケーキを前に笑顔いっぱいでした。
誕生日を迎えた感想は「若い選手と一緒にやっていて、年齢を
意識したことはないですね。年を感じさせない雰囲気を作ってくれる。
グラウンドが。そういうところでしょ?」とのこと。

61歳になっての抱負を尋ねたら「ないです。1軍がいい形で戦って
ほしいという気持ちだけ。超変革でスタートして、その中でファンの
皆さんは答えを求めてくる。一番ベストなのは優勝だと思いますが、
若い子が育っていくことも答え。両方ってのは難しいけどねえ」
と掛布監督。「こういう立場になって初めてのシーズンで、
上の監督も初めてで。まず1軍が優勝することでしょう。
上がすべて。“そのために”、ですよ」

一番嬉しいプレゼントは?と聞いてみると、こんな返事でした。

「原口が支配下登録されて1軍に上がって、あれだけの結果を
残してくれたこと。それが一番嬉しいですよ。ずっと見てきて、
できるだろうと思いながら100番台だった。あまりにも早い形
でしたけど、あれくらいやれる選手だと思います。
それだけの準備はしていたから」

首位・中日に連勝!2ゲーム差に

では8日のウエスタン・中日戦の詳細もご紹介しましょう。
前日まで4番を打っていた上本選手が1軍に昇格したため、
横田選手が4番というオーダーで始まりました。先発は阪神が島本投手で、
中日はドラフト1位ルーキー・小笠原投手。また中日は岩瀬投手や
浅尾投手も登板し、多村選手が代打で出場、こちらも抑えで
福原投手が投げるなど、なかなか豪華な試合でしたね。
立ち上がりが不安定だった小笠原投手から初回に3点を取り、
阪神が勝っています。

《ウエスタン公式戦》5月8日

中日−阪神 8回戦 (ナゴヤ)

阪神 300 000 010 = 4

中日 010 000 010 = 2

◆バッテリー

【阪神】○島本(3勝2敗)-秋山-筒井-S福原(1S) / 梅野

【中日】●小笠原(2敗)(4回2/3)-三ツ間(1/3回)-岩瀬(1回1/3)-山本(2/3回)
-浅尾(1回)-祖父江(1回) / 加藤-赤田(7回~)-木下(9回表)

◆本塁打 福田2号ソロ(島本)

◆三塁打 植田

◆二塁打 森野、緒方、古本

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]左:緒方  (5-1-1 / 0-0 / 0 / 0) .271

2]一:荒木  (5-2-0 / 0-0 / 1 / 0) .234

3]三:へイグ (4-2-0 / 1-0 / 0 / 0) .417

〃走三:坂  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .193

4]中:横田  (2-0-0 / 3-0 / 0 / 0) .167

5]右:中谷  (4-0-1 / 1-0 / 0 / 0) .194

6]捕:梅野  (4-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .200

7]二:森越  (3-1-2 / 1-0 / 0 / 0) .182

8]指:鶴岡  (2-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .353

〃指打:西田 (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .219

9]遊:植田  (4-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .115

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

島本  5回 85球 (4-2-2 / 1-1 / 4.46) 143

秋山 2.1回 45球 (3-6-0 / 0-0 / 3.47) 144

筒井 0.2回 23球 (1-2-2 / 1-1 / 4.26) 142

福原  1回 12球 (0-0-0 / 0-0 / 3.00) 143

試合経過
タイムリーの森越選手。「甘い球を狙っていた。積極的に
振れてよかった」とコメント。タイムリーの森越選手。
「甘い球を狙っていた。積極的に振れてよかった」とコメント。
先発の島本投手は5回を投げ4安打、ホームランの1失点のみでした。

打線は1回、中日の先発・小笠原の立ち上がりを攻めます。1死から
荒木が遊内野安打、ヘイグの投ゴロを小笠原が二塁へ送球するも
荒木はセーフ、一塁のヘイグもセーフ(記録は野選)。横田が四球を
選んで満塁となり、続く中谷の四球で押し出し。なおも満塁で
2死後に森越が中前タイムリー!2人を還して初回に3点を先取しました。

一方の島本は三者凡退の立ち上がり。ところが2回、先頭の4番・福田
にカウント3-0からライトへホームランを浴びます。そのあと2死を
取って古本に中前打されるも問題なし。3回は再び三者凡退でした。
4回は先頭・松井佑の左前打や2四球などで2死満塁とピンチを作りますが
0点に抑え、5回は友永の右前打のみで無失点。
なお、立ち直った小笠原の前に2回から4回まではすべて
三者凡退だった打線は5回、2死からヘイグの“左翼フェンス上部を
直撃する単打”(当たりが良すぎ、跳ね返りも良すぎて…)、
横田が四球を選び一、二塁としたところで投手交代。
中谷は三ツ間に1球で一飛に打ち取られて追加点がありません。

6回は岩瀬の前に森越の四球のみでしたが、7回は荒木が内野安打、
へイグの中前打で一、二塁。荒木の三盗と横田の四球で1死満塁と
攻めたものの、ここで代わった山本に中谷と梅野が連続三振を
喫します。しかし8回、中日5人目の浅尾に対して2死を取られてから
植田が右翼線へ三塁打!続く緒方のタイムリー二塁打
(強烈な打球をサードが弾き、緒方は二塁へ)で1点追加。
4対1としました。
筒井投手は2死から四球と二塁打で1点を失ってしまいました。
最後は福原投手が遊ゴロ3つでピシャリ!です。最後は
福原投手が遊ゴロ3つでピシャリ!です。
阪神2人目の秋山は6回、福田に中前打、森野に右越え二塁打を浴びて
無死一、三塁といきなりピンチ。ここでスイッチが入ったのか、
遠藤を空振り、古本と代打・赤田は空振りで3連続三振を奪い無失点。
それだけで終わらず7回に入っても阿部、友永から空振り三振で、
なんと5者連続です!そのあと石川に左前打を許すも後続を断ち、
8回は先頭の福田から空振り三振を奪ったところで降板。

代わった筒井は森野を見逃し三振に切って取り2死としたのですが、
遠藤に四球を与えたあと古本に右中間へタイムリー二塁打を許しました。
ついで代打の田村に四球を与えて2死一、二塁としながらも最後の安部は
空振り三振。1点返された直後の9回はヘイグが四球を選ぶも、
中谷の一ゴロ併殺打など祖父江に3人で片づけられます。
そして2点リードで迎えた9回は福原が登板、すべて遊ゴロで
三者凡退!試合終了です。

「あとはスライダー」と島本

試合後のコメントです。5回を投げ、福田選手に許したソロによる
1失点のみだった島本投手は「粘れました」という第一声。
3-0から打たれたホームランは「カウント負けして…」というものの、
高橋投手コーチにも言われたそうですが「あそこはフォアボールが
一番ダメなところだったから、勝負した結果ああなった。
カウント負けしてしまった。2球に1球はストライクを
取っていかないと、いい打者を抑えられない」と反省していました。
4回は1安打2四球で満塁としたものの無失点。「粘れました」
と島本投手。4回は1安打2四球で満塁としたものの無失点。
「粘れました」と島本投手。
「あとはチェンジアップ、カーブをうまく使って、この前
(1日のオリックス戦)と同じく緩急をつけられたのでよかったです。
でも真っすぐのキレと、スライダーをちょっと引っかけたりしたので、
そこを次の登板までに修正したい。スライダー以外は、
チェンジアップ2種類とか、右バッターの外へのシュートで
ツーシームのようにゴロを打たせたりできた。あとはスライダーですね。
やっぱり」

スライダーは納得いかなかった?「空振りを取るとき縦に落ちるように。
左バッターの時に、きょうはスライダーの曲がりが早かった。
鶴岡さんにも言われたので、もっと真っすぐに近いスライダーを
この1週間で練習しようと思います。ヤクルトの石川さんのイメージ
でチェンジアップとか、緩いカーブを投げているんです。この前の試合から緩急が使えるようになってきました」

島本投手も昨シーズンに1軍を経験したことで、取り組む部分や
意識がすごく変わったように感じますね。「去年と同じではいけない」
ということを肝に銘じて今季を迎えました。入れ替えが頻繁に
行われている現状にも「僕はまだですよ」と言いながら、
やがて来る時のためにしっかりと力を蓄えています。

5連続三振の秋山、筒井は多村と…

前日の先発予定が流れた秋山投手は中継ぎ登板で
「抑えられたのはよかったけど、入りですかね」と、
連打されて無死二、三塁にしてしまったところを反省。
でも「先発をずっとやってきたんで、強い球は投げられた。
使ってもらえるようなものは出せたかなと思う」と話しています。

そこから7回にかけて5連続三振は圧巻でしたね。「1球1球、
腕を振ったくらいです」。8回には1死を取って交代したものの
「あそこは左バッターが続くところですし、ゲームの中では
仕方ないでしょう」と割り切っていました。
背番号は3ケタになりましたが、22年目の多村選手は
やっぱり雰囲気がありますね。
あとを受けた筒井投手は、ほとんど真っすぐだった印象で、
それを聞くと「そうですね。でも森野さんの見逃し三振は
スライダーで、あとはチェンジアップも投げましたよ。
多村さんのとこで」と言います。ストレートの四球を与えてしまった
代打・多村選手ですが、これまで対戦はありますよね?
「はい、何度も対戦しています。僕のプロ初三振が多村さんでした!」。
おっと、それは忘れられないでしょう。

調べてみたところ、筒井投手の“初”に関する項目で『初奪三振』
の欄に『2004年10月7日 対横浜27回戦(横浜) 1回 打者:多村 空三振』
と書いてありました。それから12年が経とうとしているんですねえ。

『HRを打たれたら打ち返せ!』

掛布監督は横田選手のことを、7日の練習後にも
「そんなに悪い感じではない。1軍のゲームで2番だったから、
どうしてもゴロを打たなきゃいけないと、結果が欲しいという中で
やってた。上体で、腕だけで。今は下から、下半身の強さでボール
を打たせようと思っています。野球は足でやるものなんですよ。
まず足。そういう感覚を横田の頭に叩き込めたら、1軍に行っても
十分やれる」と話していました。そのあとも監督ならではの言葉が
続きます。
「彼なりに、チームの役割を考えてよくやったと言ってあげないとね。
これから横田の野球がスタートするんだと思いますよ。金本監督も
そういう考えかと。1軍の経験は彼にとって絶対マイナスにはならない。
1ヶ月ちょっとだけど、上でやった野球がすごくプラスになっていると
思う。逆に怖さも知ったでしょう。きのうのミス(6日の捕球エラー)、
ファームだからいいってわけじゃないけど、1軍だったら大変やで!
それに関しては自分なりに反省しただろう」

なお「5番・中谷、6番・横田でいく」と話していた打順は、
上本選手の昇格で変更になりました。「上本が抜けたんで、
4番を誰にしようかと考えたところ、横田しかないなと。
中谷も考えたけど、バランスや性格などいろいろ踏まえて」
の結果です。ただ中日の4番・福田選手がホームランを打った点に
触れ「福田が(カウント)3-0から、あんな素晴らしいホームランを
打った。4番としては “打ち返す” なりして欲しかったかなあ」
と残念そうでした。

「そういう4番になってほしい。お前が打ち返さないと。
そういう野球を意識してほしい。金本監督もそんな横田を
期待しているだろう」。3つの四球には「見る形があまり
よくないんだよね。かかとに体重がかかってて。でもチームの流れを
考えると1つのフォアボールは大きいですから」と選んだ結果は
評価しています。
横田選手は3四球について「1軍では初球から打ってダメだったんで、
そこは少しよかったと思います」、4番は「特に気にならないです」
という答え。打順に関係なく、とにかく結果を出したいという
ことでしょう。そろそろ横田選手のホームランも見たいですね。
「はい、まあ出ると思うんで。大振りしないでいきます」。
お、近いうちに出そう?と楽しみにしたくなる表情でしたよ。

3安打中、2本が左打席での三塁打

そして最後に掛布監督が「海!」と名前を挙げた、植田選手の三塁打。
「あの浅尾からね。左で。あれだけの強い打球を打てたのは自信になる」
と褒めました。今回はメンバーが足りなくて遠征に参加した植田選手
ですが、今季は体力作りの意味で残留することが多くなっています。
掛布監督いわく「彼は球団でキチッと(育成)する選手だから」
というわけで、次からもまた基本的には鳴尾浜で鍛えることに
なるそうですね。
。右翼線へのヒットで軽やかに駆ける植田選手ですが、
このあと一瞬コケかけます。それでも三塁へ滑り込んでセーフ!
いい走りっぷりでした!
植田選手には、珍しく帰りのスーツ姿で話を聞いています。
8回2死から三塁打を放って、緒方選手の二塁打で生還。
貴重なダメ押し得点になったわけですが、二塁を回ったあたりでコケかけた?「ちょっと足が…もつれました(笑)」。やっぱり。バッティングについて
「もう真っすぐだけって見ていました。そこまでの内容がよくなかったから、
次は思いきって行こうと思ったら左(打席)で。真ん中、ちょこっと高めです」

三塁打は浅尾投手からで、その前の3打席目は岩瀬投手(結果は二ゴロ)
との対戦。2人とも知っていますか?「はい、知ってますよ!
岩瀬さんは真っすぐが来なかった。シュート、スライダー、
カットで。積極的にいこうと思っていました」。雰囲気がある?
「そうですね。やっぱり名前が。対戦したのは2人とも初めてでした」。
これが公式戦3安打目で、三塁打は2本目。2本とも左打席で記録したものです。「左打席で踏み込んでいけるようになりました。怖さはほぼないですかね。
使うバットは左右とも同じで、握る場所が違うだけ」
左打席でのバッティングはもちろん、ケガをしない体づくりも
あって残留が多い植田選手なので、遠征が続くと試合に出られない
ストレスがあるのでは?と聞いたら「ないですよ。ストレスは全然。
ウエートトレとかをやる時間がちゃんとあるので、しっかり鍛えています」
とのこと。無理に、ではなく本当に充実していると言いたげな顔で頷きました。その成果は季節が変わるごとに出てくるはず。パワーアップした海選手に
期待してください!





  • 2016.05.08 Sunday

横田慎太郎選手が今季初のファームへ…「悔しさを持ってやります」《5/6 阪神ファーム》

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大虎が連続完封で2勝1敗と勝ち越して引き揚げた名古屋に、
今度は小虎がやってきました。きょう6日からウエスタンの中日3連戦です。
どんよりした空のナゴヤ球場に背番号24・横田慎太郎選手の姿が…。
1軍本隊とともに帰阪せず、そのまま残ったのでしょう。
俊介選手が昇格し、」代わって横田選手が今季初の抹消と
なっています。試合には6番センターで、
久しぶりのフル出場。ヒットや犠飛があったけれど…
痛いエラーもしちゃいました。
金本監督がナゴヤ球場に?あら、桑田さんも?
お2人のポーズにスタンドも大喜びです。
ところで、試合前の阪神ベンチに見たことのある顔が。
私も思わず二度見してしまいましたけど、筒井打撃コーチは
かなり驚いていた様子で
「めっちゃビックリしたよ〜。えっ、なんでここに!?って」と
試合後にも言っていた、その人とは…金本監督。ではなくて、
おなじみの『マネモトさん』です。ちゃんとビジター用ユニホーム
を着て、立ち姿では身長が違うのでわかりますが、
筒井コーチが見たのはベンチに座っているところ。
それは確かに「え、なんでここに」となりますよね。

そのマネモトさんが始球式を行うとのことで、バッターとして
紹介されたのは『小笠原ミニ大(みにひろ)さん』。中日の小笠原
ファーム監督のそっくりさんですが、三塁側ベンチ横にいたのを
目にしていながら気づきませんでした。監督だと思っていて。
いや〜ソックリ!そんなお2人の始球式に阪神ベンチも大ウケです。
選手だけでなく、監督やコーチ、スタッフの皆さんも思いきり
笑っていました。

なおマネモトさんと一緒にPL学園(ロゴはLP学園)のユニホームを着て、
その胸元をギュッと握りながら“集中”していた桑田真澄さん…
ならぬ『桑田ます似さん』の姿も。始球式に参加してほしかったですねえ。

7回降雨コールド、上本が決勝2ラン!

試合は3点を先取しながら、今季最長の5回を投げた先発・松田投手が、
ラストの5回に古本選手の2ランと横田選手のエラーで3点を失って
追いつかれます。しかし、雨が本降りとなった7回に上本選手の2ラン
で勝ち越し!7回が終わったところで雨脚が一気に強まり
14時59分から中段に入ったのですが、延々と降り続いたことで
内野に水も浮いてきたため15時03分に終了。降雨コールドゲーム
で阪神が勝ち、今季初の貯金2としました。

なお、きょう7日はグラウンドコンディション不良のため中止に
なりました。試合後もずっと降っていたので、数年前の改修で
水はけがよくなったナゴヤ球場とはいえ、やはり無理だったのでしょう。
きょうの先発予定は…秋山投手でした。雨男は返上、横山投手に
譲っていたはずなんですけどね。残念です。

《ウエスタン公式戦》5月6日

中日−阪神 7回戦 (ナゴヤ)

阪神 001 200 2 = 5

中日 000 030 0 = 3 

※7回終了 降雨コールドゲーム

◆バッテリー

【阪神】松田-○金田(1勝)-S小嶋(1S) / 梅野

【中日】岩田(6回)-●山本(1敗)(1回) / 赤田

◆本塁打 古本1号2ラン(松田)、上本3号2ラン(山本)

◆三塁打 上本

◆二塁打 友永、荒木

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]左:緒方  (3-0-0 / 1-1 / 0 / 0) .277

2]三:荒木  (4-1-1 / 0-0 / 0 / 0) .220

3]一:へイグ (4-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .406

4]二:上本  (4-2-2 / 0-0 / 0 / 0) .274

5]右:中谷  (3-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .206

6]中:横田  (1-1-1 / 0-1 / 0 / 1) .250

7]捕:梅野  (2-1-0 / 0-1 / 0 / 0) .238

8]遊:坂   (3-1-1 / 0-0 / 0 / 0) .193

9]指:柴田  (3-1-0 / 0-0 / 1 / 0) .221

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

松田 5回 73球 (5-2-0 / 3-2 / 4.09) 146

金田 1回 15球 (0-0-0 / 0-0 / 5.14) 146

小嶋 1回 23球 (1-1-0 / 0-0 / 4.50) 139

試合経過

まず打線は1回、中日の岩田に対してヘイグが中前打するも無得点。
2回は横田が中前打で1死一塁としますが梅野は遊ゴロ併殺打。
3回に1死から柴田が中前打(ショートのジャンプは届かず後ろへポトリ)
して2死後に二盗成功、さらに暴投で三塁へ進み、荒木の左中間への
タイムリー二塁打で生還しました。
4回は先頭・上本が左中間三塁打を放ち、中谷の四球後に横田の左犠飛。
続く梅野が右前打して1死一、三塁となり坂がバットを
真っ二つに折られながらの中前タイムリー!

先発の松田は1回が石川の右前打のみ、2回は三者凡退、
3回は2死から友永に右中間二塁打を許したものの得点を与えず。
4回は再び三者凡退でした。ところが3点のリードをもらったあとの
5回裏、先頭の近藤を右前打で出し、次の古本に6球目の真っすぐを
ライトへ…。ライナーで飛びこむ2ランで1点差になりました。
阿部の右前打などで2死一塁としながら、石川が放った打球に
前進した横田が捕球エラー。一塁から阿部を還して同点。
これで石川も三塁へ進みましたが、勝ち越しは免れます。

6回は横田の四球、梅野の死球があっただけで、その裏は
金田が三者凡退に切って取り、3対3のまま迎えた7回。
中日2人目の山本から緒方が四球を選び、荒木の一ゴロで1死一塁、
その荒木も盗塁を刺されて2死ランナーなしになったのですが、
ここでヘイグが相手エラーを誘う二ゴロ、続く上本がレフトへ
ホームラン!2点を勝ち越します。7回裏は小嶋が登板して
代打・松井佑の左前打を許しながらも後続を断ち無失点。

最初にも書いた通り、ここで雨が激しくなって中断。
そのまま7回終了で降雨コールドゲームとなっています。
今季は、貯金が1つ出来たら負け、出来たら負けの繰り返しで
なかなか増やせませんでしたが、34試合目にして初の貯金2!
まあ借金が膨らむこともなかったので、健全な状態ですね。
なお、この時点で首位・中日と2位・阪神のゲーム差は3.0になりました。

「本当の横田にならなきゃね」

では最初に掛布監督の談話をご紹介します。試合前の練習中、
横田選手にどんな話を?「トップの位置ですね。下半身の、
足はいいんだよ。トップを作ることの大切さをね。今、時間が
あるので6番という形でじっくりやらせられる。当て逃げのゴロ
とかは絶対するなよ!と言っている」。試合を振り返って
「1打席目(中前打)のバッティングは“張り”が作れていた。
思ったより悪くはなかったよ」と話しています。

今後はどんな風に?「中谷と横田を5番、6番で固定して使っていく。
長打力もあるし。横田は1軍に行って、打順も2番でスタートした。
難しい打順なので、転がすことをしていたと思う。そういう意味では
本当の横田にならなきゃね。金本監督がトリプルスリーもできる素材と
言っていたわけだし。じっくりと一回、積み木をばらして、
また積み上げていく。一番難しいのは手だからね。弓を張る状態が
作れていなかった。時間はかかると思うけど」

それから、一時は同点に追いつかれるエラーがありましたが、
次の打席では四球を選んだ横田選手に「そこは1軍にいた経験で
うまく切り替えられていたと思う」と掛布監督は言います。
また「松田は休ませながらね。連投というのではなく、
きっちりとケアをしながらやっていく。上本は(7回のホームランで)
仕留めてくれた。4番の仕事だね!」というコメントでした。

横田、再挑戦の時に備えて
ここでエネルギーをいっぱい補給して、また戦いの場へ
出ていきましょう!ここでエネルギーをいっぱい補給して、
また戦いの場へ出ていきましょう!
横田選手は、まったく笑顔のないままです。上本選手が打ってくれて
勝ったけれど、あのエラーは身に染みたのでしょう。掛布監督も
「当たり前や〜あんなエラーして」と繰り返します。雨で芝生が
滑ったのでは?と聞かれて、横田選手は「いえ、普通のエラーです」
とひとことだけ。そのあと四球で出塁したのは1軍の経験と
掛布監督が言っていましたよ。「切り替えてやったので」

そして今回の登録抹消には「残れなくて…。競争に負けたんで、
悔しさを持ってこっちでしっかりやります」と言葉を絞り出しました。
大丈夫!横田くんが乗り越えられると思うからこそ、
金本監督も掛布監督も時間を作ってくれたんですよ。焦らず、
じっくりと、今度上がったら二度と戻らないくらいの力を蓄えてください。

上本選手は三塁打と2ランを放ったものの「調子はよくないですけど、
ホームランが出てよかったです」と、やはり控えめな返事でしたね。
監督が“4番の仕事”と。「これまで足を引っ張ってきたので、
きょうはきょうでよかったんですけど、あしたはあしたで頑張ります」

最後は松田投手です。ことしは3イニングが最長で「長いイニング、
5回は初めてですね」とのこと。そのあと続けて「最後まで0で
抑えられなかったけど、その中で良いこともありました」と言います。
それはどんなところ?「真っすぐ自体はよくなっていると思います。
だけど反省することもある。しっかり修正して、もっと長い回を
投げられるようにしたいですね」

4回まで危なげなかったのに、5回になって急に球速も落ちて
捉えられましたね。「勝ちを意識して力んだ分、そうなったのかも
しれません。単に力がなかったというのもある。次は失敗しないように
したいです。でも次につながるようなピッチングにはなったと思います。
反省を次の登板で生かしたい」。球速に手応えは?
「何キロ出てました?」。146キロが2球だと答えると黙って
うなずいたので、もっと出る?と聞いたら「はい」と。
楽しみにしています。

  • 2016.05.05 Thursday

原口文仁選手が迎えた雄飛の時 ― その強さは たゆまぬ努力の証 ―


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開幕して1ヶ月が過ぎた2016年の阪神タイガース。スローガン
『超変革』の先陣を切ったのは、高山選手と横田選手の
1、2番コンビでした。その後も江越選手や北條選手、陽川選手、
原口選手、板山選手など若トラの躍進が目立っています。
29日のDeNA戦ではスターティングメンバ―の平均年齢が
25.8歳という若さ!

そんな中、4月27日に支配下登録を勝ち取った原口文仁選手(24)の、
まさに飛び級の“快進撃”はチームにも、ファンの皆さんにも
強烈な刺激を与えたでしょう。ことし7年目、育成選手と
なってからは4度目のシーズンが始まった直後、待ち焦がれた
2ケタの背番号に復帰しました。「やっとですね。長かった」。
そう言いながら、絶対に諦めなかった彼の姿は誰もが知っています。

与えられた試練を乗り越えた6年
2009年のドラフト6位で帝京高校から入団。3年目の2012年3月24日、
鳴尾浜で行われたウエスタン・ソフトバンク戦に代打出場した際の
スイングで腰に張りを訴え、そこから腰痛に悩まされる日々が続いて、
オフに育成契約となります。巻き返しを誓った2013年は4月11日
にシートバッティングで死球を受け『左尺骨骨折』。
5月末に実戦復帰するも公式戦出場は14試合だけでした。

2014年は自身最多の5本塁打。ところが秋のフェニックス・リーグで
またアクシデントが…。10月18日に行われた巨人戦で、中前打を
放った原口選手は今村投手の牽制球で帰塁した際に右肩を痛めます。
好調だっただけに無念の離脱。もしケガがなければ、島本投手と
ともに11月の支配下復帰があったかも、と考えずにはいられません。

2015年は4月下旬から7試合連続安打と3本塁打など好調な時期も。
しかし少しずつ出場機会が減っていきます。支配下登録の期限である
7月末が過ぎ、11月に育成での再契約。しかし戦力外も覚悟した
秋に伝えられた、この“残留”が分岐点で、2人の新監督就任が
彼の人生を変えたと言ってもいいのではないでしょうか。

もちろん原口選手が持つ不屈の精神なしには語れない、
育成での3年間でした。そして今季2016年の躍進。この1週間の
“予告編”とも言える

ダブルで届いた吉報

4月26日の夜10時。まず東ファームマネージャーから電話があり、
続いて高野球団本部長から直接電話をもらったそうです。
そこから実家やお世話になった方々へ連絡をして、おそらく
眠ったのは相当遅かったんじゃないでしょうか。翌朝は
ファームの練習に出ず、11時前に甲子園へ向けて出発。
この時点で鳴尾浜のファンの皆さんは気づかれたようですね。
原口選手は「心臓バクバクです!」と言っていました。
そして「まだまだこれからです。頑張ります」とも。

27日の午後2時から高野本部長が会見。「きょう支配下登録をして
1軍登録ということです。守備が他と比べてどうかという状態が
続いていたけど、今季はまたキャッチャーにも取り組み、
掛布監督のバッティングの評価が高いかった。ここ8試合、
4番を任せて力を試していた。きのう(26日)は金本監督も見て、
即1軍で使いたいということもあり、こうなった。本人にはきのう伝え、
きょう鳴尾浜で激励もしてきました」

14日から24日まで、雨天中止が2つあったので計8試合は
ずっと続けて4番だったんですよね。しかもキャッチャーは
16日だけで他はすべてDHでの出場。もしかすると最終段階の見極め?
卒検?と思いましたが、やはりそうだったんだと高野本部長の
言葉で納得。26日に行われた履正社との交流試合は金本監督も
視察しています。

急きょ決まったのかとの問いには「前から考えていて、
先に支配下登録をと思ったんですが、ここのところ数字も
出ていたので。筑後でのソフトバンク戦を見たら内容がいい。
ホームランを打ったあと凡打でも粘っていたし。報告と
私の目が一致した」とのこと。また「本人がことし勝負を賭けている、
キャッチャーもやりたいと言うので。打つだけでなくチャンスが
広がるでしょう」と、原口選手が強く望んだキャッチャーとしての
支配下復帰であることを明言。それが現実となり、
金本監督も「十分な戦力」と評しています。

「一生忘れられないデビュー戦」

支配下選手に戻り、即1軍昇格、その日のうちに試合出場して
マスクもかぶり、2打席目には初ヒットという “初づくし”
のデビュー。試合後コメントは要約してご紹介します。
「まず試合に出させてもらったことに感謝しないと。
1本出てホッとしています。しっかり自分のスイングができました。
思ったよりも平常心で、周りも見えていたと思います」。
ただ自身がマスクをかぶってからも失点があり「悔しい思いしかないので、
これからしっかり頑張って振り返った時に、いいデビュー戦
だったと思えるようにしたい」とのこと。

「そんな簡単にいかない、まだやることはたくさんあるなと
感じました。あそこで落ち着いていけるように、しっかりやっていきたい。
守備でも周りを見られるように、日々進歩したいですね」。
そして「これ以上ないくらい、嬉しさと悔しさを味わった。
ユニホームも含めてインパクトも残せたと思う。
一生忘れられないデビュー戦になりました」と締めくくっています。

なおインパクトあるユニホームの件ですが、せっかくのデビュー戦
で新しい自分の番号をつけられなくて残念?と聞いたら
「逆にいいかも。印象に残るでしょ」と。読みはドンピシャでしたね。
ベンチ入り前に上着をめくって見せてくれた時、すごくニヤニヤ
していた原口選手。ベンチでもみんなに披露して一緒に
笑っていました。この時点でもう、つかみはOK!ですよねえ。

山田コーチのものを借りるに至った理由は「たまたまサイズが
合ったからじゃないですかね?」とのこと。そして
「ズボンは置いてある予備の中から選んで、帽子は山本(翔也)さんの」
だったそうです。翌28日に通常のユニホームはできていたはずですが、
1人だけ白いホーム用で出るわけにいかないので『82』でした。
また同点犠飛という仕事をしたもんで、全国ネットの
スポーツニュース各局で出まくり!これはもう間違いなく、
2016年の阪神タイガース重大ニュース候補でしょう。

大先輩・狩野選手のアドバイスで

そのあと少し話ができたので、重複する部分も含めて書いておきます。
最初は「疲れました…。頭が痛いです」という感想でした。
そりゃそうですよね。試合が始まってからも緊張はしていたと
言いますが「意外と1打席目から周りが見えたし、お客さんの顔も
わかったので大丈夫でしたね」とのこと。センターフライも
「抜けたかな〜と思ったんだけど」と好感触のようです。
出番が来るのも早かったけど準備は?「岩田さんが追加点を
取られたところで、4回くらいから動き始めました。ストレッチを
していたら狩野さんが『5回にピンチヒッターの可能性もあるから、
下で振ってていいよ』と言ってくれて」。なるほど。
さすが狩野選手ですね。戦況もさることながら、初めて1軍のベンチに
座る後輩の心境を察してのアドバイス。同じように育成選手から
支配下へ戻った経験を持つ大先輩の言葉を受けて、
ベンチ裏(階下)にある素振り部屋へ行き集中して
バットを振れたのでしょう。

初ヒットは「嬉しいですけど、手放しでは喜べない感じ」と言います。
それは守備のことがあるから?「はい。踏んでいかないといけない…」
過程?「そうですね」。ただ、そこまで初日に経験させてもらったのは
ありがたいことかもしれません。一気にここまでやれるとは?
「思っていませんでした」。やっぱり金本マジックかな。
「ほんと感謝ですね」。さすがに経験のない疲れだったと思われ、
センテンスが短め。そんな状態でこちらこそ感謝です。
ありがとうございました。

連日の初づくし、残るは…

1軍3日目の4月29日は自身のユニホーム『94』で臨んだDeNA戦、
初めてのスタメンです。しかもマスクをかぶってフル出場だったので、
2対1という接戦を制したあとの表情を見に行ってきました。
私ごとですが、1軍の試合後の囲み取材に参加したのは初めてです。
ベンチからの通路を出ると一気に表情を緩ませ、握手を求めてきた
原口選手。小さな声で「よかった〜」と言って右手を見せてくれました。
ピッチャーがサインを見やすいよう、右手の爪に蛍光色シール?
が貼ってあります。これも初体験でしょうね (この時は黄色。
ナゴヤドームでは白をつけていたような?)
29日は初スタメン。背番号『94』も、爪のシールもお披露目です。
取材では、おそらく人生初の緊張感だったかもしれない9回を
振り返っての質問。何度もミットを外して左手の汗を拭い、
ボールを投げ返す右手に土をつけていたのは「汗がすごいんで。
なるべくミットがぶれないようにと意識していた」からだと言います。
そして、この日の感想を「とてつもない喜びですね。
味わったことのないくらい」と表現しました。

「9回までマスクってのが少ない中、1軍の試合でかぶって勝てた。
いいスタートになりました。こんなしびれる試合、1軍でも
なかなかないので、こういう機会にかぶらせてもらって充実
していました」。鳴尾浜の倍はいるであろう記者陣に囲まれても堂々と、
しっかりとした声で話す横顔に満足感が漂っていました。
なおヒーローインタビューを受けた岩貞投手と陽川選手は同級生。
原口選手もお立ち台、狙っているみたいですよ。

4月30日のDeNA戦もスタメンマスクで、藤川投手とのバッテリー。
この日の初は盗塁を2つ刺したことでした。5月1日は代打で出て
初マルチ!毎試合、何かの“初”を積みかさねています。
残るはタイムリーとホームランくらいですかね。それと、
代打出場の際もそのまま引っ込まないで、必ず最後まで
キャッチャーとして出て試合を締めくくっていることが
嬉しいでしょうね。

「アイツはすごい!」と森田一成さん

何度となく訪れた試練を克服し、常に前を向き続けた強さ。
とはいえ、休まず努力し続けてもかなわない現実に、
立ち止まりたいと思ったこともあるはずです。見ていたこちらも
「まだ足りないのか。これ以上どう頑張れというのか」
と感じるほどでしたから。だけど、そんな心の揺らぎは一瞬。
すぐに「でも頑張りますよ!」と気持ちを立て直すと、
目に輝きが戻ります。
2014年9月、誰もいなくなってから外野の芝生でストレッチ。
腰を痛めてからの大事な習慣。もう二度と苦しまないために。
逆境の時に加え、たとえば満塁ホームランを打った時や
連続試合安打中も、ことし安芸から宜野座キャンプへ“初昇格”
した時も必ず出てきた「これからです。頑張ります」。
このたび支配下登録され1軍に行く時も「まだまだこれからです。
頑張ってきます!」と言っていました。それで本当に頑張るから、
原口文仁って人はすごい。

入団時からよく知る平田1軍チーフ兼守備走塁コーチは
「いまどき珍しい好青年だよ。娘がいたら嫁にやりたいくらい」
と事あるごとに褒め称えていました。支配下登録された日も
「よかったなあ!何より一番は彼の人間性だね。野球に対して
真摯に取り組む姿勢。ゴメスよりもずっと上だよ」と、
最後はたまたま通りかかったゴメス選手を話に盛り込むという、
平田コーチならではの技です。あ、ゴメス選手は何のことか
さっぱりわからずに去っていきましたけど。

そして阪神在籍時に原口選手を可愛がってくれた森田一成さんも、
本当に喜んでいました。「LINE来てた!嬉しい!新井さんも!」。
広島・新井貴弘選手の2000本安打も一緒に嬉しかったんですね。
そして「誰が見てもわかるくらい力みまくるんじゃろうな〜、ふみ!」
と森田さんの笑い顔が目に浮かぶような文章。それが、あまり緊張は
見えなかったんですよね。ただ室内練習場で、捕って素早く
強く投げ返すという動きをやっていた時、相手の原田打撃投手から
「どんどん前へ来てる」と指摘されていたので、少しは
舞い上がっていたんでしょうか?

森田一成さんは「でも、アイツはすごいよ!」と話を続けます。

どこがすごい?

「諦めないところ、不器用なところ。新井さんみたい」

そして「周りが応援したくなるようなところ」

だそうです。「後悔だけはしないようにやってほしい」とのこと。
そういえば4日後の5月1日、試合後の金本監督も同じく
「応援したくなる選手だよね」と言っていました。
そう思わせる “ひたむきさ” が原口選手にはあります。

おばあちゃん似のしっかり者

26日の夜10時すぎにかかってきた電話では「支配下登録されて
1軍に行きます」というものだったと、原口選手の父・秀一さんは
おっしゃいました。「みんな喜びました。そばに母親も、
おばあちゃんもいて」。でも支配下から育成選手になって
4年目っていうのは過去にないことで。長く感じられたのでは?
と尋ねると「ちょっと時間はかかりましたが、今思えば大学を
出て2年を過ごしたのと同じくらいですから」とお父さん。
なるほど。大卒3年目と思えばいいんですね。

これまで何度か故障に泣いて、遠く離れたご家族はさぞ心配も
されたと思います。そんな時に相談を受けたりは?
「緊迫感はありました。本人はあまり話さないですけど。
自分の選んだ道だから地道にやるしかない。結果を出すしかないけど、
出そうと思って出るもんじゃないから一歩ずつ自分で進んでいくしかない。
そんなふうに考えていたんじゃないでしょうか」

本当にしっかりした息子さんで。「おばあちゃん似ですね。
芯がしっかりしていて、曲がったことが大嫌いで。
私の方がいいかげん(笑)」。いえいえ、お父さんとお母さんの
おかげですよ。真面目で一生懸命で。「ことしは沖縄キャンプにも
連れていってもらい、1軍のオープン戦まで出してもらって、
そのうえ…。ありがたいことですねえ」。原口選手が感謝を
忘れないのも、やっぱりお父さん似です。

「よかったね。頑張って、頑張って、頑張ってほしいです。
1軍でやるしかないといつも言っていましたから。私たちは
何もしてやれないけど、家族揃って、気持ちだけはみんな一緒に
応援します」とお父さん。妹・美佳さんも初ヒットの瞬間は
「家族みんなで叫んでいました!」と大喜び。そんな原口家
ではこのたび、すべての試合中継が見られるようCSテレビの
チャンネルも追加されたとか。生観戦は関東遠征まで我慢だそうです。

なお巨人戦で放った初ヒットの記念ボールについて聞いたら
「当分は僕が保管します」と原口選手。保管って(笑)。
行き先が決まったら、また教えてください。と、ご家族の
お話のあとで書いたら他へは渡しづらいですよね。
軽くプレッシャーをかけてみました。はい。

怠らない準備とケアが原動力

1軍6日目の5月2日は休養&移動日。阪神鳴尾浜球場では名古屋遠征前
の江越選手や横田選手ら寮生が自主練習をしました。掛布監督の姿も
ありましたね。原口選手は寮内でストレッチをしたあと、
午後0時40分に外へ出てきて室内練習場へ。バッティングをするの?
と聞いたら「というか、感覚を忘れないためです。1日空けるより
少しだけでも。なまらないように20球だけ打ってきます」という返事。
休みの2日、ストレッチをした後、軽くバッティングをするため
出てきた原口選手。休みの2日、ストレッチをした後、
軽くバッティングをするため出てきた原口選手。
数分後、帰り支度で出てきて打球音に気づいた掛布監督から
「誰が打ってんの?」と聞かれたので「そりゃもうお分かりのように…」
と答えたところ「原口?」と一発正解でした。そして「ほんとに?え、
名古屋へ行かないの?」と室内へ入り、すぐに出てくると
「うちのビシエド」と笑いながら帰途に。あとで出てきた
原口選手は「20球のつもりが30球になって、監督が来られたんで
31球にしました」とニコニコ。監督からは「打ちすぎるなよ」
と言われたそうです。

ここまで疲れは?「ないです」と答えながら「こんなのが出来ました」
と下唇をめくります。あらまあ見事な口内炎!そりゃ紛れもなく
疲れていますよ。目を酷使したり、肩が凝ったり。
「これって大丈夫ですよね?」。大丈夫。体の疲れが取れれば
治るから。ビタミンも必要かな。「そうなんですか?よかったぁ」。
そんなに心配していたんですか。もしかして初めて出来た?
健康なんですねえ。

ファームで1試合フル出場する倍も3倍も疲労感があると思います。
それが蓄積して腰痛につながったら怖いし、何が何でも避けたいのは
ケガですね。「はい!トレーナーさんに、ちゃんとやっていただいて。
ありがたいです」。もちろん自分自身でケアしているでしょうし、
ナゴヤへの移動日だったこの日も午前中にしっかりストレッチを
したとか。キャンプ中に言っていました。

「野球をやっていく以上、準備とケアは続けていかないといけない。
それは普通のこと。当たり前のこと」

「夢のようだけど夢のように思わず」

きのう3日はナゴヤドームでの中日戦で原口選手は藤浪投手と
初バッテリーを組み、3度目の先発出場。この3連戦に向けては、
とにかく「ビシエドのことで頭がいっぱい」だった様子です。
スポニチ紙面に出ていた『ビシエド対策』の記事を写真に撮って
保存もしていましたよ。試合の映像は見ていないと記者陣の質問に
応えていたんですけど、原口選手に限ってそれはありませんね。
寝る時間を削ってでも研究と準備はしたと思います。

その結果、インコース低めを攻めてビシエド選手を4打数ノーヒット
(陽川選手、北條選手に素晴らしい守備も!) に抑えたことは
収穫でしょう。藤浪投手の速球をがっしりと受け止めて、
盗塁も1つ刺し、一時は同点に追いつく犠飛も放って、
ここまで出た6試合すべてで関西のスポーツ新聞の記事になりました。
そんな1週間を振り返って、今どんな気持ちですか?

「夢のようだけど、夢のように思わないで、今をしっかり」

ただ待っていたわけではなく、考えて努力して諦めずに戦ってきた証。
もう夢じゃなくて、自分の居場所ですからね。
そこで誰よりも輝いてください。

すると続けて「ほんと、ガツガツいけるように!」とつけ加えました。
この“ガツガツ”という言葉を裏づける話がまだあるのですが、
それはまたの機会に。そうそう、練習の虫・原口選手のことだから、
もしかして1軍でも試合後に練習しているのではないかと
聞いてみたら…「してません!死んじゃいます」という返事でした。
さすがにね。口内炎、早く治りますように。

  • 2016.05.02 Monday

中谷選手がランニングホームラン!/ ドラフト2位の坂本選手、公式戦初出場《阪神ファーム》

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ゴールデンウィークに入る前から、阪神甲子園球場は
ヤングタイガースの奮闘に沸いています。4月27日は、
支配下選手に復帰した原口文仁選手が、その日に1軍昇格という
ビッグサプライズ!そこから初マスクに初安打で、翌日は初打点の犠飛、
さらに3日目はスタメンマスクをかぶって同級生の岩貞投手をリード。
これまた同級生の陽川選手がプロ第1号を放って勝利を呼び込みました。

岩貞、陽川の同期コンビによるお立ち台に沸いたのが連休初日ですね。
いや〜陽川選手が大きな声でインタビューに答えていてビックリ!
普段は記者に囲まれた時に声が小さくて聞き取れないから大変で、
現にお立ち台直後の囲み取材でも記者陣は耳を伸ばして
(いるかと思うくらい)必死だったんですよ。やったらできるんですねえ。
「最高で〜す!」を、次は平地でもお願いします。

そして、きのう30日に原口選手は藤川投手ともバッテリーを組みました。
わずか3日ですっかり名前を覚えてもらえたかも。本人の思惑通り
『82 YAMADA』のユニホームが一役買ったはずですよ。
それにしても何だか、“とっても鳴尾浜なスタメン”
が続いています。きょう1日は板山選手が初ヒットとなる
タイムリーを放ちました!小虎ファンの皆さまも連日、
ワクワクしていらっしゃるでしょう。

そのため、小虎と呼んでは失礼な顔ぶれもファームの試合では
並んでしまうわけで。でも中堅どころの選手たちも必死のパッチで
頑張っていますよ!このゴールデンウィークは29日から
神戸サブでオリックス3連戦、3日からは甲子園で広島3連戦です。
きょうは29日と30日に行われたウエスタン・オリックス戦緒結果
を合わせて書かせていただきました。まず29日、
へイグ選手と中谷選手に1号ホームランが出た試合です。

【6回の本塁打2本で決着!】


《ウエスタン公式戦》4月29日

オリックス−阪神 6回戦 (神戸第二)

阪神 010 013 000 = 5

オリ 000 001 200 = 3 

◆バッテリー

【阪神】横山-○守屋(2勝)-福原-青柳-山本-田面-S筒井(1勝1S) / 梅野

【オリ】●海田(4敗)(6回)-角屋(1回)-小松(1回)-大山(1回) / 若月

◆本塁打 へイグ1号ソロ、中谷1号2ラン(海田)、鈴木昂1号ソロ(青柳)

◆三塁打 中谷

◆二塁打 奥浪、ブランコ、園部

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]中:俊介  (5-2-0 / 0-0 / 0 / 0) .338

2]左:緒方  (4-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .279

3]三:へイグ (4-1-1 / 0-0 / 0 / 0) .250

〃遊:植田  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .111

4]二:上本  (4-2-0 / 1-0 / 1 / 0) .283

5]捕:梅野  (4-2-0 / 1-0 / 1 / 0) .234

6]右:中谷  (4-2-2 / 1-0 / 0 / 0) .264

7]指:鶴岡  (2-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .222

〃打指:柴田 (2-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .192

8]遊:森越  (1-0-0 / 0-1 / 0 / 2) .192

〃遊三:坂  (2-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .174

9]一:荒木  (3-0-1 / 0-0 / 0 / 0) .167

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

横山  3回 32球 (3-1-0 / 0-0 / 3.38) 143

守屋  2回 28球 (1-2-0 / 0-0 / 1.80) 142

福原  1回 21球 (3-0-0 / 1-1 / 9.00) 139

青柳  1回 30球 (3-1-1 / 2-1 / 3.93) 139

山本 0.1回 2球 (0-0-0 / 0-0 / 1.23) ―

田面 0.2回 9球 (0-0-0 / 0-0 / 7.00) 144

筒井  1回 31球 (1-1-2 / 0-0 / 4.22) 143

<試合経過

阪神は2回、上本と梅野が連打し、中谷の遊ゴロ併殺の間に1点先制。
5回には先頭の中谷が左越え三塁打を放ち、1死一、三塁となったあと
荒木が中犠飛。そして6回、1死からヘイグが1号ソロ、梅野の左前打や
盗塁などで1死二塁とし、中谷の打球はレフトオーバー!
これでがランニングホームランとなって2点追加。

一方、先発・横山はヒットや味方のエラーがあったものの3回を0点に抑え、
次も守屋も2回を無失点。6回は福原が登板して奥浪とブランコの
連続二塁打で1点を失う。ついで青柳が7回、先頭の鈴木昂にソロ、
大城の右前打などで1死二塁となり、園部のタイムリー二塁打で2失点。
山本、田面で1イニングを3人で片づけ、9回は筒井が1安打2四球で
2死満塁のピンチを作りながら反撃を断った。

横山の次回登板は1軍?

横山投手は、立ち上がりからリズムよく投げていたようですね、
と話を振られ「3イニングの中で課題もあるし、いろいろ出た。
ずっと1軍を経験している梅野さんなので、いろいろ言われました。
そこはしっかりやっていきたい」と答えました。課題とは?
「ピンチの時に初球がちょっと逆球で…。奥浪に三塁線へ打たれた。
初球はボールでいいくらい、コースへいくならキッチリ投げないと。
腕を振ったつもりが引っかけて中へ入ってしまった」

3回2死一、三塁で迎えた4番・奥浪選手への初球のことでしょう。
ファウルでしたし、結果はカウント1-1からの3球目で右邪飛
(中谷選手の素晴らしいスライディングキャッチ!)に打ち取っていますが、
横山投手いわく「あれはちょっと危なかった」と振り返る
初球の入りだったようです。「状態はよくなってきて、
ブルペンでもできてきました。そこは試合で出していきたい」

1軍については「常に目標にしてやっていて、(ファームは)
そこで投げるための場所だと思っているんで。常に見ていますし、
上がれたらいいピッチングをするためにどうしたらいいかを
考えています」と横山投手。ようやくここまで来ましたね。
「リハビリは長かったですけど、実戦で投げるところまで来られた。
しっかり継続して、技術も固めていければ!」。言葉尻にも
一層力がこもってきたように感じます。

なお久保投手コーチは、3回3安打無失点で交代した点を
「最初から3回の予定」と説明。とはいえ、1軍先発枠を埋める可能性も
十分に感じられるイニング数ですね。投球内容を振り返って、
久保コーチは「だいぶ進んできましたよ。グッと力を入れた時に、
自分のボールを投げられている。だいぶいくようになった」
と話しています。

青柳「知っている人に打たれた…」

浮かない表情で引き揚げてきた青柳投手にも聞きました。こんな日も
取材して申し訳ない。「梅野さんが外の真っすぐを要求しているのに
打ちに入ってしまって。ずっと抜けているんです。
この前の関メディ戦(27日)でも。それが直せていない。
体が開いていると僕は思っているけど、久保コーチには
『回りきれなくて手で投げているから』と言われました。
きょうはVTRを見て、ちゃんとフォームチャックを
やんないといけませんね」

それから「知っている人に打たれたのが悔しい」と青柳投手は言います。
先頭で1号ソロを打った鈴木昂平選手は、同じルーキーですが
社会人からなので年は2つ上。「東海大で4年の時に、
僕は(帝京大)2年でした。何度も対戦しているんですけど、
大学の時はあまり打たれていなかったんじゃないかなあ。
オリックスで唯一知っている人ですよ。その人に打たれた」。
よほど悔しかったんでしょう。このお返しは1軍の交流戦で!

