ぶち破れ!おれがヤル ! 虎 想い 2019

昨年よりも
偏った選手起用に
来年は期待は持てないかも
<< April 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

完敗のウエスタン開幕戦・前編 最終回に陽川が今季チーム1号!

2016.03.16 Wednesday



にほんブログ村 野球ブログ 阪神タイガースへ







きのう15日、1軍より10日早く阪神タイガースのファームが
2016年の公式戦に突入しました。本拠地である鳴尾浜での
開幕は5年ぶり。でも、そのせいではなく掛布雅之監督が
背番号入りのユニホームを着て迎えた開幕戦ということで、
朝早くから鳴尾浜は大賑わいです。11時43分に入場制限が始まり、
門の外にズラッとお客様が並ばれました。それ自体はよくあること
だけど、考えたら平日なんですよね。

なかなか入れなかったお客様もあったでしょう。お疲れ様でした。
きのうは特にテレビ中継用のスペースが普段の中継より広く
スタンドを占拠していたり、スチールカメラマンの方や
記者が座っているカメラ席もテレビカメラ専用となるなど
異例の事態。マスコミ陣も通常の3倍、いや4倍くらい詰めかけていた
ような気がします。おまけに『円陣、声出し』についての取材で
中継車が来ていたり…。

そんな中で行われたウエスタン・リーグの阪神-中日1回戦。
2回に柴田選手のタイムリー二塁打で先制するも、
3回に島本投手がホームラン連発を含む6連打で4失点と
逆転されました。4回までで中日は先発全員の10安打。
6回には伊藤和投手も3点を追加されています。最後に
陽川選手がチーム1号となるソロホームランでスタンドを
沸かせてくれた、という内容。ホームランが見られて
よかった〜ですよね。

というわけで、きょうは試合の結果と経過、そして掛布監督、陽川選手、
江越選手のコメントをご紹介します。先制タイムリーの柴田選手や
島本投手、開幕戦で投げた青柳投手、2回無失点のトラヴィス投手、
そして試合後に始めてフリー打撃に登板した望月投手の話は後編で。
しばしお待ちください。

そうそう、陽川選手はきょう16日もホームランを打っていますよ!
来ましたねえ〜春が。

《ウエスタン公式戦》3月15日

阪神−中日 1回戦 (鳴尾浜)

中日 004 203