山本投手は8回に登板。小島選手を変化球で二直に仕留め、
田面投手と交代しました。「ヒジも治ってまったく痛くないので、
それだけに投げたいですねえ、もっと」。確かに2球で
終わっちゃったんですもんね。「左はずっと抑えていますよ。
ワンポイントだから失投できないとわかっていて、その中で
投げられたのもあるし」。翌30日も7回、金田投手が2死から
連打されたピンチに登板し、今度は堤選手を7球で三ゴロに
打ち取りました。

30日は最速140キロが出ていて「練習メニューで体幹を
ここ数日やっていて、自然と力が乗ったのかなと思います。
肩の張りもないですし」とのこと。連投もこなし、
ヒジは大丈夫だとアピールもできた山本投手。まず中継ぎで
結果を出して、ゆくゆくは先発で使ってもらえたらという
思いはあるでしょう。昨年のように、どんなタイミングで
その役目が回ってくるかわかりませんからね。

小学生以来のランニングホームラン!

三塁打とランニングホームランの中谷選手。27日の交流試合
・関メディ戦(鳴尾浜)で3打席連続ホームランを放つなど、
彼らしい打撃が出始めました。掛布監督が「一からやろう」
と決めて遠征中も鳴尾浜に残し、そうやって打ち込んだ成果が
表れてきたのでしょう。「今はいい感じで出来ているので、
これを維持してやっていきたいです」。調子が戻ってきたねと
言うと「よかったです!」と笑顔がこぼれました。。

ただし掛布監督は「徐々に上がってきていると思うので、
そんな焦らずに時間をかけて。高山や横田に取って代われる?
まだ1軍へ行けるレベルじゃないよ。いい時と悪い時の差が
激しすぎるね。もうちょっと時間をかけてもいいかな」
と現状を話しています。でも、いつか必ず呼ばれるはず。
巻き返しを期待していますよ。

ところでランニングホームランって?「初めてです」。
プロ入り前は?「小学生のころはありますよ」。ですよね〜。
一生懸命走っている将大少年の姿は安易に想像できます。
これが今季公式戦1号。昨年も同じ時期、4月28日のオリックス戦
(鳴尾浜)で1号3ラン、2号3ランを2打席連続で井川投手から放ち
「1試合で2本打つことも人生初!」と話していましたっけ。

また3回に中前打、7回に左前打の俊介選手は、マルチですねと
言ったら、なぜか口を尖がらせました。え、なんで…。
「3本打ちたかったのに〜」。あ、それは失礼。
「2本しか打ってない。なーんて(笑)」。冗談だったみたいです。

【ドラ2・坂本が公式戦デビュー】


《ウエスタン公式戦》4月30日

オリックス−阪神 7回戦 (神戸第二)

阪神 300 300 000 = 6

オリ 001 100 000 = 2 

◆バッテリー

【阪神】○秋山(2勝)-金田-山本-桑原-鶴 / 坂本

【オリ】●鈴木優(3敗3敗)(5回)-比嘉(1回)-赤間(2回)-森本(1回) / 若月

◆二塁打 坂、中谷、堤

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]左中:緒方 (5-2-0 / 3-0 / 0 / 0) .292

2]右左:柴田 (5-1-2 / 1-0 / 0 / 0) .221

3]一:坂   (4-1-1 / 0-1 / 0 / 0) .178

4]指:上本  (4-2-0 / 1-1 / 0 / 0) .297

5]中右:中谷 (4-1-1 / 1-1 / 0 / 0) .235

6]二:西田  (3-2-1 / 1-0 / 0 / 0) .222

7]三:森越  (2-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .185

8]捕:坂本  (4-1-1 / 1-0 / 0 / 0) .250

9]遊:植田  (3-0-0 / 2-1 / 0 / 0) .095

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

秋山  6回 72球 (5-5-1 / 2-2 / 3.86) 140

金田 0.2回 16球 (2-1-0 / 0-0 / 0.00) 147

山本 0.1回 7球 (0-0-0 / 0-0 / 1.17) 142

桑原  1回 7球 (0-0-0 / 0-0 / 0.00) 142

鶴   1回 17球 (2-1-0 / 0-0 / 0.00) 143

<試合経過>
1回の攻撃は緒方の右前打などで1死二塁として坂がタイムリー二塁打、
上本の左前打に続き中谷が右中間へのタイムリー二塁打、さらに
西田の左犠飛で計3点を先取。先発の秋山が3回に1点を返されるも、
4回には中谷の四球から西田の右前打、森越の犠打で1死二、三塁
として坂本が中前タイムリー。植田の四球などで2死一、二塁となり
柴田が右前タイムリー!これで2人生還。その裏にもう1点返され、
6対2のまま試合が進む。

4回以降、阪神打線は3安打と3四球とチャンスを作りながら追加点なし。
一方のリリーフ陣は7回に金田が2死を取ってから連打され、
代わった山本が2死一、三塁のピンチを切り抜けた。
8回の桑原は三者凡退。9回は鶴が2本のヒットを許したものの
0点に抑えてゲームセット。

もっと投げたいアピール?秋山

秋山投手は6回で72球、5安打2失点。奪った三振5つがすべて
見逃しですね。「ストライクゾーンが広かったので、有効に使いました」。
なるほど。真っすぐがコーナーに決まっていたのでは?「しばらく、
真っすぐに関してはストレスを感じながら、違和感を覚えながら
投げていたんです。でも、この1週間でいろいろ気づいて、
きょうはしっかり修正できた」。違和感というのは
「腕が振れないとか強い球がいかないとか、いろいろ」だそうで、
それがクリアできて「いい方向に向かっていくと思います」とのこと。

球数が少なかったですね。「もっと投げたいアピールはしたんですけど」
と苦笑いでした。この点は掛布監督が「5回、6回と三者凡退で、
もう1回見たいねというところで終えてる。2点取られたけど、
いいピッチングだった。でも投げなきゃいけない人とかいて、
ちょっとピッチャー陣が“渋滞”してるんで。きょうの球数なら
8回くらいはいけたねえ」と説明。1軍に関しては「いま横山が
いく形になってるから、こっちでイニング増やして、かな」
と掛布監督。

最後に、坂本選手のことを聞かれた秋山投手は「3日前に組むと
わかって、それくらいから緊張していたのは感じましたね。
きょうも試合前は必要以上に話しかけてきたし(笑)。
ゲームに入ると僕の調子とかを感じながら、けっこう強気に
リードしてくれたかな」と振り返っています。

坂本「プレーできることが嬉しい」

初めての公式戦にフル出場して勝利、初安打と初打点も記録した
坂本選手は、一番最後にロッカーを出てきました。
「緊張しているつもりはなかったんですけど、みんなにそう言われて。
でも試合に入ったら、まあまあ思ったようにできたかなと」。
秋山投手は3日前から緊張が見えたそうですよ。
「そう思われるってことは、まだまだですねえ」と苦笑。
そして「ピッチャーに気を使わせるのはよくないので、
できるだけ使わせないようにしたい」と真剣な顔です。

1試合フルでマスクをかぶったことには「なかなかないので、
久しぶりの感じはしました。こうやってプレーできることが
楽しいです」との感想。試合を振り返って「やっとここまで
来たんですけど、足りないものもたくさんあるので。
コミュニケーションもそうですし、自分の思いを伝えて、
ピッチャーの思いも伝えてもらって」と話しました。
バッティングは?「毎日、掛布監督やコーチに
気にかけていただいているので、それが試合で
形になってよかったと思います」

坂本選手の“デビュー”に当たり、掛布監督は
「緊張したようだけど、9回守りきって大きなミスはなく、
非常に落ち着いて無難にゲームを組み立ててくれた。
初めてにしては上々じゃないですか」と合格点。
山田バッテリーコーチも「まあこれくらいできると我々も
思っていますし、慌てることなくいけた。
(左わき腹筋挫傷の)リハビリ中も、いっぱい球を受けたり、
キャッチング練習もしていたからね」とのことでした。

「あとスローイングがどんな感じか見てみたい。
ワンバウンドの処理も」と山田コーチ。やはり緊張のせいか、
あまり言葉が出なかったと分析しながらも「ベンチでは
コミュニケーションを取っていたし、よかったですよ。
上で原口を使ってくれているから『自分もいける』と思えたでしょう。
少し遅れたけど、その間に基礎体力をつけたし試合も
ずっと見ていたし。もっともっとレベルを上げていけば」
と期待のこもった言葉です。

  • 2016.04.27 Wednesday

一二三慎太選手がBCリーグで全試合出場、打率3割超えと奮闘中!《阪神ファーム》

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先週末、ルートインBCリーグの観戦に福井へ行ってきました。
23日が福井フェニックススタジアム(福井市)のナイター、
24日は丹南総合公園野球場(越前市)のデーゲームで、どちらも
福井ミラクルエレファンツと石川ミリオンスターズの対戦。
3月末から石川に派遣されている阪神タイガース・一二三慎太選手(23)
の様子を見ること、そして福井には阪神フロントからバッテリーコーチ
として藤井彰人さん(39)も派遣中だったので、このカードにした次第です。
丹南総合公園野球場。入口横には越前そばの出店があり、選手たちにも
人気でした。丹南総合公園野球場。入口横には越前そばの出店があり、
選手たちにも人気でした。越前市といえば阪神・山本翔也投手の地元。
イベント参加時のサインが飾られています。
その報告の前にお知らせを!昨年に続いて、ことしも阪神ファームは
北陸へ遠征してルートインBCリーグと試合を行います。既に先方の
公式サイトで日程が出ているため、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。
昨年はBCリーグ開幕カードでの対戦で4月11日に富山、
翌12日に福井の1試合ずつでした。ことしは5月28日に
富山GRNサンダーバーズ(ボールパーク高岡 14時〜)、
29日に福井(フェニスタ 13時〜)となっています。ただ、
この遠征で一二三選手がいる石川との対戦はなし。ちょっと残念ですね。

では一二三選手の奮闘ぶりをお伝えしましょう。3月28日に
福井入りして翌29日にチーム合流、と思ったら早速オープン戦に出場!
いきなり挨拶代わりの二塁打を放ちました。その後も結構ヒットが
出ていて、BCリーグ5試合に大学との1試合を加え、計6試合の
オープン戦で本人いわく「詳しくはわからないですけど、
3割は打っていました」とのこと。公式戦が開幕してからも
順調のようです。

まず23日の試合結果と経過、コメントをご紹介しましょう。

【1試合目は石川の逃げ切り】


福井−石川

(23日 18:31〜 フェニスタ)

石川 330 000 000 = 6

福井 000 320 000 = 5

<経過>

石川が1回に4安打で3点(3番・シリアコのタイムリーと5番・仁藤の
2点タイムリー二塁打)、2回にも3点(1番・坂本のタイムリー三塁打、
2番・三家のタイムリー、シリアコのタイムリー二塁打)で大量リード。
しかし福井は4回、2四球と3安打で3点(5番・浜崎の2点タイムリー、
8番・荒道のタイムリー)と反撃!5回にも2点(4番・大松の三ゴロでエラー、
浜崎の中前タイムリー)を返し1点差に。石川は3回以降、2安打と
2四球の走者のみで追加点がなかったものの、リリーフ陣が6回から
無安打に抑えて逃げきった。

一二三選手は6番・レフトで先発出場しています。1回は3点が入ったあと、
なおも1死二塁でフルカウントから空振り三振。3回は先頭で二ゴロ。
5回は1死一塁で投ゴロ併殺打。8回は2死ランナーなしでカウント1-2から
の5球目で空振り三振という内容です。9回裏の守備は交代しました。

4打数0安打という結果で、試合前は.333あった打率が下がってしまった
一二三選手。いや〜これは私が疫病神かもなあと思いながら顔を
合わせると、ニヤリと笑って言いました。「きょう打てんかったのは、
おかもっさんのせいですよ〜!」と予想通りの反応。実は先日の
社会人野球でも、観戦に行った日は野原選手と阪口選手が打てなかったし
…と伝えたら「マジっすか?ほら、やっぱりそうや!」と笑います。
言葉通り、気持ちいいくらいのフルスイングを見せてくれました。
そのあと真顔になり「いや、ほんまにきょうは合わんかったですね。
でもしっかり振れたから。あした打ちますよ!」とうなずきました。
確かに、力のこもったスイングだった。あしたも変わらずフルスイングで?
「はい!振ります!」。ところで打席に立つ時、スタンドで
「ひふーみしんたー」と応援歌?のようなものをやってもらっているのは
聞こえてる?「いや、ちゃんとは…。名前を呼ばれているってのは
わかりますけど」。打席に集中しているのでしょう。

また、この日の先発は一二三選手と同い年の安江嘉純投手でした。
のちほどまた話をご紹介しますが、試合後のコメントを少し。
3回まで1安打無失点と好投しながら4回1死から制球が乱れて
計6安打4四球5失点。「そうなんですよ、4回に1アウトを取ってから
急に。僕も何が何だか分からなくなって…。連続フォアボールなんて
経験ないかも」
23日に先発した石川の安江投手。23日に先発した石川の安江投手。
何だったんでしょう?急にだからビックリしたと言うと「僕も急です」
と苦笑いの安江投手。「ストライクが全然入らなくて、
もう生きてる気がしなかった。生まれて初めての感覚でした」。
ほんと3回までとは別人のような。「ですよねえ。いや〜3回で36球
だったし、最後までいけるなと思ったら。でも逆に5回まで
よく投げられたと思います」。これがトラウマにならない?
「それは大丈夫です!」。安心しました。

【2試合目は福井の圧勝】


福井−石川

(24日 12:02〜 丹南)

石川 000 000 100 = 1

福井 103 403 00X =11

<経過>

2試合目は福井が圧倒して、このカード今季初勝利。1回に四球と盗塁、
捕手エラーで三塁へ進み二ゴロで1点。3回は先頭から三塁打とタイムリー、
2死後にタイムリー二塁打など3安打でもう2点。4回は2死から
連続四死球で3番・栗田がタイムリー(栗田は1回の二ゴロ、
3回の二塁打と合わせ3打席連続打点)、続く大松が3ラン!
さらに6回は3連続四死球で無死満塁とし、併殺で1点。
そして連続タイムリー。

計10安打と9四死球で11得点の福井に対し、石川打線は7回1死から
4番・宮澤が二塁打を放ち仁藤は四球、一二三の遊ゴロで
2死一、三塁となって続く宮本のタイムリーが出たが、
この1点のみ。散発5安打の完敗だった。
2回にチーム初ヒットとなる右前打を放ちました。
2回にチーム初ヒットとなる右前打を放ちました。
一二三選手は“公約”通り、2回2死ランナーなしの1打席目で
1ストライクからの2球目を右前打!5回は1死一塁でカウント1-2から
中飛。7回は経過でも書いたように1死一、二塁で遊ゴロ併殺崩れで
一塁に残っています。走者を三塁に進めたことでタイムリーに
つながりました。そして9回は2死ランナーなしの場面、ファウルで粘り
カウント2-2の8球目を打ってショートへの内野安打。
4打数2安打で通算打率を.314です。

「よかったー!見てる時に打てて(笑)」と試合後の一二三選手。
それはこちらの台詞です。ほんとの疫病神になってしまうところでした。
しかも4打数2安打。ただし本人は内容に苦笑いです。7回のチャンスは
自分でタイムリーを打ちたかったでしょうね。でもしっかり
フルスイングを見せてもらったし、三振はなかったし。
何より生き生きとした笑顔が印象に残りました。
石川の吉田えり投手。今季公式戦初登板でした。
それと石川は6回に吉田えり投手(24)が今季公式戦初登板。
1イニングを投げ、3連続を含む4四死球と連続タイムリーなどで
3点を失ったものの、最後は2死一、二塁で見逃し三振。帰りに、
シュートを投げていますか?と聞いてみたら「はい!わかりました?
ことしから投げているんです。きょうシュートがよかったですね。
次、頑張ります!」とのこと。石川に入って4年目、
ファンに大人気のナックル姫です。

渡辺監督、ほめすぎ?です。

昨季から石川ミリオンスターズを指揮するのは、もとロッテの
渡辺正人監督(37)。一二三選手について「タイガースを背負って
立つくらいの選手になれると思いますよ。それだけの潜在能力を
持っているし、甲子園を沸かせたスター性もある。これからの
キャリアのために少しでもサポートできればいいですね。
何かきっかけをつかんでほしい。タイガースもそのつもりで
送ってきたんだと思います。こっちに来てもプレッシャーは
あるでしょう。『あの一二三を見てやろう』とか『どう打つのかな』
とか、みんな注目するから。でも自分の野球をやるんだということを
徹底してくれればいいですね」と温かく、ありがたい言葉。
渡辺正人監督は「僕は阪神の能見、井川、浅井と同級生。筒井壮さん
の後輩」と。
さらに「長打を打てる。足が速い。肩も強い。右の柳田くらいに
なってほしいですねえ。左バッターが多い中、右で肩が強くて
足も速くて、ホームランも打てるって。ほんと、いけると思いますよ。
それにあのルックスですもん。人気出ないとおかしい」と、
あまりに大絶賛で私も照れてしまったほど。

課題はどこかと尋ねたら「変化球の対応かな〜」と予想通りの答えが
返ってきました。やはり右ピッチャーのスライダーですか。
「向こうでもそうだったしょう?スライダー、フォークね。合う、
合わないはあるかもしれないけど、ちょっと何とかしてあげたいなと
思っています。いいところを伸ばして。長所が伸びれば克服できるはず。
悪いとこを直さなきゃ、克服しなきゃと思いすぎると暗くなるから」

ことしから育成選手となり出場機会も少なかっただけに、石川へ来て
毎試合スタメンで打席に立てることが本当に嬉しいはずです。
「そうですよね。やっぱり試合に出ないと。この3ヶ月がアイツに
とって大きければ、僕らも励みになる。勇気をもらえる。だからこそ、
何とかしてあげたいと思っています!」と力強く言っていただきました。

すっかり溶け込んでいました!
続いて、23日に先発した安江嘉純(やすえ よしずみ)投手(23)。
試合後のコメントは先ほどご紹介しましたが、一二三選手は
「友だちの友だち。ええピッチャーですよ。プロ注!阪神に
入れてください」と絶賛。いや〜私にそんな力は…。あ、冗談ですね。
安江投手は愛知県出身で、中京高校から愛知学泉大学を経て
石川に入り2年目です。

友だちの友だちって?「高校の同級生が一二三と同じチーム
だったんですよ。ジュニアホークスでバッテリーを組んでたとか」。
なるほど。どこかでつながっているもんですねえ。「こっちに来て
一番最初にしゃべったのが僕じゃないかな」。顔は知っていた?
「向こうは知らないですよ。僕は知っていたけど。高校時代は
別世界の人みたいな存在でしたから。でもしゃべったら普通だった(笑)。
すごく話しやすい」

安江投手も、23日はリリーフ陣が1点のリードを守りきってくれて
リーグトップタイの3勝0敗となりました。奪三振19はリーグ2位タイ。
最速が151キロという楽しみな右腕です。ところで、チームメイト
となった一二三選手はどうですか?「大事なところで打ってくれますね!」。
それは嬉しい評価だけど、あの日は打てなくてごめんなさいね…。

また石川の納谷嶺太(なや りょうた)選手兼任コーチ(27)は、
おととし2月の安芸キャンプにスタッフとして参加していたので
顔なじみです。今はバッテリーコーチとの兼任、しかもケガで
練習生に移行した選手がいるためキャッチャーは1人っきり!
練習中はコーチだし、試合中はキャッチャーで全試合フル出場だし、
大変ですよねえ。ケガするわけにいかない。「この3連戦、無事に終わってよかった」とホッとしていました。
その納谷選手にも聞いてみたところ「一二三選手、頑張っていますよ。
野球に対する姿勢や、オンとオフの切り替えはさすが。練習中も
すごく熱心ですしね。試合は打席に入る前の準備もしっかり
できていると思います。バッティングはうちの選手の中で、
中心になってやっている。そういう姿勢を見習わないと。
とにかく野球が好きだというのが伝わってきます」とのこと。
その気持ち、いま再認識しているかもしれません。

ホワイトボードにアルファベットで書かれた外国人選手の名前を
尋ねたら一二三選手は「シリアコ!アウディ・シリアコ!」と
張り切ってフルネームを教えてくれました。それだけでなく
「ペレスの友だち。マテオとドリスも一緒やったって!」と。
せっかくプロフィールまで教えてもらったので、シリアコ選手本人に
聞いてみると「ペレース、マテーオ、ドリース。セイムチーム!」と
笑顔です。
ドリス投手が流行らせている「ムーチョいいね!」は、
うまく説明できなくて断念。でも「ブエナスノーチェスを
日本語で何というのか」と聞かれたので「こんばんは」だと伝えると、
嬉しそうに「コンバンワ!コンバンワ!」と繰り返していたシリアコ選手。
とっても人懐っこいですね。一二三選手ともムーチョ仲良しの様子でした。

1号ソロは“4番”で打ったもの

お待たせしました。ようやく一二三慎太選手(23)本人の話です。
3割は打っていたというオープン戦6試合に続き、
4月9日に開幕した公式戦の成績はこちら。

9試合すべてに先発出場 ※途中交代あり

(レフト5試合、ライト2試合、DH2試合)

35打数 11安打 5打点 打率.314

本塁打1 三振6 四球2 盗塁1

打率.314はチーム3位で、全試合出場選手の中ではトップです。
「ストライクゾーンがばらばらなんで、初球に甘い球が来たら
振っとかんとストライクって。だからとにかく振る。監督は
『ガンガン初球からいってくれ。それでいい。三振しても構わん』
って言われてます。でも三振は少ないんですよ」。そうですね、
一二三選手と同じくらいか少ない打数で、2ケタ三振している選手はいます。

「野球をする分には、何ら変わりない」と言い切る一二三選手。ただ
「練習もフリーバッティングも、自分で考えてやっていますね。
自分の状態をみて、試合のための準備を自分ですればいいので。
決められたことをやるんじゃなくて、決まっていない。だから
自分自身で考えてやるんです」。きょうの自分には何が必要か、
何をしておきたいかを考えるところから始まる練習。それは自身に
責任を持つことにつながるかもしれません。

4番を打っていましたね。「いやいや、あれは4番がインフルやったんで。
その間だけですよ」と苦笑い。あ、それで。つまり4番を打つ
宮澤和希選手(23)がインフルエンザで欠場していた4月15日から18日までの、
3試合だけ限定の4番だったようです。「でも、その時にホームランを
打ったんすよ!」。ほら、ちょっとだけドヤ顔してる(笑)。
4番になって2試合目、16日の武蔵ヒートベアーズ戦で放った1号ソロです。
悔しいのは、これが今季チーム初の負け試合だったことでしょう。

「来てよかった。来て正解」

そのあと「大変なのはバス移動。やばいっすよ!このまえジャイアンツ
球場へバスで行った」と目を見開きます。あらま、東京もバスで
往復なんですか。もちろん福島や群馬、茨城もバスで行きますもんね。
「ゲームしてるよりバスの方が長い(笑)」。しかもジャイアンツ球場
の巨人戦って1試合だけだったから余計に。なお、この試合は
2時間49分でした。お疲れ様です。まあバス移動に関しては
トラヴィス投手も苦労したと言っていましたっけ。長い手足で。
試合が始まる時の円陣にも、もう3年くらい一緒にやっているような
自然さで参加。試合が始まる時の円陣にも、もう3年くらい一緒に
やっているような自然さで参加。
バスやばいっすよ!と言った顔があまりに真剣で、こりゃ久々の
一二三語録が出てくるかと思ったんですけど「でもそれだけ。他は何も。
体重も減ってないし、トレーニングもちゃんとできてるから問題ない
ですよ」と意外にサバサバしていました。食事は?「作ってません。
ナイターのあとは、ほか弁とかになるけど、他は外食でちゃんと食べてる。
みんなとメシ行ったりもします」

プロに入って6年目ともなれば、環境の違いに戸惑っているんじゃないかと
心配したんですが、思いのほか順応性は高そうで問題ないですね。
というよりは…ことしから育成契約になり、どうしても出場機会が
減ってしまう現状。たとえば3試合ぶりに代打で立った打席で三振して
戻る姿は見ていて辛かった。でも石川では、在籍選手との兼ね合いも
ある中で全試合に出場させてもらい、結果につながっています。
そのうえ「頼りになる」とまで言ってもらって。

一二三選手は「出る機会が多いのはほんまに有難いと思います。
来てよかった。来て正解ですね」と繰り返しました。野球が今とても
楽しい。本当に野球が好き。そんな気持ちが青いユニホームから
溢れています。この先の目標を聞いたら

「ホームラン、ほしいっすねえ!」

と言ってニヤリ。ええ顔、いただきました。

田面投手の支配下復帰をみんなが祝福

今度は福井ミラクルエレファンツの皆さん。昨年は田面巧二郎投手と
トラヴィス投手が派遣されていたので、2度お邪魔しました。
まずはその件ですね。もと阪神ファーム監督でもある吉竹春樹監督(55)は
「田面、よかったねえ!連絡あったよ。嬉しいね。こっちにいる間に
20イニングと目標を立てて、それを投げさせた。真っすぐが(制球できず)
投げられないと。だから、まずカットボールを投げてみようという
試みだった」と1年前を振り返ります。そして「トラヴィスはどうしてる?
頑張ってほしいなあ」とも。

「カットボールを投げさせて、それからストレート」という取り組みは、
福井の荘勝男ピッチングコーチ(57)が担当してくれたようですね。
だから荘コーチも、田面投手の支配下復帰を聞いて自分のことのように
メチャクチャ喜んでおられたと聞きました。もちろん約3ヶ月では
あったけれど、一緒に過ごしたチームメイトの皆さんもしかりです。
その中で、この記事にいつも登場していただく藤野剛志投手(27)は
「支配下に戻ることを知ったけど、僕からはすぐ連絡しませんでした。
メールとかいっぱい来て大変かなと思って。そしたら翌日、
巧二郎から連絡をくれたんですよ!わざわざ『藤野さん、やりました』
って。やっぱりええヤツですね。ほんま嬉しいですわ」と涙ぐみそうな
勢いで祝福します。有難いことですね。

藤野投手はことし、阪神の宜野座キャンプにバッティングピッチャー
として参加しました。「鳥谷さんとかレギュラーの選手がものすごく
基本を大事に、ものすごく練習をされているのに驚いた」
とかなり刺激を受けた様子です。それと「ティーバッティングを
手伝っていた時に原口選手が『藤野さん、お願いします』と
名前を呼んでくれたんです!まだ彼が宜野座に来て2日目かそこらで。
こういう選手がいるんや〜って感激しました」とのこと。原口選手も
覚えていて「はい、藤野さんですね!お世話になりました」と
言っています。多分、お互いに“そういう選手”なんですよ。
礼儀正しくて。

藤井コーチは大忙しです!

お待たせしました。2月末から福井に派遣中の藤井彰人バッテリーコーチ
の話です。吉竹監督は「バッテリーコーチという肩書ですが、
野手全般を見てくれていますよ。あとピッチャーは、ピッチング
コーチが2人いるので少しだけ」と説明。藤井コーチも「ピッチングや
バッティングってのは見てないですよ。主にバッテリーですね」
と話しています。それにしても練習中は忙しい!さっきノックして
いたと思ったら、今度はバッティングピッチャー。

「めっちゃ忙しいです!やれることはみんなやりますよ」と言いながら、
何だか楽しそうなんですけど。ホームゲームの終了後には監督、コーチ、
選手が全員並んでお客様を見送りますが、そこにもちゃんと藤井コーチも
並んでいました。とはいえ半歩下がって、うまーく選手と選手の谷間に
隠れようとしているような(笑)。恥ずかしいんですかね。


食事はどうしていますか?「お惣菜を買ってますね。野菜を食べるのには
その方がいいかなと」。なるほど、さすが。単身赴任なので時々は
自宅に帰っているとのこと。このお休みも家族と会ってエネルギーを
補給したかもしれません。また、これから頑張ってください!

また福井には、ことしオリックスから戸田亮投手(27)が派遣されています。
24日の試合で7回1イニングを投げ、死球が1つあったものの0点に抑えました。
実は23日、お互いにどこかで見たことがあると思いながら確信を得られず、
翌日になって「神戸サブでお会いしていますよね?」「やっぱりそうですよね」「あとはフェニックスリーグとか?」「そうですね」と挨拶をした次第です(笑)。
オリックスから福井に派遣中の戸田亮投手。オリックスから福井に派遣中の戸田亮投手。
戸田投手といえば真っすぐよりも速い152キロのツーシームが印象的ですが「今は腕を下げたので…」と苦笑い。この日の最速は142キロながら、それ以上に感じました。若い選手たちも食い入るように見ていますね。戸田投手も逆に、その必死さや貪欲さが刺激になるでしょう。

次は巨人3軍と対戦する石川

最後に、4月26日現在のルートインBCリーグの成績です。石川や福井が所属する『ADVANCE-West』は

1 石川 9試合 6勝3敗

2 富山 8試合 5勝3敗 

3 信濃 9試合 3勝5敗1分

4 福井 8試合 3勝5敗

となっています(引き分けの違いは交流戦などによるもの)。
首位にいる石川ですが、チーム打率は.212で『FUTURE-East』の
4チームと合わせた全8チームの最下位。チーム防御率も8チーム中
7番目の4.15です。でもホームラン5本はリーグトップタイ。
一二三選手も貢献しましたね。石川は27日から巨人3軍を金沢に迎えて
交流戦2試合、福井は29日に長野県中野市でのEastの信濃グランセローズ
と対戦予定です。

最後の最後にもうひとつ。もと阪神で石川ミリオンスターズ2年目の
西村憲投手は、少し腰に張りがあったようで今季まだ登板していません。
でも深刻な状況ではなく、もう復帰間近だそうですよ。福井のスタッフ
の方が23日、最終回に「1点差か。西村だな」とおっしゃっていました。
まだ帯同していなかったのをご存じなかったようですが、石川の守護神は
今季も相手にプレッシャーを与えています。

  • 2016.04.25 Monday

社会人3年目、もと小虎・穴田真規選手が目指すのは都市対抗!《阪神ファーム》

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2014年の夏。長崎市にある三菱重工長崎のグラウンドを尋ねた時、
当時の開田監督がおっしゃった言葉は今でも耳に残っています。

――社会人の本気は都市対抗!――

阪神タイガースを退団したあと社会人野球の世界に身を投じた
“もと小虎たち” も今、東京ドームを目指して奮闘中です。

三菱重工長崎の野原将志選手(28)は24日の長崎・佐賀1次予選からスタート。
ここに勝って次は九州地区2次予選が5月26日からです。カナフレックス
の藤井宏政選手(25)は今月10日、昨年に続いて滋賀1次予選突破し、
5月9日の京・滋・奈予選に臨みます。この3府県は2次予選へ行くまでに
“1.5次予選”があるんですよね。そして昨年、カナフレックスは
3チーム中2チームが勝ち抜けなのに…連敗してしまいました。
ことしはクリアしてください!

阪口哲也選手(23)のパナソニックは1次予選が免除で、5月19日からの
近畿地区2次予選からです。昨年は敗者復活戦でことごとく負け、
第5代表にも入れず本大会を逃したので、梶原監督はじめ選手たちは
気合いが入っているでしょう。三菱重工神戸・高砂の若竹竜士投手(28)
も2次から。また玉置隆投手(29)の新日鐵住金鹿島は、茨城1次予選で
クラブチームなどの勝者と5月21日から戦い、勝てば北関東地区
2次予選へ進みます。

都市対抗へ向け1次予選を突破

さて、きょうは和歌山箕島球友会に入って3年目の穴田真規選手(23)
の都市対抗1次予選の話です。その前に1つお知らせ!昨年9月の
パナソニック、今月3日のカナフレックスに続いて、今度は
和歌山箕島球友会が6月28日に鳴尾浜へやってきます。過去に
何度か対戦していますけど、穴田選手が入ってからは初めてですね。
5月13日にはオリックスのファームとも試合をがあると楽しみな様子でした。
皆さんもぜひお出かけください!穴ちゃんは今、好調ですよ。

昨年は見事にクラブチーム日本一の座を奪回した和歌山箕島球友会。
4月10日に都市対抗野球の『大阪・和歌山第1次予選』1回戦が
NTT淀グラウンドで行われ、大阪ウイング硬式野球クラブに
12対2(7回コールド)で快勝。穴田選手は5番サードで出場し、
タイムリーを含む3打数2安打1打点と貢献しました。
そして16日にはパナソニックベースボールスタジアムで
準決勝と決勝を制し、順当に『近畿地区2次予選』
(5月19日〜わかさ、明石、舞洲など)へ駒を進めてます。

《都市対抗 大阪・和歌山1次予選》


◆準決勝 (パナソニック)

履正社学園−和歌山箕島球友会

履正社 000 000 100 = 1

和歌山 020 000 00X = 2

<経過>打線は2回、平井のタイムリー内野安打で先制。
さらに連続四球で満塁として4番・林の押し出し死球でもう1点。
その後は制球に苦しむ相手投手陣から計11四死球(四球8、死球3)
を選びながら決定打が出ず、追加点はなし。一方、先発は昨年の
クラブチャンピオンに大きく貢献した2年目の寺岡。この日は
7回まで10安打(うち三塁打1、二塁打3)されるも要所を締める投球で、
失ったのは7回の1点のみ。8回と9回は三者凡退、計9三振を奪って
1点差を守りきった。

穴田選手は5番サードでフル出場して四球、二ゴロ、左飛、
死球でした。


◆決勝 (パナソニック)

和歌山箕島球友会−NSB BC

和歌山 000 040 006 =10

NSB 000 000 010 = 1
公式戦初先発、7回まで3安打無失点の松尾投手。公式戦初先発、
7回まで3安打無失点の松尾投手。西口選手は準決勝で2安打、
決勝では犠打2つに相手エラーも誘って、監督賞ゲット!
西口選手は準決勝で2安打、決勝では犠打2つに相手エラーも誘って、
監督賞ゲット!
<経過>準決勝2試合目で勝ったNSBベースボールクラブとの
決勝は5回に箕島が先制。先頭の穴田がショート内野安打、
岸の左前打、犠打と四球で1死満塁として9番・岸田が中前タイムリー。
続く平井の二ゴロや相手エラー、木村の左前タイムリーと計4点を奪った。
先発の18歳ルーキー・松尾は7回まで3安打無失点、8回の先頭に
左前打され1死を取ったあとルーキー・和田に交代。味方エラーで
1点を返される。

9回に林の中前打と穴田の四球、暴投で無死二、三塁となり、
岸が左中間へのタイムリー二塁打!これで2人が還り、続いて
相手エラーで1点、連続四球で満塁として相手エラーと暴投などが続き、
この回は打者一巡で計6点を追加。その裏は和田が、1安打されながら
併殺など3人で片づけて試合終了。

穴田選手は左飛、ショート内野安打、空振り三振、四球です。

「穴田がいいですよ!」と監督は絶賛

まず西川忠宏監督の談話からご紹介しましょう。穴田選手は
打撃好調だそうですね。「いいですよ。ほんまいいですよ!
ほんとに」と例年よりも力強く(笑)、何度も繰り返されました。
3年目を迎え試合に慣れた部分もあるかもしれないとのこと。
「きょうも4番に上げようかというくらい良くなった。
オーラというか、それが変わった。やっぱり雰囲気が大事なんですよ。
バッターは構えが何割かですから」。なるほど、相手ピッチャーに
与える威圧感は大きな武器と言えるでしょう。

「それらしくなってきましたね。結果が自信につながったのかな。
その自信が実力になってくればいいですね」と西川監督。
でも4番に上がると、また力んだりしてしまうので5番が
いいかも…と言ったら「そうそう」と笑っておられました。
でもオープン戦では4番もあったみたいで。これから、
きっと見られると期待します。

穴田真規選手は、そのオープン戦では長打もそこそこ打っていて、
2月28日の名古屋大学戦で今季1号ホームラン、3月27日の
追手門学院大学戦の1試合目でホームランを含む3安打を放ち、
2試合目は4番ショートでの出場でした。

好調の要因を聞いてみると、珍しく真面目に(失礼…)答えてくれました。
「まず手を早く、手で打ち感じ。それと、ほぼ右方向を狙ってる。
7割くらい右方向へ打っていますね。あとは追い込まれてから、
ノーステップで何とか三振しないよう、バットを短く持ったりして。
そういうのを意識しています」。それでうまくいっているわけですね。
「今はね。結果が出て実感はあるけど、どれだけ続けられるかが問題」

これから大事な試合が目白押しなので、しっかり維持してください。
また“好事魔多し”ということもあるので、ケガには要注意です。

18歳ルーキーに“読まれている”…

では、おなじみの面々にも話を聞いています。準決勝では4四球を選び、
決勝では2点タイムリー二塁打など3安打の岸翔太選手。
「あんまり調子よくなかったんですよ。でも予選前にだんだん
上がってきて。僕の打ったとこ見てくれました?」。見ましたよ。
構えに入る時、高く真っすぐバットを上げているのはなぜ?
「意識です。早めに待ってリラックスして打てるように」。
みんな色々と工夫していますね。

次に、準決勝で10安打されながら1失点完投の寺岡大輝投手は
「正直、これ負けたらヤバイなと思いました」と本音がポロリ。
ピンチの連続だったみたいですね。その中で「6回1アウト満塁、
穴田がサードゴロ捕ってベース踏んでファーストに投げて、
ゲッツー取ってくれた!」と感謝の言葉が。でも、そのあと
穴田選手の顔を見るや「あれトンネルしてたら…」と言って笑いました。
同級生ならではです。
最後は松尾大輝投手。名前が寺岡投手と同じですね。京都の
鳥羽高校から入ったばかりのルーキーで、昨年夏の甲子園がベスト16、
和歌山国体でベスト4に入ったことはご存じでしょう。まだ18歳で、
西川監督は「入ってきてからも身長とともに球速は伸びていますよ。
体が出来てきたら、もっと良くなる!」とかなり期待を持って
おられます。しかし大事な試合での公式戦初先発にもかかわらず、
堂々たるマウンドさばきでした。

緊張したかと尋ねたら「しなかったですね」と涼しい顔。でも
「長いイニングを投げたのは久しぶり。国体以来か…多分
メッチャ久しぶりです。投げても3イニングとかだったので」
と言うので、多少の疲れはあったかもしれません。
「何回までとは言われていなかった」そうですが、8回途中で交代。
「終盤は、投げ切れるかなと思った」。ここは少し悔しそうな顔を
見せました。負けん気が強く、なかなか度胸もあるルーキー。
頼もしいですね。

帰り際に1つ確認したことがあります。試合中、マウンドから
三塁方向を見やった時、松尾投手の顔が思わず緩んだのを見ました。
何だったのかな?「あれは…」と言いかけて長らく迷い、
また「あれは穴田さんが…」と止まります。はは〜ん、サードを
守っていた穴田選手が何かしたんですね。やがて意を決したのか
「ボールにキスするんですよ、何回も」と教えてくれました。
思い出し笑いをしながら。

やっぱり。公式戦初先発の新人投手をリラックスさせようとしての
ことなんですね?と聞いたら、松尾投手は「いえ、穴田さんは
いつもやってます。そういう人なんで」とクールな返事。
なるほど。まだ出会って4ヶ月くらいだと思いますが、
よくご存じで…。そういうお茶目な先輩ですけど、
今後ともよろしくお願いしいます。

  • 2016.04.23 Saturday

社会人野球で奮闘中!もと小虎たちの近況《阪神ファーム》

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ことしも社会人野球の季節です。といっても既に3月からJABAの各大会は
行われていて、秋に開催される『第41回社会人野球日本選手権』
(京セラドーム大阪)の出場権を賭けて戦っています。
また夏の『第87回都市対抗野球』(東京ドーム)の予選も始まりました。

2013年まで阪神タイガースに在籍していた野原将志選手(28)は
三菱重工長崎で3度目のシーズンを迎えています。先日、鳴尾浜で
阪神ファームと対戦したカナフレックスの藤井宏政選手(25)と、
クラブチーム・和歌山箕島球友会の穴田真規選手(23)も社会人3年目。
阪口哲也選手(23)はパナソニックに入って2年目です。

そして昨年退団した玉置隆投手(29)は新日鐵住金鹿島に入社。
15日から茨城県日立市で行われた『JABA日立市長杯』に出場し、
連投につぐ連投だったようです。「いや〜もう腕がパンパンですよ」
と言いながら、完封リレーを含む3連投に充実感いっぱいの様子。
この大会には三菱重工神戸・高砂の若竹竜士投手(28)も出ていたのですが、
両チームとも決勝トーナメント進出はなりませんでした。でもまだ
日本選手権対象大会は出ますので、次に期待しましょう!

日本選手権の出場切符はお預け

13日から18日まで岡山県倉敷市で行われた『第59回JABA岡山大会』
は昨年と同じく、野原選手と阪口選手のチームが出場。パナソニックは
予選リーグ初戦に完封勝ちしました。三菱重工長崎は初日が完封負け
だったものの、2日目に7回コールド勝ち。私が観戦したのは3日目、
15日の倉敷市営球場で、第1試合は2014年にこの大会を制した
三菱重工広島と昨年優勝のパナソニックの顔合わせ。町田公二郎監督
(三菱重工広島)と梶原康司監督(パナソニック)という、
NPB出身の監督対決です。

《JABA岡山大会 予選リーグ》


4月15日 (倉敷市営) 第1試合

三菱重工広島−パナソニック

広島 300 012 000 =6

パナ 000 040 05X =9

<経過>三菱重工広島は1回に相手エラーも絡んで3点を先取し、
5回にも1点追加。パナソニックは三菱重工広島・鮫島の前に
4回まで無得点だったが、5回裏に三上のタイムリー二塁打と
横田の3ランで一気に同点。ところが直後の6回にまたエラーなどで
2点を勝ち越される。6対4で迎えた8回、パナソニックは連打と四球で
無死満塁として途中出場の井上貴が逆転満塁ホームラン!
2死後に死球と渕上の二塁打でもう1点。そして6回2死から
北出が0点に抑えて逃げ切った。

阪口選手は2番サードで先発出場して1回は左飛、3回は二飛、
5回は3ランのあと空振り三振。7回の守備で、失点には
つながらなかったもののエラーをしてしまい(自身の左側を打球が
通過…届かず)、その裏に代打を送られました。試合後は
「打てなかった…やってしまった…」とガックリ。かろうじて
「勝ってよかったです」という言葉。
パナソニックの梶原康司監督は、阪神からパナソニックへ入社して
10年間ずっと4番を打ち続け、2014年末で現役を引退。
ことし監督に就任しました。「決勝トーナメントへ行けて1つでも多く
試合ができるのは、選手にとってよかった。勝ち上がっていきたいので、
次の試合も大事にしないと今までのいいところが台無しになってしまう
気がします」

それにしても同点3ランに逆転満塁ホームランって、すごいですね。
「たまたまでしょう。ああいうのは。あんなにエラーして勝てる
試合なんて普通はないので」と苦笑。確かにパナソニックは5失策でした。
ホームランの2人が途中出場で、1打席目はともに空振り三振
だったことを挙げ「前の打席の失敗を取り返そうという形で
やっていましたね。それを1打席目からやってほしい」と
苦笑いの梶原監督。

阪口選手には「簡単に三振するわ、エラーするわ。責任感がない。
あんなことして自分の首を絞めているだけ。試合に出られなくなりますよ。
甘いんです」と厳しい言葉でした。あえて厳しく言っていると思いますが、
阪口選手にとって非常に怖い監督みたいですね。自身がつけていた
背番号『8』を受け継いだ同じ阪神出身の選手ですし、まだまだ若いので
ビシバシと鍛えてください!

最後に、梶原監督が「1点もやりたくなかったので使った」という
ロングリリーフ起用に応えた北出治喜投手は「1つ勝って大事な
試合だとわかっていたので、いつでもいく準備はしていました」
とのこと。この日の最速は147キロで、最速は152キロ。ただし
「空振りを取れていないのでスピードだけでは通用しない。
近藤さんは空振りを取りたい場面で取れるピッチャーだったので」
と、ことしオリックスに入団した先輩・近藤大亮投手を目標にしています。

なお、15日終了時点で決勝トーナメント進出を一番に決めたパナソニック。
16日の予選リーグ3試合目は航空自衛隊千歳に7回コールドで勝って
3戦全勝でした。

《JABA岡山大会 予選リーグ》


4月15日 (倉敷市営) 第3試合

三菱重工長崎−伯和ビクトリーズ

長崎 100 000 001 =2

伯和 001 000 000 =1

<経過>第3試合は投手戦。三菱重工長崎が1回に3番・河野のタイムリー
で先制するも3回に追いつかれ、1対1のまま9回へ。8回まで三菱重工長崎
は3安打で、すべて3番の河野が打ったもの。9回にも1死から右中間へ
三塁打を放ち(4打数4安打!)、続く4番・加治前の右前タイムリー
で勝ち越し、その裏を抑えて試合終了。先発の奥村は9回122球、
被安打5、奪三振10、与四球2で1失点完投勝利。

そういえば野原選手が1年前に骨折した球場です。セーフティを試みる
江越海地選手。前の2試合が長引き、途中からナイターに。1対1で迎えた
9回表の攻撃です。1死から河野選手が三塁打を放ち、4番・加治前選手が
バットを折りながら右前打!1死から河野選手が三塁打を放ち、
4番・加治前選手がバットを折りながら右前打!河野選手が勝ち越しの
ホームを踏みました。三塁コーチもバンザイ。一塁まで走った
加治前選手ですが、かなり足が痛そうな顔に見えます。
野原将志選手は6番ファーストでフル出場。見逃し三振、一飛、中飛、
右飛の4打数無安打でした。「自分で満足いく結果じゃなかったけど、
何とかチームが勝ったので」とホッとした様子です。「ヒットが出ない
ときは守備で頑張ります!チームの勝利が一番」。とはいえ
予選リーグ2試合目、14日の三菱自動車倉敷オーシャンズ戦
(11対1で7回コールド勝ち)では1回に満塁ホームランを放ち
「完璧でしたね!」と、まさに自画自賛。

予選リーグ3試合を終えて2勝1敗となったものの、この時点では
決勝進出できるかどうか際どい状況で「相手頼みになるけど、
うちが有利なのは確かなので。何とか希望を持って、
しっかり調整します。この大会で決めたい」と話す野原選手。
新チームになってキャプテンの任を解かれましたが、チームを
引っ張る立場に変わりはありません。昨年から加わった、
もと巨人の加治前竜一選手もそうですね。

後藤隆之監督は試合後、まず「きょうは奥村、河野、そして加治前」
と名前を挙げました。1失点完投の奥村投手には「何とかプロに
行きたいという気持ちが前面に出ていた」。チーム5安打のうち
4安打の河野選手には「春先から調子を崩していたけど、
やっぱり河野。ここへ来て上げてきたかな」。そして9回に決勝タイムリーを放った加治前選手には「足を痛めていて万全じゃないのに強行出場させている。よく打ってくれた」と。本人は「大丈夫ですよ」と言うけど、写真で見るとかなり痛そうでしう?

野原選手については「色気出したかなあ。打てよ!最後は打ってくれると
思ったんだけど」と苦笑いの後藤監督です。でも前日の満塁ホームランの]
話になると「あれはすごかった!ライナーでスタンド中段だよ。
マスカットスタジアムのスタンド中段にガンッと突き刺さったんだから!」
と真顔で大絶賛でした。昨年はこの大会の初戦で死球を受け、
左手を骨折した野原選手。うっぷんを晴らしたかも。

野原選手が「うちのエース」という奥村政稔投手にも話を。同ブロック
の3チームが競っていたため「失点率を考えると点はやれないので、
1点取られた時はけっこう萎えました。延長タイブレークになったら
決勝へ行けないとか、地方大会ならではのことを意識しながら投げていた」
そうです。だからこそ「9回の1点、しびれました!」と。プロへの思いは?
「行きたいです。でもスタンドのスカウトの方が次々と帰っていくから(笑)」。それはあまりにも時間が遅くなったからですよ。昨年の同大会で154キロを
出した右腕。プロでまた会えたら嬉しいですね。

《JABA岡山大会 決勝トーナメント》


◆準決勝 (マスカット)

パナソニック−三菱重工長崎

パナ 010 000 000 = 1

長崎 001 000 20X = 3

◆決勝 (マスカット)

三菱重工長崎−トヨタ自動車

長崎 000 000 000 = 0

トヨ 011 000 00X = 2

準決勝は野原選手と阪口選手の直接対決!と思ったら
「出ませんでした…」と阪口選手。彼らが戦うのは、予選が同じ
ブロックだった昨年5月のJABA九州大会に続いて2度目で、その時も
三菱重工長崎が勝っていますね。試合は、中1日でも投げる!と
宣言していた奥村投手が、7安打されながら1失点完投で
三菱重工長崎が決勝進出。

決勝は日本通運を破ったトヨタ自動車との対戦。野原選手は1打席で交代しちゃったそうです。三菱重工長崎は、トヨタ自動車・藤田純基投手の前に
なんと1安打完封負けを喫しました。7回2死からの四球でようやく
走者を出し、8回2死で主将の平野捕手が初の…いや唯一のヒットを
打ったとか。藤田投手は東洋大学出身で、阪神・緒方選手の同級生です。
ということは5年前に東洋大の川越グラウンドで交流試合をした時、
対決があったのでは?

調べてみたら2011年8月7日、先発した4年生の藤岡貴裕投手(ロッテ)のあと、
3年生の藤田投手が5回から8回まで投げています。野原選手は三振、
遊ゴロ併殺打という結果でしたが「まったく記憶にない。藤岡は
覚えているけど」とのこと。まあ5年前ですもんねえ。ちなみに、
この時の緒方選手も3年生ながら6番ライトで先発出場し、
清原大貴投手からタイムリーを含む2安打。3打席目は遊ゴロ併殺崩れで、
スコアブックに「足が速い!」とメモしていました。

もっと脱線していいですか?倉敷でたまたま話をしたトヨタ自動車の
辰巳智大外野手は「伊藤隼太選手の1つ後輩です」と。つまり、
この前日(2011年8月6日)にJX-ENEOSとどろきグラウンドで交流試合をした
慶応義塾大学の出身。「はい!あの時は1番を打ってました」。
1回に秋山投手から四球を選んで、すかさず二盗。1死後に3番の
タイムリーで先制のホームを踏んでいます。この辰巳選手の4打席目
に4年生の伊藤隼選手が代打で出たんですよね。懐かしい。

すみません。かなり話が逸れました。優勝を逃した三菱重工長崎ですが、
2試合とも1失点完投勝利を挙げた奥村政稔投手は今大会の敢闘賞を獲得。
また通算打率.571の河野凌太外野手が大会首位打者の表彰を受けました。
次は24日に都市対抗1次予選があり、5月はJABA九州大会です。
また阪口選手のパナソニックは今月27日からのJABA京都大会で
日本選手権出場を狙います。


  • 2016.04.13 Wednesday

金本監督、お待たせしました!陽川選手が猛アピールで1軍へ《阪神ファーム》

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阪神ファームは12日から鳴尾浜にソフトバンクを迎えての3連戦で、
まず初戦を取り対戦成績を2勝2敗としました。3回までに9安打で8点を奪い、
今季公式戦初先発の横山投手が4点失ったものの影響はまったくなし。
リリーフ陣が5回以降をすべて3人ずつで片付け、上本選手のホームランも
出て9対4で勝っています。これでまたチームは5割に戻りましたね。

なお、きのう12日は1軍のナイター前に金本監督が鳴尾浜を視察。
望月投手や田面投手のピッチングも見たそうです。もちろん試合も
観戦して、選手たちはチャンスとばかりにアピール全開!
特に陽川選手は先制2ラン、タイムリーなど3安打3打点と大活躍です。
金本監督が引き揚げた5回以降、打線がパタッと静かになったのは…ま、
気のせいでしょうね。なお1軍からは大和選手や荒木選手も出ました。

陽川選手、1軍初昇格!

そして、きょう13日は北條選手と横田選手が鳴尾浜でソフトバンク戦
に出場。横田選手がファームの試合に出るのは、ことし初めてですね!
いつも外野の芝生にやってきては横田選手に威嚇されるカラスも、
喜んでいるでしょう(笑)。そういえば、ことしはまだ芝生まで下りて
きていないかも?

という余談はいいとして、きのう猛アピールした陽川選手が荒木選手
と入れ替わりで、きょうから1軍です。期待の大砲が3年目でついに
初の出場選手登録を勝ち取りました。おめでとうございます!
なのに…いきなり甲子園のナイター・DeNA戦が雨天中止って、
空気の読めない空ですねえ。でも単にデビューが延びただけ。
期待値は変わりありません。

では陽川選手も大活躍した、きのう12日の試合結果です。

《ウエスタン公式戦》4月12日

阪神−ソフトバンク 4回戦 (鳴尾浜)

ソフ 004 000 000 = 4

阪神 242 001 00X = 9 

◆バッテリー

【阪神】横山-○石崎(1勝4敗1S)-松田-岩本-二神-桑原
/ 鶴岡-小豆畑(5回~)

【ソフ】●島袋(3敗)(3回)-加治屋(3回)-寺原(1回)-伊藤祐(1回)
/ 細川-張本(7回~)

◆本塁打 陽川5号2ラン(島袋)、上林2号2ラン(横山)、
上本2号ソロ(加治屋)

◆二塁打 上本、金子圭、鶴岡

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]二:上本  (4-2-3 / 0-0 / 0 / 0) .269

〃遊:植田  (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .133

2]遊二:大和 (3-1-1 / 1-0 / 0 / 0) .333

〃二:森越  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .194

3]一:荒木  (4-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .200

〃一:西田  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .133

4]三:陽川  (4-3-3 / 0-0 / 0 / 0) .347

5]左:ペレス (4-1-0 / 2-0 / 0 / 0) .333

〃左:緒方  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .286

6]指:新井  (3-0-0 / 1-1 / 0 / 0) .282

7]右:中谷  (3-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .265

〃中:柴田  (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .216

8]捕:鶴岡  (2-1-1 / 0-0 / 0 / 0) .667

〃捕:小豆畑 (2-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .167

9]中右:俊介 (4-2-1 / 0-0 / 0 / 0) .350

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

横山 4回 74球 (3-6-2 / 4-4 / 6.43) 145

石崎 1回 11球 (1-0-0 / 0-0 / 5.06) 146

松田 1回 12球 (0-0-0 / 0-0 / 0.00) 142

岩本 1回 16球 (0-0-0 / 0-0 / 3.00) 139

二神 1回 19球 (0-0-1 / 0-0 / 3.60) 142

桑原 1回 12球 (0-2-0 / 0-0 / 0.00) 144

試合経過

まず打線が序盤に得点を重ねます。1回は1死から大和が右前打し、
荒木の遊ゴロで走者が入れ替わり、陽川はセンターバックスクリーン
への第5号2ラン!2回は中谷が左前打、鶴岡はサードのエラー、
俊介のセカンド内野安打で無死満塁となり、上本がレフトへ
タイムリー二塁打!2人を還し、なおも無死二、三塁で大和は中犠飛。
上本も三塁へ進み、2死後に陽川の左前タイムリーで生還と4点を
追加しています。
先発の横山は1回、2回とも三者凡退。早くも3三振を奪う立ち上がり
でした。しかし6対0とリードをもらった直後の3回は1死から8番・古澤
に中前打され暴投で二塁へ。細川には四球、真砂の一ゴロで
2死二、三塁として、続く2番・金子圭に初球を左翼線へ運ばれました。
これがタイムリー二塁打となり2人生還、さらに次の上林も初球打ちで
ライトへの2ラン。この回、4点を返されます。

するとその裏、阪神は新井の四球などにより2死一塁となった場面で
鶴岡が左翼線二塁打を放ち、新井は一塁からホームイン!レフトから
中継を経て戻ってきたボールをキャッチャーが捕れず
(記録は捕手のエラー)、鶴岡も三塁へ進み、続く俊介の
右前タイムリーで生還。また2点を加えて8対4としました。

4回の横山は先頭に四球を与えながら2三振などで後続を断ち、
この回で交代。5回は早くも石崎が登板です。1死から真砂に
右前打されるも、代わったばかりの小豆畑が盗塁阻止!
結局3人で片付けました。打線は4回に大和がサードのエラー
、陽川はサード強襲の内野安打で2死二、三塁とするもペレスは
見逃し三振で0点。5回は三者凡退。でも6回に上本がレフトへ
第2号のホームランを放って9点目が入っています。7回は寺原の前に
三者凡退、8回は小豆畑の左前打のみで、4回以降は淡々とした攻撃ですね。

こちらのリリーフ陣も見事な抑えっぷりを見せています。6回は松田が
三者凡退。7回の岩本も三者凡退。8回の二神は先頭の張本に四球を
与えて久々の走者を出したものの、真砂の三ゴロで1死一塁となり、
その真砂の二盗をまたしても小豆畑が刺して3人で終わらせました。
9回は桑原が登板し、3番の上林を空振り三振、4番のカニザレスは遊ゴロ、
そして塚田を空振り三振!名古屋遠征に帯同しなかった投手陣が、
みんな揃って3人ずつで片付け試合終了です。

公式戦初先発の横山、初登板の松田

横山投手は前回、2日の社会人・日本新薬戦では4回を投げ
無失点ながら「課題は真っすぐの質。どうしてもしっくりきていない」
と試合後に話していました。今回はどうだったのでしょう?
「ダメです。ゲームを作ろうとしたんですけど…」。3回2死二、三塁
で金子圭選手に二塁打されたのは初球。「外に構えたんですが
少し内よりにいって。鶴岡さんも、どうしようもなかったと。
試合勘(がまだ戻っていない)というのもありますが、
もう少し考えられなかったのはダメですね」
横山投手本人も周囲も「去年に比べたらまだまだ」と。
期待のハードルは高いですね。横山投手本人も周囲も
「去年に比べたらまだまだ」と。期待のハードルは高いですね。
それでも6奪三振。「去年に比べたら、徐々にという感じはありますが、
まだまだ空振りも少ないですし。左バッターにああやって
ライトへホームランとか(去年は)あまりなかったので。
あそこでファウルや空振りを取れるようにならないと。
1球で仕留められたのは、まだまだです」

変化球が多めでしたね?「ストレートがよくなかったから、
鶴岡さんがうまく配球してくれたんだと思います」。
1回先頭の真砂選手から空振り三振を奪った120キロは?「
チェンジアップというか、でも挟んでいるのでフォークというか
…説明は難しいんですけど」。なるほど。昨年までタイガースに
在籍した玉置投手と同じですね。握りはフォーク、でも投げ方は
チェンジアップという。4回に猪本選手を見逃し三振に仕留めたのも、
この球でしょう。

今後について「真っすぐの質は継続的に上げていく。あとは
状況判断です。正直、3回にセットで投げにくさはあったんで、
その精度も。試合でしっかりできるようブルペンで準備していきたい」
と話す横山投手。久保投手コーチも、本人の言う「去年に比べたら
まだまだ」と同じで「徐々にはよくなっていますが…彼のいい時を、
去年のあれを思うと。もう少し時間がかかりますかね」
というコメントでした。
松田投手は上林選手、カニザレス選手、塚田選手のクリーンアップ
をピシャリ。公式戦初登板だった松田投手は「ほんとに出遅れていて、
結果を出さないと使ってもらえないので、しっかりアピールを
していきたい」と言っています。今回は何かを試した?
「実戦なので、試したいことはあるけど結果を出さないと。
試したいことはブルペンでやって、ゲームはしっかり投げることが
大事です」。最速が142キロ。もっと上げたいかと聞かれ
「もちろんです」とキッパリ。そして次回登板に向けては
「チャンスをもらえるなら、きょうよりいい結果が出せるように
準備します」とのこと。

“定位置”へ戻るための試行錯誤

そして石崎投手です。5回に登板して1イニングを1安打無失点。
「ここ何戦か点を取られて、自分の思うピッチングができていない中、
きょうも監督やコーチに『どうにかしよう』と機会を与えてもらった。
そこでゼロに抑えられたのは、自分の“闇”というか、負の連鎖を
断ち切れたかなと思います」。少しホッとしたようですね。
10日の試合後は話しかけられなかったので。
「負のオーラが出てたでしょう?」と言って苦笑いしました。

1アウトを取ってから、真砂選手に対して104キロ、105キロ、106キロ
と続けてカーブを投げましたね?「はい、初めてです。ブルペンで
投げていたけど試合はプロに入ってから初めて。腕を振るには
カーブが一つの手なのかなと。力の入れどころや体重移動が
カーブではよくわかる。この感覚でストレートを投げられたら
と思いました。ブルペンで腕が振れているのに、マウンドで
できないのは致命的。そういう意味でカーブはいい球種ですね」

見たことがなかったのでビックリしました。「高校時代から、
緩い球で腕を振るためブルペンでは投げていたんです。ゲームで
使えて自分にとって大きな収穫」。それを選択したのは誰かの進言?
「掛布監督には、何かが変わるんだったらやってみればいいと
言ってもらいました。きょうは余計なことを考えず、今できることを
しよう、何か変えないと、と思いついたのがカーブです」。
これがきっかけとなりますように。
この日、プロに入って初めて実戦で投げたというカーブで活路を
見いだした石崎投手。この日、プロに入って初めて実戦で投げた
というカーブで活路を見いだした石崎投手。
普段より早くゲーム中盤での登板となったのは、少し楽に投げられる
ところでという理由でしょう。10日の中日戦で逆転打を浴び、
抑えで今季4敗目を喫した時に、久保投手コーチは「チームを
犠牲にしても使い続けているんだから」と苦言を呈しました。
きのうも「本来ならドッグ入り(実戦から離れて再調整)すべき
かもしれないけど、去年はファームで最多セーブも挙げた
ピッチャーなんだしね。投げながら打破していきます。
それを感じてくれれば」と、“いつもの場所で”投げる
石崎投手を待っています。

連続安打の5試合で11安打7打点!

続いて、リーグトップの第5号を放った陽川選手です。金本監督は
ホームランとタイムリー、そして3打席目の内野安打を見て
引き揚げたそうですよ。来られたのは知っていた?
「はい。試合前に気づきました。でも、そこは気にせず
普段通りにと思っていました」。ホームランは141キロの真っすぐ
を打ったもので「真ん中、ちょっと外付近だったと思うけど、
甘かったのでいきました。自分としても1球で仕留めることを
課題にやっているので、それを1打席目からできてよかった」
と言います。

次もチャンスでカウント0-2の3球目を打って左前タイムリー。
結果は出たものの「全部まっすぐで、初球をファウルして
次もファウル、その2球目を仕留めたかった。1軍では3球続けては
来ないんで」と反省していました。オープン戦まで1軍を経験したから
こその言葉ですね。また「ストライクゾーンにきたボールは
追い込まれるまで自分のスイングをしようと思
ライトフライも自然でよかったでしょう?「悪くはなかったと思います」
ネクストバッターズサークルで待つ陽川選手。名前を呼ばれると
大きな歓声が起きます。ネクストバッターズサークルで待つ陽川選手。
名前を呼ばれると大きな歓声が起きます。
本塁打5、打点18は変わらずリーグトップです。打率はソフトバンクの
真砂選手が.373で、ついで広島の堂林選手の.368。そのあと、
きのう2安打の俊介選手が.350、陽川選手は2分ほど上げて.347、
ペレス選手は少し下がって.333と阪神勢が続いています。
陽川選手は「もちろん打率も大事。気にしていますよ」とのこと。
きのうで5試合連続安打、その間は23打数11安打7打点で打率.478
という数字。しかも、打点がなかったのは1試合だけです。
三振も少し減ってきましたね。

阪神打線で大切な長打力を持つ陽川

陽川選手について掛布監督は「ここのところ戻ってきたね。
下半身がうまくレベルに回転して、腰も回転するよう練習から
やっている。力を入れず、下半身で飛ばす感覚を持っていると思う。
自然に右方向へ飛んだり、自分のスイングができています。
トップでバットが動くと差し込まれるけど、止まって“間”
があると最短距離でバットが出る。外のボールでも上体が
突っ込まなくなる。下半身リードでやっていて、
脆さがなくなったよね」と分析。

「状態がいいと僕が伝えたし、あれだけのヒットやホームランを
打つと金本監督も好印象を持ってると思いますよ。長打力は
阪神の打線の中でもすごく大切で、それを陽川が持っている。
江越もそうでしょう?鳥谷が2番を打って、外国人の兼ね合いも
あったけど、長打の打てるバッターがはまると2番もはまる。
阪神の戦い方で長打は大切」。ちなみに陽川選手は、長打率も.618
でリーグトップです。

そして、金本監督の来訪は「きのう電話があって、きょう行きますと
。親子ゲームが初めてなんで顔を出してくれたんでしょう。
いい緊張感が出ますね」という経緯だったもよう。
「電話で確認はしているけど、1軍監督の目があれば、
それに越したことはない。野球の怖さを感じながら
野球をやらせるのがテーマ。明るさの中に緊張感があり、
怖さも感じている。その中で陽川が結果を出したのは
喜ばしいですね。金本監督も評価していると思います」
と繰り返しました。

植田「大和さんの動きが速い!」
タイムリー二塁打とソロで3打点の上本選手。タイムリー二塁打と
ソロで3打点の上本選手。
2回に2点タイムリー二塁打、6回にはソロホームランで
2安打3打点の上本選手は「しっかり一日一日やっていくだけです」
という、いつも通りのひとこと。とはいえ、ホームランも8日の中日戦(ナゴヤ)に次ぐ2本目。調子いいですよね?「まだまだ、そんなことないです」。
ちなみに金本監督の視察は「知らなかった」と…。さすがにそれはない
と思いますけどね。再登録可能な10日が経ちました。準備はOKでしょう。

最後は植田選手に、1軍から来た大和選手のことを聞いています。
「大和さんの守備、見てたんですよ〜ずっと。見てたけど…
打球が飛びませんでしたね(笑)」。確かに大和選手への打球は
前半まったくなく、6回のショートライナーとセカンドに移った
7回のゴロだけ。どちらもイージーなもので、横っ飛びするとか、
ショート深くで捕る当たりではありません。
7回からショートを守った植田選手。セカンドに回った大和選手
との併殺、見たかった!7回からショートを守った植田選手。
セカンドに回った大和選手との併殺、見たかった!
植田選手も「ほんま残念です。見たかった」と繰り返しました。
できたらギリギリの併殺などを見てみたかったなあと我々も思います。
「でも、ノック中も見ていましたよ。全然違いますね。速い。
足の動きが軽いというか、打球のとこへ行くのがメッチャ速い!」
と真剣に語る植田選手。それだけでも刺激になったかな?
鳥谷選手や大和選手を超える遊撃手を目指してくださいね。

  • 2016.04.11 Monday

6年ぶりの四日市、田面の気迫と山本の好投が報われず逆転負け《4/10 阪神ファーム》

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先週末は中日との3連戦に臨んだ阪神タイガースのファーム。
8日と9日はナゴヤ球場で、そして10日は三重県四日市市で行われました。
四日市市営霞ヶ浦第一野球場では2010年4月10日に同じくウエスタンの
中日戦があり、阪神ファームは6年ぶりだったんですね。
また懐かしい話ですが、この時はスタンリッジ投手が来日初先発。
狩野選手がホームランを打っています。結果は4対3で中日の勝ちでした。
6年前は土曜日にもかかわらず7184人の超満員で、それには
及ばなかったものの、きのうも4588人というお客様が詰めかけ
両チームに声援を送られました。開門前にもう1500人以上の方が
並んでいらっしゃったとか。先発が青柳投手と小笠原投手の
ルーキー同士でメンバー発表の際から盛り上がり、特に昨夏の甲子園
を制した小笠原投手はドラフト1位とあって、まさに大歓声!
もちろん掛布監督、小笠原監督への声援も大きかったですよ。

また始球式に捕手役で参加された東海地区大学野球連盟の
市岡三年理事長は、小豆畑選手が大学時代にお世話になった方で、
試合前に対面され「小豆畑くんが覚えていてくれて嬉しかった。
久しぶりに話して、この姿をずっと長く見せられるよう頑張ります
と言ってくれたことが一番印象に残っている」とおっしゃいます。
きのう打席は回らなかったものの、マスクをかぶったのは
ご覧になりました。今度は1軍の小豆畑選手を観にナゴヤドームへ
来ていただけたら最高ですね。こんな再開が大きな励みになるでしょう。

大虎と連動?逆転負けの小虎

さて試合は、先取点を与えるも2回に3本の二塁打で逆転!
いったん追いつかれたあと7回に勝ち越しながら、8回に石崎投手が
代打の野本選手に2点二塁打を浴びて逆転負けしています。
実は同じ頃、甲子園球場の1軍・広島戦でも似たような展開に
なっていたみたいで。藤川投手が追いつかれ勝ち越しの
タイムリー二塁打を浴びた数分後に、石崎投手も二塁打されました。
きのうはプロ初スタメンの北條選手が初タイムリーを放つなど、
甲子園もいいムードだったのに残念ですね。もちろん四日市も。

《ウエスタン公式戦》4月10日

中日−阪神 6回戦 (四日市)

阪神 030 000 100 = 4

ソフ 100 020 02X = 5 

◆バッテリー

【阪神】青柳-田面-山本-●石崎(4敗1S) / 原口-小豆畑(7回~)

【中日】小笠原(5回0/3)-金子(1回1/3)-岡田(1回)-○武藤(3勝)(2/3回)
-S祖父江(1敗5S)(1回) / 武山-木下(9回表)

◆二塁打 陽川、原口、板山、野本

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]二:上本  (3-0-0 / 1-1 / 0 / 0) .227

〃二一:西田 (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .133

2]左:緒方  (4-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .286

〃捕:小豆畑 (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .000

3]一:ペレス (3-0-0 / 2-1 / 0 / 0) .338

〃二:坂   (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .159

4]三:陽川  (4-1-0 / 1-0 / 0 / 0) .324

5]指:新井  (3-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .306

6]捕:原口  (3-2-1 / 0-0 / 0 / 0) .316

〃走中:柴田 (1-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .220

7]遊:森越  (1-0-0 / 0-2 / 0 / 1) .194

8]右左:板山 (4-2-2 / 1-0 / 0 / 0) .242

9]中右:俊介 (3-1-1 / 1-1 / 0 / 0) .333

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

青柳 4.2回 83球 (2-2-6 / 3-2 / 3.45) 143

田面 1.1回 16球 (2-0-0 / 0-0 / 4.76) 143

山本  1回 16球 (0-3-0 / 0-0 / 0.00) 136

石崎  1回 27球 (1-0-2 / 2-2 / 5.59) 148

試合経過
1回は小笠原の変化球に上本とペレスが空振り三振を喫するなど、
三者凡退だった打線。その裏の青柳はショートのエラーで出した
溝脇に盗塁を決められ、亀澤への四球と犠打で1死二、三塁になり、
4番・エルナンデスの二ゴロの間に1点を失います。しかし2回、
先頭の陽川が右中間二塁打を放ち、1死後に原口の右中間二塁打で同点!
森越の四球で1死一、二塁となり板山が右中間へのタイムリー二塁打!
これで2人を還しました。

2回、まず陽川選手が二塁打,1死後に原口選手がタイムリー二塁打で同点。
板山選手は勝ち越しの2点タイムリー二塁打.先発の青柳投手
やはり四球が多かったですね。
右中間二塁打3本で逆転した阪神ですが、3回は三者凡退、
4回から6回までは3イニング連続で1四球のみでノーヒット。
一方の青柳も、3回はわずか7球で三者凡退に仕留めます。
4回は先頭に死球と盗塁、エルナンデスと5番・近藤は打ち取って
2死三塁とするも、ここから連続四球(最後は敬遠気味)で満塁…。
このピンチは、続く武山を初球の真っすぐで三ゴロに。3者残塁です!

ところが、5回も1死から連続四球を与えて3番・渡辺に右前タイムリー
を浴び、なおも1死一、三塁でエルナンデスの遊ゴロの間に同点。
ここで青柳は降板し、代わった田面が近藤を遊ゴロに斬って取りました。
6回は先頭の松井佑に内野安打(サードベースに当たったか?
高く上がったボールを陽川が捕りランニングスロー。惜しくもセーフ)、
続く古本の打球が真っすぐ田面の顔を目がけて飛んでいき、
グラブを出したけど間に合わなかったようで、その場にうずくまります。

選手や久保投手コーチ、福本トレーナー、審判が集まって様子を確認。
かなり強烈な打球だったので心配されたのですが、投球を見て
問題なしと判断され試合再開です。次の武山が試みたバントの打球
を田面が捕り、すばやく三塁へ送ってアウト!1死一、二塁となって
続く石川は併殺打。絶対に点を与えないという気概を感じる
1イニングでした。
その田面の思いが7回の攻撃につながります。先頭の原口が
フルカウントの末に中前打を放ち、代走・柴田が森越の犠打で二塁へ。
ここで投手は岡田に代わり、板山が左前打して1死一、三塁。
俊介の二ゴロで柴田が勝ち越しのホームを踏んでいます。
その裏に登板した山本は、溝脇、亀澤、渡辺の左打者をすべて
スライダーで連続三振!8回の攻撃は2死から新井が四球、
柴田は中前打でチャンスを作るも追加点なし。

4対3で迎えた8回裏は石崎がマウンドへ上がりました。
先頭のエルナンデスに四球を与え、犠打と暴投で三塁へ。
松井佑を捕邪飛に打ち取り2死としながら、古本にはストレートの四球。
続く代打・野本に右中間フェンス直撃のタイムリー二塁打を浴びて
2人を還します。9回は祖父江の前に三者凡退だった打線。
痛い逆転負けを喫して再び借金1、4位に転落です。

監督、コーチが語る田面の根性

まず、顔面直撃か!?という打球を受けた田面投手の件です。
当たったのは右あごから首にかけてで、マウンドへ行ったトレーナー
の方が、すぐに意識などを確認。本人いわく「打球がチェンジアップ
みたいに来た」とか。強いスピンがかかっていたそうですね。
でも問題はなく、イニング最後まで投げて交代後にアイシング。
帰り際に会ったら、右あごに絆創膏が1枚貼ってあっただけでした。
打球が当たった田面投手のもとに集まる選手やコーチ。
福本トレーナーが確認中です。打球が当たった田面投手のもとに
集まる選手やコーチ。福本トレーナーが確認中です。
久保投手コーチはこんなふうに話しています。「グラブには
当たっていたみたいよ。気迫、気持ちだね。こんなところで
折れてたまるか、絶対にマウンドを降りないという気持ち。
なにくそ!と思って向かっていかないと。技術もそうだけど、
彼のもうひとつの打開策は根性。生き残ろうと、何かを
奪い取ろうとする必死さが伝わってきました」

また掛布監督は「台湾ウインターリーグの頃から2月のキャンプ、
シーズンに入っても、守屋と同じように継続して自分のやること
をやっている1人。100番台の背番号をつけながら、支配下の声が
かかる内容を出している。我々も嬉しいよ。きょうも、ああいう中で
イニングの最後まで投げきるのはね。気持ちが強くなって明るく
なったように見えるよ。自分で結果を出して、日々いい準備をしている。
楽しそうに投げてるよね」と変わらぬ評価です。

「変わったと思います」と田面

当の田面投手は「当たったところも頭じゃなくて、落ち着いて
投げられたので。あれは、打球が打ったのとは違う感じで来て
捕りづらかったけど、捕れたボールだったかもしれません。
そのあとバント処理とゲッツーも取れて、ゼロで終われてよかった」
と振り返りました。掛布監督も久保コーチも『根性を出した』と。
「あそこで降りたらランナーを残してなので次のピッチャーにも
申し訳ないし、投げきらないと、と思っていました。2本ヒットに
なったけど、しっかりゼロで抑えられてよかった」
「去年やおととしとは違う」と田面投手。積み重ねた努力が
自信へと変わります。
台湾のウインターリーグ、そして安芸キャンプから公式戦と
自信がついた?「その通りですね。投げていても、去年や
おととしとは違う。打者にしっかり投げられる。変わったと思います。
台湾の時から安芸キャンプ初戦で投げると言われていて、
年が明けてもそこに合わせて来られたのもある。入りが
よかったんだと思う」。今は先発の順番がなかなか回ってこず、
中継ぎでの登板になっているものの「任せられたところで、
しっかり気持ちを持ってやります!」と言い切る田面投手です。

最後にもう一度、あの“顔面捕球”の話になり
「自分が一番ビックリしました。大丈夫ですよ」と笑っていました。
ご安心ください。

左キラーぶりを発揮した山本

次は山本投手。1点勝ち越した直後の7回に登板しています。
まず溝脇選手は見逃し、空振りで追い込み3球目で空振り三振。
亀澤選手と渡辺選手はまったく同じで、見逃し2球のあとボール2球
とファウル、カウント2-2の6球目で空振り三振でしたね。
決め球は全部スライダーだったそうです。1番からズラリと並んだ
左打者を3者連続三振!お見事。

「ケガで出遅れて、アピールしていかないといけない立場なので、
きょうはよかったです。ここ4試合、左バッターに打たれていないので
、そこがいいところですね」。これまで公式戦4試合と交流試合で
投げていて、ヒットは3月17日の中日戦で三ツ俣選手に許した左前打と、
4月3日の社会人・カナフレックス戦で藤井宏政選手に浴びた
右中間二塁打の2本。その2試合は自分で内容に不満だったようですが、
以降は手応えも口にしていました。

6日の広島戦(鳴尾浜)は野間、庄司、プライディの左打者を
すべて三振で片づけ、8日の中日戦(ナゴヤ)も野本、古本を
打ち取って三者凡退。10日も先に書いた通り。それに3人とも
2球で追い込んでいます。ストライク先行は「真っすぐ、
スライダー、カーブ、すべての球種がコースにしっかり
使えていました。そのへんも今のいいところです」とのこと。

久保コーチも「フォームが安定して、しっかり腕が振れ出した。
コントロールがよくなってきています。ケガの功名とも言えるかな」
と、ここからの山本投手に期待しています。

青柳投手は「ヒット2本で3点ですからね…。結局はフォアボールです」
と、さすがに言葉少なくバスへ向かいました。3月8日の近畿大学戦以来、
約1か月ぶりに青柳投手をリードした原口選手は「ランナーが出て、
課題の牽制もあって。ランナーとバッターへの投げ分けが、
気持ちの中でできなかったんだと思います。そっちに気を取られて…。
でもボール自体は悪くないですよ。粘り強さもあるんだけど」
と話しました。

ちなみに、2回は同点のタイムリー二塁打、7回も中前打を放ち
二度とも一時は勝ち越しとなるホームを踏んだ自身のバッティング
については「2ストライクから内容よくヒットを打てたので、
それがよかった。続けていきます!」と、それでもなお顔を
引き締める原口選手です。

同じく2回に板山選手は勝ち越しの2点タイムリー二塁打、
7回も勝ち越し点につながる左前打のマルチ。
「二塁打はフォアボールのあとで、積極的にいきました。
狙っていました。レフト前は追い込まれていたけど、
スライダーを待ってた。とにかくチャンスだったので
食らいついていこうと」。確かに、二塁打は前の森越選手が
四球で出た直後の初球を打ったもの。左前打はストライク、
ファウルのあとの3球目でした。
2回は小笠原投手、7回は代わったばかりの岡田投手と、
左投手からの2本ですね。「左を打つことで、いいアピール
になりました。バットだけじゃなく、守備でも徹底して
やれています。カバーとか。そういうのが、ここ一番で出ると
思うので継続します」。そして、2回の二塁打のあと三盗に
失敗したことを聞かれ「あそこは100%でいかないとダメですね。
中途半端でした」と反省の板山選手。たくさんのことを学び、
吸収する日々が続きます。

  • 2016.04.08 Friday

7年目の同級生バッテリー『ファーム情報』

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きのう7日、西宮市はものすごい雨と風で桜の花もかなり
散ってしまいました。でもまだ踏ん張っている木もあり、
きょうから甲子園球場で戦う1軍を迎えていますよ。
きのう爆発したような打線を期待したいですねえ!

さて阪神ファームは名古屋へ遠征していますが、その前の
5日からは広島戦が行われました。昨年もスタンドが真っ赤に
染まったカープを今季初めて鳴尾浜に迎えたことと、
上本選手がウエスタンの試合に出場すること、春休みの最後で
天気が崩れる前に観戦しよう!という方が多かったのでしょうか。
5日、6日とも入場制限が行われる盛況ぶり。

まず5日は、1回に阪神が打者11人で6安打を集中させ7点!
島本投手が5回9安打で5点を失ったものの、2点を加えて9対5と
快勝しています。ペレス選手が3打席連続三塁打、
緒方選手は2ランを含むマルチ、小宮山選手には
満塁の走者を一掃するタイムリー二塁打が出ました。
筒井投手、安藤投手、ドリス投手は無失点です。

現在、ソフトバンクと中日が首位を、阪神と広島が3位を
争っているウエスタン・リーグ。このところ1試合ごとに
順位が入れ替わっています。5日の試合終了後には1位・中日
、2位・ソフトバンク、3位・阪神、4位・広島、5位・オリックス
(ここは不動です…)。6日に1位と2位はそのままで、3位と4位が
また入れ替わり。はい、残念ながらタイガースの連勝は
なりませんでした。

そして7日は予報通り、朝から大雨と暴風の悪天候で中止。
きょうから好調の中日と3連戦です。3月末から4月にかけて
5連勝があり、今回もソフトバンクに連勝して首位キープ中の中日。
さて今季初ナゴヤ球場で小虎はどんな戦いを
見せてくれるのでしょう。なお10日(日)は四日市で行われます。



では、6日に行われた広島戦の結果です。この日は秋山投手
と原口選手の先発バッテリーでした。ことし7年目の同級生。
印象に残っているのは、2人が2年目だった2011年8月13日の
ソフトバンク戦(小郡)で完封勝利を挙げたことです。もちろん
原口選手も最後までマスクをかぶり、秋山投手が
「きょうは高校時代のキャッチャーと組んでいるような感覚で、
最高でした!」と、宿舎に帰ってからわざわざメールを
くれたくらいなので忘れられません。この年は計3度、
このコンビのスタメンがありました。

その後のウエスタン公式戦では2012年に2試合、2013年に2試合
バッテリーを組んでいます。最後は2013年9月18日の中日戦(鳴尾浜)で、
先発で組んだのもこの時以来ですね。しかも2人ともが5回まで出たのは、
2011年まで遡らなくてはなりません。先に書いた小郡のあと、
9月11日に広島戦で6回まで(秋山投手の降板後に原口選手が
逆転タイムリー二塁打を放って、負けを消した!)、
またフェニックスリーグでも3試合で組み、すべて5回以上いっています。

というわけで、2013年9月18日以来2年7ヶ月ぶりのバッテリーで、
2011年10月22日のフェニックスリーグ・横浜戦以来4年半ぶりに
5回まで組みました。そして、この2人と同級生の広島・堂林選手が
4番で先制ソロを含む4安打3打点の大活躍!「まだいますよ〜。
庄司と中村」と原口選手が言うように、2番・庄司選手と、
キャッチャーの8番・中村亘選手も同級生でした。みんな高校から
入団して7年目。戦いの場が、次は甲子園球場かマツダスタジアム
だったら嬉しいですね。

さて試合は、秋山投手が5回3失点で降板後に打線はいったん
追いつきます。しかし9回に石崎投手が勝ち越し点を与え、
陽川選手は2打席連続タイムリーで食い下がったものの1点及ばず…
という結果でした。そういえば入団年は違えど、陽川選手も
1991年組ですね。きょうナゴヤで先発予定の岩崎投手も。

《ウエスタン公式戦》4月6日

阪神−広島 5回戦 (鳴尾浜)

オリ 010 020 012 = 6

阪神 000 002 21X = 5 

◆バッテリー

【阪神】秋山-小嶋-山本-田面-●石崎(3敗1S) /
原口-清水(8回表)-小豆畑(9回表)

【広島】辻(7回)-○へーゲンズ(2勝)(1回)-飯田(2/3回)-S西原(1/3回)
/ 中村亘

◆本塁打 堂林1号ソロ(秋山)、ペレス2号2ラン(辻)

◆二塁打 ペレス

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]二:上本  (4-1-0 / 0-1 / 0 / 0) .333

2]左:緒方  (5-2-0 / 0-0 / 0 / 0) .444

3]指:ペレス (5-3-2 / 2-0 / 0 / 0) .382

〃走指:俊介 (0-0-0 / 0-0 / 1 / 0) .296

4]三:陽川  (5-2-2 / 2-0 / 1 / 0) .298

5]右:板山  (4-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .214

〃打:中谷  (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .258

6]中:柴田  (2-1-0 / 0-2 / 0 / 0) .238

7]捕:原口  (1-0-0 / 0-2 / 0 / 0) .250

〃走捕:清水 (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .333

〃打一:坂  (0-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .154

8]一:西田  (2-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .143

〃打一:森越 (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .212

〃打:新井  (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .333

〃捕:小豆畑 (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .000

9]遊:植田  (3-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .143

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

秋山 5回 68球 (9-5-0 / 3-3 / 5.40) 141

小嶋 1回 23球 (1-2-0 / 0-0 / 6.00) 140

山本 1回 15球 (0-3-0 / 0-0 / 0.00) 135

田面 1回 19球 (2-1-0 / 1-1 / 5.40) 149

石崎 1回 35球 (2-0-2 / 2-2 / 4.70) 149

試合経過

秋山は1回、1死後に内野安打で庄司を出しますが、プライディ
を空振り三振に仕留めて2死。続いて原口が盗塁阻止と3人で
片づけました。しかし2回、先頭の堂林にライトへホームランを
打たれて先に失点。2死後に自身の足元を強襲する内野安打を浴び、
さらに連打で満塁とするも追加点は与えず。3回と4回は三者凡退です。

ところが5回は1死から桑原に中前打、野間の中前打
(ランナーが好スタート)で一、三塁となり、庄司の右犠飛で1点。
ここは板山-西田-原口と素晴らしい中継だったのですが、
コリジョンルールにより原口はブロックできず。桑原を還して
しまいます。そしてプライディの右前打でまた一、三塁(これまた好走塁)
となって堂林の左前タイムリー。これで3対0となりました。

打線は1回2死からペレスが左翼線二塁打したものの無得点。
2回は1死後に柴田の中前打、しかし原口の遊ゴロを桑原がキャッチし、
倒れたままセカンドにトス、一塁へ転送されて併殺
(これはナイスプレーでしたね!)。3回と5回は1四球ずつ
あっただけで得点はありません。6回表に小嶋が2死から
中村亘に左前打されたものの、桑原はカーブで空振り三振に
仕留めています。

するとその裏、先頭の上本が内野安打、緒方の二ゴロで走者が
入れ替わり1死一塁。続くペレスが初球を打って、
センターバックスクリーンへの2ラン!
7回表は山本が登板して1番から3者連続三振を奪います!
野間を最後は真っすぐで見逃しの3球三振。
庄司とプライディはスライダーで空振り三振でした。
その裏は柴田と原口が連続で四球を選んだものの得点なし。
3対2と1点ビハインドで迎えた8回。田面と清水のバッテリーが
先頭の堂林に左前打され、犠打で二塁へ。メヒアの左前タイムリーで
2点差となります。しかし8回裏に追いつきました!へーゲンズから
上本が四球、緒方の中前打で一、二塁。ペレスは3球三振でしたが、
陽川の左前打で上本が生還。板山の一ゴロで2死三塁となって
柴田のところで暴投があり、緒方も還って4対4!柴田は死球、
代打・坂は四球で2死満塁とするも、代打・新井が
空振り三振で同点止まりです。

そして9回は石崎と小豆畑のバッテリー。1死を取ってから野間に四球を
与え、2死後に小豆畑の捕逸と四球で一、二塁として堂林が
左前タイムリー。さらに土生も中前タイムリー…。2点の勝ち越し
を許しました。9回裏、飯田に2死を取られた打線ですが、そこから
緒方が中前打、ペレスも中前打で一、二塁。続く陽川が
左前タイムリー!1点差に迫ります。2死一、二塁でピッチャー交代、
代打は中谷。2球見送ったあと、3球目のボールで代走の俊介と
陽川が盗塁を決めるも、最後は空振り三振で試合終了。
1点及びませんでした。

掛布監督が語るペレスと石崎

ペレス選手のホームランについて聞かれた掛布監督は「すごいね」と
、まず一言。それから「去年のいい状態のバッティングを
していると思うよ。でも、ちょっと脆いところがあるかな。
あの三振とか。それが気になる。勝敗を左右するところで
打ってるし、気持ちが前に出ているのはわかるけど。
攻められ方に合わせたアプローチが出来れば十分、
1軍でも対応できるバッターだと思う。ただ、ああいう
三振をするのは…」と続けました。
これが掛布監督の指摘する場面。8回無死一、二塁で3球三振に
倒れたペレス選手です。これが掛布監督の指摘する場面。
8回無死一、二塁で3球三振に倒れた打席が、どうしても
気になるようです。「最初の二塁打とか、最後のセンター前とか、
いいところはあるんだよ。僕らが高望みしているのかも
しれないけど、あそこで簡単に三振するのはねえ。
まあ広角に打ってるし、状態はいい」

また石崎投手には「ファームの形として最後に石崎と、
ああいうふうに使い続けないといけない。そこで何かを
つかんでくれれば。でも3回目だからね」と、
抑えで3度目の救援失敗となった点を挙げました。
3月20日のオリックス戦(3対3の9回表、ブランコ選手に勝ち越しHR)、
3月31日のソフトバンク戦(0対0の9回裏にサヨナラ負け)に続いて…ですね。
2死二塁でプライディ選手にカウント2-0としたところで、
自らマウンドへ向かった掛布監督。3月17日の中日戦(鳴尾浜)で、
先発の田面投手の時以来2度目のことでした。「左バッターと
右バッターのどっちが投げやすい?という話をね。2人で
1つアウトを取ればいいんだからと。あれはまあ打った堂林を
褒めてあげなきゃね」。結果的には右の堂林選手と
左の土生選手に連続タイムリーを浴びてしまったんですね…。でも
「いい経験していますよ。負けの中にも収穫あり!」と、
掛布監督ならではの締めでした。

同級生バッテリーのコメント

秋山投手は9安打を浴び3点を失ったものの、低めに丁寧な
ピッチング。「ファームに来てから“奥行き”を使うこと、
意識しています。今までカーブやフォークだったところで
スライダーを使うようにして、わりと序盤は右バッターも
左バッターもいい反応で打ち取れたんで、ひとつの収穫かな
というのもあるし。ちょっと緩めのスライダーで他の球種も
生きてくると思うので、これからもその方向で他を生かして
いくというところですかね」

堂林選手のホームランに「入るとは…」と苦笑い。確かに、
ライトの板山選手もいったんは前に来るような素振りだったし、
まさに「入るとは…」という感じでした。「打ち取ったと思った。
仕方ないですね。2本目のタイムリー(5回)は完全に甘く
入ってしまったんで」。現時点の課題として「スライダーの精度
というか、奥行きが使えるように。サイドにはそれなりに
投げられているので。奥行き、まあ緩急ですね。勝負球
として難しいカーブ以外は」と話しています。

原口選手にも聞いてみましょう。「秋山、よかったですよ!
この前の由宇よりもよかったと思います。スピードガン以上に
ボールが来ていました」。そう言ったあと「連打の時に
甘いところがあった」と続けたので、秋山投手の球が?
と思ったら「もうちょい工夫して、しっかり配球していければ」
と、いつの間にか自分自身の反省につながっています。
原口選手らしい。

「ボール自体はよかったけど、当たるところへ行ってしまう。
でも5回3失点だし、追いついたから。そのあとの小嶋さんも
山本さんもよかったですね。気合いが入っていたし、
ナイスピッチングだと思います!」

山本投手は3月17日のウエスタン・中日戦(鳴尾浜)で今季初登板し、
1イニングを1安打無失点ながら「内容も0点だった」と笑顔は
ありませんでした。しばらく間があいて次は4月3日の社会人
・カナフレックス戦(鳴尾浜)で2イニングを投げ二塁打1本と
四球1つ、三振4つ。二塁打は、もと阪神の藤井宏政選手に
打たれたもので「1球目がボールで、次は入れようと思ったら
真っすぐがスライドしてしまった…、失投です」と悔やんでいました。

そして、きのう6日が3試合目。7回1イニングを3者連続三振
という結果です。「前回も前々回も、真っすぐ、真っすぐで
ノースリーになってしまった。今回は原口がスライダーから
入ってくれて、初球を取れたのが大きかったですね。
有利なカウントで行けたと思う。この前は苦しまぎれだったけど、
きょうは自分のペースで放れました」。左ヒジについては
「大丈夫です。球速は出ていないけど、痛いとかじゃないんで。
フォーム的なことをもっとやって、はまってくれば出てくると
思います」とのこと。
8回に登板した田面投手は、先頭・堂林選手への初球で
『149キロ』が出ました!見逃しストライクですから
打球速度ではない。というわけでプロ最速とさせていただきます。
社会人時代には150キロ超えもありますもんね。本人は
「いい感覚で投げられたのは確かですが、149キロ出る
とは思っていなかった。帰ってきた時に言われたけど…」
と半信半疑です。

2安打で1点を失ったところは「堂林のヒットは仕方ない。
でもメヒアのは。あれだけは失投です。中村の三振(スライダー)
みたいにしたかった」と振り返る田面投手。こんな言い方は
失礼ですけど、ストライクを取るのに一生懸命だった
昨年前半までとは、その反省ポイントから違ってきましたね。
次の登板も楽しみにしています。

ペレス、陽川、緒方、植田

1回に二塁打、6回に2号2ラン、9回は右前打と3安打のペレス選手。
ホームランの手応えはよかったらしく、バックスクリーンに
当たったのも「ちゃんと見ていた」と言っていました。
前日は二塁打3本、好調ですね。「特に修正していることはなく、
初球から全力でいくことを意識しています」。日本のピッチャー
については「だいたいわかってきたが、ピッチャーによって
違うので見極めながらやっている」そうです。

次は、3打席凡退(2、3打席は三振)のあと、8回と9回に
連続タイムリーを放った陽川選手です。「みんなで回してくれて
チャンスが来たので何とかしたかった、ってのはありますね。
9回は2アウトからつながって、つながって来た。途中まで
仕事ができていなかったので、自分もつないで最悪ランナーを
還せたらと」。ホームランを狙う気持ちは?「多少はありましたけど、
そこは大振りにならずにいけた。なんとか食らいついていこうと
思っていました」

掛布監督から、左足の使い方を試合前にも言われ「左足をひねって
踏み込むと打つ時に開くので、体も開いてしまう。練習中から
意識していた」と話す陽川選手。現時点でウエスタン・リーグの
トップなのが、本塁打4、打点13、塁打31(ペレス選手とタイ)で、
長打率.544はペレス選手の.564に次ぐ2位です。昨年までなら、
2三振したあとで2連続タイムリーはなかったかも。
まあ三振16ってのもリーグトップですけど、打率を.298
(リーグ8位)と保っていることは大きな進歩と言えますね。

緒方選手は前日、ライナーで防球ネットに突き刺さった今季1号
を含む2安打。6日は8回と9回に中前打を放っています。
その前の二ゴロも当たりはよかったでしょう?
「そうですね。芯でとらえられたので内容はよかったです。
内容がよくてヒットにならないのは一番辛いですけど、
まあ最後に出たので」。6回の生還はペレス選手の2ランでしたが、
8回は暴投で滑り込みセーフ!9回も二塁から生還で計3得点。
これこそが緒方選手の仕事です。
最後に植田選手。3回の1打席目は西田選手が四球を選び、
無死一塁となったところでの犠打でした。あれはサイン?
「はい、サインです。セーフティーの」。なるほど。
いいバントだったけど惜しくも一塁はアウトで、結果的に走者を
進めました。左打席でのバントは初めて?「初、ですね。
セーフティだったんで、送りバントよりやりやすい。
ファウルになってもいいと言われていたんですけど、
うまくいった。いいとこ行きましたよね?」。嬉しそうに笑います。

  • 2016.04.03 Sunday

社会人・日本新薬戦は17安打13得点!4投手が完封リレー《4/2 阪神ファーム》

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今週末は公式戦の予定がなかった阪神タイガースのファーム。
土日は鳴尾浜球場で社会人の企業チームと交流試合が組まれていて、
まず2日は日本新薬を迎えました。2014年を除き毎年のように
対戦している日本新薬(2010年、2011年は雨天中止)、
ことしは3月上旬に開催されたJABAスポニチ大会で初優勝!
秋に京セラドームで行われる『第42回 社会人野球日本選手権大会』
の出場権を早くも獲得しています。

なお、この大会で2試合に先発し、いずれも完封勝利を挙げた
榎田宏樹投手(タイガース・榎田大樹投手の弟)は見事、
大会MVPに選ばれました。鳴尾浜の交流試合でも2012年と2013年に
リリーフ登板していますが、今回はなし。日本新薬は4月13日から
JABA岡山大会があり、これには野原将志選手の三菱重工長崎、
阪口哲也選手のパナソニックも出場します。日本新薬はもう
日本選手権本大会は決まっているので、都市対抗に向けて
5月末の近畿地区予選に集中できますね。

さて試合は、横山投手、松田投手、岩本投手、桑原投手が
5安打完封リレー。打線は1回に陽川選手のタイムリーで始まり、
2回に4点。7回は6連打で4点を取って、とどめに原口選手の
満塁ホームランと計8点。17選手が出場、17安打と6四死球で
毎回ランナーを出し、13対0の快勝でした。

《交流試合》4月2日

阪神- 日本新薬 (鳴尾浜)

新薬 000 000 000 = 0

阪神 140 000 80X =13

◆バッテリー

【阪神】横山-松田-岩本-桑原 / 清水-小宮山(4回~)-小豆畑(6回~)

【日本新薬】西川(3回1/3)-齋藤(2回2/3)-杉上(1/3回)-滝谷(0/3回)
-三木(1回2/3) / 鎌田-千葉(7回~)

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策)

1]左:緒方  (3-2-0 / 1-2 / 1 / 0)

2]右中:俊介 (2-1-2 / 0-1 / 1 / 0)

〃走遊:植田 (2-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

3]一:ペレス (3-2-1 / 1-0 / 0 / 0)

〃一:原口  (1-1-4 / 0-1 / 0 / 0)

4]三:陽川  (4-1-2 / 0-0 / 0 / 0)

5]指:新井  (1-0-0 / 1-1 / 0 / 0)

〃打指:鶴岡 (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

〃捕:小豆畑 (2-2-0 / 0-0 / 0 / 0)

6]中:柴田  (2-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

〃右中:中谷 (3-1-0 / 1-0 / 0 / 0)

7]二:坂   (2-1-0 / 0-0 / 0 / 0)

〃二:西田  (2-2-1 / 0-1 / 0 / 1)

8]捕:清水  (1-1-0 / 0-0 / 0 / 0)

〃打:小宮山 (4-1-1 / 2-0 / 0 / 0)

〃捕指:〃

9]遊:森越  (2-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

〃右:板山  (3-2-2 / 0-0 / 0 / 0)

◆投手(打-振-球/失点-自責) 最速キロ

横山 4回 63球 (3-5-0 / 0-0) 144

松田 1回 8球 (0-0-0 / 0-0) 140

岩本 2回 34球 (2-4-1 / 0-0) 141

桑原 2回 25球 (0-2-0 / 0-0) 145

試合経過
まず攻撃から。1回は緒方の四球とペレスの右前打など
1死一、三塁の場面で陽川が中前タイムリー。2回は坂の内野安打
と清水の左前打、緒方の四球で1死満塁として俊介が左前に
2点タイムリー。一、二塁でペレスが中前打を放って
緒方が生還し、俊介は三進、ペレスも二塁へ。続く陽川の中犠飛で、
この回4点を奪います。3回から6回までヒットは4回に緒方が
右翼線二塁打、6回に先頭・板山が中前打した2本だけながら、
四死球で毎回ランナーを出しました。

この間に追加点はなかった打線ですが、7回に爆発します。
原口が死球、1死後に小豆畑の右翼線ぎりぎりに落ちるヒット
(原口、三塁へ行けず)、中谷の中前打で満塁となり、西田が
タイムリー内野安打。ついで小宮山が放った右中間への当たりに
センターが飛びつくも…ボールはグラブから転がり、
小豆畑が生還して、ここで投手交代。まだ続きます。

なおも1死満塁で板山は中前タイムリー。2人を還し、
緒方のセカンド内野安打で満塁。植田は空振り三振に倒れ
2死となりましたが、一巡して2度目の打席に入った原口は
1球ボールを見送ったあと2球目、137キロの真っすぐをレフトへ!
見事なグランドスラムで、この回一挙8得点です。8回は
小豆畑と西田に、それぞれ2本目のヒットが出たものの
追加点はなし。まあ13点も取れば十分ですかね。

ついで投手陣。今季初先発の横山投手は1回、2死から3番・濱田に
中前打されますが清水の盗塁阻止で終了。2回、3回は三者凡退です。
4回は先頭の1番・福田に右前打、この回からマスクをかぶった
小宮山が盗塁を刺し、続く板倉に左前打。次の濱田は二ゴロで、
西田がよく捕って送球するも森越の足が離れてセーフ
(記録は西田のエラー)。1死一、二塁としたあと4番・中を
空振り三振、鎌田は遊ゴロに仕留め、
4イニングを投げて3安打無失点でした。

5回は松田が今季初登板。6番からを遊邪飛、遊直、左飛と
8球で三者凡退に切って取ります。ついで岩本が、
6回は2安打と1四球などで1死満塁のピンチを作りながらも
中を見逃し、鎌田を空振りで連続三振。7回は1死から連続で
見逃し三振を奪い三者凡退。最後は桑原が、2三振と
内野への打球のみで2イニングを完ぺきに抑え、試合終了です。

「満塁弾は彼にとって必要な結果」

試合後、原口選手の満塁弾にコメントを求められた掛布監督は
「その前の走塁。行かなきゃ、サードまで。反省してると思うよ」
という第一声。7回に先頭で死球を受け、1死後に小豆畑選手の
右前打で三塁へ行けなかった点ですね。結果的には連打で
生還できたとはいえ、チャンスを逃している可能性は
大きいところ。はい、本人も非常に反省しておりました。
のちほど。
満塁弾には「完璧だよ。素晴らしいのひとこと!少ないチャンス
にああやって結果を出して。そんなにボールを追いかけなくなった
かな。変なボールを追いかけないから結果が出る」と掛布監督。
また原口選手自身について「あれだけ自分のやることを
やってる子だから。1人でやる練習にも強いし、諦めることがない。
一番大切なものを持ってるね。継続する力を」と評価しました。

「今、(背番号)3ケタをつけていますが支配下も見えてくる。
彼にとって、ことしは2ケタにする挑戦の年になってる。
ムダな時間を作りたくないだろうね。一日一日をしっかり大事に
。キャッチャーが多くてなかなか回ってこないんだよね。
坂本が戻ってくると6人でしょ?きょうみたいにファーストを
守るとか、彼はDHで使えるからね。満塁ホームランは、
すごいというより彼にとって必要な結果ですよ」

練習と試合は分けて考える。
原口選手に聞いてみましょう。練習を終えて引き揚げてくる時、
カメラを向けたら「きょうは気持ちが…」とうつむいてしまいました。
なるほど、やはり走塁のことですね。先に満塁ホームランの話を。
「入るとは思ったけど打球が上がりすぎたんで」と言うように、
ネットのもっと上に突き刺さりそうだったけど、フワッと
当たった感じですね。でも見事でした。「こういうバッティングを
続けていきたい。僅差の試合で打てるように頑張ります」

掛布監督が、ボールを追いかけなくなったと。「練習では
だいぶ意識してやっています。でも、この前のソフトバンク戦は
練習でやっていることを試合で出そうと考えすぎて、スイングが
出来なかった。きょうは練習と試合を分けて臨んだので、
しっかり腰のキレを意識して振れたという感じです。左足が
ちゃんと着地してからスイングしようと、練習では意識して
やっています」。できてきた?「まだまだですけど、
きょうは理想的なバッティングができました」

さて走塁について。「まず悪いのは、打球の落ちるところを
見ていなかったことです。あとは…自分の足を信じていなかった。
公式戦でなくてよかった。しっかり反省して次への課題にします」。
掛布監督が「反省してるよ。そこが原口」と言われた通りですね。
また、キャッチャーが多くてマスクをかぶる機会は多くないものの
「まずはバッティングで負けないようにアピールしていかないと、
守れるとこがないんで。出るところでしっかりやっていきたい」
と話しています。

いい意味で気持ちに余裕がある

3月30日に岩田投手と入れ替わってファームに来た緒方選手は、
私の顔を見るなり「うわっ!」と言い、「会っちゃいましたね」
と苦笑い。そうですね、教育リーグから1軍のオープン戦へと
戻る時に「ことしは鳴尾浜で会わない」と約束したけど、
思いのほか早く会ってしまって…。でも10日間だけでしょう?
「はい、短い付き合いでお願いします(笑)」。わかりました。
でも早速、緒方選手らしいところを見せていますね。四球2つに
二塁打と内野安打、盗塁も1つ。「降りてきて最初の試合で
いい部分が出せたので、これをしっかり継続して、
いつ呼ばれてもいいようにやっていきたいです」。
四球を選んだ際も余裕を感じました。「プロとアマのボール
は違いますけど、余裕を持って見逃せたと思います。
二塁打も追い込まれてから(2ストライクのあとボール3つで
6球目を)打てたので、そこはすごくよかった」

1軍での戦いを意識して?「変な力みが出ず、冷静
見ていけたので。今までと違って、いい意味で気持ちに
余裕がありました。それが悪く出るとか、逆にファームの
雰囲気になじんでしまうことなくやっていければと」。
最後に「高山、横田、打ちましたか?」と聞きます。
やっぱり気になりますよねえ。しかもまた打っている…。
それでへこむ緒方選手じゃありません!俄然やる気になっていました。

横山と松田、それぞれの“初”
今季初先発だった横山投手。「まだこれから調子は上がってくる
と思います」今季初先発だった横山投手。「まだこれから調子は
上がってくると思います」

続いて投手陣です。先発した横山投手は4回を投げて3安打無死点。
「この前よりはよかったです。課題はたくさんあるので
満足は全然していないですけど。まだまだ調子は上がってくると
思います。しっかりやっていきたい」。課題はどんあところ?
「真っすぐの質ですね。どうしても、しっくりこない。
いい時はもっとスピンがきいてる。でも段階は踏んできたから、
上げていければいいと思います」

松田投手は「ことし初めてでしたね、実戦登板。ケガあけで
ステップアップできたかなとは思いますけど、ケガで出遅れている部分があるので、そういうことも言っていられない。投げさせてもらえるなら公式戦で結果を出していきたい」と話しています。ここまで焦りはありましたよね?「ないわけじゃないけど、やることは変わらないので、それをしっかりやっていこうと一日一日を過ごしてきました」

右肩の状態は「ケガしないフォームにするのも大事ですし、真っすぐが僕の持ち味なので、それも良くなるようにしながら(ちょうどいいフォームを)探している感じですね」とのこと。
松田投手はまず第一歩。焦らないで、でも必ず1軍の戦力に戻ってください!松田投手はまず第一歩。焦らないで、でも必ず1軍の戦力に戻ってください!
最後に久保投手コーチの談話です。横山投手について「前より少しは右肩上がりになっていますね。よくなっています。フォームが、というわけじゃないけど、腕が振れる場所、体重の移動とか基本的な部分をやろうとしてきた」と言います。最速で144キロが出ました。「前進ですね。いいことです。次は公式戦いきますよ」。既に中継ぎでは公式戦2試合に投げているので、これは先発でいきますよという意味だと勝手に解釈しました。

松田投手は「とりあえず出発したとこ!まだ次の駅まで行っていない。でも投げられるようになったから。あとは肩とか歪みがなければ、少しずつ入っていける。道のりは長かったですけどね。やっと出発したとこです」と、これからを強調した久保投手。はい、本人も周りも焦りは禁物ですね。

  • 2016.04.01 Friday

小鷹に連敗で3月終了。30日は1発で逆転負け、31日はサヨナラ負け…《阪神ファーム》

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まず最初に、阪神ファームと社会人チームとの交流試合について
お知らせします。あす4月2日は日本新薬、3日はカナフレックス
と鳴尾浜で対戦します。日本新薬は榎田投手の弟・宏樹投手が、
またカナフレックスは元阪神の藤井宏政選手がいるチーム。
昨年はパナソニックの阪口哲也選手が鳴尾浜にやってきましたが、
今度は藤井選手ですね。和歌山箕島球友会とも試合があれば
穴田真規選手も見られるのに。

それと4月26日は履正社学園、27日は関西メディカル学院
と同じく鳴尾浜で交流試合があり、時間はすべて12時30分からです。
以上、お知らせでした。

筑後でのソフトバンク戦

できたてほやほや、ソフトバンクのファーム新球場
『タマホーム スタジアム筑後』で行われた、ウエスタン・リーグ
のソフトバンク-阪神3連戦。29日は打ち勝った阪神ですが、
そのあと連敗してしまいました。30日は降りしきる雨の中で
青柳投手が牧原選手に逆転3ランを浴び、そのまま敗戦。
31日は0対0で9回裏に石崎投手が打たれてサヨナラ負けです。
3日間とも寒かったり雨が降ったりで、関西から遠征された
ファンの方も大変だったでしょう。次は青空を見たいですね。

では30日と31日、2試合分をまとめてご紹介します。
30日は現地で取材したので、いつも通り試合経過と
コメントを書きました。31日は結果のみ、30日に聞いた
ドリス投手の話を一緒にご覧ください。

■30日■

雨中の1発で逆転負けした2戦目

《ウエスタン公式戦》3月30日

ソフトバンク−阪神 2回戦 (タマスタ)

阪神 020 000 000 = 2

ソフ 000 030 00X = 3 

◆バッテリー

【阪神】●青柳(1勝1敗)-田面-二神-ドリス / 清水

【ソフ】○笠原(1勝)(7回)-岡本(1回)-Sスアレス(1勝4S)(1回) / 拓也

◆本塁打 牧原2号3ラン(青柳)

◆二塁打 新井、古澤

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]中:柴田  (4-0-0 / 2-0 / 0 / 0) .265

2]右左:俊介 (3-0-0 / 1-1 / 0 / 0) .350

3]左:ペレス (4-1-0 / 2-0 / 0 / 0) .357

〃右:中谷  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .286

4]三:陽川  (3-1-0 / 1-1 / 0 / 0) .326

5]一:新井  (4-2-1 / 1-0 / 0 / 0) .421

6]指:原口  (2-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .267

〃走指:板山 (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .217

7]二:坂   (3-0-0 / 2-0 / 0 / 0) .156

8]捕:清水  (3-1-1 / 1-0 / 0 / 0) .333

9]遊:森越  (3-0-0 / 2-0 / 0 / 0) .219

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

青柳 5回 98球 (4-2-5 / 3-3 / 3.27) 141

田面 1回 18球 (2-0-0 / 0-0 / 5.00) 143

二神 1回 10球 (0-0-0 / 0-0 / 4.50) 142

ドリ 1回 17球 (0-1-0 / 0-0 / 0.00) 152

試合経過

30日も先取点は阪神。2回に先頭の陽川が四球を選び、新井の
左中間二塁打で一塁から一気に生還!さらに1死三塁となって
清水が左前タイムリー。でも結果的に笠原をはじめとする
ソフトバンク投手陣から得点できたのは、この回だけだったのです。
公式戦2度目の先発・青柳投手。公式戦2度目の先発・青柳投手。
田面投手は2安打されましたが無失点。田面投手は2安打されましたが
無失点。二神投手は8回を三者凡退に!二神投手は8回を三者凡退に!
9回に左前打で出た新井選手。2回のタイムリーと合わせて2安打です。

阪神の先発は青柳でした。1回は1死から左前打された牧原の盗塁を
清水が素早く阻止!続く塚田に四球を与えると、ここも清水が刺し、
あっという間にチェンジ。2回は三者凡退、3回は先頭に四球を
与えながらも後続を断って、4回は塚田への四球と江川の右前打
などで2死二、三塁としますが抑え、ここまで2安打無失点。

しかし雨が激しくなった5回裏に展開があります。青柳は
まず先頭の李杜軒を四球で出し、拓也の三振でまたしても
清水が盗塁を阻止!これで2死ランナーなしになったものの、
マウンドの状態が相当悪かったのでしょう。青柳は踏み出す左足も
着地する右足も何度か滑らせ、古澤への2球目で体勢を崩し
手をついてしまいました。

ベンチから西田が持っていったバスタオルで手を拭いた時に
少し笑顔が見えた青柳ですが、古澤には左中間二塁打を浴び、
続く釜元に四球を与えたところで久保投手コーチが再度要望して、
マウンドに乾いた土を入れてもらいます。そして2死一、二塁
でゲームが再開された直後、牧原に逆転の3ラン…。
塚田から空振り三振を奪って、雨中の5回が終わりました。

6回は田面が2死後に連打を許しながら抑え、7回の二神は
内野ゴロ3つで打ち取って、8回はドリスがクリーンアップ相手
に三者凡退でした。つながらずじまいだった打線は6回に俊介が
四球を選びますが盗塁を刺され、陽川が右前打するも無得点。
7回は原口が四球、犠打で1死二塁となっただけ。9回に新井が
右前打したものの他は三振3つと、反撃の糸口さえないまま
試合終了です。

青柳の試練、この雨を経験に…
5回2死一、二塁で、ようやくマウンドに乾いた土が
入れられました。5回2死一、二塁で、ようやくマウンドに
乾いた土が入れられました。
青柳投手に関して、まず久保投手コーチの談話から
ご紹介しましょう。「マウンドが悪すぎるのを、自分で
アピールしなきゃというか。投げられない状態で
投げていたんですよ。ケガしてもしょうがないような。
プロだから、自分で自分を守っていかないと。
自分で主張してね。自分の生活を守るために
遠慮はいらないから。1軍でも起こりうることなので、
こういうのを経験としてね」

あのままだとケガにつながる可能性もあったという
久保コーチ。最後は「いや〜故障しなくてよかった」
と、本当にホッとした様子でした。

ただし、青柳投手は何度かお願いをしたそうですよ。
「土を入れてください」と。でも5回裏2死ランナーなしで、
すぐにグラウンド整備があるから「もうちょっと頑張ろう」
と言われたとか。手間がかかるというよりは、間を空けず
投げ切った方がいいんじゃないかってことでしょうね。
二塁打を浴びたあとでまた要望したんですが
「断られちゃいました」と苦笑い。そして四球を
出したところで久保コーチが出向いたというわけです。
逆転3ランを喫した直後の青柳投手。「真ん中、高めのツーシーム」
でした。2死一、二塁となって、ようやく土が入り、
1球で逆転され、しかも負けにつながったんで…」。
申し訳ない。悔しい。不甲斐ない。いろんな思いが見て取れる
表情です。4回までも含めて「フォアボールと球数が多かった
ことがよくないですね。前回の反省点が改善されていなかった」
と振り返り、雨もあってマウンドは「めっちゃ悪かった」
という5回は「ストライクを入れるのが精一杯でした」
と目を伏せる青柳投手。

掛布監督は「僕らが気づいてあげるべきだった。久保コーチが
行った時はもうだいぶ悪かったみたいで。でもプロでやる以上、
自分で言わないとケガにつながるから。それは
勉強したんじゃないかな」と言います。おそらく、
もっと強く主張していい、しなくちゃいけないという意味でしょう。

チームを引っ張る“新井アニキ”
次は新井良太選手。25日からの広島戦と29日からの
ソフトバンク戦で、5試合のうち3試合は初回にタイムリーを
放っていて、30日は2回にタイムリーが出ています。調子が
いいですねと言われて「普通だよ〜、普通だよ〜」と
繰り返しました。掛布監督からアドバイスも?
「教えていただいているので、しっかり自分の中で
振り返って頑張っていきたいですよね」。打席で
落ち着いているのでは?「そう見えているならいいんじゃないかな」

なお青柳投手が、4回1死からストレートの四球を与えた際に
マウンドへ歩み寄り声をかけました。「独特なフォームなんだから、
もっと腕を振って思いきりいけ!と言いました」。なるほど。
5回には青柳投手が苦手な牽制を、しかも雨の中でやった時に、
ワンバウンド送球をしっかりキャッチし、何度も大きな声を
かけたりしていた新井選手。頼りになる“アニキ”ですけど、
ずっとここにいるわけにはいきませんね。
自身の打撃練習が終わった時、掛布監督から何か
話しかけられていました。
掛布監督は新井選手のことをこんなふうに言っています。
「いいよ。いい。こっちに来て取り組んで、いい状態で打ってる。
きのう(29日)は振り過ぎの傾向があったけど、きょうは
リラックスしてた。由宇からずっといい。本人も手応えを
感じていると思う。左ひざを柔らかく使えるようになったし。
今はうまく使えてるから、体がレベルに振れる。
ティーバッティングなんかもね。野球は下半身が大事。
意識しないで、それを1年間やれば、そんなに崩れることはない。
いろいろ考えすぎてしまうところがあるからな、良太は」

現在、リーグ2冠の陽川

陽川選手は30日まで8試合連続安打(31日はノーヒットで
ストップ…残念)でした。3月15日に公式戦が始まって
2試合連続ホームランがあり、18日から30日まで8試合連続安打。
つまり、その間で打っていないのは17日のオリックス戦1試合だけ
だったってことですね。しかもホームラン4本を含んで。
31日の時点で4本塁打、11打点、15安打(ペレス選手ら複数)
ともリーグトップです。
。陽川選手の連続安試合打は8で止まったけど、
またすぐ続けてくれるでしょう。
8試合連続について陽川選手は「1打席、1打席、
しっかり切り替えて入れていると思います」とのこと。
30日は6回に右方向へいいヒットがあって、掛布監督も
評価していたと聞き「追い込まれていつも通りだと、
外の変化球が打てないので。そこは継続してやっていきたい」
と話しました。継続は大きなテーマ?「結果がついてくると
思うので、いいところは続けていきたいです」

三振が多くても、豪快なホームランが見たいというファンの方は
多い選手。本人は確率も上げたいでしょうけど、その魅力は
捨てがたいですよね。
試合前、キャッチング練習をする清水選手。フットワークの良さは
抜群です。
最後に清水選手のコメントも書いておきます。19日のオリックス戦に
続いて青柳投手をリードし、打つ方でも2回にタイムリーを放って、
もちろん盗塁阻止でも助けましたね。1試合に3つ刺したのは経験あり?
と聞いたら「わからない」という返事。そして「それも3ランで
帳消しです…」と。逆転3ランを、打たれた青柳投手以上に
悔やむ清水選手でした。

■31日■

3戦目はサヨナラで今季初の完封負け

31日は予報通り朝からポツポツと雨が降っていたようで、
試合中に何度か激しくなったものの最後まで行われています。
私はテレビ観戦でしたが、スコア通りの投手戦で、阪神の先発
・守屋投手は6回を投げ、2安打6三振1死球で無失点と好投!
そうそう、31日は3回裏が始まる前にもうマウンドに土が
入れられていましたよ。

しかし打線がわずか3安打ですからねえ。3回1死から小宮山選手が
中前打、中谷選手は相手エラー、2死後に坂選手の四球で満塁と
攻めたましたが、ペレスが三振で3者残塁…。
7回は小宮山選手の左前打と代打・板山選手の中前打で
1死一、二塁とするも俊介選手が二ゴロ併殺打で無得点。
他は四死球での出塁があっただけです。

守屋投手のあとドリス投手が2イニングを0点に抑え、
0対0のまま最終回に突入。3人目の石崎投手が牧原選手に
左前打され、犠打で二塁へ。2死後に釜元選手のショート内野安打で
一、三塁。ここで代打・真砂選手にフルカウントの末、
146キロの真っすぐを左前打…。二神投手がホームランを
浴びた27日の広島戦に続く、今季2度目のサヨナラ負けを
喫しています。完封負けは今季公式戦初でした。

《ウエスタン公式戦》3月31日

ソフトバンク−阪神 3回戦 (タマスタ)

阪神 000 000 000 = 0

ソフ 000 000 001x = 1 

◆バッテリー

【阪神】守屋-ドリス-●石崎(2敗1S) / 小宮山-鶴岡(7回~)

【ソフ】東浜(5回)-○中田(1勝)(4回) / 細川

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]左右:俊介 (3-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .304

2]遊二:坂  (3-0-0 / 1-1 / 0 / 0) .143

3]指:ペレス (4-0-0 / 2-0 / 0 / 0) .326

4]三:陽川  (3-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .306

5]一:新井  (3-0-0 / 1-1 / 0 / 0) .364

6]中:柴田  (4-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .237

7]二:西田  (3-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .167

〃捕:鶴岡  (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .750

8]捕:小宮山 (2-2-0 / 0-1 / 0 / 0) .444

〃走遊:森越 (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .212

9]右:中谷  (2-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .267

〃打左:板山 (1-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .250

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

守屋  6回 89球 (2-6-1 / 0-0 / 0.64) 144

ドリ  2回 19球 (0-1-0 / 0-0 / 0.00) 153

石崎 0.2回 18球 (3-0-0 / 1-1 / 2.70) 151

頼りになる助っ人・ドリス

話を聞いたのは30日の試合後ですが、31日も連投した
ドリス投手に関するコメントをここでご紹介します。
30日は8回1イニングで3番からをピシャリ。そして31日は
0対0の7回に登板し、4番・江川選手、釜元選手、猪本選手を
たった5球で三者凡退でした。

8回は先頭の李杜軒選手のピッチャー返しをグラブで叩き落とし、
落ち着いて送球。細川選手は遊ゴロ。古澤選手は空振り三振ですが、
これが暴投で三塁側へ転がり、鶴岡捕手を制して捕ったドリス選手が
素早く一塁へ。惜しくもセーフで振り逃げとなったものの、
最後は153キロの真っすぐで上林を二ゴロに。ここまでの
ドリス投手はウエスタン公式戦4試合(5イニング)に投げ、
4安打2三振1四球で無失点です。

「ムーチョいいよ!」と久保投手コーチ(この言葉についてはのちほど)。
「ムーチョいい、を継続してもらいたい。投げさせて投げさせて、
ある程度連投して。1軍だったら勝ち試合のピッチャーは
続けるからね。そこまでは厳しいかな、ファームでは」。
この談話の翌31日もしっかり無安打無失点と結果を出しただけに、
期待はますます膨らみます。

「あそこ、8回をキッチリ抑えてくれるのはありがたいですよ。
7、8、9回でいい戦いができるから。彼は“投げたがり屋さん”だね」
というのは掛布監督。なおドリス投手が2イニングを投げたのは、
1軍のオープン戦(3月4日・ソフトバンク)と、ファームの交流試合
(3月23日・香川)についで3度目。公式戦では初でした。

「ムーチョいいね!」はドリス発信

では本人のコメントです。手応えを感じているかとの問いに
「ファームですけどバッターがいいなと思います。
1軍でやっている人もいるから。その中で抑えられたのは収穫」
と答えました。球種は真っすぐ、ツーシーム、スプリット、
スライダーで、30日に上林選手から奪った空振り三振は138キロのスプリットだったそうです。
ドミニカ出身のラファエル・ドリス投手(28)。195センチ、
109キロです。ドミニカ出身のラファエル・ドリス投手(28)。
195センチ、109キロです。
ところで、本人のみならず選手やコーチまでもが
「ムーチョいいね!」「ムーチョいいよ!」と連発している点に
ついて。もちろん『ムーチョ』がスペイン語であることは
すぐわかりました。歌のタイトルやお店の名前にも
よく出てきますしね。英語の『much』と同じイメージで、
“もっと”とか“とても”、“たくさんの”という意味
で使われます。お菓子のカラムーチョも、そんな感じで
命名されたと聞きました。

ドリス投手いわく「“いいね”という日本語を教えてもらって、
そこにスペイン語をつければいいかなと。ドミニカと日本の言葉を
くっつけてみた。みんなに親しんでもらえたらと思って」とのこと。
同じ意味で、例えば挨拶する時に「コモ エスタ ウステ?
(How are you)」と聞かれて「ムイ ビエン!(Very good)」
と答える『ムイ』というスペイン語もありますが、日本語の
「めっちゃ」とか「むちゃくちゃ」に近い『ムーチョ』
にしたんでしょうかね。

これから観戦される皆さんも、ドリス投手が好投した際には
スタンドから「ムーチョいいね〜」と、ぜひ声をかけて
あげてください。写真にも笑顔で応じてくれて
「ムーチャス グラシアス(Thank you very much)」でした!

  • 2016.03.30 Wednesday

タマスタ筑後での初対戦 陽川が4号鶴岡は3打席連続の二塁打!《3/29 阪神ファーム》

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ことしから福岡ソフトバンクホークスのファーム本拠地となる
『タマホームスタジアム筑後』(タマスタ筑後)に行ってきました。
今月15日に竣工したばかりの新球場。19日に行われたウエスタン
・広島戦が“こけら落とし”で、今回の阪神戦がまだ2カード目です。
関係者入口のロビーにはお祝いのお花がいっぱい!

すべてがピカピカで、とにかく広々としています。メインとなる
球場以外にも、3軍が試合を行う第2球場(8月完成予定)、
大きな室内練習場、選手寮など。すべてを含めた施設を
『HAWKSベースボールパーク筑後』というみたいですね。
鳴尾浜が『Tiger Den (虎の穴)』だから、筑後は鷹の穴?
最寄りの筑後船小屋駅から、すぐ目につく球場とその名前。

その外周を歩いて正面(バックネット側)に行くと『sh』のロゴ。
玄関ロビーにズラリと並べられたお祝いの鉢植え。玄関ロビーに
ズラリと並べられたお祝いの鉢植え。
球場は中堅122メートル、両翼100メートルの大きさ。試合前練習中、
陽川選手は「広いっすねえ」と言っていて「放り込めそう?」
と聞いたら首を傾げただけでしたが、打ったんですよ〜!さすが。
この球場の第1号は、こけら落としとして行われた19日の広島戦で
出ていますが、ソフトバンク・東浜投手が広島の磯村選手に
打たれたもの。翌日は両チームともホームランが出ず、
お披露目の2連戦が終了。次のカードが今回なので、
陽川選手はタマスタ第2号ですね。そして、すぐあとに
江川選手が1号ソロを放って、これがタマスタのチーム1号となりました。

残念だったのは終日どんよりと曇っていたうえに強風が吹き、
寒いのなんの。おまけに、きょう30日は予想外の大雨が練習中と
試合中に合わせて3度も降って大変でした。その雨の影響をもろに
受けたルーキー・青柳投手。その話は…次の記事まで待ちください。
では29日の試合詳細です。

《ウエスタン公式戦》3月29日

ソフトバンク−阪神 1回戦 (タマスタ)

阪神 102 101 010 = 6

ソフ 000 200 000 = 2 

◆バッテリー

【阪神】○岩崎(1勝)-田面-金田-石崎 / 鶴岡

【ソフ】●加治屋(1敗)(5回)-山田(2回)-山下(1/3回)-
星野(2/3回)-伊藤大(1回) / 細川-張本(9回表)

◆本塁打 陽川4号2ラン(加治屋)、江川1号2ラン(岩崎)

◆二塁打 鶴岡3

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]中:柴田  (5-2-0 / 2-0 / 0 / 0) .300

2]右左:俊介 (4-2-2 / 1-1 / 1 / 0) .412

3]指:ペレス (5-3-1 / 0-0 / 0 / 0) .368

〃走指:清水 (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .333

4]一:陽川  (5-1-2 / 3-0 / 1 / 0) .326

5]三:新井  (4-1-1 / 2-1 / 0 / 0) .400

6]二:坂   (5-1-0 / 3-0 / 0 / 0) .172

7]左:板山  (3-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .227

〃打右:中谷 (1-0-0 / 1-1 / 0 / 0) .286

8]捕:鶴岡  (3-3-0 / 0-2 / 0 / 0)1.000

9]遊:森越  (2-0-0 / 0-3 / 0 / 1) .241

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

岩崎 5回 88球 (3-6-3 / 2-2 / 3.60) 139

田面 2回 21球 (0-2-0 / 0-0 / 5.63) 143

金田 1回 12球 (0-1-0 / 0-0 / 0.00) 148

石崎 1回 16球 (0-2-0 / 0-0 / 1.50) 149

試合経過

25日からの広島戦は3試合連続で初回に得点した阪神打線。
この日も1回に柴田の内野安打、俊介の中前打、ペレスの右前打で
無死満塁とし、陽川は三振に倒れるも新井が右前タイムリー!
俊介はホームでタッチアウト、坂は三振で1点だけでしたが、
これで4試合連続の初回得点です。
先発の岩崎投手。4回だけがもったいなかったですね。先発の
岩崎投手。4回だけがもったいなかったですね。連投の田面投手は
2イニングをパーフェクト。連投の田面投手は2イニングを
パーフェクト。金田投手も連投で1回をピシャリ。出迎える
鶴岡捕手。金田投手も連投で1回をピシャリ。出迎える鶴岡捕手。
締めは石崎投手。今週は3試合に投げて無失点です。締めは石崎投手。
今週は3試合に投げて無失点です。
また3回には1死からペレスが右前打 (上林の好守備で危うく
ライトゴロになりかけ…) 、続く陽川がレフトへ4号2ラン!
さらに4回には鶴岡の右越え二塁打 (今度はバックしながら
コケた上林) と森越の四球、柴田の右前打で満塁として
俊介が中犠飛。4対0とリードを広げました。

一方、阪神先発の岩崎は1回が三者凡退、2回は江川に
左前打されますが猪本を二ゴロ併殺打に仕留めるなど3人で終了。
3回は1四球があったものの、他は3奪三振とピシャリ。しかし4回、
先頭の牧原にストレートの四球を与え、1死後に江川の2ランを
浴びてしまいます。5回は三者凡退に切って取り交代。

後半に入っても手を緩めなかった打線。6回は先頭の鶴岡が
左中間への二塁打を放つなど2死三塁として俊介が右前タイムリー!
8回にもまた鶴岡が先頭で今度は左越え二塁打、バントを試みた
森越はストレートの四球、柴田が投犠打を決めて俊介の四球で
1死満塁となり、ペレスがタイムリー内野安打!これで6対2です。
9回は3連続四球で1死満塁としながら、柴田と俊介が連続三振で
追加点なし。ちなみにこの回は3四球と3三振でした。

阪神の継投は、まず田面が6回から2イニングを投げて三振2つと
内野ゴロ4つ!3番からの6人を完璧に抑えます。8回は金田が
ピシッと三者凡退。9回の石崎も、江川をショートのエラーで
出しただけで、2三振を奪って無失点。3投手そろって
ノーヒット素晴らしいリリーフで試合終了です。

監督監督、小鷹の新施設に感激

まず掛布監督の談話をご紹介します。まず新しい球場の感想を伺うと
「素晴らしいですよね!室内練習場も第2球場も。非常に恵まれた施設。
スタンドもこれだけ入れる。鳴尾浜はちょっと手狭になってきたかなあ。
室内練習場もね。これだけの環境でキチッとやれば、ファンの方は
お金払っても来たいでしょう。電光掲示板もいろいろ趣向を
凝らしてるし。野球そのものだけでなく、来て楽しめる球場。
ほんと素晴らしい!」と大絶賛でした。

試合終了時、整列したあとスタンドに手をふる掛布監督。
根強い人気です!13安打の打線について「俊介がいろんな意味で、
いい仕事をしてくれた。2番がね。ペレスもいいでしょ。
陽川も。陽川は4番としてまだまだ脆さはあるけど、
ひと振りで決める力がある。5番くらいまで打線のつながりが
いい感じで戦えているんじゃないかな」と話しました。
岩崎投手には「久しぶりで88球。一発はしょうがない。
あれくらいから球威が落ちたかな。ブルペンでの100球とは違う。
これからじゃない?3回まではよかった」とのことです。

また、ここ数年は相性があまりよくなかったホークスに対し、
教育リーグを含めてもう3戦3勝。「自分たちの野球をやれば
苦手ってのはないんじゃないかな。広島で2つ勝って1つ落としたけど、
きょうまた初戦を取りましたし。チームらしくなってきたかな」
と掛布監督。「若い子が上にいくってことは、それなりの選手がここにいるわけで。柴田、俊介、森越、このあたりが上に行ったら必要だから、
きょうもバントさせたんだよ」。最後は、二塁打3本の
ベテランキャッチャーに「鶴岡の元気な姿、頭が下がるよ」
と感嘆の言葉で締めくくっています。

岩崎は5回に修正、田面が好投

岩崎投手は実戦マウンドが、宜野座キャンプ中の2月21日に
行われたヤクルトとのオープン戦(浦添)以来。久しぶりでしたね
と話を振られ「練習ではできないことが試合でわかったりする。
感覚を早く取り戻したいです」という返事。立ち上がり、
よかったのでは?「最初は丁寧にいって…。4回くらいからですかね、
フォームが少し崩れてきて。でも5回に悪いところを修正できた
(三者凡退)。6回、7回といけるような感じはしました」
これは試合前の岩崎投手。29日は宜野座キャンプ以来、
約40日ぶり実戦登板でした。
久保投手コーチの岩崎投手評は「まだようやく発車したところ。
きょうもね〜4回くらいからかな〜暴れてて。暴れてきたので
リリースポイントがばらついた。ゲーム勘の部分です。
ブルペンで十二分に投げられているけど、ゲームでの感覚でしょう」
とのこと。今後は?「5イニングから伸ばしていけるように。
向こう(1軍先発投手陣)がひと通り投げて、不具合が生じた時に
彼らが取って代われたら。岩貞、秋山、島本、岩崎、青柳、守屋がね」。
きょうは青柳投手、あすは守屋投手が先発予定です。

また田面投手は6回から2イニングを投げ、パーフェクトリリーフ!
「全体的にはよかったと思います。ゾーンで勝負できたと
いうところもありました。でも、まだ抜ける球があるので、
もっともっとゾーンに投げきらなきゃいけない」と、
常に上を見つめています。

まずリーグ単独トップの第4号を放った陽川選手。「崩されましたけど、
崩された中でもしっかり振り切れたと思います。スライダーですかね」。
8回の打席でも、レフトポール間際の大ファウルはありましたが
「他の打席は全然ダメです。そこを考え直して、あしたに備えたい」
と厳しい表情。タイミングが合った時はしっくり来ている?
「きょうはうまく拾えたと思います」
まさに“職人”・俊介選手。その仕事ぶりが若手の見本ですね。
次に、掛布監督が「いい仕事をしてくれた」という俊介選手。
監督の言葉を聞き「しっかりやってきて結果が出たのは嬉しいですね」。
2番という打順、意識はしますか?「後ろにクリーンアップがいるので、
そこへつなぐという意識はあります」。ヒット、タイムリー、
犠牲フライやフォアボール、そして盗塁といろんなことをしました。
「そういうのを求められる立場。しっかりやっていきたいです」

ことしは開幕をファームで迎えた新井選手ですが、25日の広島戦では
初回に満塁の走者を一掃するタイムリー二塁打、さらに犠飛も
あって3安打4打点!翌日も初回にタイムリー二塁打などマルチヒット、
きのうもまた初回にタイムリーと、開始早々の得点に貢献しました。
実はきょう30日も2回に先制のタイムリー二塁打を放ったんですよ。
その件は次の記事で。

新井選手は「状態はいいので、しっかり継続していきます!」
と力強いコメント。ところで8回の打席では、その前の陽川選手
に続いて大ファウルがあったんですけど、あれはもう完全に
入ったと思ったでしょう?だって放り投げたバットの飛び方が、
手応えの大きさを表していましたから。新井選手は「あはは」
と笑って「普通なら入ってるかな〜。風がね」と。でもテレビ中継の
スロー再生では入ったように見えたとか。残念!あのバット投げで
判断してくれたらなあ。
最後は3打席連続三塁打の鶴岡選手です。「しっかりやってきたことが、
一日だけでも結果で出るのはいいことですね。続けていけるように
します!」。とても真面目に答えてくれましたが、一日だけって
ことはありません。そして「岩崎について?岩崎のピッチング?」
と自ら質問を提供してくれて「まだまだかなあ。う〜ん、まだまだ…」
と。まだまだ、“こんなもんじゃない”ってことですか。
「そう!」。ありがとうございました

  • 2016.03.24 Thursday

岡本育子 新『小虎日記』から

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きのう23日、阪神タイガースは廣田神社参拝のあと1軍は
京セラドームで練習、ファームは鳴尾浜で四国アイランドリーグ
plus・香川オリーブガイナーズとの交流試合でした。
そして午後に公示された今季最初の出場選手登録。
新外国人や移籍選手以外では、5年目の歳内投手、4年目の北條選手、
3年目の横田選手、そしてドラフト1位ルーキー・高山選手が
初めて開幕1軍メンバーに選ばれています。

緒方選手と江越選手は昨年に続いて、荒木選手は2013年以来
3年ぶり2度目の開幕1軍。狩野選手は2010年以来です。
この年は外野での出場が多かったものの登録はまだキャッチャーで、
それ以来6年ぶりです。また岡崎選手は、1軍初出場の年でも
あったプロ5年目の2009年以来、7年ぶりの開幕1軍となりました。

「切り替えて、一から」と北條

では、ことし初めて開幕を1軍で迎える選手に聞いた話を…
といっても高山選手のひとこと、短めの北條選手と横田選手
のみですが、ご紹介します。

高山選手は、京セラドームの練習を終えて寮へ帰ってきたところで、
開幕1軍おめでとう!と言ったら「ありがとうございます」と笑顔。
キャンプ終盤とオープン戦で1軍は経験したけど、公式戦は違うかな?
「どうでしょう。まだ実感はないですねえ」と首を傾げました。
何もかもが初めての1年目で、いきなり開幕スタメン、しかも1番と
金本監督が名言しています。さすがに緊張するだろうなあ。

北條選手は「1つの目標だったので」と少しホッとしたような表情を見せ、
すぐに「でも嬉しがってる場合じゃない。これからです」と顔を
引き締めました。でも沖縄キャンプ、オープン戦を経て
“ことしはいけるかも?”と感じたのでは?「いや、もう必死に
やっていました。後半全然ダメだったけど…決まったので切り替えて。
また一からやります!」

夕方には高山選手、横田選手と一緒に決起集会へ出かけていった
北條選手。サードを守るんでしょうか?そういえば初めて1軍に
昇格した2014年のこと。試合出場はなかったのですが、試合中の
ベンチで「サードは無理やなあ。ファームでもやってないのに。
代打でいい。代打だけでいい」と、つぶやいていたんですよね。
それを思い出しました。でも今はもう大丈夫。どこでも守るにしても、
チャンスをものにしてください。

横田、変わったのは気持ちだけ!

横田選手は開幕1軍どころか、1軍公式戦も初めて。「緊張するかどうか、
まだわからない」と言っていたんですが、きのう京セラドームでの
練習後には「緊張すると思います」に変わっていました、さすがに。
開幕1軍の感想を聞くと「特にはないんですけど、これまでと
同じ気持ちで今後もやって結果を残したい」という答え。
練習試合やオープン戦で結果を残したと思いますが、
自分としては出来すぎ?それともまだ足りない?
「まだまだですね」。もっと何を?「走攻守すべて、まだまだです」

横田選手ならではの内野安打は何度か見ました。でもホームランが
出ていません。その点は「まったく気にならないです」とのこと。
まあ常に狙っていないと言っていますしね。1軍にはもうすっかり
慣れた?「少しは慣れました」。まだ “少し” ってところが
初々しくていい(笑)。1年目は頑張りすぎて腰を痛めてしまった
横田選手だけに、そのあたりはちょっと心配です。自分で自分の
加減を見極めてください。

結局、一度もファームに来ることなく1軍の開幕を迎え、今もなお
「絶対に落ちたくないっていう気持ちで毎日やっている」と言います。
目標を尋ねたら「数字とかはまったくないです。一日一日、
必死でがむしゃらに食らいついていきます!」というコメント。
そして、去年までと変わったことは「特にはなくて、気持ちだけ」
と横田選手。最後に、ライバルは?と聞いたら「いないです」
という答えでした。

それと、きのう対戦した香川オリーブガイナーズの西田真二監督は、
ちょうど寮へ帰ってきた横田選手を見つけて「おお〜横田!
頑張っとるなあ」と大きな声をかけ、その後ろにいた北條選手に
「おお〜北條もな!」とニコニコ。2人揃って開幕1軍ですと伝えると、
西田監督は「ここで試合をした時のこと覚えとるもんな。
又吉とか投げてたやろ?それが2人とも1軍か。僕も嬉しい。
頑張れよ!」と激励されました。ありがたい祝福ですね。

香川OGと2年ぶりの対戦
さて、お待たせしました。きのう23日に行われた四国アイランドリーグ
plus・香川オリーブガイナーズとの交流試合の結果をご紹介します。
1軍先発陣の岩田投手、藤浪投手が投げると新聞等で予告されて
いたこともあり、平日の、しかも交流試合とは思えない人出で、
まさかの入場制限と言う事態にビックリ!

試合は、先に岩田投手が1点を失いますが、陽川選手の2ランなどで
逆転勝ち。全部で9四球をもらった割には控えめな得点だったかも
しれませんねえ。ちなみに香川OGとは2014年4月1日以来の対戦で、
その時は4対0の完封負けでした。

《交流試合》3月23日

阪神- 香川 (鳴尾浜)

香川 010 000 000 = 1

阪神 000 300 01X = 4

◆バッテリー

【阪神】岩田-藤浪-ドリス / 岡崎-梅野(5回~)

【香川】間曽(5回)-エドワーズ(1回)-アストーン(1/3回)-原田(2/3)-
田中(1) / 古川-白橋(5回~)-高島(7回~)

◆本塁打 陽川2ラン(間曽)

◆二塁打 古川

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策)

1]中右:俊介  (5-3-1 / 0-0 / 1 / 0)

2]遊:植田   (4-0-0 / 0-1 / 1 / 0)

3]一:新井   (2-0-0 / 0-2 / 0 / 1)

4]三:陽川   (2-1-2 / 0-0 / 0 / 0)

〃打三:森越  (1-0-0 / 1-1 / 0 / 0)

5]指:原口   (3-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

〃打指:小豆畑 (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

6]捕:岡崎   (2-1-0 / 0-0 / 0 / 0)

〃捕:梅野   (2-0-0 / 0-3 / 0 / 0)

7]二:西田   (1-0-0 / 0-0 / 0 / 1)

8]左:一二三  (2-1-1 / 0-0 / 0 / 0)

〃左中:中谷  (2-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

9]右左:板山  (2-0-0 / 1-2 / 0 / 0)

◆投手(打-振-球/失点-自責) 最速キロ

岩田  4回 58球 (4-1-0 / 1-1) 143

藤浪  3回 48球 (1-2-3 / 0-0) 149

ドリス 2回 30球 (0-5-0 / 0-0) 152

試合経過
4回、逆転2ランの陽川選手を迎える掛布監督と…あら、ベンチの選手
が少ないですね。同じく4回、中前打の岡崎選手。同じく4回、
中前打の岡崎選手。続く西田選手は、グッと腕を伸ばしたあと
四球を選びます。
まず“豪華な”投手リレーから。先発の岩田は三者凡退で
立ち上がりましたが、2回は先頭・宗雪に左前打され、
内野ゴロ2つで2死二塁として、7番・古川に左中間への
タイムリー二塁打。先に1点を失います。3回は1死からヒットを
許すも岡崎が盗塁を阻止するなど3人で片付け、4回は先頭を
ファースト新井のエラーで出し、2死後に6番・白橋に
先前打されますが、自身の牽制で3アウトとしました。
予定の4イニングを投げ4安打1失点です。

ついで藤浪。5回は1四球のみ、6回は先頭を死球で出したものの
併殺打など3人で終了。7回は1安打1四球と走者を出しながら、
相手の走塁ミスもあって無失点。8回までの予定を予定を切り上げ、
4イニングで交代しました。聞けば、登板前のブルペンで多く
(60球以上)投げたからとのこと。
次の一二三選手が左前にタイムリー!次の一二三選手が左前に適時打!
二塁から岡崎選手が滑り込んで3点目。二塁から岡崎選手が
滑り込んで3点目。そして3人目のドリスが繰り上がって登板。
8回は1死からセカンド西田のエラー(走りながら捕球を試みるも、
つかみきれず)で出し、三振で2死を取ったあと盗塁も許しますが、
ここも三振で無失点。9回は3者連続三振!というわけで、
8回から9回にかけ5者連続の空振り三振でスタンドを沸かせました。

打線は1回、俊介が右前打して1死後に盗塁を決めるも後続を断たれ、
2回と3回は三者凡退と抑え込まれます。しかし4回、1死後に新井が
四球を選んで続く陽川が左中間へ2ラン!さらに2死を取られてから、
岡崎が中前打、西田は四球で一、二塁。一二三が左前タイムリーを
放ってもう1点!板山の四球で満塁と攻めますが、ここは追加点ならず。
それでも3対1と逆転成功です。
8回にタイムリーを放った俊介選手。グラブ持ってきて〜8回に
タイムリーを放った俊介選手。
5回、6回は1四球ずつで得点なし。7回は板山が四球を選び、
俊介の左前打で三塁を狙うもタッチアウト。この間に二塁へ進んだ
俊介が三盗を決め、植田は四球。植田も盗塁成功、新井の四球で
1死満塁となります。ここで投手が代わり、森越と代打・小豆畑は
連続三振で3者残塁。四球でもらったチャンスを生かせません。

8回は1死から西田が粘って四球を選び、2死後に板山は中前打を
放って一、二塁。続く俊介が中前タイムリー!なおも2死一、三塁
で植田は投ゴロに倒れて1点止まり。阪神は7安打3三振9四球で4得点、
香川は5安打8三振3四死球で1点という内容でした。

2ランの陽川、今季初適時打の一二三

まず4回に逆転2ランを放った陽川選手のコメントです。
「打ったのはカットボール。感触はよかったけど、弾道が
低かったので、どうかなと思いました」。公式戦と合わせて、
ここ6試合で4本目のホームランですね。「結果が出るのは
いいことなので続けたい。でも、その前のストレートを
仕留めたかった。自分としては」。ホームランにした、
その前の球を仕留められずファウルになったことを悔やんでいます。
4。
「ストライクゾーンに来た球は、しっかり自分のスイングを
できるように心がけている」と話す陽川選手。現状はどうかと
聞かれ「まだまだ打ち損じが多いと思うので(監督やコーチに)
言われたことは継続しつつ、その中で自分に合うもの、
と思っています。そこは一日一日、練習で取り組んでいきたい」
と答えました。ホームランが出ているのは、そのストライクゾーン
の球をスイングできているかな」というのはあるようですが
「もっと確率を上げていけるように」とも。

次は、同じく4回に左前タイムリーを放った一二三選手です。
一二三選手は安芸キャンプの初実戦(2月11日、ハンファとの練習試合)
で押し出し死球による打点はありましたが、タイムリーは今季初。
しかも鳴尾浜でのヒット自体が、今月10日の紅白戦で打った
三塁打(もしくは二塁打とエラー)だけなので、対外試合では
初だったんですね。ナイスバッティング!と声をかけたら
「はい」とひとこと。打ったのはスライダーだそうです。
久しぶりに見たと言うと、ただ笑っていました。

4月に開幕するルートインBCリーグ・石川ミリオンスターズ
へ約3ヶ月の派遣が決まっている一二三選手。いつから行くの?
「もうちょいっす」。頑張って。「はい!」。今月中には
金沢へ行ってしまうようですね。チームを離れて修行に出るからには、
出場機会が増えて何かをつかんでこられるよう祈っています。
また様子を見に行かなくちゃいけませんね、皆さん!

3安打した俊介、3四球を選んだ西田

俊介選手は8回のダメ押しタイムリーを含む3安打。みんな
いい当たりでしたね。「ありがとうございます」。開幕1軍は
逃したけど…と聞きにくいことを言いかけたら「はい、やるだけ
なんで。頑張りますよ!」と、思いのほか爽やかな笑顔が返って
きました。きっと俊介選手が必要とされる時が来ますからね。
ここで目一杯チャージして、その時に備えてください。

ヒットはなかったものの3四球を選んだ西田選手にも、少し話を
聞いています。4回はチャンスを広げ、8回は板山選手と俊介選手
の連打につないで、得点を記録しました。その3四球について
「最後(8回)はよかったですけど…その前の2つは誰でも
フォアボールになった」と苦笑い。確かに4回はストレート、
6回は3-1からでしたね。でも8回はファウルでよく粘ってのもの。
俊介選手のファウルボールが背中に?痛がる西田選手に掛布監督が
「にしだ〜」とゲキ俊介選手のファウルボールが背中に?
痛がる西田選手に掛布監督が「にしだ〜」とゲキ
ところで、きのうはセカンドでフル出場した西田選手。
「セカンドは、ことし初めてです」。前に出て捕ろうとした
エラーだけに惜しかった。「はい」と、かなり悔しそうでしたが
「これからも前へいきますよっ!」とキッパリ。

開幕1軍メンバーで試合に出ていた岡崎選手、梅野選手は荷物を
積んで帰っていきました。他の選手は25日からの広島戦(由宇)
と29日からのソフトバンク戦(タマスタ筑後)に向けて荷物出し。
その中で植田選手は今回の遠征に参加しないと言っていました。
今シーズンはケガしない体力を作るため、残ってトレーニングや
練習という機会も多くなるもよう。じっくり、みっちり、ですね。

  • 2016.03.20 Sunday

江越&ペレスのHR、陽川の4安打など先発全員安打で12点!青柳が初勝利

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きのう19日も鳴尾浜でオリックスと対戦し、序盤から打線爆発の
阪神ファーム。1回は3連打を含む4安打、2回は江越選手の今季1号や
陽川選手の二塁打(相手エラーから記録訂正)など、早くも4回までで
前日に続く2ケタ安打を放ちました。6回は中谷選手と植田選手の
三塁打もあり5点追加。9回にペレス選手の第1号が出て、
計17安打で12点!安打、得点ともに今季最多(12点は2014年9月10日の
13得点以来)で、しかも先発全員安打です。

4回を終わったところでノーヒットは坂選手と清水選手の2人だけ。
でも5回に坂選手が先頭で右前打し、代走を送られて戻る際、
ネクストでバットを振る清水選手に声をかけ肩を叩いてベンチへ。
あとで清水選手に聞くと「2人だけノーヒットやったんで…。
お先に〜!って言ってました(笑)」とのこと。やっぱり。
この回は三ゴロに倒れた清水選手ですが、6回にタイムリーを
放って先発全員安打達成!試合後、掛布監督も
「清水が打ったからねえ。すごいね!」と笑顔でした。

なおルーキー・青柳投手は、最後に1点を失ったものの、
5回を投げ4安打7三振3四死球で1失点。公式戦初先発で初勝利です。

《ウエスタン公式戦》3月19日

阪神−オリックス 2回戦 (鳴尾浜)

オリ 000 010 030 = 4

阪神 320 105 01X =12 

◆バッテリー

【阪神】○青柳(1勝)-小嶋-桑原-筒井-石崎 / 清水-小豆畑(9回表)

【オリ】●佐藤峻(1敗)(3回2/3)-坂寄(1/3回)-青山(1回)
-角屋(1回)-森本(1回)-塚原(1回) / 若月-伏見(7回~)

◆本塁打 江越1号ソロ(佐藤峻)、ペレス1号ソロ(塚原)

◆三塁打 中谷、植田

◆二塁打 陽川

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]中:江越   (3-1-1 / 1-2 / 0 / 0) .318

2]右:柴田   (3-2-0 / 0-0 / 0 / 0) .417

〃走右:中谷  (2-1-2 / 1-0 / 0 / 0) .286

3]左:板山   (4-1-1 / 1-0 / 0 / 0) .400

〃走左:一二三 (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .000

4]三:陽川   (5-4-3 / 0-0 / 0 / 0) .409

5]指:ペレス  (5-2-1 / 0-0 / 0 / 0) .278

6]二:坂    (3-1-0 / 2-0 / 0 / 0) .091

〃走遊:植田  (1-1-1 / 0-1 / 0 / 0) .286

7]一:西田   (4-2-2 / 1-1 / 0 / 0) .286

8]捕:清水   (4-1-1 / 0-0 / 0 / 0) .200

〃打捕:小豆畑 (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .000

9]遊二:森越  (3-1-0 / 1-1 / 0 / 0) .200

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

青柳 5回 100球 (4-7-3 / 1-1 / 1.50) 143

小嶋 1回 11球 (0-1-0 / 0-0 / 0.00) 133

桑原 1回 11球 (0-0-0 / 0-0 / 0.00) 142

筒井 1回 29球 (3-0-1 / 3-2 /13.50) 141

石崎 1回 13球 (0-1-0 / 0-0 / 0.00) 149

試合経過
まず打線は1回、江越が四球を選び柴田の二ゴロで二塁へ。
板山はバットを折りながら右前打を放ち、江越が二塁から生還します。
さらに陽川とペレスの連打で一、二塁となり、2死後に西田が
右前へ2点タイムリー!3点先取です。2回には江越がレフトへソロ、
次の柴田は左前打と暴投で二塁へ進み、2死後に陽川が中前打。
これをセンターが捕球できず、柴田が生還して陽川も二塁へ
(なお試合後に記録が訂正されたようで、タイムリー二塁打)。
4回も森越の左前打と柴田の中前打などで2死一、三塁として、
また陽川選手が中前タイムリー!6点目が入りました。

さて先発の青柳投手は、1回が2三振で三者凡退。2回も1死球が
あったものの2三振など無失点。3回は1四球と1安打を許し1死一、二塁
としますが、江越のファインプレーにも救われて無失点。
4回は先頭に内野安打を許しただけです。しかし自身プロ最長となる5回、
1死から9番・吉田雄に中前打され、2死後にストレートの四球で一、二塁。
3番・宮崎の右前打で二塁から吉田雄を還して1点を失いました。
なおも2死一、三塁のピンチは4番・川端を初球で二直!
5回、ちょうど100球で交代です。
6回は小嶋が三者凡退に斬って取り、その裏はオリックス3人目・
ルーキーの角屋に対して森越と江越が連続四球を選び、途中出場の
中谷が右翼線へ2点タイムリー三塁打!(二塁打と送球間の進塁と
思ったのですが、記録は三塁打)。1死後に、これまた陽川が
中前タイムリー!2死後にやはり途中出場の植田が、前進していた
レフトの頭上を越えるタイムリー三塁打!西田が四球を選んで
一、三塁、続く清水はバットを折りながら中前タイムリー!
この回、打者10人で4安打を放って5点を追加しました。

7回は桑原、オリックスの森本ともに三者凡退。8回に登板した
筒井は1死から宮崎にショート内野安打を許し、暴投と四球で
一、二塁。5番・杉本は三ゴロで併殺…と思ったら一塁はセーフ
(タイミングとしてはアウトでもいいような感じだったので
筒井もベンチ方向へ足を出していました)。これで2死一、三塁となり、
武田が右前タイムリー。続く園部も中越えの2点タイムリー二塁打。
3点を返されます。

その裏、ペレスがライトへ大きく上がるソロホームラン!
植田の四球に続き西田が中前打を放つも、ここは1点のみで12対4。
ブルペンではトラヴィスも準備をしていましたが、9回は石崎が
マウンドへ。まず吉田雄を空振り三振、代打・赤松は右飛、
代打・中村を三ゴロの三者凡退締めで試合終了です。

掛布監督「記念ボールは1軍で!」
掛布監督は受け取ったウイニングボールにすぐマジックで
サインを書き始め、古屋チーフコーチや筒井打撃コーチ、
高橋投手コーチが声をかけたのは、おそらく「青柳がプロ初勝利です」
ということだったのでしょう。でも前日と同じく、三塁側の
スタンドへ投げ込んだ掛布監督。全員整列した際には
「青柳、早く来いよ!」と自分の横に呼んで、
挨拶の発声を担当させました。

試合後に聞いたら「1勝は大事だと思うけど、ファームの1勝だから。
そんなにしがみついちゃいかんでしょ?」と。1軍で早くもらえ、
という掛布監督の激励ですね。

青柳投手について「よく踏ん張ってと思いますよ。右打者の
膝元へシュート気味にいく球がよかった。左に対して、
もうちょっと胸元に投げ切れるか、そのあたりがポイントに
なってくる。荒れる感じがあるけど崩れるわけじゃない。
バターにとってつかみづらいと思う。いいボールが結構あるよ。
腕の振りがいい。あの振りでカーブとか変化球を投げられるとね。
なかなかいないタイプだけに、おもしろい存在になる」
と楽しみな様子でした。

続いて江越選手の話。「1発もいいけど、打席で暴れることが
なくなったでしょう?いい意味でおとなしくなった。ボールを
見る形や見極め、アウトになる内容が変わってきている。
打席での落ち着きが、ファームへ来た時と全然違う。
江越自身も手応えを感じているでしょう。あとは自分の
タイミングを作って、自分のものにしてくかどうか。
期待していますよ」

陽川選手には「ここ5試合で3本打っているし、チャンスで
打ってくれた。4番の仕事をちゃんとしてくれている。
彼も何かつかもうとしていますよ。軸足に乗せた力を
ボールに伝えなさいと言ってる。崩れるのは崩れるけど、
いい崩れ方。ユニホームのタイガースのマークを、あまり早く
ピッチャーに見せないのがいいね」と話しています。

多い球数を反省も、手応え十分の青柳

青柳投手には公式戦初勝利の感想、の前にウイニングボールの件を。
監督には何と?「いらんやろ〜。ウイニングボールは上で
もらうもんや〜と言われました(笑)」。では感想をお願いします。
「嬉しいですね」とニッコリ微笑んだものの「でもまた課題が
見つかったので、それをクリアしていかないと」と続けました。
「フォアボールは1っだったけど、カウント3-2とか2-0とかが多かった。
それで球数も5回で100球…。先発としては多いですね。
そこが一番の課題です」
試合後の青柳投手。ウイニングボールよりも得たものは多い
最後に1点取られたけど、前半の5回を投げ切って「プロ最長ですね。
自分として(そんな感じ)はなかったんですが、4回からボール先行して、
5回にストレートのフォアボールを出したので、疲れたのかな?
と思いました」と振り返ります。高橋コーチが、その四球のあと
マウンドへ行ったのは「間合いが悪かったので、間を取りにだと
思います」とのこと。またキャッチボールの時も「先頭の入りや、
バッター1人1人に集中してキャッチャーミットを見て投げるんだ、
と言ってもらった」そうです。

奪三振が多かったですね。「いくつでしたか?7個?そんなに
取ったんですか。いいっすねえ!」と満面の笑み。狙って取ったか
と聞かれ「何個か狙った部分はありますが、2ストライクまでは
“打ってくれたら”と思っていました」と言います。それにしても
清水捕手が、右へ左へと体を張ってボールを止めてくれましたね?
「はい。もういっぱい迷惑かけたんで…」。でも青柳投手に勝ちが
ついて報われたと思いますよ。
この日はストライクゾーンで勝負できていましたが、手応えは感じた?
「しっかり打たれたのは、江越さんのファインプレーで捕ってもらった
(3回2死一、二塁での宮崎選手の中飛)、あの1本だけだと思います。
ゾーンで勝負できたのは大きかった」。きっと自信になったでしょう。
最後に、ウイニングボールは1軍で?と振られ「そうですね」と
うなずくルーキーでした。

ゲーム担当だった高橋投手コーチは「入り方が素晴らしかった。
ただ球数が多かったですね。4回くらいから多くなりそうな
感じがしました。疲労も隠しきれなかったので」と話します。
また「空振りするボールを投げられる。2軍といえど、あれだけの
空振りはさせられない。真っすぐで誰もが空振りを取れるわけ
じゃないですし、相手が待っていても空振りを取れている。
ランクの高い球を投げていますね」と絶賛でした。

今後の課題としては?「球数と左打者。きょうは少なかったですが、
左打者の嫌なところへ投げられるかどうか。
その辺が明白な課題でしょう」

石崎「最近いい感覚が続いています」

9回に登板した石崎投手は、三者凡退にも「ダメですねえ。
球速とか出ていましたけど、良い悪いが…。ストライク、
ボール、ストライク、ボールと交互ならいいんですが、
ボール、ボールと続いて自分を苦しくしてしまう。
この前(16日の中日戦)も、ストライクのあとボールが
続いてフォアボール。自滅が多いんで。それをゲームの中で
どう対処するかが課題だと思います」と自己分析。

「最近はマウンドの中で修正できるようになったので
大崩れしないかな。どこにどう投げればいいか、最近つかみつつある。
キャンプがひどすぎたんで。コーチの意見を聞いたり、何かを見て
“これが僕にないんだ”と気づく部分もあったので、いい収穫です」

登板前日にブルペンで投げていて「ヒジが上がらずに、
手で押すような形になっていたので、きょうはキャッチボールから
意識しました。自分の(腕が)振れる位置はどこかなと考え、
ヒジを上げて、という意識で。この前の甲子園(オープン戦)から、
いい感覚を続けられています」と、明るい表情の石崎投手でした。

陽川はプロ初の公式戦4安打!
4回に2本目のタイムリーを放ったところ。4回に2本目のタイムリーを
放ったところ。
続いて、5打数4安打3打点の陽川選手。ホームランがなくても
すごいんです!って打っちゃいましたねえ。公式戦4安打はプロ初ですよ。
しかも3打席連続タイムリーとは。でも…この取材時点では、
まだ2打席目の当たりがセンターのエラーと思っていたので
4安打や3連続タイムリーの感想は聞けていません。

掛布監督が4番の仕事をしてくれたと。「そうですね。何とか
ランナーを還せているのは大きいと思います」。どんな球にも
対応できている?「きょうはボール球に手を出さなかったってのが
一番よかったですね」。またタイミングをしっかり取れているかと
聞かれ「きょうは追い込まれて、が多かった。その中でも
食らいついていこうと思っていた」と答えました。
調子が良くなってきた?「そうですね。徐々にですけどね。
内容的にはいい方向に向いていると思います」。打率は19日の時点で
.409となりました。試合ではフォームなどを気にしていられないと
いう陽川選手。でも練習でやっていることが出てきたと実感
できているのでは?「そう…じゃないですか」。あくまで控えめな
コメントではありますが「今は結果にこだわるのが
一番だと思うので」とキッパリ。しっかり結果が出ています!

今季1号の江越&ペレス

江越選手は、今季1号のソロホームランに「シュートです。
バットが折れたし、ちょっと先だったけど、しっかりヘッドを
返していけました」と言います。打席で落ち着いているという
掛布監督の話を聞き「今は打席で、ボール球を追いかけることなく、
しっかり見逃がせている。状態は上がってきています」と、
肯定の言葉でした。守備でもいいプレーがありましたね。
「ああいうのが当たり前にできるよう、もっともっと
練習していきたいです」
自身でも「状態は上がってきた」と話す江越選手。
1軍再昇格に向けて「しっかり自分をアピールしたい。
試合に集中して、自分のできることをするだけ」と江越選手。
少ない言葉から気持ちは十分に伝わってきますね。そして、
きょう20日は京セラドームへ行きました!オープン戦は残り2試合、
開幕1軍へ金本監督の太鼓判をもらってきてください。

同じく今季1号ソロのペレス選手は「常に準備はしてきたので、
いつ出てもいい状態だった。やっと出た」と言ったあと
「これが、はじめでも終わりでもないんで。続けていきたい」
というコメントでした。打ったのは真っすぐだそうです。
「飛んだところは確認できなかったけど、できればネットを
越えるくらい打ってみたいなというのはあります。
レフトにも打てるが、一番自信があるのはライト方向に
強い打球を打つこと」。次も楽しみにしています。

西田、板山、植田もタイムリー

ようやく公式戦初スタメンだった西田選手は、2安打1打点と
結果を出し「打つしかないんで」とひとこと。そのあと
「でも三振したくないと自分で決めてやっている中、
見逃したらボールと言われた。フォアボールでもいい。
追い込まれたら3-2まで頑張ってみるとやっているけど、
まだまだそこは。初球からどんどんいくのもいいと思うけど、
ただ行くだけではよくない。でも、いかなあかん時もある
。そこは、いっていいとこ、そうじゃないとこを絞ってとか」

いろいろ考えていますが状態は悪くないそうです。
なお1回のタイムリーは「2ボールだったんで、
真っすぐを強く振ろうと思った」
結果でした。

板山選手は1回に先制のタイムリーで、これが公式戦初打点。
しかし「タイムリーを打てたことはよかったけど、そのあとの
打席は反省することが多いので。あすから、またしっかり
やっていきます」と一気に述べました。そのあとの打席とは、
2回の見逃し三振?と尋ねたら「全部です」と言っています。
板山選手は4回、陽川選手の中前タイムリーで一塁から三塁へ。
最後は植田選手。代走で出て6回の打席でタイムリー三塁打を放ちました
。昨年、ホームランと二塁打は1本ずつありますが、三塁打は
公式戦プロ初。本人も「右打席でもないですね!」と笑います。
そう、きのうは左打席で打ったもの。「打球は見てなかったです。
捕られると思って。一塁を回って抜けたのに気づきました」。
レフトが少し前進してはいたけど、その頭を越えるってすごいですよ。

「追い込まれてからだったんで、変化球とかでも何とか三振
しないようにというのが頭にあって。フォークのあとの真っすぐです。
よかったですね。その次のフォアボール(9回)も、自分の中では
よかったと思います。あしたですね。右ピッチャーが多いんで、
これからも左打ちは続けます」。と言っていたら、きょう20日の
オリックス戦は先発が山崎福投手ですね。植田選手は9番ショートで
先発出場です。きょうも打っちゃってください!



  • 2016.03.18 Friday

岡本育子 新【小虎日記】から





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今季の阪神タイガースのウエスタン開幕は、鳴尾浜に中日を迎えての
3連戦。初戦は9対2と大差をつけられて完敗。2戦目はいったん
追いつきながら8回に勝ち越し点を与え、3対2の僅差で敗れています。
そして、きのう17日の3戦目は中盤に5点を失ったあと、1点返した
ものの逆転には至らず。開幕カード3連敗という結果でした。
平日にもかかわらず多くのお客様がスタンドを埋めてくださった中、
3試合で計5点は少し寂しいですね。

でも!きょう18日のオリックス戦で掛布監督初勝利となりました。
原稿を書くのを途中で休止し、その瞬間だけでも見に行くつもり
だったのですが…先発・メッセンジャー投手の見事なピッチング
(7回1安打無失点、62球)のおかげで2時間20分で試合終了。
おまけに横山投手、金田投手も1イニングずつを完ぺきに抑えて
1安打完封リレーですよ。すごい!

とはいえ、それだけで勝ったわけではありません。中谷選手の
タイムリー、陽川選手の2ラン(はや3号!)とタイムリー、
岡崎選手のタイムリーで計5点。坂選手を除く先発野手7人が計11安打、
今季初の2ケタ安打も記録しています。まあ三振も2試合連続で
2ケタの10個ですけど。ちなみにオリックスの1安打は岩崎選手でした。
雨で流れなくて本当によかったですねえ。しっかり打った打線に
とっても、もちろんメッセンジャー投手にとっても。

開幕カードは3連敗でした
では、その初勝利の試合でなくて恐縮ですが、きのう17日に
行われた中日戦の詳細をお届けします。中日の先発・小熊投手
に対して1番から8番までの8人で計10三振を喫し、そのうち6回から
7回にかけては2番から5者連続!おまけに9回の武藤投手も含め、
四死球が1つもなかったんですよね。いや〜もう、よく完封を
免れたなあというくらいで。試合結果と経過、コメントの順に
ご紹介します。コメント、かなり多くてスクロールが大変かも。
すみません。

《ウエスタン公式戦》3月17日

阪神−中日 3回戦 (鳴尾浜)

中日 000 410 000 = 5

阪神 000 001 000 = 1 

◆バッテリー

【阪神】●田面(1敗)-筒井-岩本-山本-二神 / 原口-清水(9回表)

【中日】○小熊(8回)-武藤(1回) / 松井雅

◆二塁打 森越、江越

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]中:江越  (4-1-1 / 1-0 / 0 / 0) .250

2]一:荒木  (4-0-0 / 1-0 / 0 / 1) .125

3]指:ペレス (4-0-0 / 2-0 / 0 / 0) .250

4]三:陽川  (4-0-0 / 2-0 / 0 / 0) .231

5]左:柴田  (3-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .333

6]右:板山  (3-2-0 / 1-0 / 0 / 0) .667

7]二:坂   (3-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .000

8]捕:原口  (3-1-0 / 1-0 / 0 / 0) .375

〃走遊:植田 (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .000

9]遊:森越  (3-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .167

〃捕:清水  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .000

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

田面 5回 92球 (7-2-4 / 5-5 / 9.00) 142

筒井 1回 20球 (2-1-1 / 0-0 / 0.00) 142

岩本 1回 8球 (0-1-0 / 0-0 / 0.00) 144

山本 1回 15球 (1-0-0 / 0-0 / 0.00) 132

二神 1回 11球 (0-0-0 / 0-0 / 4.50) 142

試合経過

先発の田面は1回に堂上の中前打、2回は1四球で走者を出しますが
無失点。3回は三者凡退といい立ち上がりでした。しかし4回、
1死から左前打された松井佑をボークで二塁へ進め、4番・ナニータは
中前打、福田にストレートの四球で満塁として古本の左前タイムリー。
続く三ツ俣は右翼線への2点タイムリー。この時、中継のボールを
受けた荒木が悪送球して三ツ俣も二塁へ。3点入ってなおも
1死二、三塁で松井雅の二ゴロ(坂がよく飛びついて捕り、
一塁へ送球)の間に1点を追加されました。

5回は先頭の堂上に四球を与え、ナニータの右前打などで1死一、二塁
として福田が右前タイムリー。ここで久保コーチではなく、掛布監督が
ベンチを出てマウンドへ!声をかけ肩をポンポンとたたいて
戻ってきたら、田面は2球ストライクで追い込み古本を
遊ゴロ併殺打に打ち取っています。効果てきめんでしたね。
田面は4回と5回だけで6安打3四球5失点だったものの、公式戦では
自己最長となる5イニングを投げて交代です。

6回は筒井が登板。1四球と連打で1死満塁とされましたが、
後続を断って無失点。そして7回は岩本が今季初の実戦マウンド
に上がり、ナニータを二ゴロ、福田は空振り三振、古本は二飛と、
わずか8球で三者凡退です!続いて山本も今季初登板。
先頭の三ツ俣に左前打され犠打で二塁へ進めるも、友永の遊ゴロは
森越が捕り三塁へ送って2死一塁、溝脇は中飛で無失点でした。
9回は二神が堂上、松井佑、ナニータをすべて内野ゴロで片づけ三者凡退。


さて打線は冒頭でも書いたように、中日・小熊をなかなか打てません。
5回までの出塁は、2回2死から右前打、5回1死から中前打を放った
板山のみ。四球も失策もなしです。しかし6回、先頭の森越が
右中間二塁打を放ち、続く江越の左翼線二塁打でようやく
1点返しました。ところが以降は荒木、ペレス、陽川と3人揃って三振。
さらに7回の柴田と板山も三振で5者連続…。坂は投ゴロで7回も
三者凡退です。

8回に先頭の原口が左前打したものの森越の三ゴロで併殺、
江越も三ゴロと結果的に3人で片づけられ、9回は武藤に対し、
やはり三者凡退で試合終了。スタメンで三振しなかったのは
森越ただ1人でした。

監督談話

掛布監督はまず「田面は、途中であきらめさせたくなかったから
『マウンドで逃げちゃダメだよ』と言いにいった。そしたら
ダブルプレーだったねえ。ちょっと遅かったかな」と振り返りました。
遅かったというのは、監督自身がそれを伝えにマウンドへ行くのが…
という意味だろうと思います。そして「5回までよく投げたと
言ってあげたい。今までストライクが入らなくて苦労していたんだから。
5回投げきったことに意味がある。去年までの田面を思えば
ナイスピッチング」と監督らしい言葉。

そのあとは野手の話で「板山は1軍でもやっていたし、
気持ちが強いよね、彼。同世代の活躍とか刺激になっていると思うよ。
使いたい選手ですよね。的を絞りづらいピッチャーだったけど、
打席の中である程度は勝負できた結果が2本のヒットにつながった。
江越はあした、どういう結果になるか。あしたは江越にとって大きな
(意味を持つ)試合になると思う」と話しました。

なお、きのうの試合後に記者陣から「勝つかと思いました」
と言われた掛布監督。「オレもそう思った。そうは問屋が
卸さないか」と返しています。でも相手が変わって、
きょう18日のオリックス戦で初勝利となりましたね。
おめでとうございます!監督がウイニングボールを
受け取るところ、撮りに行けなくて残念です。

森越、江越の連続二塁打で1点
5回まで板山選手の2本しかヒットを打っていなかった打線。
しかし6回に森越選手が右中間二塁打を放ち、得点につなげました。
もと同僚でもある小熊投手について「まとまってたんじゃない
ですかね、きょうは」という感想です。カウント1-1から
136キロの真っすぐを打った森越選手。「真っすぐを待って
変化球に対応するのがチームのテーマなので、その真っすぐです」

二塁打だったものの「たまたま飛んだところがよかっただけ。
しっかり振れたのはよかったですけど」と控えめなコメントです。
5回にまだ追加点が入りそうなところ、古本選手のショートゴロで
併殺にし、8回も友永選手の打球を捕り三塁へ送って走者を
なくしたり。守備も貢献したねと言うと「ありがとうございまーす」
とニッコリ笑顔でした。
その森越選手に続いて左翼線へ二塁打を放ち、完封負けを
阻止してくれた江越選手。「打ったのはスライダーです。
対応したというか、狙っていました。あれだけ真っすぐが
来なくて全体的に変化球ばかりだったら、打っていかないと
配球が変わってこないので」。なるほど。そういう意図も
あるわけですね。

18日はオリックスの先発が左の松葉投手だから、そこでいい結果を
出したらチャンスだと掛布監督も言っていました。左投手は
意識しますか?「いや、意識はないです。相手が誰であろうと
結果を残してアピールしたい」。その松葉投手から、
きょう2安打しています!さてどうなるのでしょう?

ファームでも毎日が勉強
板山選手は15日が大学の卒業式で欠席、2戦目は9回の代走のみ。
よって、きのうが公式戦初打席で初安打でした。しかも
チーム5安打のうち2安打。「特にそんな意識せず、
いつも通りいきました。練習試合でも少し緊張しますけど、
いい緊張感の中でやれたと思います」。2打席目の中前打は
102キロのカーブを打ったもの。「ノーツ―(ツーボール)からの
真っすぐを待っていて手が出なかったんで、次の球を打ったろう!
と(笑)。真っすぐを待って、という中でいい対応が
できたかなと思います」

1打席目は131キロのフォークを右前打しましたね。
「あれも真っすぐを待っていたんですけど、積極的に打ちにいって
いい対応ができた。自分の良さは積極性だと思うので、
そこだけは続けていきたいです」。1軍のオープン戦で、
高山選手や横田選手という同年代の外野手が活躍しているのは
刺激?「それは当然ありますね。きのう(16日)は2人とも3安打して
、きょうも打ったみたいで」。そりゃもう、ものすごく刺激でしょう。
ただでさえ負けず嫌いですから。
これは3打席目、インコース攻めのあと空振り三振で、
この悔しげな表情。これは3打席目、インコース攻めのあと
空振り三振で、この悔しげな表情。
でも「ファームにいるからこそ、今のうちにいろいろ試して
レベルアップしていきたい。ライバル心を持って」と
板山選手は言っています。心がけていることは「強く振ることが
大前提。その中でいかに、待っていないボールに対応するか。
空振りもOKだと思っています。変に当てに行かないようにと。
ファームでも同じように、きょう1打席目と2打席目に変化球を
打ったら、次はインコースの真っすぐで来たので。いろいろ
勉強しながら毎日やっています!」。負けず嫌いに加えて、
とても前向きなルーキーでした。

田面は公式戦初の5イニング

今季公式戦初先発の田面投手は、一巡目までよかったと言われて
「そうですね。その通りです」と苦笑い。ボークは影響した?
「リズムが狂ったのは多少ありましたけど、そんなに。
4回は連打の中にフォアボールも絡んだし。中でも
1死一、三塁で(福田選手に)フォアボールってのもダメだし」。
これで1死満塁となり、連続タイムリーにつながった場面を
悔やみます。「切れなかった。もったいない」
とはいえ3回まで1安打無失点、5回を投げ切りました。

5回に直接マウンドへ行った掛布監督は、何と?
「この回は任せたから、投げきれよと言われました。
しっかり投げきろうと思った。間を取ってもらって、
しっかりバッターに投げ込めたってのはあります」。
そのあとのストライク2球、そして遊ゴロ併殺打はお見事!
「もともとスライダーもフォークもボールが高くて、
2巡目はそこを捉えられたと思います。カウントが良くても
決めきれなかった。5回投げきれたのはよかったけど、4点は…」。
次の課題ですね。

でも、昨年のフェニックス・リーグでは3試合すべて先発で、
すべて5イニング投げました。そこから台湾のウインターリーグへ行き、
掛布監督が安芸キャンプ初戦『2.11』の先発を決めたわけです。
もちろん公式戦では初めての5イニング。しかも開幕3試合目。
掛布監督ではありませんが、それまで制球難に苦しんでいた
田面投手を思えば、真っすぐ中心で勝負する姿も頼もしく見えました。

「まじめさが出た」と久保コーチ
グラウンド整備中に引き揚げる田面投手。ブルペン入口で迎える
久保投手コーチ。グラウンド整備中に引き揚げる田面投手。
ブルペン入口で迎える久保投手コーチ。
おそらく監督と同じ思いの久保投手コーチですが、あえて注文を
つけます。「1つのボール、1つのボークが大量点になってしまった。
そういうとこで経験の差がね。もう少し“楽に点をやってほしい”。
勝負にいってるような、いっていないようなボールを投げず、
あそこはまだ勝負してほしい。先発ピッチャーは6回くらいで
2、3点なら合格。そこで何とかしよう、いいとこへ投げようと
しすぎるから1イニングで4点になってしまう。防ぎにいくのは
いいけど、割り切りが必要ですね」

2巡目で捕まったのは「ボールの高さが揃い始めてしまったから」
だそうです。違う変化球を投げても「同じテンポ、同じ球種に感じる。
相手からすれば、いらっしゃい!やね。幅や緩急がなくなって、
相手に嫌な球もなくなるわけ」と久保コーチ。
「これはバッテリーの作業ですね。配球も偏って、困ったらスライダー、
真っすぐになってしまう。そこに経験の無さが出る。1点取られても
いいのに、頑張りすぎてしまうんですよ」。そして少し笑いながら、
こんな表現をしました。

「田面と原口、2人のまじめさが見えるでしょう?
超まじめな野球をしている」

原口がピッチャーから学ぶこと

では、“超まじめな”原口選手にも聞いてみましょう。
8回まで守って「こんなに長くマスクをかぶったの、
久しぶりだった」とポツリ。そういえば2月の安芸キャンプで
本格的にキャッチャーを再開して、試合でマスクをかぶったのが
1年半ぶり、スタメンマスクは2013年10月21日のフェニックス
・リーグで行われた練習試合以来だと、キャンプ中の記事でも
書いています。その時が9回フル出場だったので、8イニングと
いうのもそれ以来、2年5ヶ月ぶりですね。
三塁側カメラ席直撃のファウルで動揺したため、すぐあとの
中前打の写真が撮れず…三塁側カメラ席直撃のファウルで動揺したため、
すぐあとの中前打の写真が撮れず…
久保コーチの言葉を伝えると「スコアを見せてください」
と言って、4回の回顧を始めました。「先頭(堂上選手)の
センターライナーで、ちょっと嫌な感じはしたんです。
次はカーブが入らなかったから、スライダーでいった。
スライダー打つんですよねえ〜松井さん」。その松井佑選手
の左前打で1死一塁。「ナニータ。ここが僕のターニング
ポイントでした。ボークで一塁が空いた。厳しいところへ
いこうと思ったけど投げきれなかった。いえ、
投げきれさせられなかった」

そこまで降り返ったあと、6回以降のスコアを指差しながら
「先発が大事ですね」と原口選手は言いました。「前半と
同じようにサインを出し、後半はかなり首を振られたんです。
あきら(岩本投手)も先頭のナニータのとこで首振って、
それで打ち取ってる。リリーフ陣は全力で、自信のある球で
勝負してくるから。やっぱり前半。先発ですね。そこが大事。
もっと頑張ります」。どこまでもまじめな原口選手でした。
まじめはいいことです!

戦列に戻ってきた岩本と山本

次に、実戦復帰した2投手のコメント。岩本投手は「結果的に
よかった。いえ、間違えました。結果がよかったです(笑)。
思ったより真っすぐがいってたかな」と、昨年9月21日の
ウエスタン・オリックス戦(神戸サブ)で先発して以来となる、
今季初の実戦登板を振り返りました。「腕が、今のベストでは
振れていると思います。最初だから何とも言えませんけど。
まずはしっかり投げることから、なので。スタートとしてはよかった」
投げ終えてベンチへ戻りながら、少しずつ表情が緩んできた
岩本投手です。投げ終えてベンチへ戻りながら、少しずつ表情が
緩んできた岩本投手です。
昨年は初めて開幕ローテ入りを果たした岩本投手。少し出遅れましたが、
ことしも1軍の先発枠に入らないと。「まだそんなに先は
考えていませんね。きょう投げるまで、どんなかわからなかった。
シートバッティングでも投げていないし。でも久しぶりの
感じはよかったです」。右肩の不安は?「ずっとあります」。
つき合っていくということ?「そうですね」

3アウト目、古本選手を二飛に打ち取った球が最速の144キロでした。
「指にかかっていたのでよかった。きょうに関してはセットも
クイックもないので、そのへんはこれからですね」。
確かに三者凡退で終わったので、しかも8球だし、
すべてを確認するには至っていません。とはいえ、
力強い投球が見られて安心しました。

同じく今季初実戦だった山本投手は、昨年9月1日の中日戦(鳴尾浜)以来。
「よくないですねえ。ダメですねえ」と浮かない表情でした。
「球速どうこうより、球がよくない。普段の練習通りに
全然投げられなかった。修正する以前に、納得いく球が
1つもなかった。力んでしまって、今までやってきたのと
真逆のことをやってしまいました。それを試合中も修正できなくて…」。
次から次へと反省の言葉が出てきます。
ことし初ゲームの山本投手ですが「納得できる球はなかった…」
と肩を落としました。ことし初ゲームの山本投手ですが
「納得できる球はなかった…」と肩を落としました。
それでも0点に抑えたので。「いや〜、内容も0点でした」。
目の前で猛省中の人に不謹慎ですけど、うまい!
と言っちゃいました。すると少しだけ微笑んで
「やっていることをしっかり出さないと」と。
そのあと記者陣に「すみませんでした。すみませんでした」
と繰り返して引き揚げた山本投手です。

岩崎は“第2段階”に突入です

最後に、試合後のフリーバッティングで登板した岩崎投手の
コメントもご紹介しましょう。ブルペンで30球、続いて
グラウンドで打者に対して48球を投げました。どうだった?
「普通です」。違和感なく?「そうです」。課題は?
「きょうで言うならバラつきがあったので、そのへんですかね。
変化球もひと通り投げました」。今後について聞かれると
「開幕は正直まだ…。いつ呼ばれてもいいような状態で、
できるだけ早くしっかり準備をして」とのこと。

久保コーチは「これが第2段階ですね。きょうは様子見。
もう一度しっかりフリーかシートで投げて、その次に
ゲームと思っています。いまのところ、慌てても1軍が
佳境に入ってきているので、そこへいくのは難しいかなと。
何かで穴があいた時に、しっかり入っていけるように
準備していければ」と話しています。ここへ来て投手陣の
復帰が相次いで、顔ぶれも揃ってきましたね。戦いはまだまだ、
これからです。

  • 2016.03.17 Thursday

ウエスタン開幕戦・後編 反省と後悔の島本に掛布監督は…



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15日に開幕したウエスタン・リーグ。オープニングゲームは
阪神-中日(鳴尾浜)が9対2で中日、広島-オリックス(由宇)は7対1で広島と、
大差のついた結果となりました。2戦目のきのう16日は鳴尾浜が
3対2で中日の連勝、由宇は延長10回まで戦って3対3の引き分けです。

きのう16日も、6回に陽川選手がソロホームランを放って2試合連発!
しかもこれで2対2の同点に追いついたんですけど、8回に登板した
二神投手が渡辺選手にタイムリーを浴びてしまいました。
きょうは連敗を止め、掛布監督に初勝利のボールを
プレゼントしたいですね!小豆畑選手、お願いしますよ。
って誰が最後にマスクをかぶっているかわかりませんけど。

15日の開幕戦の続編です

では、2日遅れとなってしまいましたが、15日の開幕戦で登板した
島本投手、青柳投手、トラヴィス投手、先制タイムリーの
柴田選手の話をご紹介します。また試合後のフリーバッティングで
投げた望月投手もコメントも合わせて書きました。試合の詳細と、
掛布監督、陽川選手、江越選手の談話は、こちらの前編でご覧ください。

<前編 最終回に陽川が今季チーム1号!>

開幕投手の責任を果たせず悔やむ島本

島本投手の投球を振り返ります。ヒットや四球で走者を出しながら1回、
2回は0点に抑えていたのですが、3回に単打と二塁打で1死二、三塁と
して4番・ナニータ選手に3ラン、続く福田選手にもソロを許し4失点。
そのあとまたヒットを打たれ、この回6連打。4回にもヒットと
自身の送球エラー(犠打失策)で松井佑選手の2点タイムリー。
4回までで、中日の先発全員に10安打を浴びて6失点(自責5)
という内容でした。

1回はナニータ選手からフォークで空振り三振を奪うなど、
立ち上がりは悪くなかったように見えましたが、島本投手は
「1回から危なかった」と言います。「そこから修正しようと
思ったけど、なかなかできませんでした。自分の調子と
勝負してしまったと思います。球も全部高くなってしまって…。
真っすぐはそんなに悪くなかったけど、ちょっと中へ中へと
入って小さくなり、幅がなかった」
15日の島本投手。次は“打者に向かっていく”力投でリベンジ
してください!スライダーのコントロールが難しかったかと聞かれ
「いい球もあったんですけど。1回、2回にスライダーとフォークで
三振を取っていて、ピンチの場面でもっと落ち着いていたら
フォークを投げられたとのかなと思いますが、テンポが悪くなって
スライダーばっかり投げてしまったので」と、やはり反省の言葉が
次々と出てきます。1軍の先発枠を狙っての意味合いもあったであろう
今回の先発。「先発する時は、中継ぎ以上に低めのコントロールが
大事だと思う」と、自身の課題を挙げました。

そして「開幕戦を任せてもらって、結果で応えたかったんですけど…
こういう結果になって」とうつむく島本投手。ところが、
ちょうど通りかかった掛布監督が「しまもとぉ〜!」と。
その声がとても大きかったのでビックリしていたら、
続けて「暗い顔すんなよ!いいんだよ、全然。そんな暗い顔
しなくていいんだよ」と、明るく元気に励まして去っていったのです。
ずっと神妙な面持ちだった島本投手も思わず、ようやく笑顔に
なったのは言うまでもありません。

「次はしっかり抑えます。それまでブルペンで、低めのコントロール
をしっかり磨いていきたい」。そう言って前を向きました。
それでいいんですよね。自分のプレッシャーや調子と戦っている
場合じゃない。勝負するのはバッターです。投げっぷりナンバーワンの
心意気を思い出してください!それにしても掛布監督の
“愛あるゲキ”に一瞬、涙が出そうになりました。しかも
「次が楽しみ。できるだけ早く次の登板を」という監督。
今度はしっかり応えて、恩返しをしましょう。

続いて、公式戦初登板の青柳投手は5回に1イニングを投げ、
6番・古本選手を投ゴロ、三ツ俣選手には粘られて四球を与えますが、
続く松井雅選手を空振り三振!と同時に三ツ俣選手の盗塁を
清水選手が刺して併殺。3人で片づけました。いきなりの
ピッチャーゴロでドキッとしたんですが、無事に一塁送球も
できて何より。

試合後に感想を聞くと「開幕の日に投げられたってのは嬉しいです。
結果は、フォアボールがありましたけど無失点でよかった。
でも内容で言えば、フォアボールが一番の課題だったのに
出してしまった。引き続き課題ですね」と青柳投手。

さらに「短いイニングだったのでストライク先行でいったんですが、
2ストライクからフォアボールを出してしまって。次も結果は
三振になりましたけどツースリー(フルカウント)までいって…。
ストライク先行していても勝負しきれなかった」と
反省の言葉が続きます

トラヴィスは「進歩できたかな」

トラヴィス投手は2イニングを1安打無失点でした。8回は2死から
ナニータ選手を歩かせますが、福田選手は真っすぐで空振り三振。
9回は先頭に四球を与えたあと三ツ俣選手を二ゴロ併殺打に。
そして松井雅選手に右前打されながら、最後は友永選手を
真っすぐで見逃し三振!点差の開いた状況ではあったものの、
抑えて戻る姿にベンチもスタンドも拍手喝采です。

「この前の紅白戦の経験を生かすことができました」と
トラヴィス投手。真っすぐとフォーク以外の変化球を
いろいろ試したという10日に行われた紅白戦は、
1イニングで3安打3失点(味方エラーもあり自責は2)。
うまく体重を乗せられず、球に力が伝わらなかったと
反省していたんですよね。それを生かして今回は
投げられたということ。
長身を生かした角度のある球も増えてきたトラヴィス投手。
キャンプ後は順調です。長身を生かした角度のある球も
増えてきたトラヴィス投手。キャンプ後は順調です。
コントロールも「前回よりはしっかり。ちょっと乱れかけたけど
修正できたのでよかったです」と言っていました。
また107、108キロのカーブが効果的だったのでは?
「うまくタイミングを外せたかなと思う。前に比べて、
カーブでカウントを取れるようになってきました。
フルカウントの場面でも投げられるようにしたい。
選択肢が増えたかなと思います」

開幕戦で投げるのは初めて?「はい。去年の今頃は、
まだゲームメンバーにすら入っていなかったので。
進歩できたかな」とニッコリ。試合登板も増えてきますよ。
「そうですね。日々、勉強できています」。その勉強の
ひとつとして毎日、長身投手の映像を見てイメージトレーニングを
するトラヴィス投手。ちなみに、けさは誰のを見たのでしょう。
やはりストラスバーグさん?

「ストラスバーグさんと、マテオさん、ドリスさん」。お、
阪神タイガースの新助っ人投手もラインナップに加わりましたね。
「外国人投手はボールの角度がついているので、それも重要視して。
バッターの嫌がる球を少しでも投げられるように」。
ところで前に聞いた時、みんな“さん”づけなのに
「メッセ、サファテ」だけは呼び捨てだったのはなぜ?
「あ、ホントですね。なぜでしょう」。笑いながら首をかしげました。

準備力を生かせたプレーと柴田

開幕戦に関しては、もう1人。2回にペレス選手が右前打して
1死一塁の場面で右翼線にタイムリー二塁打を放った柴田選手は
「よかったねえ。ランナー一塁の場面だったからねえ」と
振り返っています。自身は三塁でアウトになってしまいましたが、
先取点を挙げたわけですからね。

バッティングについて「きょうまでにいろいろ修正すべき点があって、
監督にもきょうバッティング練習でワンポイントアドバイスを
もらった。自分でもわかっていて修正しないと、と思っていたん
ですけど、ゲームで修正できたと言われました」と言います。
その修正ポイントは具体的に?と聞いたら「企業秘密」笑い、
「まあ、ちょっとしたズレ、ですね」とのこと。

守備では1回2死一、三塁の場面でう福田選手の打球を
レフトフェンスにぶつかってキャッチ!「きょうは風があって、
いつもの違う風だった。まず後ろから入る形になったし、
高く上がっていて、追いかけながら“フェンス際になるかな”
と準備する時間もあったので、いけました。ファインプレーと
言われるかもしれないけど、基本を大事にしてきたから、
ああいうのにつながったと思います。1つだけでなく、
いろんな打球を考えて」。準備と、それに対応できる経験
というのも大切ですね。

“初マウンド”で望月が感じたこと

最後に望月投手の話をご紹介しましょう。15日は試合後の
フリーバッティングで、山本投手、岩本投手、横山投手、
望月投手が登板しました。ルーキー・望月投手これがは初。
37球を投げたそうです。取材中で見られなかったのが残念!
プロに入って初めて、マウンドから打者に向かって投げた感想は?
「傾斜としてはブルペンでもあったけど、それよりやっぱり
バッターがいるってのは違いました」

どういうことを考えて投げた?「バッティング練習ですし、
ストライクがしっかり投げなきゃいけないなと。10割の力で
バンバンというよりは、7割〜8割でストライクを取りにいこうと
思っていました」。その結果は「左バッターのインコース、
右バッターのアウトコース、いい指のかかりをした時は、
いいところに決まったというのはあります。リリースを意識
しているとこに持ってくれば、いい球がいくんだなと、
きょう感じましたね」と望月投手。
初のフリー打撃登板を終え、取材に応じる望月投手。最近、
表情がキリッとしてきた?初のフリー打撃登板を終え、取材に応じる望月投手。最近、表情がキリッとしてきた?
ゲーム登板も近づいてきたということになりますが、
そこへ向けて「今ブルペンで、インステップするのを直そうと
しているんですが、バッターが立つとインステップしている
感じがします。バッターが立っても、しっかり動きを出せるように、
というのが課題」と話していました。楽しみですね。
ファンの皆さんもデビューを心待ちにしていらっしゃいますよ。

またルーキーといえば、ドラフト2位の坂本選手が今、
左脇腹痛で戦列を離れています。先日、チームドクターに
診てもらったところ『軽い筋挫傷』とのことで、しばらく
別メニューになるみたいです。1軍の開幕が近づいてきて、
ファームも開幕して、いろいろと考えてしまうとは思いますが、
とにかく完治を目指してください。シーズンは長いですからね。
焦らずに。


  • 2016.03.16 Wednesday

完敗のウエスタン開幕戦・前編 最終回に陽川が今季チーム1号!



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きのう15日、1軍より10日早く阪神タイガースのファームが
2016年の公式戦に突入しました。本拠地である鳴尾浜での
開幕は5年ぶり。でも、そのせいではなく掛布雅之監督が
背番号入りのユニホームを着て迎えた開幕戦ということで、
朝早くから鳴尾浜は大賑わいです。11時43分に入場制限が始まり、
門の外にズラッとお客様が並ばれました。それ自体はよくあること
だけど、考えたら平日なんですよね。

なかなか入れなかったお客様もあったでしょう。お疲れ様でした。
きのうは特にテレビ中継用のスペースが普段の中継より広く
スタンドを占拠していたり、スチールカメラマンの方や
記者が座っているカメラ席もテレビカメラ専用となるなど
異例の事態。マスコミ陣も通常の3倍、いや4倍くらい詰めかけていた
ような気がします。おまけに『円陣、声出し』についての取材で
中継車が来ていたり…。

そんな中で行われたウエスタン・リーグの阪神-中日1回戦。
2回に柴田選手のタイムリー二塁打で先制するも、
3回に島本投手がホームラン連発を含む6連打で4失点と
逆転されました。4回までで中日は先発全員の10安打。
6回には伊藤和投手も3点を追加されています。最後に
陽川選手がチーム1号となるソロホームランでスタンドを
沸かせてくれた、という内容。ホームランが見られて
よかった〜ですよね。

というわけで、きょうは試合の結果と経過、そして掛布監督、陽川選手、
江越選手のコメントをご紹介します。先制タイムリーの柴田選手や
島本投手、開幕戦で投げた青柳投手、2回無失点のトラヴィス投手、
そして試合後に始めてフリー打撃に登板した望月投手の話は後編で。
しばしお待ちください。

そうそう、陽川選手はきょう16日もホームランを打っていますよ!
来ましたねえ〜春が。

《ウエスタン公式戦》3月15日

阪神−中日 1回戦 (鳴尾浜)

中日 004 203 000 = 9

阪神 010 000 001 = 2 

◆バッテリー

【阪神】●島本(1敗)-青柳-伊藤和-トラヴィス / 清水-原口(7回~)

【中日】伊藤(2回2/3)-○武藤(2回1/3)-小川(1回)-岸本(1回)-
三ツ間(1回)-金子(1回) / 松井雅

◆本塁打 ナニータ1号3ラン、福田1号ソロ(島本)、陽川1号ソロ(金子)

◆二塁打 柴田、松井佑、堂上、江越

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]中:江越   (5-2-0 / 1-0 / 1 / 0) .400

2]遊二:森越  (5-1-0 / 1-0 / 0 / 0) .200

3]一:荒木   (2-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .000

〃一:西田   (2-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .000

4]三:陽川   (5-1-1 / 1-0 / 0 / 0) .200

5]指:ペレス  (4-1-0 / 1-1 / 0 / 0) .250

6]左:柴田   (2-2-1 / 0-0 / 0 / 0)1.000

〃打左:一二三 (2-0-0 / 1-1 / 0 / 0) .000

7]二:坂    (2-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .000

〃打遊:植田  (1-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .000

8]捕:清水   (1-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .000

〃打捕:原口  (1-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .000

9]右:中谷   (4-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .250

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

島本  4回 83球(10-5-1/ 6-5 /11.25) 140

青柳  1回 20球 (0-1-1 / 0-0 / 0.00) 141

伊藤和 2回 40球 (3-1-2 / 3-3 /13.50) 143

トラ  2回 39球 (1-3-2 / 0-0 / 0.00) 139

試合経過
先発の島本投手。思うところはあったのだろうと推測できます。
悔しいでしょう。先発の島本投手。思うところはあったのだろう
と推測できます。悔しいでしょう。2人目はルーキー・青柳投手。
1四球はあったものの3人で終わらせました。2人目はルーキー・
青柳投手。1四球はあったものの3人で終わらせました。
6回からは伊藤和投手が登板。3点失ったあと、
7回は三者凡退です。6回からは伊藤和投手が登板。
3点失ったあと、7回は三者凡退です。最後はトラヴィス投手が
2イニングを無失点。角度のある球が見られました。
最後はトラヴィス投手が2イニングを無失点。
角度のある球が見られました。
まず打線は2回、1死からペレスが右前打を放ち、
続く柴田の右翼線二塁打で生還!柴田は三塁でタッチアウト
となりますが、タイムリー二塁打で1点を先制しました。
しかし1回、2回と1安打ずつ許しながら抑えていた先発の島本が、
その直後の3回に打ち込まれます。1死から堂上に前打、
松井佑の右翼線二塁打で一、三塁として、1打席目は
フォークで空振り三振を奪った4番・ナニータに真っすぐを
センターバックスクリーンへ運ばれ、逆転3ランを浴びました。

それだけではありません。5番・福田には118キロのスラーブを
左中間へ…。これはもう打った瞬間に、外野をはじめグラウンドの
選手は微動だにしないほど(唯一、審判が動いていただけ)、
完ぺきな当たりでレフトの防球ネットに刺さる連続ホームラン。
古本と三ツ俣にも連打されますが、ここは自身が牽制しての
狭殺などで切り抜けました。それでも2者連発を含む6連打で4失点です。

さらに4回、先頭の9番・友永に中前打。これで早くも中日は
先発全員安打となっています。次の溝脇のバントした打球を
島本が一塁へ悪送球。走者がそれぞれ進んで無死二、三塁とし
、堂上からは真っすぐで見逃し三振を奪ったのですが、
松井佑に外の変化球をライトに運ばれて2点タイムリー。
先ほどホームランのナニータは抑えたものの2点を追加され、
4回10安打6失点(自責5)で交代しました。

ついで青柳が登板して、まず6番の古本を投ゴロに打ち取り、
一塁送球も無難に。三ツ俣には四球を与えますが、松井雅は
空振り三振、ここで清水が三ツ俣の盗塁を阻止!ルーキーの、
右へ左へと大きく逸れる投球をしっかり捕り、しかも3人で片づけた
清水の仕事ぶりも光ります。

3人目は伊藤和。6回1死から溝脇に右前打され、暴投で二塁へ進めて
堂上に左翼線タイムリー二塁打。松井佑にはストレートの四球を与え、
1死一、二塁でナニータが右越えタイムリー。なおも1死一、三塁で
福田に中犠飛を許しました。ペレスも二塁へ行き古本の四球で
一、二塁としますが、何とか3点で踏ん張って、7回は三者凡退だった伊藤和。

続いてトラヴィスが、8回は2死からナニータに四球を与えるも
福田は真っすぐで空振り三振!9回も先頭・古本に四球を与えましたが
三ツ俣を二ゴロ併殺打。2死となったあと松井雅に右前打されたものの、
最後は友永を真っすぐで見逃し三振!2イニングを0点に抑え、
ベンチやスタンドに拍手で迎えられました。

1死から一二三選手が四球。新しいユニホームのお披露目も兼ねて、
6回の代打陣を。1死から一二三選手が四球。続く代打・植田選手は
右打席。このあと四球を選びます。同じくしんユニホームの原口選手
も代打で、残念ながら二飛で2死一、二塁。代打でも新ユニホーム
でもないんですけど、中谷選手は三ゴロで得点はならず。

一方、2回に先制した打線はというと…3回に清水の四球と
森越のピッチャー強襲内野安打で2死一、三塁としますが得点なし。
なおこの時、左すねの下に打球を受けた伊藤は、素早くバックアップに
走るなどしていたのですがベンチに下がりました。
(試合後、2本の松葉杖を操って歩きながらも「大丈夫です!」
と笑顔の伊藤投手。打撲で済んで本当によかったですね)

4回はペレスの四球と柴田の右前打で1死一、二塁としただけ。
5回は先頭の中谷がいい角度の打球を放ったけど、届かずに中飛。
次の江越がショート内野安打で出て2死後に盗塁も決め、
荒木の死球で一、二塁とするもそこまで。なお、いったん守備に
ついた荒木ですが、6回途中で西田と交代しています。
これも左すね付近で、試合後は普通に歩き「大丈夫です」
と言っていました。こちらもホッ。

6回は1死から代打攻勢で、一二三と植田が連続で四球を選びましたが、
原口は二飛、中谷は三ゴロ。7回は先頭・江越の左翼線二塁打と
2死後に陽川がショートの捕球エラーで2死一、三塁。
しかしペレスは三振。8回は2死から原口が死球(ドスンと音がして
左太もも?本人は意に介さず)、中谷は左前打、江越はショートの
捕球エラーで満塁として森越は二飛。といった具合に、
毎回続いたチャンスを生かせません。

そして迎えた9回、1死から陽川が金子の初球(135キロ)をレフトへ!
これも外野手がほとんど動かない、完璧なホームンです。
あとは続かなかったものの、何とか1点を返して試合終了。
開幕から3時間18分という、そこそこ長い試合となりました。

掛布監督は試合後も、各テレビ局のインタビューなど超多忙。
もう何度目かの質問だったと思いますが、自身の“初陣”
となった開幕戦を振り返って「これだけファンの方、
マスコミの方が来てくれて、鳴尾浜にない雰囲気でやれて
選手もプラスになったでしょう。負けたのは悔しい。
悔しいんだけど、気持ち的には非常にスッキリしていますね。
みんな前を見て野球をやってくれたので、僕自身はいい手応えを
感じました」と笑顔です。その理由は…

「江越の最初(1回裏)のショートゴロ。ファーストまでの、
あの全力疾走!今やろうとしている野球をしてくれた。
悔しい気持ちを持ってファームでやっている、その江越が
ああいう姿を見せてくれたってのは、きょうの収穫。
江越、中谷、清水の走る姿ですよ。1人1人が走るっていう
強い意志を持っていた。1年間続けなければならないことですが、
この意識を続ければ必ずいい流れが出てくる。打つ、打たないは
ピッチャーの出来もあるが、走ることは意識すればやれるから」

次に、開幕戦の先発に指名した島本投手について。「島本も
打たれはしたけど、本人が納得しているだろう。4回6失点、
途中で代えることは簡単だけど、久保コーチとも話して
納得するまで投げさせようと。本人も言い経験をしたと
思いますよ」。島本投手に“気にするな”という話をしたそうで、
これは審判のストライクゾーンと合っていなかったからだとか。
なるほど。本人は何も言いませんでしたが、
そういうことがあったんですね。

3回には3ラン、ソロの連発で4失点。「空中戦に持っていかれたんで、
手の打ちようがなかった。完敗ですよ。でも島本は何かを感じたはず。
1軍に上がる時、役に立ちますよ。次の登板が楽しみですね。
肩の張りなどのことはあるけど、早い段階で次の登板を見たい。
楽しみにしています」。そんなふうに言ってもらって、
奮起しない選手はいないでしょう。これが掛布マジックなのかも。

最後にもう一度「勝って終われればよかったんですけど、
2月のキャンプからやってきたのは“自分の野球に責任を
持つこと”と“野球の怖さを知ること”。この1敗は僕も重く
受け止めますし、選手も1人1人が自分の野球に対する責任を
感じていると思う」と掛布監督。そして「残塁13個ですか?
1本出ていれば変わってますね」と言い、9回にホームランを
打った陽川選手のことを聞かれ「その前に打て!って〜。
でもよかったよ」と楽しげに笑いました。

その陽川選手のコメント。「打ったのは真っすぐです。
うまくさばけたと思います」と言いながらも、特に笑顔はありません。
チームが負けたことや、その前の打席が悔やまれるのでしょうか。
「それはもちろんそうですね。打ち損じもあったので。
最初(2回、先頭で捕邪飛)はボール球に手を出してしまって…。
1打席1打席切り替えてやりました」それで4打席目にホームランですね。

「最後にああいう形で1本出たので、あしたにいい形で
つなげられたらと思います」。1軍の開幕まで
「どんな形であれチャンスは来ると思うので、
しっかり自分の持ち味を出して、結果も出して、
呼ばれるように頑張りたい」と陽川選手。ちなみに
“チーム1号”は「気にしていません。チームが勝つことが
一番なので」とサラリ。でも期待通りの一発でした。
ありがとうございます

なお冒頭でも書いたように、きょう16日の中日戦で第2号を
打ったそうです!2試合連続とは。これには1軍にいる横田選手も
発奮しちゃうだろうなあ。なんせ、きょうのオープン戦(対ロッテ)
でも4打数3安打1打点だったみたいなので、あすのヤクルト戦(神宮)
あたり放り込むんじゃないですかねえ。ちょっと期待してみましょう。

江越「あしたにつながる」

そして掛布監督が真っ先に名前を挙げた江越選手は、
5回に内野安打とチーム1号の盗塁、7回は左翼線二塁打とマルチヒット。
「結果が出ないよりはいいですね。またあしたにつながるかなと
思います」。監督が1回の全力疾走を評価していたことを聞き
「そこは(バッティングの)調子が悪くてもできるところ。
1軍でも言われていることなので、たとえ調子の悪い時でも
常にやりたい」と話しています。

バッティングに関して、今やっているのは「下半身でタイミング
取ることを意識している。試合の中でピッチャーとの
タイミングだったり。とらえたと思っても凡打になることが
多いので」とのことです。3打席目までは見逃してストライク
になる球もありましたが、二塁打は初球を打ったもの。
それは最初から振っていこうとしていたのか?という問いに
「そういうわけでもないんですけど、狙い球だったので」
と答えた江越選手。

京セラドームで行われる最後のオープン戦に向け、ゆくゆくは
1軍に再合流するため、このウエスタン開幕3連戦は大事なのでは?
「そんなに変な意識はないけど、アピールはしないといけない。
いい緊張感を持ってやっています」。それが1打席目からの
全力疾走となり、そのあとのヒットへつながったんでしょう。
1軍はもちろん、鳴尾浜にもライバルはいっぱいいます。
そこを制するには、走ること、打つこと、自分に勝つことですね。


  • 2016.03.15 Tuesday

5年ぶり 鳴尾浜開幕



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きょう15日から、2016年のウエスタン・リーグ公式戦が始まります。
ことしは久々に鳴尾浜で開幕を迎える阪神タイガース。
昨年は雁の巣、2014年は神戸サブ、2013年も神戸サブ、2012年はナゴヤ
だったので、2011年以来5年ぶりということになりました。
掛布監督にとっても記念すべき初公式戦ですから、大勢のお客様に
加えてマスコミも多いでしょうね。好天の中、いいスタートが
切れそうな予感がします。

ウエスタンは2006年から6年連続で本拠地開幕だったし、
その前も鳴尾浜が多かったので、5年ぶりというのに少し驚きました。
それを調べたついでといっては何ですが、ここ10年ほどの開幕戦を
振り返ってみます。そういえば昨年も、開幕戦で2ケタ安打したため、
それが2003年以来だという記事を書いたんですよね。もしかして
毎年振り返っているかもしれません。お付き合いくださいませ。

ここ10年の開幕戦を簡単にご紹介

ウエスタン・リーグが5チームとなった
2005年はイースタン・リーグ
とのファーム交流試合が始まった年でもあり、阪神は3月26日(土)に
初めてジャイアンツ球場へ遠征して巨人と2試合を行いました。
開幕から交流試合というのは、この時だけですね。
初戦は杉山投手と野間口投手の先発、喜田選手と藤原選手に
ホームランが出て8対6で阪神が勝っています。

2006年は3月25日(土)、
ソフトバンクを鳴尾浜に迎えて3対3の引き分けでした。
ソフトバンクに1本、阪神に2本(庄田選手、桜井選手)のホームラン
が出ています。阪神の先発はダーウィン投手で、スタメンの
2番ショートが『前田大』。大和選手ですね。
2007年3月24日(土)も鳴尾浜で、やはりソフトバンクとの顔合わせ。
こちらは庄田選手がソロを放ち、相手には2発を浴びて8対5で
ソフトバンクの勝ち。先発は中村泰投手で、8番ショート
『大和』選手です。

2008年は3月22日(土)、これまた鳴尾浜でのソフトバンク戦。
下柳投手と和田投手の投げ合いで始まり、4対0でソフトバンクが
勝ちました。ソフトバンクには10安打され、こちらは2安打のみ…。
2009年からは金曜日の開幕が少し続き、この年は3月27日(金)に
中日を鳴尾浜に迎え6対1での勝利です。野原祐選手と
バルディリス選手にホームラン、小嶋投手が勝ち投手となりました。

2010年は3月19日(金)が開幕日で、鳴尾浜でのソフトバンク戦。
4対0と3安打完封勝ち、今度は和田投手に黒星をつけています。
阪神の先発は鶴投手でした。
2011年3月18日(金)も鳴尾浜でソフトバンクと対戦。
蕭投手と杉内投手が先発で3対1の勝ち。このあとからビジター
での開幕が続きます。

2012年は火曜日の開幕。3月20日(火)にナゴヤ球場へ遠征しての
中日戦で、白仁田投手と辻投手の先発。3対0で勝ちました。
2013年はまた金曜日に戻って、3月22日(金)に神戸サブ球場の
オリックス戦で開幕です。先発は小嶋投手と中山投手。
4年ぶりにホームラン(中谷選手2ラン、伊藤隼選手2ラン)が出て、
6対3で阪神の勝利。

2014年も神戸サブで3月21日(金)に開幕。雪やあられが降る
、寒い寒い一日でした。歳内投手と山崎正投手の先発、
5対1でオリックスが勝っています。そして昨年、
2015年は3月17日(火)に雁の巣へ遠征してのソフトバンク戦で
始まりました。先発は岩本投手と笠原投手。伊藤隼選手が
ソロホームランを放つなど、5対1で阪神の勝ちです。
ちなみに昨年は、こんなスターティングメンバ―でした。

1]中:横田

2]二:西田

3]一:中谷

4]右:伊藤隼

5]指:狩野

6]三:岡崎

7]捕:清水

8]左:一二三

9]遊:植田

そうなんです。キャンプでケガが相次ぎ、内野手の足りない事態に
なって『6番サード・岡崎選手』。でも岡崎選手のファーストは
もちろん、サードもありますからね。見ている分には違和感が
なかったでしょう。

ことしの先陣は島本投手

さて、ことしの“開幕投手”は島本投手が務めます。しかし単なる
ファームのオープニングではなく、10日後に開幕する1軍の先発枠を
狙う登板でもあり、そのために長いイニングを投げるとのこと。
これまでウエスタンの開幕戦でリリーフ登板もなかった島本投手。
その先発というだけでも大役だったであろう2年前とは、
もう立場が全然違いますね。ゆうべ、意気込みを聞いてみました。

ことしのウエスタン開幕は、先発・島本投手の投げっぷりに
注目しましょう。
「あすは開幕ですし、そこを掛布監督に任せていただいて、
ありがたい気持ちが強いです。だから、しっかりゼロで
抑えて結果で応えたいと思います!」

何回まで投げるかは言われていないらしく「最後までいくつもりで、
でも1イニング目から全力で投げます!」と気合い十分。自分自身への
課題は?「カウント負けしないこと。それと1軍で投げているつもりで
1球1球、意図のあるボールを投げていきたいです」。素晴らしい
でしょう?このコメント。入団して6年目、体重は16キロも増えた
という島本投手ですが、それ以上に内面も大きく成長しました。

昨シーズンの多くを1軍で過ごし、何が必要で何が足りないかを
体感してきたからですね、きっと。きょうの開幕戦を1つのステップ
として、ことしは1軍での先発という夢をかなえてください。
鳴尾浜では見納め、ぐらいの気持ちで応援させていただきます!

ユニホームも新しくなります
原口選手の旧バージョンユニホーム。原口選手の旧バージョン
ユニホーム。一二三選手も、このスタイルは見納めです。

見納めといえば、きょうから原口選手と一二三選手の
ホーム用ユニホームのズボンが長くなります。一二三選手が
なかなか変えないので、聞いたら「変えますよ。開幕から」
とのこと。一方、原口選手はビジター用を既に長いバージョンに
していたんですが、ホーム用は変えないんだろうと
勝手に思っていました。でも同じく「開幕から下ろしますよ」
と言います。

そういえば安芸キャンプ中に、みんな採寸していましたね。
やはり短いとヒザ付近が窮屈で動きにくかったみたいです。
というわけで、ストッキングを上げた旧バージョンを
13日の試合中に撮っておきました。見納めってのも変ですけど。
おまけで緒方選手のズボンの裾。足が伸びた?ズボンが縮んだ?
見えますか?ズボンの裾。折ってある部分がほどかれているのを。
おそらくクリーニングの繰り返しで縮んだんだろうと思いますが、
もしかして緒方選手の足がグッと伸びたのかしら?そんなこと
考えながら撮っちゃいました。緒方選手もきょうから
新しいユニホームなんですかね。すみません、
思いっきり脱線しています。

緒方選手「負けたくない!」

ではお待たせしました。きのうの続編です。13日に行われた
教育リーグ・ソフトバンク戦(鳴尾浜)での緒方選手のコメントを
ご紹介します。12日に続いて2安打、しかもタイムリー2本と大活躍。
関東遠征の荷物を甲子園に持っていく前に話を聞きました。

「ファームで2試合出てこいと言われて、また戻れる保証はなかった。
もし打てなくて他の外野手が打ったら、そっちを使うことに
なるんじゃないかというプレッシャーがありました。
その中で結果を残せたので、この2試合は自分にとって
価値あるものになったと思います」

13日のソフトバンク戦、7回に2本目のタイムリーを放って
藤本コーチとグータッチ。
そんなにプレッシャーが?「周りの外野手が、すごい結果を
出しているので。やっぱり負けないようにというか、負けたくないから。
他の人が活躍すれば、自分はもっと活躍する。常にそういう
負けん気を持っています。大切な時期に入っているので、
あしたからまたしっかりと、きょうはきょうでもう切り替えて
やっていきたいです」。緒方選手らしいですね、この負けん気。

なお盗塁に関しては前日同様にノーサインだったそうですが、
この日は2本目のタイムリーのあと二盗失敗。チェンジになって
三塁付近で平野コーチから何か話しかけられていたのは?
「走った時、坂さんが打ってセンターフライになった直後で
『そんなにすぐ行かなくても、息を整えてからでよかったのに』と(笑)」。
そうだったんですね。また「スタートは悪くないから、
どんどん走っていけ」と言われたとか。あすからのオープン戦でも
颯爽と盗塁を決めてきてください。
平野コーチから「息を整えてから走ってもいいのに」と
言われているところ、かな?
それと、1軍のオープン戦(3月4日)で死球を受けた右ヒザは
大丈夫ですか?と聞いたらキョトンとした顔。あの金本監督
「骨か?肉か?」に緒方選手が「肉です」と答えた、ぜひとも
流行語大賞にノミネートしてほしいような会話があった時の。
「ああ!はい。きのう2本打ったんで、もう大丈夫です。
やり返しました!」と爽やかに笑います。きのう2本?やり返した?
確かにソフトバンク戦だったけど。投げていたのは…

帰宅後に調べたら加治屋投手でした。なるほど、それで!
12日の試合は先発・加治屋投手から2打席連続安打で、
しかも先制タイムリー。おまけに2つも盗塁を決めています。
そりゃあ完ぺきに「やり返した」でしょう。もしかして金本監督、
それを知っていて緒方選手を鳴尾浜に送ったとか?まさか、
それはないですね。とはいえスッキリした顔で「やり返した」
と言うもので笑ってしましました。どんだけ負けず嫌いやねん、と。

岡崎太一選手は頼れる男です
13日の鳴尾浜で打席に立つ岡崎選手。こんな構えでしたっけ?
久々だったもんで…。13日の鳴尾浜で打席に立つ岡崎選手。
こんな構えでしたっけ?久々だったもんで…。
最後に、ことし初めてファームのゲームに出た岡崎選手です。
13日に5回までマスクをかぶり、4回には犠飛も放ちました。
4年ぶりの沖縄キャンプ、またオープン戦でも結果を残して、
開幕1軍どころか開幕戦のスタメンマスクも?という状況。
それでも「調子いいというか…。悪くはないですけど、
内容より結果が欲しいですからね」と言います。まだ足りない、
もっともっと。そんな気持ちなのかもしれません。

最初で書いたようにファーストやサードの守備も、ここという時の
バッティングも、岡崎選手は本当に頼れる存在でした。
それが1軍で見られるなんて、鳴尾浜のファンの皆さんは
すごく喜んでいらっしゃいますよ。「太一が打った!」って。
もう一花と言わず、満開の花を甲子園で咲かせてくださいね!
できるだけ長く。

  • 2016.03.14 Monday

ファーム春季教育リーグ終了 明日開幕



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プロ野球のオープン戦は公式戦開幕を見据えての“本気モード”
に入っていきますが、ファームの春季教育リーグは13日で終了。
12日から既に公式戦が始まっているイースタン・リーグは10日、
また15日開幕のウエスタン・リーグは13日に教育リーグ
全日程を終えました。
全部で17試合組まれたウエスタンのファーム教育リーグ。
中止は3月9日の阪神-オリックス戦(鳴尾浜)だけです。
結果は以下の通り。阪神は3月6日の中日戦(鳴尾浜)しか
負けなかったんですね。

阪神 6試合 5勝1敗 .833

広島 8試合 4勝4敗 .500

オリ 7試合 3勝3敗 .500

中日 8試合 3勝5敗 .375

ソフ 4試合 1勝3敗 .250

完封勝ちで教育リーグを終了

では最終戦の結果をご紹介しましょう。きのうも1軍からは
榎田投手と岡崎選手のバッテリーが参戦し、緒方選手は前日と
同じく5番レフトで先発出場。またまたタイムリー2本の2安打2打点で、
試合後は1軍オープン戦の関東遠征に向けて甲子園で荷物出しを
しています。岡崎選手はヒットがなかったものの犠飛で1打点。
彼も、もう1軍に戻りました。緒方選手と岡崎選手のコメントは、
次の記事に書かせていただきますので、お待ちください。

なお久々に、というか今季ファームの実戦では最多の6人が登板した
投手陣ですが、散発4安打の完封リレー!攻撃では6四球を
もらいながら満塁機に2度の3者残塁はありましたが、
陽川選手の三塁打が先制&決勝点となり4対0でソフトバンクに
連勝です。ことしは相性いいのかな?って、まだ気が早すぎますね。

《春季教育リーグ》3月13日

阪神- ソフトバンク (鳴尾浜)

ソフ 000 000 000 = 0

阪神 001 110 10X = 4

◆バッテリー

【阪神】榎田-岩貞-筒井-小嶋-伊藤和-桑原 / 岡崎-清水(6回~)

【ソフ】山田(4回)-伊藤大(1回)-山下(1回)-星野(2回) / 張本-堀内(7回~)

◆三塁打 陽川

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策)

1]中:江越   (4-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

〃一:西田   (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

2]一:荒木   (3-2-0 / 0-0 / 2 / 0)

〃打左:一二三 (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

3]指:原口   (1-0-0 / 0-2 / 0 / 0)

〃打指:ペレス (0-0-0 / 0-1 / 1 / 0)

4]三:陽川   (2-1-1 / 1-2 / 0 / 0)

〃遊:植田   (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

5]左中:緒方  (3-2-2 / 1-1 / 0 / 0)

6]右:中谷   (3-1-0 / 1-0 / 1 / 0)

〃二:坂    (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

7]遊三:森越  (4-2-0 / 1-0 / 1 / 0)

8]捕:岡崎   (2-0-1 / 0-0 / 0 / 0)

〃捕:清水   (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

9]二右:板山  (4-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

◆投手(打-振-球/失点-自責) 最速キロ

榎田  3回 31球 (2-2-1 / 0-0) 140

岩貞  1回 8球 (0-1-0 / 0-0) 141

筒井  1回 22球 (1-3-0 / 0-0) 136

小嶋  2回 23球 (0-3-0 / 0-0) 142

伊藤和 1回 8球 (0-1-0 / 0-0) 139

桑原  1回 22球 (1-0-2 / 0-0) 139

試合経過
5回、伊藤大投手のボール球にのけぞる陽川選手。無死満塁に5回、
伊藤大投手のボール球にのけぞる陽川選手。無死満塁に同じく
伊藤大投手の球に、今度は腰を大きく引く緒方選手。
そのあと緒方選手はセンター前にタイムリーヒット!この回、
先頭でヒットと盗塁を決めていた荒木選手が生還しました。

まず打線から。1回は1死から荒木が内野安打で出て2死後に盗塁、
キャッチャーの送球が逸れて三塁へ進みます。陽川と緒方は
連続四球で2死満塁となるも、中谷は三ゴロで無得点。
2回は三者凡退でした。しかし3回は2死から原口が四球を選び、
続く陽川が右翼線への三塁打!4回には中谷が中前打し、
すかさず盗塁を決めて森越の右前打で無死一、三塁。
岡崎の中犠飛で2点目が入ります。

5回にソフトバンクは2人目の伊藤大が登板。中前打した荒木が
すぐに盗塁を決め、原口と陽川は連続四球で無死満塁。緒方の
中前タイムリーで3点目。なおも無死満塁でしたが中谷と森越が
続けて三振を喫し、岡崎も二ゴロで3者残塁。1点止まりです。
6回は3人目・山下に対して、板山が上林のファインプレーで左飛に。
江越と代打・一二三は三振でした。星野に代わった7回、
代打・ペレスが四球を選び、陽川の三振で盗塁。緒方の中前打で
二塁から生還します。

次の坂は中飛で、森越の打席で緒方が盗塁失敗。これで3死となり、
8回は森越が左前打で出るも清水は遊ゴロ併殺打、
板山は空振り三振で攻撃終了。ちなみに成功した5盗塁のうち
4つは初球に走ったものです。

そして投手陣。先発の榎田は1回、先頭の上林に右前打され、
1死後に牧原の内野安打(バントヒット)で一、三塁。4番の猪本は
空振り三振で2死となりますが、塚田に死球を与えて満塁。
しかし張本は右飛に打ち取って無得点。2回と3回は三者凡退です。
ついで4回は岩貞が、先頭の猪本から空振り三振を奪うなど
三者凡退!5回は筒井が登板し、先頭の河野に内野安打、
幸山の三振で盗塁を許したものの古澤と上林も三振。
3連続三振で0点に抑えました。
2回をパーフェクト!「いろんな球種を投げていますよ」と小嶋投手。
2死満塁で投ゴロを捕って一塁へ走った桑原投手。試合が終わって
…右手を見せて何かを言っています。みんな真剣に見ていますね。

後半の捕手は清水。投手は4人目の小嶋で、6回は城所を三邪飛に
打ち取ったあと牧原は真っすぐで見逃し三振、猪本は
チェンジアップで空振り三振。7回も1三振などで三者凡退です。
8回は伊藤和。先頭の代打・金子将からチェンジアップで
空振り三振を奪い、残りは三ゴロ2つの三者凡退!
投手交代のためブルペンへ向かう久保投手コーチは、
みんなが投げ終える度に「これは開幕投手やなあ」と、
楽しげに笑います。

そして9回は桑原が登板。いきなり城所に四球を与え、
牧原の二ゴロで走者が入れ替わって猪本に中前打を浴び
1死一、二塁とします。2死後、堀内への四球で満塁のピンチを
迎えましたが、河野はピッチャーゴロ。ダッシュして捕った桑原が、
そのまま全力で一塁へ走りこんで試合終了。

この時、桑原投手が右手を気にしていたので試合後に聞いたら
「いえ、大丈夫です」という返事。でも内野手や清水選手に
手を見せていたので…。「入った!って言っていただけです(笑)」。
そうなんですね。それならいいんですけど。0点に抑えられて何より。
「ギリギリでしたねえ」と苦笑いでした。

掛布監督「板山は“こだま”で」

では掛布監督の談話です。最初は投手陣について「岩貞は
よかったんじゃない?スライダー、カットボール、チェンジアップ。
1イニングってのは久保コーチが決めていた。1軍で投げることを
考慮してだと思うよ。彼も1回くらい上で投げないとね。
榎田もよかったし、筒井も小嶋も伊藤も、桑原はフォアボール
出しちゃったけど、きょうはみんなよかったよ」とうなずきました。

ついで「緒方は素晴らしいね。ボールの見極めもいいし。
ヒザの状態がいいんだろうね。下半身の使い方がいいから、
あんなにヘッドスピードも速い。陽川はもう少し時間が
かかるだろうね。ある程度は納得させる数字、ホームランの
含めての数字が必要になる」とのこと。

なお、あす15日に亜細亜大学の卒業式を迎える板山選手に
「ヒットを打てば出席していい」と言っていた掛布監督。
結果はノーヒットで「こだまで行け〜(笑)。のぞみには
乗るなって言っとく」と。卒業式にはもちろん出席予定でしたが、
板山選手も「ヒット打ってないから」と苦笑い。こだま乗車指令を
伝えると「こ、こだまっすか!」と目を丸くしていました。
できれば卒業式に出て、翌16日から1軍の関東遠征に合流と
いうのが理想だったと思いますが…開幕まで10日あります。
鳴尾浜6連戦で大暴れしときましょう!

みんな調子がいいので、逆に焦りはない

榎田投手のあと、4回1イニングを投げた岩貞投手。宜野座キャンプの
練習試合・楽天戦(2月16日)以来のマウンドでした。振り返って
「制球も今まで通り自分の狙ったところに投げられたし、
やりたいことはできた。球も勢いも戻ってきたと思う。
きょうはカットボールを多めに。変化球もそれなりに
投げられたのでよかったです」とのこと。真っすぐの最速が
141キロで「悪いボールではない」と言っています。

開幕が近づいてきました。まだ10日あるのか、もう10日しかないのか、
心境はどうなんでしょう。「みんなの調子がいいので、かえって
焦っていません。調子が悪かったら、今チャンスなのに、と
焦るかもしれないけど。ようやく投げらるようになったし、
きょうもそれなりに投げられたので。今後、先発を言われると
思いますが、準備できているというところをアピールしていきたい。
スピードも、きょうカットボールで139、140キロが出ていたし、
もっと出ると思います」

1ヶ月ぶりの実戦登板に「思い通り投げられた」と岩貞投手。
ちなみに『背中の筋疲労』で別メニューとなっていた岩貞投手。
「30球か40球くらい投げたら疲労があったけど、痛みはなかった」
とか。昨年は12月後半まで、台湾のウインターリーグで
投げていましたからね。でも痛み以外に自覚症状がどう出るのか、
山下トレーナーに尋ねたら「いつも通り投げているのに、
腕が上がりにくいとか背中が張るとかですね。階段を登ったら
疲れるでしょう?痛みはなくても。それと同じで、いわゆる疲労感」
という説明。ありがとうございます。よくわかりました。

前回つかんだものを今回に生かせた

次は伊藤和投手です。8回1イニングを、わずか8球で三者凡退!
先頭の代打・金子将選手から空振り三振を奪ったのは126キロの
チェンジアップでした。球速はそんなに上がっていませんが
「でも球質はよくなっています。この前(3月8日・近畿大学戦)
の3イニング目で少しつかんだ感じがあって、それをきょう
生かせたと思う」と手応えを感じている様子です。

つかんだ感じ、というのを説明するのは大変だろうなと思いながら
…でも聞いてしまいました。「左脇腹を痛めてから使えて
いなかったんですけど、この時(8日)は、そのわき腹を意識して
使って投げたらよかった」。申し訳ないことに投げる動きまで交えて、
その左脇腹を「こうクッと」と捻る?折り曲げる?仕草をしてくれた
伊藤和投手。「なんていうか、難しいですねえ」と苦笑させてしまって、
すみません。ありがとうございます。
伊藤和投手は8日の近大戦の最後から、自身でも「いい感じ」
というピッチング。伊藤和投手は8日の近大戦の最後から、
自身でも「いい感じ」というピッチング。
「痛めたあとはずっと使わないようにやってきたんです。
痛くないよう無意識のうちに、かばってしまって」。
そりゃそうでしょう。クシャミをしても飛び上るほど痛いとか。
日常生活にも影響するぐらいなんですね。「やっぱり怖さが
取れなかったですね、ずっと。でもこの前は、使ってみたらいけた。
いい感じでした。だけど、これからしっかりケアとトレ―ニングを
していかないと。またやってしまうと時間がかかるので」。
そう話す顔はとってもスッキリしていました。

先制の三塁打にも笑顔は無し

先制のタイムリー三塁打を放った陽川選手は「打ったのは
真っすぐです、多分。でも…、あれの前に仕留められる球が
いくつかあった」と反省の言葉。「タイミングを取るのが
遅いとわかっていて、修正できなかったのがよくない。
ボール球にあまり手を出さなかったのはよかったと
思いますけど」。掛布監督は、もう少し時間がかかりそうと
話していました。「キャンプで言われたことをもう一回
見直してやっているところです」

まだ1軍、ファーム合わせて1本もホームランが出ていないので、
ここはぜひ陽川選手に放り込んでほしいと言ったら
「狙ってないですよ」と。でも狙わずして、ヒットが
ホームランになればいいですよね。ちなみに昨年は横田選手が
教育リーグでファーム1号を打っています。ウエスタン・リーグ
開幕戦(雁の巣)で伊藤隼選手が、ソフトバンク・五十嵐投手から
ソロホームランを放ったのが公式戦チーム初でしたね。
ことしは陽川選手に期待させていただきます!

  • 2016.03.13 Sunday

新『小虎日記』 緒方選手打って走って



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きのう12日は、鳴尾浜にソフトバンクを迎えて教育リーグが
行われました。ファームのオープン戦とも言える春季教育リーグですが、
この時期やはり1軍ローテーション投手の登板は恒例。
阪神も先発が能見投手で5イニング、ローテ入りを狙う秋山投手が
4イニングを投げ4安打1失点というリレーでした。
これに「ずるい」という声も聞こえたんですけど、
どのチームも同じ状況ですからね。きょうの教育リーグも、
榎田投手が登板すると聞いています。

また野手では緒方選手が初参戦。5番レフトで先発出場し、
先制タイムリーを含み2打席連続安打と2打席連続四球、
さらに2盗塁、好守備と大活躍だった本人のコメントは、
のちほどご紹介します。緒方選手は、きょうも引き続き
鳴尾浜で出場予定ですが、きのうスタメンマスクをかぶった
小宮山選手は甲子園へ戻りました。代わって、絶好調の岡崎選手が
きょうは鳴尾浜ですよ。

そして、きのうの夕方には柴田選手が荷物を車に積んで
帰っていきました。甲子園?「はい。あしたは向こうです」。
安芸キャンプから始まって、ようやく今季初の1軍合流。
やっとですね。「やっと来ました…」。そのあとは?
「まだわからないです」。しっかり暴れてきてください。
「そうですね。とにかく頑張ってきます!キャンプで
やってきたことを出して、“こいつ変わったな”と
言ってもらえるように」
もう1人、金田投手も大きな荷物。金田投手は5日にオープン戦で登板、
1四球を与えながらも無失点でした。その前日と翌6日には
教育リーグで投げ、3連投だったんですよね。6日の教育リーグ
・中日戦で三塁打と二塁打を続けて浴び失点したものの
「連投のせいじゃありません。シーズン中に3連投なんて
よくあること」とキッパリ。きのうは「頑張ってきます!」
と帰っていった金田投手。もう150キロ超えの球速も
出ていますからね。しっかりアピールしてきてください。

ことしは例年以上にオープン戦と教育リーグの入れ替えが
激しい気がします。そんな中で横田選手はキャンプから
ずっと1軍にいるため、小虎ファンの方々は「1試合だけでも
いいから鳴尾浜で見たいなあ」と、まさに『横田ロス』状態!
確かに、このまま1軍で開幕も迎えそうな勢いですもんねえ。
ロスといえばホームランもでしょう。1軍もファームも、
ことしの試合でまだホームランが出ていない…。
誰が打つのか、チーム1号!

5安打ながら7四球をもらって5得点!

前置きが長くなりました。では12日の試合結果です。

《教育リーグ》3月12日

阪神- ソフトバンク (鳴尾浜)

ソフ 000 001 000 = 1

阪神 000 103 10X = 5

◆バッテリー

【阪神】能見-秋山 / 小宮山-小豆畑(7回~)

【ソフ】加治屋(4回)-嘉弥真(1回)-二保(1回)-吉本(1回)-巽(1回) / 細川

◆二塁打 ペレス、上林

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策)

1]中:江越   (2-0-0 / 0-2 / 0 / 0)

2]一:荒木   (3-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

〃打一:西田  (1-1-0 / 0-0 / 0 / 0)

3]指:ペレス  (3-1-0 / 0-0 / 0 / 0)

〃打指左:板山 (0-0-1 / 0-0 / 0 / 0)

4]三:陽川   (3-0-0 / 1-1 / 0 / 0)

5]左:緒方   (2-2-1 / 0-2 / 2 / 0)

〃投:秋山   (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

6]右:柴田   (2-0-1 / 1-1 / 0 / 0)

〃右:中谷   (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

7]二:坂    (3-1-2 / 0-0 / 0 / 0)

〃走二:森越  (0-0-0 / 0-1 / 0 / 1)

8]捕:小宮山  (3-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

〃捕:小豆畑  (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

9]遊:植田   (3-0-0 / 2-0 / 0 / 0)

◆投手(打-振-球/失点-自責) 最速キロ

能見 5回 61球 (2-5-2 / 0-0) 139

秋山 4回 46球 (2-4-0 / 1-1) 140

試合経過

まず先発の能見は1回、先頭の上林に中前打されましたが、
1死後に狭殺。塚田に四球を与えたものの0点に抑えています。
2回は先頭の城所に四球、盗塁を許しながら無失点。
3回は三者凡退。4回は1死から猪本に左前打されるも
後続を断って、5回は三者凡退でした。この回、8番・幸山が
放った打球をレフトの緒方がスライディングキャッチ!
ノリノリですねえ。

一方の打線は、1回が三者凡退。2回は1死から緒方が左前打し、
柴田の三振で盗塁を決めるも無得点。3回はまた三者凡退です。
しかし4回、1死後にペレスがライトフェンス直撃の二塁打
(入ったかと…)を放ち、陽川の中飛でタッチアップ。
2死三塁となって緒方の右前タイムリー!ここでも
二盗を成功させた緒方ですが、追加点にはつながりません。
5回は嘉弥真の前に三者凡退でした。

6回に登板した秋山は、いきなり先頭の上林に左中間真っ二つの
二塁打を浴び、犠打で1死三塁として3番・塚田の遊ゴロで
同点とされます。この塚田の打球は秋山の足元を直撃
したように見えたのですが、問題はなくてホッとしました。
猪本は108キロのカーブで見逃し三振!

1対1で迎えた6回裏、ソフトバンク3人目の二保の制球が定まらず、
先頭の江越がストレートの四球。荒木の二ゴロで二塁へ進み、
さらにペレスの遊ゴロで2死三塁となりました。陽川と緒方が
連続四球を選んで2死満塁、続く柴田も四球で押し出し。
これが勝ち越し点です。なおも2死満塁で坂が左前タイムリー!
2人が生還して4対1とリードを広げます。


初球を打って右前打!江越も三塁へ進んで1死一、三塁となり、
代打・板山が同じく145キロの初球を打って中犠飛。
5点目が入りました。8回は緒方と森越が四球を選んだものの
併殺などで無得点。

少し戻って秋山は7回、1死から細川を空振り、河野を見逃しで
連続三振に仕留めて三者凡退!8回は先頭の金子将を
森越の捕球エラーで出しますが、次の代打・古澤は三直で併殺。
上林を今度は中飛に打ち取り、3人で片づけました。
9回は牧原を空振り三振に仕留めたあと、塚田に右前打
されたものの後続をピシャリ。5対1で試合終了です。

能見、秋山のコメント

先発の能見投手は5回を投げ2安打無失点。
「相手が早打ちだったから試したいところへいく前に、
ね。それなりに、ランナーを出してからも
カウント悪くなることはなかった。牽制したけど
2回走らせたのは、僕とコミ(小宮山)のところで、
もったいないというかね」。5奪三振については
「三振はね、向こうも来た球を振るという」と、
やはり早打ちの結果だと言いたかったようです。

また「次はシーズンを見据えての登板になる。イニングも
もう少し伸びると思う。ポイント、ポイントでピッチングが
できれば。インスラとかチェンジアップとか、
投げたいボールはあまり投げられなかったし、
いろいろやることはあるので、次はしっかりと」と話していました。

続いて秋山投手です。「最初の上林はローボールヒッターと
わかっていて、ボールではあったんですが、もっと腕を振っての
ボールにしておけばよかった」。代わってすぐ二塁打され、
そこから失点につながったことを悔やみます。でも全体を
振り返って「ストライク先行でボールも使えていて、
(9回先頭の)牧原も最初はカットボールで入って、
最後は真っすぐで三振を取れた。上林以外は
やりたいようにやれた」そうです。

1軍ローテーションの6番手を狙う位置にいますが「
まあキャンプから先発をやらせてもらって、当然(その枠は)
空いているし、狙ってはいきたいですけど。投げるところで
結果を出すことだけ考えて。ローテに入るだけではダメなんで、
レベルアップしていきたい」と、気を引き締めています。
きのうはご両親も観戦されていました。ことしは
シーズン通して1軍で投げるところを見せられたらいいですね。

掛布監督いわく「オトナの荒木」

掛布監督は「緒方は足の状態がよさそうだし、スピードも
上がってるし。すごく気持ちが前に出ている。バッティングも
(2四球は)打ちにいって、だから。フォアボールを選びに
いってのものじゃない。いい気持ちを感じますね。江越は、
きょうヒットになっていないけど形はよくなってる。
ボールを見極める形はできてる。1本いいのが出れば続くと思うよ」
と振り返っています。

そして「荒木は一皮むけたな、こっちに来て」と、こちらの
質問ではなく監督から名前が挙がりました。「ノーアウトで
ランナーが出たとき(6回、先頭の江越選手が四球)に、
バントのサインは出さなかった。スチールがかかっていて、
荒木が右方向に打ってランエンドヒットみたいな形になった。
好きにいっていい、でも右に意識を持ってほしいとは言ったんだけど」

最後にまた「きょうは荒木らしいところを見せたねえ。
オトナの荒木!」と絶賛した掛布監督です。そうそう、
1打席目のファーストライナーも素晴らしい打球でした。

とにかく強く振る!と緒方

久しぶりですね、と言うと「ことしは会わないようにと
思っていたんですけど」と笑う緒方選手。いえいえ、
今回はただファームの方で試合に出るというだけのこと。
「そうですね」。そこで強烈なインパクトを残しました。
「すごく内容のいい一日でした。自分の置かれている状況を
考えると、ファームでああいう結果を出せたのはよかったです」。
充実感たっぷりの笑顔です。

「バッティング自体は水物なので。もちろんスイングスピードが
上がったとか力がついたとか言われますけど、バッティングが
そんなに変わったとかは、ないです。とにかく強くスイングして
強い打球を打つことを心がけています」。金本監督のいう
“強く振る”、ですね?「野球をやっていて常に心がけて
きたことで、それが金本監督になってチームのテーマと
してやることに。自分のやってきたことを、そういう良い環境で
やれているのは嬉しい。これからも力強く振っていこうと思います。
ただ、はき違えて“大きいのを”とならないように、
強い打球で間を抜いていく。それでオーバーフェンスが
あるかもしれませんが、とにかく強い打球を」
きのうも最後まで練習し、取材に応じてくれた緒方選手。
その後また室内で打ちました。きのうも最後まで練習し、
取材に応じてくれた緒方選手。その後また室内で打ちました。
盗塁も2つ決めましたね。「試合前から『フリー』と言って
いただいたので、思い切っていこうと。大胆かつ冷静な部分があって、
強引でなく考えていけたので、いいスチールだったと思います」。
掛布監督がスピードも上がってきたと言っています。
「ヒザの状態も良くて、キャンプの時から動き自体が
すごく良かったので。これも、スチール練習や走塁の意識を
強く持つというチームのテーマ。それを今、実戦で
出せているかなと思う。スピードと体の状態は良くなっています」

充実した毎日、結果を自信に

1軍キャンプ、オープン戦を経て成長した実感はあるでしょう?
「きょう1日で言えることじゃないし、成長したかどうかは
人に判断してもらうことですが、冷静にボールカウントや
点差などの状況を把握した上で出来ているので良かったですね。
がっつかず、打席の中でいろいろ考えて、でも考えすぎずに立てた。
それでいい結果になったのかも。コーチから『成長したな』
と言われました」と、ここはニッコリ。でも「それを自信に
変えていきたい。過信ではなく」と顔を引き締めた緒方選手です。

オープン戦でヒットを打っている高山選手や横田選手もいて、
激しいポジション争いが続く外野陣。「今、あの2人が結果を
残していることはプレッシャーになっているけど、刺激にも
なっています。そのプレッシャーに縮こまらず、自分の
できることをしっかりやっていきたい。そうすれば、
みんなに見てもらえるので」。互いに良い刺激を

もう怖いものはないかも。

前年9月に手術した右ひざのリハビリで安芸キャンプを過ごし、
実戦復帰もまだだった1年前。それを思うと体も万全で
1軍の開幕に臨めることは何より嬉しいでしょう。
最後に緒方選手は言いました。「ケガなくやれていて、
一日一日がすごく充実しています。1年終わって充実した
と言えるようにしたいですね」

江越「一番多くセンターを守っていたい」
「ボールを見る形はいい」と掛布監督に言われた江越選手。
きのうが23歳のバースデーだった江越選手。自らお祝い、
みたいなことをしたかった?と聞かれ「いえ、それは特に(笑)」と。
バッティングに関して「自分の中で形は悪くないです。
ヒットが出ていないので、練習で言われたことを意識して
やりたいと思います。上体でボールを追いかけないよう
意識することと、もちろんヒザの使い方も」と話しています。
去年よりももっといい形にしたい?「それはもちろん。
去年よりいいものにしたいです」

開幕1軍を目指して、もう一度オープン戦出場のチャンスが
欲しいところ。「もちろん開幕から1軍でプレーしたいのは
あるんですけど、それより一番センターを守りたい。
試合数で一番。シーズンが終わった時、一番多くセンターを
守っていたいです。開幕がすべてじゃないんで。
でも開幕1軍は目指します」。他の誰よりも、チームで
一番多くセンターを守っていたい、ということでしょう。
そのための一歩として、やっぱり3月25日は1軍にいたいですね。

  • 2016.03.12 Saturday

岡本育子新小虎日記から 鳴尾浜で紅白戦



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11日の阪神タイガースは、1軍オープン戦もファーム教育リーグも
試合が組まれていません。1軍は練習で、ファームはお休み…
ではなく自主練習日でした。そのためファームは、
あす12日から9連勤ということになりますね。
12日と13日は鳴尾浜でソフトバンク戦があり、
これで教育リーグは終了。来週15日にウエスタン・リーグが開幕し、
中日とオリックス相手に6連戦が鳴尾浜で行われます。

10日の鳴尾浜では、前日の教育リーグ・オリックス戦が
雨天中止となったこともあり、シートバッティングの段取りが
紅白戦に変更されました。よって、このシートバッティングで
登板予定だった山本投手と岩本投手は午前のフリーバッティングで
投げています。また岩貞投手と横山投手も、故障後初の
フリーバッティング登板となりました。

準備OK! 山本、岩本、岩貞、横山

ことし初めて打者に向かって投げた横山投手。昨年は
安芸キャンプの最後にフリーバッティングで投げ、3月8日が
ゲーム初登板だったと言うと「お、ちょっと遅れていますねえ」
と言っていましたが、昨年11月24日に『第5中足骨骨折』の手術を
してから、しっかりとリハビリを重ねてきての復帰です。
きのうはブルペンで35球、そのあとフリーバッティングで
一二三選手、森越選手、陽川選手に対し74球を投げています。

「久しぶりでした。バッター相手は。かなり久々です」。そうですね、
昨年10月10日のフェニックス・リーグ(レギュラー陣ずらりの
ヤクルト戦!)以来かと。「軽く投げた最初はいい球が
いっていたんですが、だんだんシュート回転したり、
というのもありました。そうは言っても投げられたことは収穫で、
課題も明確になった。しっかり調整していきたい」とのことでした。
一歩ずつと着実に進んできた横山投手。

久保投手コーチは「ホップ、ステップと順調に
回復してきています。あとはゲームでしょうね。バッターに
投げたら肩とかも張るので、その状態をみてになるけどね。
ブルペンではいい感じで投げていましたよ」と話しています。
また「岩貞が一番、荒れ気味だったかな。山本、岩本はフリー
といってもシートバッティングのようなものだし。
きょうの4人が進むとしたら、もうゲームしかないでしょう」
と準備万端という感じです。

岩貞投手は「順調というか、調子はいいですね。ブルペンで
もうバリバリ投げていたんで」と言います。この日はブルペンで25球、
フリーバッティングで50球を投げました。「もともと違和感はなく、
筋疲労。投げて疲れが溜まりやすくなっていただけなので。状態も
よかったから、あとは全力でアピールします!」とのこと。
次はもうゲームでの登板になるかもしれませんね。

また山本投手も「本当はきょうシートバッティングで投げる
予定だったので。もうまったく問題なく投げられます!」と笑顔。
すぐにゲームでもいけそうな?「はい!」と大きくうなずきました。
みんな一気に戻ってきますよ。今月前半、1軍オープン戦との
兼ね合いもありピッチャーが足りないと言っていたのが
嘘のようです。投手陣のサバイバルも目が離せなくなってきました。

鳴尾浜では今季初の紅白戦

さて紅白戦ですが、足りないんじゃないかと思っていた人数は
ギリギリ8人ずつでいけましたね。もちろんキャッチャーが
ファーストを守るのはお馴染みで、この日は鶴岡選手の珍プレーも!
それと一二三選手が左側頭部にデッドボールを受けて退場したので
心配された方が多かったでしょう。でも試合中に病院へ行き、
検査を受けた結果は「まったく問題ありません」と山下トレーナー。
よかったですね。投げていた石崎投手も安心したと思います。

陽川選手がことし初の鳴尾浜で、坂選手や森越選手も
きのうは鳴尾浜でした。練習後に荷物を持って帰った鶴岡選手、
俊介選手が1軍合流のようです。1軍のオープン戦は
12日と13日が甲子園で、そのあと千葉、神宮、ナゴヤと
遠征して残りは京セラドームで3試合。まだ確定していませんが、
そろそろ“見極め”の時期に来たようですね。

《紅白戦》3月10日 (鳴尾浜)

紅組 000 00 = 0

白組 000 03 = 3 ※5回まで

◆バッテリー

【紅組】守屋-桑原-トラヴィス / 鶴岡‐原口(3回~)

【白組】田面-石崎 / 清水-小豆畑(4回~)

◆三塁打 紅組:一二三

◆打撃(打-安-点/振-球/盗塁/失策)

【先攻・紅組】打者8人

1]中:江越   (3-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

2]右:俊介   (2-0-0 / 0-1 / 0 / 0)

3]二:坂    (3-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

4]一捕:原口  (1-1-0 / 0-1 / 0 / 0)

5]三:西田   (2-0-0 / 0-0 / 0 / 1)

6]捕一:鶴岡  (2-1-0 / 0-0 / 0 / 1)

〃臨時代走:西田<4回表>

7]左:一二三  (1-1-0 / 0-1 / 0 / 0)

〃臨時代走:鶴岡<4回表>

〃臨時守備:平野コーチ<4回表>

8]遊:植田   (2-0-0 / 2-0 / 0 / 0)

【後攻・白組】打者8人 

1]二中:荒木  (3-2-0 / 0-0 / 0 / 0)

2]右左二:板山 (3-1-0 / 0-0 / 0 / 0)

3]中右左:柴田 (3-1-1 / 0-0 / 1 / 0)

4]三:陽川   (3-1-0 / 1-0 / 1 / 0)

5]左中右:中谷 (3-0-0 / 0-0 / 1 / 0)

6]遊:森越   (2-0-0 / 0-1 / 0 / 0)

7]捕一:清水  (2-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

8]一捕:小豆畑 (2-1-0 / 0-0 / 0 / 0)

◆投手(安打-三振-四死球/失点-自責)

【紅組】

守屋 2回 22球 (2-0-0 / 0-0)

桑原 2回 36球 (1-0-1 / 0-0)

トラ 1回 34球 (3-1-0 / 3-2)

【白組】

田面 3回 46球 (1-2-2 / 0-0)

石崎 2回 29球 (2-1-1 / 0-0)

試合経過 先攻・紅組

まず紅組の攻撃です。白組の先発・田面に対し、
1回は三者凡退で終了しました、2回は先頭の原口が四球を選ぶも、
西田の二ゴロ併殺打など3人で片づけられます。3回は先頭の
一二三が真っすぐを打って三塁線を破る初ヒット!これを、
この回からレフトに回った板山が捕球できず、一二三は三塁へ。
記録は二塁打&エラーかと思ったのですが、どうやら板山は
ボールに触れていないとのことで「三塁打」にしました。
無死三塁のチャンスを作りながら植田と江越が連続三振、
俊介は四球を選んだものの坂が遊直で得点なし。

4回の紅組攻撃中、一二三選手の頭に向かってくるボール…
トレーナーとコーチが、立ち上がろうとするのを制しています。
ついで登板した石崎(キャッチャーは小豆畑)から、
4回は先頭の原口が145キロの真っすぐを打って左前打を放ちますが、
またまた西田の併殺打(この回からファーストの清水が好捕して二塁へ、
そして一塁への転送をカバーに入った石崎が捕球。3-6-1)で
2死でランナーがなくなりました。しかし鶴岡が右前打し、
続く一二三は2ストライクからの4球目を頭に受けます。
132キロの変化球が抜けたのでしょうか。 避けながらしゃがんだ、
そのヘルメットの左耳あたりに見えたのですが、ガン!という音と
ともに座り込む一二三。コーチ、トレーナーが駆け寄りました。
スタンドから見た限りでは、言葉も交わしていたようだし
倒れてはいなかったので、念のため急に立ち上がるのを
制していたと思われます。やがてベンチへ下がり、しばらくしてから
病院へ向かったもよう。最初にも書きましたが、検査を受けた結果は
まったく問題なしとのことです。

ここで一二三の代走に西田が送られ…と思ったら、二塁に進んだ鶴岡が
一塁へ戻り、その鶴岡の代わりに西田が二塁へ行きました。
2死一、二塁でゲーム再開となったのですが、植田は空振り三振で無得点。
5回は石崎に三者凡退に切って取られて攻撃を終えています。

試合経過 後攻・白組

変わって白組の攻撃。紅組の先発は守屋で、1回は先頭の荒木が左前打、
板山が中前打と連打で無死一、二塁と攻めながら柴田は遊ゴロ併殺打、
陽川は二ゴロでチャンスを生かせません。2回はすべて内野ゴロで
三者凡退。ついで桑原が投げ(キャッチャーは原口)、3回は三者凡退。
4回は1死後、陽川の打席で高く上がった一塁へのファウルフライを、
この回からファーストに回った鶴岡が落球。そのあと右前打されました。

自分が捕ると声を出していたのに行き過ぎたみたいで…
平謝りしつつも笑いを抑えきれない鶴岡。グラウンドもベンチも
スタンドも大爆笑です。ベンチへ戻って来る時も何やら言い訳?
をしていて再び笑いが起きたのは言うまでもありません。
あ、話を戻しましょう。右前打した陽川は2死後に盗塁を決め、
森越は四球で2死一、二塁としますが清水は遊ゴロで無得点。
なお死球で退場した一二三に代わって、この回から平野守備
走塁コーチがレフトを守っています。

5回に登板したトラヴィスから先頭の小豆畑が右前打、荒木は
中前打で無死一、二塁。板山の一ゴロで1死二、三塁として、
続く柴田への2球目が暴投となり小豆畑が生還。荒木も三塁へ進み、
柴田は中前タイムリー!2点目が入りました。さらに柴田の盗塁で
1死二塁。陽川は空振り三振で2死となったあと、中谷の三ゴロを
西田がトンネル…。二塁から柴田が還って3点目です。中谷が盗塁を決め
2死二塁とするも、最後は森越の右飛で終了。

試合後の練習では、中谷選手と江越選手が外野へ移動して
『アメリカンノック』を行いました。ずっと見ていたわけでは
ないけど、1人ずつではなく2人同時に走っていたような。
そういうシステムだったんでしょうか。息も絶え絶えという状況の中、
平野守備走塁コーチのノック打球が外野へ届かなかったり、
はたまた楽々と外野ネットに当たってしまったりで、ツッコミながら
笑う同級生コンビ。それが癒しですね。

終わったあとで江越選手に話を聞きました。「足はプルプル?」
と尋ねたら「いえ全然」と涼しい顔。ではバッティングの話です。
5回にセンターフライを打った時、掛布監督から声をかけられて
いたのは「タイミングはよくなかったんですが、形的にはいいと
言われた」のだそうです。

ファームに来てからの取り組みとして「素振りで意識してやることが
一番。ピッチャーをイメージしながら。あとは打席に入る前の
準備というか、しっかりタイミングを合わせて入ること。
これは金本監督からも言われているので、意識していきたい」
と言います。もちろん開幕1軍を目指して?「そこがすべて
じゃないですけど、自分のやるべきことをしっかりやって、
あとは自分がアピールするだけなので集中してやります!」
江越選手は、最後の京セラで“見極め”の機会を得るため、
ここで結果を!江越選手は、最後の京セラで“見極め”の
機会を得るため、ここで結果を!
掛布監督は「江越はすごくよくなってきた。形がしっかりしてきてる
「と話していました」。チャンスボールを仕留められなかったのも
「そこは捉えられなかったが、いま足の位置とかいろいろやって
いるから」とのこと。そして「オープン戦最後の京セラドームで
もう一回見てもらえるように。ウエスタンの開幕はこっちに
いるだろうから、結果が出ないと推薦できないのでね」と
“使命”を与えています。

また、この日からファームに来た陽川選手に「そんなに悪くない。
トップの位置が少し動くかな。そこが止まればもっと良く
なるんじゃない?」と掛布監督。本人も「また頑張ります!」
と奮起を誓いました。あの豪快なホームランを、ことしは
きっと1軍で見せてくれるでしょう。

原口は志願の送球練習
同級生コンビのアメリカンノックに気を取られていた頃から、
ブルペンではずっとミットの音が響いていました。ピッチャーが
投げているのかなと思ったら、その位置に立っていたのは
山田バッテリーコーチ。反対側に目をやると原口選手が受けています。
キャッチング練習というよりは、捕ってから投げる
スローイングの方ですね。そういえば紅白戦で4回に陽川選手、
5回に柴田選手と中谷選手に盗塁を決められました。
すべて送球をしてセーフになったもの。
捕って二塁へ送球する練習は延々と続きました。捕って二塁へ
送球する練習は延々と続きました。
やがてブルペンから外に出て、三塁側ベンチの前へ。今度は
バッター役として藤本守備走塁コーチに立ってもらい、
二塁位置への送球を繰り返します。結構な時間を費やしていましたね。
戻ってきた原口選手に確認すると、自ら志願しての“特守”
だったそうです。鶴岡選手が昇格するため、このあとはファーム
での試合出場になるでしょうけど、アピールはまだまだ終わりません。

その鶴岡選手は練習を終え引き揚げて来る時、ベンチに置いて
あった荷物を全部抱えながら「いよいよ1軍ですか?」との問いに
「ううん、持ってきただけ」と笑います。しばらくして今度は
ロッカールームにあった荷物を次から次へと玄関に運び、
それでも「たまには荷物の整理をせんとアカンから
持って帰るだけ」とニヤニヤ。どう考えても鳴尾浜を
去るとしか思えませんけど。
「これはキャンプの」とか「これは自主トレの時の」とか、
どんどん出てくる荷物。スーツケース2つにスポーツバッグ複数、
段ボール箱も。これって、その都度で片づければ…と言いかけたら
「その通り!」と大笑い。それにしてもすごい量!まさに
お引越しですね。すると通りかかった藤本コーチに
「お、トレードか。頑張れよ」と言われていました(笑)。
これを車に積むのがまた一苦労で、トランクや後部座席に
出したり入れたり。

満を持しての合流、そして1軍に必要な存在ですが、
安芸キャンプからずっと見ていた鶴岡選手だけに寂しさはあります。
投手や野手に限らず、若い選手にアドバイスも送ってくれていたし。
でも最後に紅白戦で盛り上げてくれましたね。いや本人は
盛り上げるつもりじゃなかったかもしれません。とはいえ
ファーストを守っている間中、何だか楽しそうに見えた
ベテランキャッチャー。感想は「緊張したあ〜!」で、
やっぱり白い歯が全開でした。

悪いと気づいた時の修正を

投手陣はトラヴィス投手と、守屋投手のひとことしか
コメントがなくて、すみません。まず2イニングを投げて
2安打無失点だった守屋投手は、先頭から連打された1回を
「うまく打たれましたねえ」と、まあ“味方”なので苦笑い
といった感じです。そのあとの併殺、そして2回は低めに集めて
内野ゴロ3つと狙い通り。次の登板が楽しみな様子に見えました。

トラヴィス投手は、真っすぐとフォークのみだった2日前の
近畿大学戦と違って、紅白戦では変化球中心のピッチング。
「いろんな球種を試せたのはよかった」と振り返ります。
ただ、この日は四球がなかったものの3安打と暴投で3点を失いました。
「きょうは体重がうまく乗せられなくて…。胸の張りが、
前はできていたのに今回はできなかった。それで球に力が
伝わらなかったと思います」
次は試合中に修正できるといいですね。こんな日もあるでしょうし。
「はい。でも僕の場合は毎回アピールしていかないといけないので」。
そうですね、こんな日もあるなんて言っちゃダメでした。ことしも
故障なく開幕を迎えられることが何よりで、どうか1試合でも1回でも
1球でも多く投げられるように祈っています。トラちゃん、ファイト!

  • 2016.03.10 Thursday

岡本育子 新「小虎日記」から



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8日、鳴尾浜では阪神ファームと近畿大学硬式野球部との
交流試合が行われました。昨年は組まれていなかったため大学との
対戦は2014年8月23日の京都大学、同24日の大阪商業大学以来、
約1年半ぶりのことです。

大学との交流試合が始まった2011年(予定は9試合でしたが、
東日本大震災の影響で2試合を見送り)と、翌2013年に3月と8月を
合わせて計7試合あったのが最多で、2013年は1試合、2014年は
2試合と少なめですね。これまでの対戦で、その試合にも出ていた
選手が阪神に入ったのは、2011年の伊藤隼選手(慶応大4年)や
緒方選手(東洋大3年)、2012年の金田投手(大阪学院大4年)など。

きのうの近畿大学戦では今秋のドラフトで指名されるであろう
畠世周(はたけせいしゅう)投手が先発しました。詰めかけた
プロのスカウト陣の中に、スタンドでスピードガンを手に
見つめるヤクルト・阿部健太スカウトの姿も。アマチュア担当なので、
プロの試合にはあまり来ないそうで、高校や大学、社会人などを
視察しています。近大には松山商業の後輩投手もいたんですが、
この日は登板機会なしでした。

入学前の4番と5番に打たれて敗戦

さて、この日の先発メンバーで近畿大学の方は1年生から4年生までの
名前があったので思わず確認してしまったのですが、1年生というのは
高校を卒業したばかりの新入部員のこと。既に高校の野球部員ではなく
卒業式も済んでいるので問題ないそうです。とはいえ
入学前なんですよねえ。その“次期”1年生がなんと!
クリーンアップに並びました。

1] 二:小深田 3年

2] 三:吉田  4年

3] 右:竹村  1年

4] 中:谷川  1年

5] 指:鷲崎  1年

6] 左:森中  3年

7] 一:末武  4年

8] 遊:松根  4年

9] 捕:川上  2年

3番の竹村陸内野手は神戸国際大附属(兵庫)、
4番の谷川刀麻外野手は星稜(石川)、
5番の鷲崎淳外野手は創成館(長崎)。
また7回から2番サードに入った中川智裕内野手も1年生で、
近大附属の出身です。

それでは試合の結果と経過をどうぞ。

《交流試合》3月8日

阪神- 近畿大学 (鳴尾浜)

近大 000 001 000 = 1

阪神 000 000 000 = 0

◆バッテリー

【阪神】青柳-伊藤和-トラヴィス / 原口-小豆畑(6回~)

【近大】4年:畠(5回)-2年:横山(3回)-2年:伊波(1回) / 2年:川上

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策)

1]中:江越  (2-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

〃中:俊介  (2-0-0 / 0-1 / 0 / 0)

2]一:荒木  (3-0-0 / 1-0 / 1 / 0)

3]右:板山  (4-1-0 / 0-0 / 0 / 0)

4]指:ペレス (2-1-0 / 1-1 / 0 / 0)

〃打指:柴田 (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

5]遊:北條  (4-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

6]捕:原口  (2-1-0 / 0-0 / 0 / 0)

〃捕:小豆畑 (2-1-0 / 1-0 / 0 / 0)

7]左:一二三 (2-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

〃左:中谷  (2-1-0 / 1-0 / 0 / 0)

8]三:西田  (4-1-0 / 0-0 / 0 / 1)

9]二:植田  (3-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

◆投手(打-振-球/失点-自責) 最速キロ

青柳  4回 55球 (3-3-4 / 0-0) 143

伊藤和 3回 44球 (2-3-0 / 1-1) 140

トラ  2回 31球 (1-3-0 / 0-0) 144

試合経過
青柳は1回、先頭の小深田に右前打され犠打で二塁へ進めますが、
竹村と谷川は連続の空振り三振で無失点。2回は三者凡退。
3回は先頭の松根が左前打、川上はバントを失敗して捕邪飛となるも
松根に盗塁を許し、小深田への四球で1死一、二塁。しかし吉田を
遊ゴロ併殺打に切って取り、ここまで無失点の青柳。
ただ大きく外れるボールもあり少し不安な状態でした。

4回は先頭の竹村に対して、0-2と追い込んでから死球を与え、
谷川の投ゴロを二塁に送球して併殺。2死ランナー無しと
なったものの鷲崎に四球、森中は中前打、さらに末武も死球で
満塁のピンチを迎え、原口と北條がマウンドへ。そのあと松根を
空振り三振(ミットに当たった打球を原口がナイスキャッチ!)に
仕留めて3者残塁、4イニングを0点に抑えています。

2人目は伊藤和。5回は先頭・川上をサード西田の捕球エラーで
出しますが後続をしっかり断って無失点。ところが6回は
谷川と鷲崎に連打を浴び、犠打で1死二、三塁。末武の中犠飛で
1点を失います。7回は連続三振を奪うなど三者凡退だっただけに残念。
最後はトラヴィスが登板し、8回は先頭の3番・待場に右前打されたものの、
あとを遊ゴロ、遊飛、空振り三振と3人で片づけます。
9回はビシッと三者凡退!二ゴロと、真っすぐでの連続三振でした。

打線は近大・畠の前にまず1回が三者凡退。2回は先頭のペレスが
左前打するも後が続かず、3回はまた三者凡退です。
4回に2死から板山が中前打、ペレスの四球で一、二塁となりましたが、
北條は一邪飛。5回は先頭の原口が左前打を放ち、続く一二三は
サードの捕球エラーで無死二、三塁とチャンス到来!
続く西田の左飛でタッチアップした原口がホームに滑り込み…
惜しくもアウト。まだ得点できません。

近大2人目は左の横山。6回は荒木が四球を選んで二盗を決めますが、
それだけ。7回は北條が三振したあと小豆畑が中前打、
中谷の三振で2死となり、西田が中前打を放って2死一、二塁。
でも右打席に入った植田は右飛に倒れて、やはり無得点。
8回は先頭の俊介がサードの送球エラーで出て、荒木の三ゴロなど
2死二塁となり、暴投で三塁まで進みましたが代打・柴田は見逃し三振。
9回は右の伊波に交代。2死から中谷が左前打したものの西田は
一ゴロで試合終了です。

課題は継続、制球と送球

2月21日、安芸キャンプでの練習試合(ハンファ戦)以来、
2度目の先発だった青柳投手。まずプロ最長の4イニングを投げた点は
「長く投げられたのは嬉しいです。課題もいっぱい出たので、
次に生かせればと思います」と話しました。課題とは?
「制球がほとんどですね」。初めて1軍のオープン戦で登板した5日、
10球続けてストライクが入らなかったことを反省して臨んだものの、
4四死球という結果が悔やまれるのでしょう。

また、以前からの懸案事項である牽制も課題のひとつ。
「二塁への牽制で引っかけたこと」(1回。一塁へはスムーズに
いきましたが、二塁へ進まれた直後の牽制はかなり手前で
ワンバウンド…)。「併殺は取れたけど送球がワンテンポ遅れたこと」
(4回。無死一塁でのピッチャーゴロを捕り、二塁へ送って1-6-3の併殺)。
確かに、牽制や送球など力を抜いて放る時は、まだ少し心配になります。
青柳投手の、このダイナミックなフォームは変えないでほしいですね。

あとは「2回がよかったのに3回、4回で崩れたのは何か。あすからの
練習に生かしていけたら」とのこと。それでも結果は無失点でした。
「結果だけ見れば…。でも練習試合とかは内容にこだわっていきたいので。
この前から(課題にしていたことが)改善できていない」と悔しさが
滲む表情。修正するために「フォームの細かいところ、いい時と
悪い時の差を確認しておきたい」と言います。

今回は大学生との対戦ですが「特に意識はないです。自分も
(大学を)出たばかりなので」と青柳投手。そのあと少し力を込めて
こう話しました。「大学生というよりバッターと勝負できる機会が
増えて、そこでの課題を見つけられるから有難い。大学、
プロ関係なく試合に出させていただくのが一番ですね」と。
次はどこで投げるのか、また楽しみです。

「形が表れてきた」トラヴィス
2回1安打3三振0四球で無失点のトラヴィス投手。「投げたのは
真っすぐとフォークだけでした。1イニング目に自分の投げたい球、
2イニング目は真っすぐで押していこうと」とのことです。
5日の教育リーグ・中日戦(5日)も9回1イニングを3人で片づけ、
今回も無失点。「まだまだ課題はたくさんありますが、
とにかく低めにいこうと思っていた。キャンプの練習試合は
全部高めに浮いていたので」と振り返っています。

しっかり低めに真っすぐが来ていましたね。「最初はまだ少し高く
なったけど修正できたし、構えたところに投げられたのも
よかったと思います」。最速144キロも久しぶりだとか。
「しっかり指にかかったのが何球かあったので、それを
続けいていけるようにしたいです」。最後に、先頭をヒットで
出したあと崩れる気配を感じなかったと言ったら、こんな答え。

「まだ塁は2つある。そう思って投げました」

この気持ちをどんな時も忘れなければ大丈夫でしょう。そうそう、
5日の登板後に「いつも長身ピッチャーの画像を見て勉強中」
と話していたトラヴィス投手。「今朝も見た?」と聞いたら
「はい!きょうはストラスバーグさんと岩隈さんのを」
と笑顔で返事がありました。やっぱりストラスバーグ“さん”(笑)

久保投手コーチの談話もご紹介します。「青柳の課題は
やっぱりコントロール。自分のバランスとリリースポイントを
しっかり覚えてしまわないとね。どこで(ボールが指から)
離れているか。伊藤和は3イニング目で吹っ切れたと思うけど、
まだつかんでいない感じがする。トラヴィスは、きょう初めて
いいとこ見せてくれた。やっと形が表れたね。いいことがあると、
こうやればいいんだと気づいて続けていける。続けていけば、
また良くなる。悪いことばかりだと続けられないからね」

久々のリードで5回無失点
久しぶりにファームの試合で、久しぶりに先発マスクをかぶった
原口選手。「久しぶりにキャッチャー姿を見た!」と言ったら
「だって、キャッチャーするのが久しぶりですもん」と、
とっても嬉しそうに笑っていましたよ。そういえば宜野座キャンプに
合流してすぐ、2月25日の練習試合以来ですよね。試合で
マスクをかぶるのは。スタメンは安芸キャンプの練習試合、
2月14日以来です。そりゃあ嬉しいでしょう。

5回には左前打も放ち「1打席目(2回の捕邪飛)はボール球を
打ってしまったので2打席目は切り替えた。スイングはそれなりに
よかったと思う」と自己分析しました。でもそれで満足する
原口選手じゃありません。「練習していることが実戦で
出せるようにやっていかないと」と、さらに上を目指します。

5回のホームタッチアウトについて、ナイススライディングと
言うと「え、アウトなのに?」と苦笑い。いやいや、いい滑りでしたよ。
「セーフかな〜と思ったんですけど、パンパンって感じでしたね」
と、キャッチャーが捕ってすぐにタッチしてきたという仕草。
あの走塁はもちろんベンチの指示だったそうです。なお、
キャッチャーの捕球体勢の話になって「僕は、捕ってから
入ったように思えました」と原口選手は言いますが、
ベースに入ってからのようにも見え、微妙ですねえ。

その原口選手に代わって、6回の守備から出場した小豆畑選手は
7回に中前打。この日最初の打席で、初球を打ったもの。
いい反応だったと思います。これが今季の「実戦初ヒット」と、
ホッとしたような顔でした。5日に1軍のオープン戦へ呼ばれて
いったものの出場機会なし。「また頑張ります!」と前を向いています。

打席での雰囲気が変わった?

北條選手は近大・畠投手をよく知らなかったそうですが、畠投手に
とって高校時代の北條選手は「テレビでよく見ていた」
存在だったとか。そんな同級生に対し、北條選手の1打席目は
遊ゴロになったものの素晴らしい当たりでした。2打席目は
4回2死一、二塁で一邪飛。北條選手は「打てる球はあったんですけど、
それを仕留められなかった」とひとこと。試合後もファーム事務所の
ガラス扉に自分のスイングする姿を映して、繰り返し何かを
確認している様子でした。

今季初となるファームの試合、久しぶりの鳴尾浜で気合いが
入っていたはず。足の状態も気になります。何となく顔つきが
険しくなったように感じるのは気のせいかな?「体重落ちましたよ、
キャンプで」。やっぱり。険しくってのはイメージがよくないですか。
精悍になったと言っておきましょう。それにしても打席での雰囲気が
変わりましたねえ。相変わらず細かく動いているけど、そこに
落ち着きも見えます。変更もあるので断言はできませんが、
あすからまた1軍のようです。

  • 2016.03.07 Monday

ヘイグ先制も逆転負け『虎ファーム』





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雨の降り出しが気になった6日の鳴尾浜ですが、夕方遅くにパラッと
来ただけで昼間の試合にはまったく影響ありませんでした。
甲子園のオープン戦も、ことしは1度しか対戦のない
巨人相手だったので雨に邪魔されなくて何よりです。
しかも金本監督初勝利で。1つしか負けていないけど、
まだ勝ってはいなかったんですね。

試合前には毎年恒例の新入団選手紹介が行われました。
ルーキーで試合に出ている選手はいますけど、初めての
竹安投手と望月投手が紅潮しているように見えたのは
気のせいでしょうか?鳴尾浜に戻ってきていたのに
感想を聞き忘れるとは…申し訳ないです!すみません。

でも、藤川投手のあとを受け5回から登板した守屋投手の感想は
聞きましたよ。5回と6回の2イニングを投げ、2安打無失点。
しかも自己最速タイの148キロも出しています。ウエスタン
公式戦で甲子園のマウンドを経験した時に「フワフワしていた」
という感想に笑ってしまったんですが、今回はどうだったんでしょう。

「気持ちよかったです!」

「あそこで野球をやってこそのプロだと思いました」

いい言葉ですねえ。それが本音で、それこそ真実。守屋投手の
モチベーションはもう一気に上がったはずです。あまり試合中に
表情を崩すのを見たことがないのに、ファインプレーで
救ってくれた陽川選手への笑顔は飛びっきり!あんなに笑った
守屋投手は昨年、Honda鈴鹿との交流試合で元チームメイトと
再会した時以来のような気がする…ってのは大げさですかね(笑)

なお打球が直撃した左足は「大丈夫です!」と言っていました。
またファームでの登板になるみたいですが、7回に投げて
ピシャリと抑えた石崎投手とともに、残してきた足跡は
大きいと思います。それは前日の青柳投手もですね。
その青柳投手は、あす8日に鳴尾浜で行われる近畿大学との
交流試合で先発予定だそうです。

5回以降にチャンスを作れず逆転負け

さて、鳴尾浜での教育リーグ・中日戦は、3回にへイグ選手の
タイムリーで先制したものの4回に逆転され、直後に
追いついた打線でしたがチャンスをつかめず。
結局9回に勝ち越し点を奪われて敗戦。教育リーグ初黒星
となりました。そういえばへイグ選手も新入団なんですけど、
試合出場を優先したのでしょうか。結果が出てよかったですね。

《教育リーグ》3月6日

阪神- 中日 (鳴尾浜)

中日 000 200 001 = 3

阪神 001 100 000 = 2

◆バッテリー

【阪神】小嶋-島本-桑原-金田 / 清水-小豆畑(6回~)

【中日】阿知羅(3回)-西川(3回)-山本雅(1回)-三ツ間(1回)-武藤(1回)
/ 松井雅

◆三塁打 松井雅

◆二塁打 江越、谷、渡辺

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策)

1]左中:江越 (4-1-0 / 2-0 / 0 / 0)

2]一:荒木  (3-1-0 / 0-0 / 1 / 0)

〃打一:西田 (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

3]三:へイグ (3-1-1 / 0-0 / 0 / 0)

〃三:森越  (0-0-0 / 0-1 / 0 / 0)

4]指:ペレス (3-0-0 / 3-0 / 0 / 0)

〃打指:鶴岡 (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

5]中:柴田  (1-0-0 / 0-2 / 2 / 0)

〃左:一二三 (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

6]二:坂   (4-2-0 / 1-0 / 0 / 0)

〃走:俊介  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

7]右:中谷  (3-1-0 / 0-1 / 1 / 0)

8]捕:清水  (2-1-1 / 0-0 / 0 / 0)

〃捕:小豆畑 (2-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

9]遊:植田  (3-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

◆投手(打-振-球/失点-自責) 最速キロ

小嶋 5回 89球 (5-5-2 / 2-2) 141

島本 2回 30球 (1-1-1 / 0-0) 143

桑原 1回 8球 (0-0-1 / 0-0) 142

金田 1回 25球 (3-0-1 / 1-1) 150

試合経過

昨年3月10日の春季教育リーグ・ソフトバンク戦(鳴尾浜)以来の
先発だった小嶋は、1回と2回を三者凡退に斬って取る立ち上がりでした。
一方、こちらの打線は1回に荒木の右前打と盗塁で1死二塁、
また2回は先頭の柴田が四球を選び坂の右前打で無死一、三塁と
チャンスを作りながら、後続を断たれて得点に至らず。

3回は小嶋が2死から9番の渡辺、そして溝脇に連打を許すも
三ツ俣を三飛に仕留めて無失点。するとその裏、先頭の江越が
右翼線へ二塁打を放ち、荒木の二ゴロで1死三塁として
ヘイグが右前タイムリー!ここはペレスの打席で
ヘイグが飛び出してしまい、ペレスは2打席連続の
空振り三振(さらに6回の打席は見逃しの三振…)で
1点返しただけでした。

小嶋は先取点をもらった直後の4回、先頭の谷に
左翼線へ二塁打され、続く4番・福田の中前タイムリー。
1死後に盗塁と四球、石川の左前打で満塁となって
8番・松井雅の遊ゴロで福田を還します。逆転を許したその裏、
2人目の西川から柴田が四球を選び二盗、1死後に中谷も四球、
清水の打席で重盗成功!1死二、三塁として、
清水の左前タイムリーで追いつきました。清水は盗塁失敗、
植田は三振で再逆転はならず。

5回は2死から谷に四球を与えた小嶋ですが、無失点。
3年ぶりに5イニングを投げて交代しました。ついで島本が6回、
4番からを三者凡退に打ち取り、7回は1死から松井雅に右前打、
渡辺には粘られて四球を与えるなど2死一、三塁としながら
2イニングを無失点。8回は桑原が先頭を四球で出すも、
福田の一直で併殺に仕留めるなど3人で片づけています。

こちらの攻撃は5回以降ノーヒット…。5回、6回、7回と三者凡退で、
8回は2死から森越が四球を選んで久々の走者となったものの
盗塁失敗で、反撃の糸口すらつかめません。

2対2で迎えた9回、教育リーグとオープン戦で3連投となる
金田が登板。先頭の近藤に四球を与えますが
石川の二ゴロ併殺打で2死走者なし。ところが松井雅に
ライトフェンス直撃の三塁打(あと少しでホームランと
いう当たり)を浴び、続く渡辺は右翼線へのタイムリー二塁打。
溝脇にも右前打されて2死一、三塁となったあとは
三ツ俣を二ゴロに打ち取ったものの土壇場で勝ち越されました。
9回裏2死一塁で内野安打を放った中谷選手。9回裏2死一塁で
内野安打を放った中谷選手。
その裏、武藤に対して鶴岡が右飛、一二三は空振り三振に倒れて2死。
ここで坂がショートへの内野安打(代走・俊介)、さらに
中谷の強烈な打球をショート三ツ俣が捕ってセカンドへ送るも
セーフ!内野安打となってチャンスを広げます。
しかし小豆畑は三ゴロ。内野安打とはいえ4回以来となる
ヒットを生かせず、試合終了です。

小嶋は3年ぶりの5イニング
小嶋投手が5イニングも投げたのはいつ以来?と何気なく調べていたら、
これがなかなか見つかりません。先発自体は試合経過の最初に書いた通り、
昨年3月10日のファーム教育リーグ・ソフトバンク戦(鳴尾浜)で
3回を投げました。でもこれは時期的に見ても長いイニングを
投げるために1番目で、ということだったのでしょう。
その前にウエスタン公式戦での先発もありますが、
割と早い回で交代していますね。

というわけで、かなり遡りました。2013年は1軍で3試合先発
(4月20日、27日、5月18日)しており、4月20日のヤクルト戦が
7イニングです。そのあとファームで、6月1日のウエスタン・
オリックス戦(淡路)が8回まで投げて3安打1失点。
よって約3年ぶりという結論になります。伝えたら
「6月って…もうヒジやってたんじゃ?」と小嶋投手。
左ヒジを痛めて離脱する直前だったみたいですよ。
「淡路か〜。そういえばありましたねぇ」。遠い目でした。
小嶋投手。ことしの安芸キャンプのブルペンにて。
小嶋投手。ことしの安芸キャンプのブルペンにて。
では3年ぶりの5イニングを振り返っていただきましょう。
「イニングをしっかりもらえたので、もらえたところで
試したいこととかが出来た。その点でよかったと思います。
試したいこと?いろいろ変化球を投げているんですけど、
今まで使っていない球もあって、それを実際バッターに
対して投げられたのがよかったです」。手応えは?
「何個かありました。ずっと(長らく)投げていなかった
チェンジアップも最近投げ出して、感覚はまあまあ。
ツーシームやらカットやら、それもまあまあかなと」

チェンジアップに関しては以前、先発していた頃に
使っていた小嶋投手ですが「後ろに回ってからは
フォークばかりだったので、しばらく投げていなかった」
と言います。「要所でしっかり低く集められるようにとか、
もうちょっと(カウント球や決め球など)いろいろな場面で
使えるようにしたい」とのこと。そこには「球種を減らさずに、
どんどんやっていきたい。先発でも中継ぎでも、
チェンジアップなりカーブなり、1つでも多い方がいいので」
との思いがあるようです。

久保投手コーチは「今、小嶋はイメチェンしてる。
ぐいぐいと押すパワーピッチングから変化球主体にして、
真っすぐをどれだけ速く見せるか、変化球をどう投げるか。
要所でね」と話しています。

まだ物足りない表情の島本
4日の教育リーグ・オリックス戦(神戸サブ)についで、
これが2度目の登板だった島本投手。前回と同じく走者を
出しながら無失点という結果ですが、引き揚げてきた面持ちは
浮かないものでした。この日も、とらえられた当たりが
多かったようです。「まだあまりよくないというか…。
前の試合もそうでしたが、まだ真っすぐが本調子ではないですね。
あとはカウントもボール、ボールと続いて苦しかった」

さらに「ランナーが出てから、しっかり三振も取れたし、
いいところもあるけど、もっと楽なピッチングをしないと
いけないなと思います」と続けました。今後については
まだ言われていないそうですが、長いイニングを投げることも
考えらます。「長いほうが自分は向いていると思うし、
両方こなせるようにしたい」。先発が投げやすいと
常に言っている島本投手ですから、1軍でことしこそ
チャンスがありますように。

久保コーチによれば「全体にバラついているかな。
ゲーム慣れしていないというか。これはゲームの中で
上げていくしかない。バッターとの間合いとか精神状態など、
ゲームに慣れて上げていくことですね。ブルペンでは
もう出来上がりすぎてるくらいだから。一度に長いイニングと
いうより、2イニングずつを2日空けてという感じに頻度を高めていく。
その方が慣れやすいでしょう」とのこと。

0点に抑えていても“物足りない”っていう気持ちが、
ありありと出ていたと久保コーチに言ったら
「そう!内容を問うようになってきたね」と、
島本投手の成長に顔をほころばせました。1軍で通用するかどうか
、基準はそこ。周囲も本人も、求めるものが1年前とは違います。

打も走も「積極的に」
バットを高く上げて構えるへイグ選手。バットを高く上げて
構えるへイグ選手。3回に先制タイムリーを放ったへイグ選手は
「毎打席、変化球で打ち取られているので、頭の中でまた変化球かな
と思ったけど、ストライクゾーンに来る変化球は積極的に
いこうと思っていた」と振り返っています。先日は内野安打
(しかもサードベースに当たってサードの頭上を越えたもの)
だったので、ちゃんとした初ヒットが出てホッとしたかと
聞かれ「負けたんですが、チームに貢献できたのはよかった」
と答えました。

ただ「結果にこだわっているわけではないので、とにかく
1打席1打席いい内容のバッティングを心がけています。
それで結果もついてくる」とへイグ選手。具体的に
心がけているのは「しっかりボールをよく見ること。
タイミングを合わせること」だそうです。まだ
少し合っていない感じなんでしょうね。なお飛び出して
刺されてしまった走塁に関して「積極的にいこうという気持ちだった。
ピッチャーも、同じタイミングだったので行こうとしたけど
…ああなった」と苦笑い。

日本の野球について聞かれ「思っていた以上に変化球が多い。
そこに対応していかないと。(1軍の)開幕まで3週間ある中での課題」
と言います。守備は「土のグラウンドでやったことがなかった。
芝よりゴロが速いかなと思うけど、そこまで気にはならない。
ゲームに出て慣れていけば大丈夫だと思う」と話しています。
なお8日は甲子園で行われる1軍のオープン戦(対西武)に出て、
9日はまた鳴尾浜の教育リーグ・オリックス戦に出場予定です。

ちなみに、翌日は自主練習日のため「ノー、アシタマタ」
と言って帰っていきました。へイグ選手にとって「アシタマタ」は
、例えば「グッバイ」のような感じ?

こちらも開幕まで3週間
最後に江越選手、5日もタイムリー二塁打を含む3安打と気を吐き、
きのうは3回に回ってきた2打席目で二塁打を放ち、先制のホームを
踏んだ江越選手。「監督から、左ヒザを柔らかくというのを
意識するように言われています。まだ、できたりできなかったり。
打席の中で意識しているようじゃ結果は出ないので、
練習でしっかり意識していかないと」と話しました。
無意識の域に達するまで、ということでしょう。

この日の二塁打については「打った瞬間にいけると思いました。
1打席目(二飛)はヒザが突っ張って、頭が突っ込んで打たされたので、
2打席目はそこを意識して打席に入れた」そうです。掛布監督がいう
『ファームで過ごす今を、いい時間に』するため、
自分と自分のバッティングとじっくり向き合ってくださいね。
焦るなという方が無理だとわかっていますけど、急ぎすぎないで
ほしいという思いも。みんな待っていますから。

  • 2016.03.06 Sunday

岡本育子 小虎日記



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1軍はオープン戦の真っ最中ですが、
ファームもウエスタンと
イースタンそれぞれで2日から (阪神は3日が初戦) 春季教育リーグが
始まっています。きのう5日は1軍オープン戦が甲子園、
ファーム教育リーグが鳴尾浜と揃って“今季本拠地開幕戦”
だった阪神タイガース。いいお天気の土曜日で、お客様も
早くからスタンドを埋めておられました。

どちらもデーゲームで練習時間はほぼ同じだった中、
鳴尾浜の試合前練習に顔を出した金本監督。掛布監督との
対話もあったでしょうけど、目的はこの日からファームで
過ごす江越選手を見るためだったと言います。
これには江越選手のみならず、鳴尾浜にいた選手、コーチ、
スタッフ、練習を任された1軍のコーチ、そしてお客様や記者陣も」
「確かに変わり始めている何か」を感じたのではないでしょうか。

きのうの中日戦には、その江越選手以外に荒木選手とへイグ選手が
出場。2人はきょう6日も鳴尾浜だそうです。また先発バッテリーの
秋山投手と梅野選手はきょうから再び1軍へ戻り、
新たに石崎投手と守屋投手、狩野選手が甲子園へ行きます
きのう甲子園だった小豆畑選手も、きょうから鳴尾浜です。
試合に出られなくて残念でしたが「また頑張ります!」とのこと。

また夕方、寮に戻ってきた青柳投手は、初めて立った甲子園の
マウンドに「緊張しました。ストライクが入らなくて余計に焦って
…10球続けてボール投げてしまった」と猛省です。
何とか2失点で済み、次のイニングは抑えられたのが救いですね。
別人のようだったとか?「はい、まったくの別人でした。
2イニングと言われていたけど、もうないかと。投げさせて
もらえてよかったです」と力なく微笑むルーキー。大丈夫、
巻き返す機会はきっとありますよ。

7回2死からの逆転劇!教育リーグ3戦全勝
では、ことし初めて鳴尾浜球場で行われた試合、
教育リーグ・中日戦の結果をご紹介しましょう。
3回に先頭を味方のエラーで出し、そのあと2点を失った
秋山投手ですが、2人目の筒井投手が6回から3イニングを
パーフェクト。その間の7回に打線が植田選手からの4連打
(江越選手、荒木選手が連続タイムリー、途中出場の西田選手が
勝ち越しの2点タイムリー) で逆転!最後に投げたトラヴィス投手は、
非公式戦ながら「プロ初のセーブです」ととっても嬉しそうでした。

《教育リーグ》3月5日

阪神- 中日 (鳴尾浜)

中日 002 000 000 = 2

阪神 000 000 40X = 4

◆バッテリー

【阪神】秋山-筒井-トラヴィス / 梅野-清水(8回~)

【中日】小熊 (5回)-浜田智(1回)-吉田(1回)-岸本(1回)
/ 杉山-松井雅(8回裏)

◆二塁打 谷、溝脇、江越

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策)

1]中:江越   (3-3-1 / 0-1 / 1 / 0)

2]一:荒木   (4-2-1 / 0-0 / 1 / 0)

3]三:へイグ  (2-1-0 / 0-1 / 0 / 0)

〃三:西田   (1-1-2 / 0-0 / 0 / 0)

4]指:狩野   (2-0-0 / 0-1 / 0 / 0)

〃打指:一二三 (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

5]左:ペレス  (3-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

〃左:柴田   (1-1-0 / 0-0 / 0 / 0)

6]捕:梅野   (3-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

〃捕:清水   (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0)

7]右:中谷   (3-0-0 / 0-1 / 0 / 0)

8]二:森越   (2-0-0 / 1-0 / 0 / 0)

〃二:坂    (1-0-0 / 0-1 / 0 / 0)

9]遊:植田   (4-1-0 / 2-0 / 0 / 1)

◆投手(打-振-球/失点-自責) 最速キロ

秋山 5回 81球 (4-4-1 / 2-1) 141

筒井 3回 31球 (0-2-0 / 0-0) 139

トラ 1回 9球 (0-0-1 / 0-0) 142

試合経過
先発した秋山投手。久々の5イニングに「疲れました…」と。
まず秋山は1回を三者凡退。2回は1死から谷に左翼線ギリギリの
二塁打を浴びますが、後続を断って無失点。しかし3回、
先頭の杉山をショート植田の送球エラーで出し、1死後に1番
・渡辺に初球を中前打されて1死一、二塁。続く溝脇に
右中間へタイムリー二塁打…2人とも還してしまいました。
そのあとは暴投(ベース手前で跳ねてキャッチャー梅野の
頭上を越える)があったものの追加点は与えず、4回は1四球のみ。
5回は先頭の9番・友永に左前打されるなど2死二塁となるも、
最後は3番・工藤の打球をファーストの荒木が横っ飛びでナイスキャッチ!
7回2死一、三塁で江越選手はライト前に落ちるタイムリー二塁打!
これで生還したのは2死から四球を選んだ坂選手。
掛布監督が笑顔で迎えます。荒木選手に続いて西田選手も
ライト前へタイムリー!まず江越選手が三塁から勝ち越しのホームイン。
まず江越選手が三塁から勝ち越しのホームイン。ついで荒木選手が
滑り込んで2点勝ち越しです。。
阪神打線は1回、先頭の江越が小熊の初球を打って左前打、
すかさず盗塁を決めます。そのあと2死三塁となり
狩野が死球で出ましたが得点はなし。2回は三者凡退。
3回は1死後に江越の死球(抜けた緩いカーブが避けたヘルメットに)、
荒木の右前打で一、三塁。さらにへイグの四球で満塁となるも
狩野は二ゴロ併殺打で無得点です。4回は三者凡退。
5回は連続三振で2死となってからピッチャー内野安打で出た江越。
しかし盗塁失敗で得点ならずです。

後半に入り、こちらは筒井が登板して6回、7回、8回を
パーフェクトに抑える好投を見せました。すると打線が、
6回はヘイグのサード内野安打のみだったものの7回につながります。
しかも、梅野と中谷が倒れ2死になったあとの逆転劇。
7回の守備で出場した坂がフルカウントから四球を選び、
植田もフルカウントから中前打(左打席)!これで2死一、三塁として、
まず江越がライト前にゆっくりと落ちるタイムリー。記録は二塁打です。

1点を返してなおも2死二、三塁。続く荒木が右前タイムリー!
これで同点となりました。次は、やはり7回の守備から出場した西田で、
その初球に荒木が盗塁を決め二、三塁としたあと右前タイムリー!
江越と荒木が相次いで生還し、勝ち越し成功です。
代打・一二三は三振に倒れますが、4対2と逆転。
8回は先頭の柴田が右前打、中谷は四球で出るも追加点はありません。
9回はトラヴィスが先頭・福田を内角の真っすぐで二飛、
代打の石川は2球目のカーブが抜けて背中に死球、
しかし近藤を真っすぐで遊ゴロ併殺打!3人で片づけ試合終了です。

これから激しくなるポジション争い

まず掛布監督の談話です。最初に江越選手について
「感覚はいい。そんなに悪くないんじゃない?しばらくファームで
出るだろうけど。ある程度落ち着いた環境で結果が出てくれればね。
悔しいだろうけど本人が一番わかっているでしょう。
いい時間になると思いますよ。(1軍の)開幕ベンチにいないといけない、
スタメンに名を連ねなければいけない選手だから」と話しました。
江越選手自身も金本監督、掛布監督の思いを意気に感じているでしょう。

なお掛布監督は、教育リーグ3戦全勝だと振られ「勝ち負けは
意識してないんだよ」と苦笑い。ここまでを振り返って
「そのためにキャンプでやってきたわけで、自分で自分に
責任を持たせる、そう言ってきた。ケガをすれば代わりがいると
いう厳しさもあります。これからもっと激しくなるし、
2軍でもポジション争いがあるからね。ケガをすれば落ちていくと
選手もわかってプレーしている。十分ですよ」とのこと。

失点までの経緯を反省

秋山投手は「いきなりのエラーでも助けてあげられないと。
タイムリーはツーシームを引っかけているので、その辺を減らしたい」と、
失点した3回を振り返っています。5イニングを投げ「疲れましたねえ」
とのこと。どういうテーマを持って?「テンポと、カーブの意識を
消さないようにとやっていました。ちょっと向こうのバッターが
真っすぐのタイミングで合っていなかったけど、カットは
ちょうど合ってた。それを早い段階で気づいて組み立てられるように
なりたいと思いました」
5回4安打4三振の秋山投手。。
1軍ローテの6番手争い手応えはあったかと聞かれ
「立ち上がりは、三振は矢野(1軍バッテリー)コーチからも
『追い込んでからの勝負を早く決めるように』と言われていて、
早い球数で決められたとこもあるし。キャンプで上でやってて、
どんどん振ってくるバッターが多かったけど、きょうのように
振ってこず、いいところを見送られてカウントがしんどいことも
ありました。でも振ってこないなら振ってこないで、
どんどんカウントを取れるようにしたい」と答えた秋山投手。

久保投手コーチは「秋山は変化球をどうやってカウントに、
結びにするか、まだ探っているとこかな。横に曲がるツーシーム、
カットボール系は威力がありますね」と話しています。

筒井、戻った角度とキレ

6回からの3イニングを完ぺきに抑えた筒井投手。3回投げるというのは
「きのう言われました。短いより長い方がありがたいと思って
頑張りました」と笑顔。ただし、これには今ゲームで投げられる
ピッチャーが少ないというファームの事情もあるんですよね。
きのうフリーバッティングで投げた山本投手、岩本投手も
ゲーム登板はまだもう少し先でしょうし、1軍に合流している投手も
いるし、というわけです。
筒井投手と話している時に通りかかった西口副寮長から
「抑えて当然やなあ!」と声をかけられ「当然…」と苦笑いして
言葉を飲んだ筒井投手。「キャンプでコンディションや
体調が落ちていた部分もあったんですが、逆にいうと
“投げて落ちる”投げ方だったのかなと。だから
“投げて上げる”というか、そういうふうに投げ方を修正して。
そういう点で、きょう3イニング放らせてもらったのは、
ちょうどよかったです。チャンスだと、
もらえたイニングと思ってプラスに」

真っすぐのかかりもよくなってきたかとの問いに「角度、
キレが僕の持ち味なので、バッターの反応を見られて
悪くなかったと思います」と即答。間に合いましたね。

久保コーチによると「これまで体が大きく動く割に腕が
走らないで空回りしている感じがあった。それでバッターと
タイミングが合ってしまう。ボールが生きたままバターの
手元を通過させるようにしないと。きょうは良くなった。
去年のシーズン中やことしのキャンプは、チェーンのない
自転車をこいでるみたいだったから。キャンプで修正して
手応えが出てきたね」という分析です。

「一歩前進」とトラヴィス

そして9回1イニングを、わずか9球で終わらせたトラヴィス投手。
冒頭で書いたように「初めてセーブがつきました」と
ニコニコしています。しかも、聞けば「(春季)キャンプの試合で
投げたのは、5年目で初めてです。いつもケガが多かったので」
とのこと!そうだったんですねぇ。だから安芸キャンプ中の
試合では「投げて結果も出さないと、と思って球が
高く浮いてしまった」と言います。そこで修正に取り組みました。
「上半身と下半身がバラバラになってしまうので、どうしたら
スムーズに投げられるか。体を大きく使うにはどうしたらいいか。
193センチもあるのにもったいないと思って、いろんな
ピッチャーの動画とかを見たりしたんです」。
研究のターゲットとしたのは長身ピッチャーで「
日本やメジャー、いろんな人です。たとえばメッセンジャーとか、
サファテ、ストラスバーグさん、岩隈さんも」。
“ストラスバーグさん”って言い方がいいですね(笑)

キャンプ中は見る時間があまりなかったそうですが、帰阪後は
毎朝チェックしているとか。「今朝も見ました。きょうは
カーブが抜けてしまったけど、真っすぐは低めに投げられたので
一歩前進しました。まだ途中なんですが」。これは大きな一歩に
なるかもしれませんよ。フォームで変わった点は
さりげない感じ」で、トラヴィス投手が自分で考えたそうです。

西田、荒木、へイグのコメント

野手の話は少しで…すみません。殊勲の西田選手は、かなり念入りに
ウエートトレーニングをしていたため多くは聞けませんでした。
7回、同点に追いついてなお2死二塁の場面でカウント1-1からの
3球目を右前へ2点タイムリー!打ったのは「真っすぐです」。
このところヒットが続いているし、この日も1打席ながら決勝打ながら
「まだまだです」というコメントが返ってきました。

次に同点タイムリーを含む2安打で、盗塁も決めた荒木選手。
それだけではありません。凡退した2打席も痛烈な打球を放ち、
守備でも再三の好プレーを見せています。「結果が出る出ないに関係なく、
ヒットにしても凡打にしても内容は悪くないので、自分の感覚を
キープしながらという感じですね」

守備に関しては「入りましたね。あれだけキャンプで
ファーストやったらね」、走塁も「きょうだからというわけでは
ないですよ」、ファームの試合に出るのは打席に多く立つため?
「そういうふうに言われてきました。いい悪いは関係ないので
気にはしてないですね」と、いたってクールな荒木選手です。
でもプレーはなかなか熱かったですよ!

最後にへイグ選手のコメントもご紹介します。久しぶりの実戦で
「1打席目はちょっと力が入ってしまって、ああいう形(投ゴロ)になった。
そのあとは切り替えていい感じで打席を迎えられたと思う。
きょう出て体も問題なくできたってことはよかった」と振り返ります。
1打席目は初球のカーブが頭上を越え、2球目を打ったもの。
積極的にいこうと?「いい球が来ればいこうと自分の中で
コントロールして、悪い球は手を出さないという意識だった」

1軍の開幕に向けて「一番大事なのは試合に出ること。
練習も大事だけど、試合の中で出てくるリズムが練習では
わからないので。準備をしていくのにゲームが大事」と話しています。
なおペレス選手と2人でタクシーに乗り込んだへイグ選手は
「マタアシタ!」と、相変わらず明るく大きな声で
挨拶をして帰っていきました

  • 2016.03.02 Wednesday

岡本育子の新小虎日記から




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あす3日から阪神タイガースは本格的に実戦モードへと突入します。
1軍はオープン戦で、まずソフトバンク2連戦 (ヤフオクドーム、
3日が18時〜、4日は13時〜)、ファームは春季教育リーグで
オリックス2連戦 (3日、4日とも神戸サブ、12時半〜)です。
そして5日からは1軍が甲子園、ファームは鳴尾浜での試合が続き、
そのあと15日からオープン戦が千葉、神宮、ナゴヤドームと
3試合やって京セラのオリックス3連戦で終了。
ファームは15日にウエスタン・リーグ開幕となります。

3月になればもう開幕を見据えての戦いで、10日を過ぎたら
投手陣が逆算して登板したり、野手もレギュラー勢揃いです。
小虎の (言葉は悪いですけど) “お試し期間”は例年そのあたり
までなので…何とか結果を残してきて、と祈るばかり。
ヤフオクドームには山山コンビと原口選手も行くみたいですね。
また2年目の守屋投手とルーキー・青柳投手は、
きょうの1軍練習に参加してオープン戦登板の機会をうかがいます。
とにかく、まずチャンスがありますように!

さて、そんな臨戦態勢の直前に何ですけど、しかもキャンプは
ファームの場合かなり前に終わった気がしますけど、
きょうは先月24日に打ち上げた安芸キャンプのこぼれ話を
ご紹介します。なかなか書けるタイミングがなかったもので…
すみません。気楽にお読みください。

ルーキーも楽しみな家族参観日
家族と一緒にやってきた、望月モモちゃん。いつも眠そうな顔でした。
こちらは望月ロッキーちゃん。
ことしも選手のご家族が安芸に来られました。すべての方々を
把握できてはいないのですが、ルーキーは板山選手、望月投手、
青柳投手、高山選手、竹安投手の順にいらしています。ことしは結構、
日にちが違っていましたね。望月家は一斉にではなく、
お母さんが先に来られてお兄さんが合流してという具合に時差あり。
ブルペンで投げるところはしっかりご覧になれたようです。
青柳投手のお母さんも、息子が試合に登板するということで
滞在期間を急きょ延長!でもマウンドでの姿と無失点デビューを見て、
安心して帰られました。

横山投手のご家族とは13日、大雨の中でお会いしました。
「去年も来たら雨で、試合が中止だったんですよ」とお父さん。
あ、そういえば。ということは…もしかして横山投手が『雨男』
というより、横山家の方々が『雨一家』なんでしょうか?
そう言ったら皆さん大笑い!これは意外と外れではいないのかも、
と勝手に確信したしました。でも翌14日の試合はできていますからね。
濡れ衣です。ごめんなさい。

また久々にお話できた山本投手のお父さん。ですが、
その前にブルペンで『T47』と書かれたパスカードの女性を
お母さんと思って声をかけてしまいました。あとでお母さんからの
連絡で、今回はお留守番されていると聞いて…勘違いに気づいたのです。
お母さんも、声をかけてしまった方も、すみません!でもこの日、
ブルペンで少し力を入れて投げた山本投手を見て、お父さんが
とてもホッとした表情だったのは印象に残っています。
伊藤隼選手のいとこの子どもを抱っこした小豆畑選手。
顔は笑っているけど、腕は緊張!伊藤隼選手のいとこの子どもを
抱っこした小豆畑選手。顔は笑っているけど、腕は緊張!
安芸キャンプ最後の土日だった20日と21日にも、伊藤隼選手や
小豆畑選手のご家族が来訪。伊藤家の皆さんはおそらく、
ことしのキャンプで最多人数だったと思われます。
望月家も多かったけど、それをはるかに超えましたね。
隼太選手のお兄さんや弟さん (あれ、もう一人のお兄さん
でしたっけ?いや弟さん?なんせ4兄弟なので分からなくなって
…すみません)、隼太選手のいとこさん、そしてその子どもさんたち。
本人は別メニューなので残念でしたが、でもトレーニングの合間に
顔が見られてご両親も安心されたでしょう。

実は隼太選手のいとこさん(女性)は小豆畑選手の大ファンで、
練習後は写真を撮ったり握手をしたり。そして、その子どもさんを
抱っこしてもらいました。「抱き方はこれで合ってますか?
大丈夫ですか?」とビビりまくる小豆畑選手。
でもね、小豆畑選手も予行演習はやっとかないと。
この時は小豆畑選手のご両親も来られていたので、
そろそろ孫をね〜と、余計なお世話をさせていただきました。

キャンプ第1クール、ティーバッティング中の西田選手。
西田選手が自主練習日だった13日と20日にやっていたバッティング。
他の自主練習は確認していなかったのですが、この2日間は
しっかりと見ました。安芸ドームの中で藤本守備走塁コーチに
緩いボールを投げてもらって打つもので、延々と続きます。
13日は45分間でした。ヘトヘトになって戻ってきた時に
「なんていうバッティング練習?」と聞いたら
「スローボール打ち!」と西田選手。そのままやなあ。
高校時代にそう呼んでいたそうです。
これは20日の『スローボール打ち』。1時間20分の、まだ半分くらいです。
「自分のテーマがタイミング。スイング軌道とかじゃなくて
タイミングの取り方なんです。キレを出して打つことや
足のつき方を意識してる。マシンは1人でいくらでも打てるし、
真っすぐなら1、2、3で打てば飛んでくれるので自己満足なってしまう。
だから、こういう自主練習でピッチャーとのタイミングを
うまく合わせたいと思って。あわせないといいスイングも生かせない。
いい形で振れることが増えてきているので、今の感じを続けたい、
無意識でそういう動きをやりたいってのもあります」
ブルペンで、投げ終えた選手に声をかける高橋投手コーチ。
あえてスローボールというのは?「高校の時からあったんですよ。
日々ずれてくるタイミングを修正するためのもので、素振りの
次くらいの基礎練習でした。あれだけ緩い球でも、というか
緩い球やから、タイミングがずれれば打ち損じるし、うまく合えば
打球に現れますね。無意識でやれるまでやるしかない。
夜間でもやってるし」。藤本コーチは大丈夫なのかなあ。
「大丈夫…だと思います。あした出てくるかもと言ってた(笑)」。
いや、笑ってていいんですかね。

と言っていたら、最終クール初日の20日にも藤本コーチとともに
打ち始めたので見ていたんですけど、これがなかなか終わりません。
他の選手の取材などをしていて時間がわからなくなり、
それでも1時間を超えたような。聞けば「1時間20分です」
とグッタリ。これは藤本コーチの方も大変でしょう。
すると西田選手が「こんな緩い球やったら、いつまででも
放れるって」と藤本コーチの言葉を再現しました。
それでも腕は相当疲れているはず。いつか本人にも確認しなくちゃ。

高橋コーチ、今岡コーチ、平野コーチ、皆さんの願いは
「ケガせずに1年間戦ってくれること、そして1人でも
多く1軍の舞台に立ってくれること、それに尽きる」でした。

お掃除ありがとうございます!

2月14日の朝、安芸市営球場や安芸ドームへ向かう坂道で
女子高生の皆さんが何かをしている様子。よく見るとゴミや炭などを
はさむ、あれは何という名称なんですかね?火バサミとかゴミバサミ
とかいう、いわゆる金属製のトングを持って、路上のゴミを拾って
ビニール袋に入れています。球場のすぐ隣にある、
安芸桜ケ丘高校の生徒さんでした。ちょっと写真をとお願いしたら
「私はいいですよ、生徒だけ」とおっしゃった先生も
少し写っちゃています!

14日の朝に出会った、安芸桜ケ丘高校の女子生徒の皆さん。
こちらは15日の夕方、今度は男子生徒の皆さんです。

ちょうど安芸市では『安芸の丼・どん・ドンスタンプラリー』
が2月末まで開催されており、キャンプ中の土日祝の朝には
安芸桜ヶ丘高校の皆さんの発案で、彼らがスタンプラリーの台紙を
配付していのです。「釜あげちりめん丼や土佐ジローの親子ドンなど
安芸のグルメを味わって」と呼びかける姿をご覧になった方も
多かったのでは?スタンプラリーの台紙を持った取材陣も
結構いましたしね。

私が彼女たちを見かけたのは14日(日)の朝。
「スタンプラリーの一環としてゴミを拾っています」とのこと。
クラス単位での活動なんでしょうかね。学校がお休みの土日祝に、
しかも制服を着て朝から球場周りをきれいにしてくれた
高校生たちに感謝です!と思ったら、翌15日の午後に今度は
男子生徒のグループにも遭遇。安芸キャンプはお休みの日
でしたが、彼らは放課後だったのかも。こちらは少し距離が
ありすぎて、顔の判別をしにくい写真になって…。すみません。

14日、15日とも手を止めて話を聞かせてくれた安芸桜ケ丘高校の皆さん、
ありがとうございました!

練習試合で懐かしい顔と再会

安芸キャンプでは毎年、5試合前後の練習試合が行われます。
ことしも5試合を予定していたのですが、13日の社会人・四国銀行
は昨年に続いて雨天中止、20日の西武B班も雨で中止となりました。
両日とも考える余地もないくらいの本降りだったので仕方がない、
とはいえ3試合しか実戦をやれないのは辛い、というわけで
急きょ四国アイランドリーグplusの高知と23日に練習試合が組まれ、
しかも当日の予報が悪いため前日に前倒しという…なかなか大変な
調整がなされたのです。

おかげで何とか4試合が行われ、
11日の韓国・ハンファイーグルス1軍キャンプ組(○6対0)、
14日の社会人・JR四国(●0-3)、
21日のハンファ2軍キャンプ組(ー2-2)、
22日の高知ファイティングドッグス(○4-0)という結果です。
関係者の皆さん、中でも高知FDの皆さん、ありがとうございました。

そのおかげで、四国アイランドリーグplus・高知ファイティング
ドッグスに所属している西本泰承内野手(29)と、何年振りかで会えました。
いつ以来だろう?彼が最初に高知でプレーしていた時の
フェニックスリーグですかねえ。5年近くは経っていると
思われます。現在は競輪選手でもと阪神の伊代野貴照さんが
、高知の臨時投手コーチをしていた時でしょう、おそらく。

まだ現役!日米の独立リーガー
西本選手の高知FDでの背番号は最初が『9』、今は『23』です。
この日はエラーがついてしまったけど、やっぱり守備は軽快でした。

西本泰承(やすつぐ)選手は和歌山出身ですが、宮崎の日南学園で
ショートを守り甲子園にも出場。その後、奈良産業大学でも
レギュラーを張りました。阪神にドラフト1位で入団した
蕭一傑投手(台湾・義大ライノズ)とは高校、大学と同級生です。
それだけでなく榎田大樹投手も同い年で、高校時代に対戦して
負けたことが今の榎田投手を作ったと言っていると、
西本選手が教えてくれました。

小林西高校で4番を打っていた榎田選手は野手として進学予定で、
試合にも各大学から多くのスカウトが見に来ていました。
しかし西本選手が3安打した日南学園に、自身もヒットを
放ちながら負けた時、決心したそうです。「ピッチャーで、
一からやりたい」と。それでピッチャーとして福岡大学に
進んだとか。「榎田と一緒にメシ行ったりすると、
アイツが『今の僕があるのは、おまえらのおかげ』って、
今でも言うんですよ」と西本選手。「で、お礼の気持ちって
ご馳走してくれました」。なるほど(笑)。でも同じチームでも、
戦った相手でも、同級生っていいものですね。その関係は
うらやましい。ずっと長く続けてください。

さて、西本選手自身は2012年の開幕まで高知ファイティング
ドッグスにいて、そのあと渡米。アメリカ独立リーグで
すぐにレギュラーを勝ち取り、2年間プレーしました。
帰国後、2014年はルートインBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスへ。
そして昨年から古巣の高知に戻っています。実はアメリカ
独立リーグ時代の監督が、今度はもう1ランク上のリーグに
移ったこともあり、もう一度アメリカでやることを模索中、
というか行くつもりだったそうです。向こうのシーズンは
5月から8月なので、前回と同じく途中で移籍することを
チームに了解してもらって。

憧れた人との間で揺れる思い

ところが、ここに西本選手を引き留める大きな存在が
現れました。ことしから高知の監督に就任した駒田徳広さんです。
西本選手いわく「僕が野球を始めるきっかけは、
ジャイアンツの駒田選手だったんですよ。阪神-巨人戦を見に行って、
めちゃくちゃ声援を送っていました。その人が監督になって、
同じチームでやれるなんて。だからアメリカのほうには
3月いっぱい返事を待ってもらっています」。憧れたその人と
一緒に野球ができる機会と、アメリカでプレーするチャンスとの間で、
心は大きく揺れています。
野球人・西本泰承選手は、まだまだ夢の途中です。野球人
西本泰承選手は、まだまだ夢の途中です。
ちなみに駒田監督については「僕らが思っていた駒田さんより
緻密ですね。でも試合では細かいことは言わない」そうです。
試合中にバットを立て続けに折る選手がいて、三塁側ベンチから
駒田監督が「掛布さ〜ん、バットください!」と一塁側ベンチに
向かって言い、掛布監督は持っていたバットを差し出す仕草をしたと、
」西本選手が笑いながら教えてくれました。

試合ではスタメンでショートを守った西本選手。攻撃で
チャンスになるとベンチから「西本さんまで回せ!」
と声が飛んでいましたね。「そんな、オープン戦から
プレッシャーかけられても(笑)。最年長ですよ、
同級生の柴田(阪神)に、あいつメッチャ張り切ってると
思われても恥ずかしいでしょう?」。あら、柴田選手は
「張り切ってたやん」って笑っていましたよ。30歳を迎える4月に
どんな結論が出ているのか。いずれにしても、独立リーガー・
西本泰承の選択を応援します。頑張ってくださいね!

  • 2016.03.01 Tuesday

新 小虎日記〜ファーム便り




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きのう29日に打ち上げた沖縄・宜野座での1軍キャンプ。
金本監督はじめコーチ陣、スタッフの皆さん、選手たちは昨夜、
眩しい日差しの沖縄から寒い寒い関西に帰ってきました。
雨で始まったきのう、午後から風も強まってきて鳴尾浜は
真冬並みに冷え込みました。沖縄キャンプ帰りのチームに
とっては相当な気温差だったでしょうねえ。よりによって。

タイガースはきょう1日が自主練習で、あすは1軍もファームも集合。
そういえば、新チームになって全員が揃うのは初めてですね。
そして3日は1軍のオープン戦とファームの春季教育リーグが
始まって(金本監督いわく「若手は3月中旬までキャンプのつもり!」
だそうですが)、あっという間に開幕。そこへ至るまで続くサバイバルに、
安芸キャンプ組も遠慮は無用です!

さて、きのう久々に顔を出してみた鳴尾浜では、安芸キャンプ組の
練習が行われていました。キャンプ打ち上げから1週間弱なのに、
選手たちの顔はもうキャンプ中とは違うような…。何となく顔や
雰囲気が、もう“臨戦態勢”に入っているような…。
まあこちらの見る目もあるんでしょうけど、確かに3日から
始める教育リーグで結果を出してオープン戦へという意気込みが
表れている気がします。

とても人懐っこいへイグ。
へイグ選手に初めて会いました。ようやく。左脇腹を痛めて
沖縄から鳴尾浜へ戻っていて、きのうは屋外での
打撃練習(フリーバッティング)を再開したとのこと。
終わったあと「Very good!」と笑顔いっぱいで、左脇腹は
どうかと聞かれ「ダイジョーブ」とまたニッコリ。
オマリー打撃コーチ補佐も「イタイ、ナイネ。ダイジョーブ。
フツカ(2日)コウシエンネ」と明言しました。
そのまま今度はご覧のように指の形を変えてニッコリ。。
掛布監督は「2、3日しか見ていないけど、フィールディングの
動きもいいし、ちゃんと投げられるし、バッティングも意外に
下半身がレベルに使えて、いけるんじゃないの?
腕の使い方が柔かいので、いろんな球に対応できる。
下半身がへんにぶれない。新聞では…ねえ(笑)。
でも思ったより守れるし、動けるし、投げられるし。
2日に1軍の監督やコーチが見たら、安心するんじゃない?
投げる、捕るの部分では」と話しています。

帰り際、へイグ選手はタクシーに乗り込みながら
「マタアシタ」と言って、一瞬ののち「アシタ、ノー!」
と訂正。翌日は休みだと気づいたんでしょう。それとも
、もしかしてノリツッコミ?とにかくコミュニケーションを
取ることにとても前向きな選手です。カメラを構えて「OK?」
と聞いたら「Yeah!」と答えて、2ポーズも取ってくれました。

教育リーグも田面が先陣

ファームの春季教育リーグは3日のオリックス戦(神戸サブ)から
始まります。その初戦は、掛布監督によれば「田面が先発」
だそうです。昨年12月に台湾でのウインターリーグを視察した際、
掛布監督は安芸キャンプ最初の実戦は田面投手に先発させると宣言。
以降も顔を見るたびに「2.11」と声をかけ、田面投手も
「最近は2.11としか言われていないような気がします」
と苦笑いしていました。
安芸キャンプ最後の練習試合(2月22日、高知戦)でも
無失点だった田面投手。安芸キャンプ最後の練習試合
(2月22日、高知戦)でも無失点だった田面投手。
2月11日の練習試合・ハンファ戦でしっかりと3イニングを
無失点で投げ終え、キャンプ最後の実戦だった
高知ファイティングドッグス戦は最後に投げて1イニング無失点と、
監督の期待に応えています。ここまで無四球なんですよね。
そして教育リーグ初戦も、やはり田面投手に決めた…
いや、決めていた?掛布監督。この時期は1軍投手陣の
調整もあって予定通りいかないとは思いますが、
3日はもう決まりでしょうか。

田面投手は「やってきたことをしっかり出せるように
頑張ります」とのこと。“2.11”に続く初戦の先発起用は
嬉しい?「もちろん、はい。嬉しいです!それと同じような
気持ちで臨みます」。今度は教育リーグといってもNPBのチームで、
時期的に1軍クラスの選手も出てくると思われ、レベルは
一段アップ。ここでも結果を出せば次は…と期待がふくらみますね。
なんといっても安芸キャンプの監督制定『頑張ったで賞』の1人ですから。

守屋は1軍練習に! 青柳は先発で?

同じく『頑張ったで賞』の1人、2年目の守屋投手は
きのうの夕方、荷物を持って車へ。もしかして?
「はい。2日は甲子園に行きます。練習だけですよ」。
そうなんですね。ただし3日の教育リーグ・オリックス戦で
中継ぎ登板する見込みで、そのまま1軍に帯同して福岡へ
行くのではないもようです。とはいえ、以降の甲子園で
続くオープン戦で投げる可能性は大。昨年は途中で
沖縄キャンプに昇格したもののオープン戦登板がなかったので、
ことしはそこをまずクリアしましょう。

ちなみに掛布監督の『頑張ったで賞』について、
本人は監督から聞いていないとか。そういえば我々も、
打ち上げ2日前の取材中に突然出てきたため、
最終的なMVPという形で確認はしていませんけど
「板山、原口、ピッチャーは守屋、青柳、田面」と
名前が挙がったのは確かです。「でも、高橋(投手)コーチから
言ってもらいました」と少し照れながら教えてくれた守屋投手。
そうだったんですね。それは励みになっているはず。
新しい守屋功輝を1軍でしっかり見せてきてください!

そしてもう1人、『頑張ったで賞』のルーキー・青柳投手。
キャンプ中から久保投手コーチが「先発で」と言っていたのですが、
本人は「そうなんですか?初めて知りました(笑)」とのこと。
安芸キャンプでは「試合に投げてヒットを打たれていないし
失点もなかったので、少なからず自信にはなりました。
逆に、制球が定まらずボールが多かった。3イニングで3四球…」
という収穫と課題です。「練習の中では人より劣っている
部分があることもわかりましたし、改善点がいろいろ
見つかったので、いいキャンプだったと思います」

先発と言われたら、そこで結果を出したいと話す青柳投手は
「先発で使ってもらえるのなら、先発で1軍に上がりたいです。
必要とされれば、いつでもいける準備はできています」
と続けました。声がかかるのを待つのみですね。
なお安芸キャンプの初実戦登板(14日のJR四国戦)で、
マウンドの踏み込み部分の窪みが合わず体勢を崩したのですが、
28日の鳴尾浜でもコケかけたとか。「またやっちゃいました」
と苦笑。鳴尾浜で投げるのは初めてだったからでしょう。
やっぱり先発がいいですね、きっと。

藤井さんが打ち上げ、福井へ
鳴尾浜最終日、オトコマエの笑顔を振りまく藤井さん。鳴尾浜最終日、
オトコマエの笑顔を振りまく藤井さん。安芸キャンプでキャッチャーの
特守中にフライを打つも「ああ!」と。…失敗でした。安芸キャンプで
キャッチャーの特守中にフライを打つも「ああ!」と。…失敗でした。
この日でファームの練習参加が最後だった藤井彰人さんは、
みんなと握手をして引き揚げました。昨年で現役を引退したあとも
タイガースに残ってフロント入り。
今季はルートインBCリーグの福井ミラクルエレファンツの
バッテリーコーチとして派遣されることになっています。
シーズン開幕は4月ですが、3月10日から9月15日までの契約
(プレーオフ進出の場合は延長あり)だそうで、今月8日か9日には
福井へ引っ越すとのこと。ただし「ちょっと前にも積もった
らしいので、雪の関係で」多少は流動的のようです。

選手ではない立場で過ごした1ヶ月を振り返り
「今までもキャンプをやっていて話はしていたんですけど、
今回はより深く、例えばピッチャー同士の雑談を聞きながら、
こんなことをやったり考えたりしてるんやとわかったことも
あります。新鮮でしたね。ピッチャーの、特に若い子が多いし」
と藤井さん。福井ではバッテリーコーチと言う肩書ではあるけど、
野手全般を見るようで「楽しみです」と言っていました。
1ヵ月間ありがとうございました!福井での“コーチ修行”、。

阪神タイガースOBの吉竹春樹さんが監督を務める福井球団とは、
昨春に業務提携をして田面投手とトラヴィス投手が
3ヶ月ずつ派遣されました。それに沖縄の宜野座キャンプでは
1ヶ月間、前に記事でも紹介した福井の藤野剛志投手が打撃投手
として参加していたのです。最終日もゴメス選手らに投げている
ところが写っていて、昨夜「1ヶ月間すごく勉強になりました!」
とメッセージも頂戴しました。また「藤井さんに早くお会いしたいです」
と。藤井さんも藤野投手が宜野座へ行っていたことは知っていましたよ。
半年間、しっかり吸収してください。

高校を卒業する “もっちー”
ブルペンに入って「よろしくお願いします!」とキャッチャーに挨拶。
3月といえば卒業シーズンですね。きょう1日は望月投手が
横浜創志館高校の卒業式。昨夜に実家へ帰って、今夜には
もう寮へ戻ってくるそうです。友だちとゆっくり話はできないかな?
「もう2ヶ月くらい会ってないです」。そうか〜、確かに。
そして「卒業式の練習も出てないから、ぶっつけ本番」と笑う18歳。
まあ高校の場合は予行演習なしでも大丈夫でしょう。

安芸キャンプ打ち上げの際にも話してくれた望月投手ですが、
改めて語ってもらいました。「最初は別メニューだったんですけど、
初めてキャンプっていうのをやって、高校時代こんなに長く泊り込んだ
経験もなかったから、一日中野球ができる環境で1ヶ月間練習できた。
その中でピッチングフォームとか教わって、すごく身になりました。
結構キャンプの間にフォームもしっくりきています。
あとサインプレーなども。内容の濃い1ヶ月間でした」

既に投内連係にも入っており、28日はブルペンでピッチング、
きのう29日はネットスローとキャッチボールをこなしていますが、
変化球はまだ投げていません。あとは打者に向かって投げること。
そしてゲームへ。楽しみがいっぱい詰まった春ですね。
ところで『もっちー』という呼び名は誰が?「最初は高山さんや板山さん、
それから横山さんとか色んな人に。そのあと久保コーチ、鶴岡さんにも」。
あっちゃんは?と聞いたら黙って首を振りました。嫌みたいです。
練習を終えて、とびっきりの笑顔。望月投手です。練習を終えて、
とびっきりの笑顔。望月投手です。
寮の中では部屋を行き来しますか?「横山さんの部屋に
よく入っていきます。向かいなんで。お互いに入ったり入ってきたり。
キャンプで別メニューの時間が多かったから話しやすいですね」。
そうですか。え、入っていく?ノックはするでしょう?
「いえ、たまにいきなり入ってきたり」…そうなの。
でも用事があるから行くんでしょう?「自分は聞きたいことが
あっていく時もあるんですけど」。横山投手は用がなくても
来るんですね、いきなり(笑)。お母さん、先輩方にとても
可愛がられていますので、ご安心ください。

  • 2016.03.01 Tuesday

岡本育子の新小虎日記から




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今日MBSラジオで岡本育子さんがゲスト出演 
このさいとを知りました
ファーム情報 満載なのでのっけてみました



2月1日から高知県安芸市で行われていた阪神タイガース・ファームの
春季キャンプは、24日で終わりました。休み…ではなく
自主練習日を挟んで、きょう26日からは鳴尾浜で
練習が始まっています。ことしはファームの教育リーグが
3月3日に始まるので、2月いっぱいはキャンプの延長と
いう感じでしょうね。1軍と同じく29日まで、この1クールは
“鳴尾浜キャンプ”です。1軍のオープン戦も3月3日からで、
いま鳴尾浜にいる選手も出場のチャンスあり。
まだまだサバイバルは続きますよ。

さて、安芸キャンプから宜野座キャンプへ昇格した
ルーキーの高山選手、板山選手、そして原口選手の話を
2回に分けて書かせていただいたので、ちょっと
遅れてしまいましたが (しかも鳴尾浜でもう練習を
再開しているのに…すみません)、きょうは24日に
監督やコーチ、新人投手などに聞いた『2016安芸キャンプ総括』
をお送りします。

打ち上げの挨拶は俊介選手

24日の安芸市営球場は、前日の小雨模様と打って変わって
青空が眩しい、最高のお天気でした。風はかなり強かったものの
安芸らしい日差しに、選手たちの顔もキラキラ。午前中の練習が
終わる頃、サブグラウンドやブルペンから投手陣が
メイングラウンドへ移動し始めます。野手のバッティングが
終わるとネットやケージを片づけ、全員が外野の芝生に集合しました。
ちょうど正午に「連帯歩調!」の合図で、全員が掛け声を合わせながら
ランニングをして終了。いつもの光景です。

そのあと監督、コーチ、選手、チームスタッフ、そして横山安芸市長を
はじめキャンプの運営や管理をしてくださった安芸市役所、安芸市の方々、
学生アルバイトの皆さんも一緒に大きな輪を作り、真ん中に立った
俊介選手が代表で締めの挨拶をしました。完全ではありませんが、
抜粋して内容をご紹介しましょう。
正午過ぎに全員が輪になって、中央の俊介選手が挨拶。
そして一本締めで打ち上げです。正午過ぎに全員が輪になって、
中央の俊介選手が挨拶。そして一本締めで打ち上げです。
「1ヵ月間、ありがとうございました。これからまだ先は長いですが、
選手1人1人が勝ちにこだわって頑張っていきたいと思います。
練習をしっかりやって、1軍でプレーし優勝に貢献できるように
頑張ります。ファンの皆さん!寒い中、雨の中、
応援ありがとうございました!これからも応援よろしくお願いします!」

続けて俊介選手の発声で一本締め。無事に打ち上げとなりました。
1人ずつ握手を交わしながら輪が解けていきます。そこからは
一気に引き上げていくコーチや選手たちをつかまえて話を聞く…
はずが例年よりさらに動きが早くて大変。なお掛布監督は、
全員集合の前に時間を作ってくださいました!22日の試合後に
少しキャンプを振り返る談話もあったので、それも合わせてご覧ください。

掛布監督キャンプ総括

22日には「キャンプもあと2日。ケガなくやれたのは非常によかった
。朝、早めにやるのもよかったかもしれない。練習前に準備の時間を
取れたってのは。これは29日くらいまで継続してやってもらおうかなと
思ってる。3月は試合が入ってくるからね。あとは個人でやるレベルに
なるけど、2月中はキャンプの延長線上にあると思う。トレーナーから
そういう話があって、いいんじゃないのと言った」という話がありました。

「安芸キャンプは満点」

そして最終日の24日、打ち上げ直前に聞いたキャンプ総括でも
「ケガ人が出なかったってことが何よりですね。選手の自主性を
意識してやらせたので、1人1人が自分の野球を追い込んで
やってくれた。打つことやトレーニングにしても選手が
納得して1日を終わらせてくれた。その積み重ねですね」
と掛布監督。
確かに、沖縄でケガをしてしまったメンバーを除き、故障明けだった
選手も本隊に合流して、後半は日々の練習スケジュール表から
『別メニュー○○』という文字が無くなったのは嬉しいこと。
それに新たな故障者が1人も出ず、みんな元気に完走できたのも
本当によかったと思います。誰よりもトレーナーの皆さんが
喜んでいらっしゃるでしょう。

このキャンプは満点?と聞かれた監督。「満点ですね。
これも選手が答えを出してくれると思う。これからの彼らの勝負で。
その答えに合わせて、いろいろ考えることもあるだろうし。
ここにいる選手に期待していますよ」。その選手たちには
「これから本当の戦いが始まる。チームの中で激しい争いをして、
負けた人は1軍に上がれない。自分を厳しく追い込むくらいのつもりで
1年間やってくれ」と話したそうです。「その準備はできたんじゃないかな」

監督のプレッシャーはこれから

監督として過ごした初めてのキャンプはどうだったかという問いに、
まず「食事会が多かったなあ」と我々を笑わせたあと
「毎日が充実していましたね。動いて、ある程度は
細かいところも見てあげたいなと、去年までは行かなかった
ブルペンにも行ったり。またファンの皆さんへの対応とか。
僕自身も充実していた。非常にこう、短く感じました」
と振り返る監督は満足げな笑顔でした。
頑張ってくれた高校生のアルバイトさんたち。
選手との握手に感激?頑張ってくれた高校生のアルバイトさんたち。
選手との握手に感激?一番手前の森越選手は、東マネージャーの
手を取って深々とお辞儀。一番手前の森越選手は、東マネージャーの
手を取って深々とお辞儀。
また“監督のプレッシャー”についての質問には、
こんなふうに答えています。「まだある意味、育成という形の
チームを預かるわけで、1軍の予備軍としていかなきゃいけないけど、
まだ入れ替えもあるし。1軍メンバーが絞り込まれて、ファームの
メンバーが決まった時に考えるんじゃないかな。今はまだ野手が
11人くらいしかいないしね。ある程度の線引きができると準備をして、
1軍のチームのバランスを崩さずに戦うことができるかが一番大事」

福留選手とへイグ選手が沖縄から戻って、安芸組の“鳴尾浜キャンプ”
に合流しています。「福留は自分で自分を追い込める。そういう選手
と2、3日でも一緒にいられるのは勉強になる。刺激を与えてほしいね。
何度かファームで調整しているのを見たし、彼は天才と言われながらも
バットを振り込んで自分のスタイルを作ってきた選手。
だからここまで野球ができる。そんな福留のやる準備を
肌で感じてほしい」と期待を込めた言葉です。

お目当ての選手を見つけて!

詰めかけたファンの皆さんから多くの声援をいただき
「僕も嬉しいし、選手にいい影響を与えてくれたこと、
お礼を言いたいですね。いい雰囲気を作ってくれて、
選手もファンの目を意識して練習できる。結構タイガースファンの
目は厳しいですよ」と感謝の言葉。そして監督から、
こんな要望も出ました。「チームのファンになるのも嬉しいけど、
1人のプレーヤーとしてファンになってくれる、そういう楽しみ方も
ありますね」
この中に“推しメン”を見つけた方もいらっしゃるはず♪
具体的には「タイガースというチームや、たとえば『31』
に注目して来てくださって、そこでお目当ての選手を見つけて
応援してくれたら嬉しい」とのこと。掛布監督も現役時代に
そういう経験が?「いや〜僕はずっと1軍だったから」。
そう答えて、いたずらっぽく笑います。「個人のファンを、
選手はもっともっと増やさないといけないと思う」。
きっかけは掛布監督の『31』でもいいんですね。
そこから「この選手がいいなあ」となれば。でも監督の
「お目当て」という表現に嬉しくなりました。いまどきの
「推しメン」ではなく。

最後に、安芸キャンプ初日も聞かれた“安芸”の感想を
「景色が変わっていなくて懐かしいし、新鮮でもある。
変わらない新鮮さというのを感じますね。いつも宮脇ディレクターに
『いい景色だなあ』って帰りますよ。球場はきれいになったけど、
風も変わっていない。帰ってきたという感じは強いです」と、
改めて述べ会見は終了しました。掛布監督には忙しい中、
毎日たっぷりと時間を取って取材に応じていただき、
本当に感謝です。ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!

コーチ陣、西田&植田のコメント

最初に書いた通り、この日はコーチも選手も帰りは一気で…
ほんの少ししか話を聞けていません。新しいコーチである
高橋投手コーチにも伺いたかったのですが、タイミングを
外しました。すみません。
コーチ陣も互いに笑顔で打ち上げの握手です。皆さん、
お疲れ様でした!コーチ陣も互いに笑顔で打ち上げの握手です。
皆さん、お疲れ様でした!
まず久保投手コーチは「故障者がみんな復帰したし、
みんなが伸びたし。これから(争いが)激化するでしょう。
それを期待しています。これは始まり。今からです」と、
ここから始まるサバイバルを強調。オープン戦に推薦する投手は?
「何人か出ていますね。要望されれば、いい形で戦ってきてほしい」。
そして久保コーチは「新たなケガ人が出なかったこと。
それが何よりよかったですね。それが戦力!」と大きく
うなずいて車に乗り込みました。

今岡打撃コーチは「またこれからです。準備できたと選手が
そう思っていたら、いいですね。選手が日の目をみること、
それが僕らの仕事なので」と、やはりキャンプが終わってからの
戦いにもう向かっています。平野守備走塁コーチは
「1軍が優勝争いするために僕らが何をできるか、
考えながら引き続きやっていきたい。3人が(沖縄に)行ったけど、
1軍で活躍できる選手を1人でも多く出せるようにやっていきます。
いま預かっているメンバーを1人でも推薦できるように」と、
熱い言葉。
チームが引き揚げてからも後片付けは続きます。こちらこそ、
有難うございました!チームが引き揚げてからも後片付けは続きます。
こちらこそ、有難うございました!
選手に至っては、もう話しかける隙もないくらいで。何とか
西田選手と植田選手には車のドアが閉まる寸前に聞きました。
本当に一言です。西田選手は「やろうとしたことの、きっかけは
つかめたと思います」。スイッチヒッター挑戦中の植田選手は、
左打ちに関して「最後はちょっと自分で感覚がつかめたような
気がします」と言ったその時、西田選手が「つかんだら放すなよ!」
と突っ込み、すかさず「放さないっす!」と返した植田選手。
絶妙の掛け合いでした。

ルーキーピッチャーズの初キャンプ回顧

キャンプ中の1軍昇格もあるかと思われた青柳投手ですが、
今回は投手の入れ替えなしで帰阪となりました。
「頑張ってこいよ」と送り出した同期2人について
「正直うらやましいところはあるけど、今はキャンプが
終わったところで1軍メンバーが決まったわけじゃないので」
と言います。その通り、本当の勝負はこれからですね。
「このキャンプで課題が見つかった。そこを直していきたい。
焦る気持ちはないです」
実戦にも2度登板した青柳投手。早くオープン戦で投げたいですね。
キャンプを振り返って「最初は慣れなかったけど、何とか
乗り切れたと思います。プロの場にも慣れました。
制球に苦しむところはあったものの、実戦で外野まで
飛ばされなかったのはいいことだと思います」とのこと。
久保コーチは今後も先発でと示唆していましたが
「まだ言われていないので、言われたところで準備して投げたい」
と話しています。
最終日、ブルペンでのピッチングで締めくくった竹安投手。。
竹安投手は「最初の方は緊張したり、物おじしたりで
疲れがありました」と正直な感想。そりゃ気疲れしますよね。
「一番はケガなくできたのがよかったです。ウエートも強度を
上げてできた。変化球はまだ投げていませんが、ブルペンにも
入って順調にきています」。今後に向けて「まずは変化球を投げたい。
それと投内連係にも入りたいです。体作りもしっかりやっていけたら」
との抱負でした。
望月投手も最終日にピッチング。鶴岡選手相手に40球を投げました。

締めはチーム末っ子の望月投手。「最初は別メニューだったので
全部やれたってわけではないんですけど、久保コーチに
フォームのことも教わったし、トレーニングルームの設備もよくて、
今後につながるキャンプになったかなと思います。プロ野球生活、
いいスタートが切れました」。鳴尾浜に戻ったあとも「フォームを固めて、
しっかり練習していきたい。24日間やってきたことを継続していけば
体とか技術に出てくるから」と気合いは十分です。
受けた鶴岡選手が「ナイスボール!」。その後の「口内炎!」
って何ですか?鶴岡さん。受けた鶴岡選手が「ナイスボール!」。
その後の「口内炎!」って何ですか?鶴岡さん。
24日間と言っていましたが、過去に合宿とかでどれくらいの
日数を経験した?「最長で5日くらい。合宿ですけど」。
じゃあもう未知の世界だったわけですね。先輩方に
可愛がってもらって何よりです。「すごく優しいです!皆さん。
野球をやりやすい環境でした」。鶴岡選手がブルペンで
「もっちー、いいよー」と声をかけてくれたり?「嬉しいです」。
私も“もっちー”と呼ばせていただいています。
“あっちゃん”はイマイチだったようなので。





岡本育子 フリーアナウンサー、フリーライター


兵庫県加古川市出身。MBSラジオのプロ野球ナイター中継や
『太田幸司のスポーツナウ』など、スポーツ番組にレギュラー出演
したことが縁で阪神タイガースと関わって30年以上。
GAORAのウエスタンリーグ中継では実況にも挑戦。
それからタイガースのファームを取材するようになり、
はや20年を超えました。2005年からスポニチのウェブサイトで
連載していた『岡本育子の小虎日記』を新装開店。
「ファームの母」という呼び名に何の抵抗もない年齢となった今、
1軍で活躍する選手の“小虎時代”や、まさに1軍へ駆け上がって
いこうという若虎の奮闘ぶり、その素顔などをお伝えします。
もちろん、お母さんの視線で!

official site岡本育子の「小虎日記」 スポニチアネックス

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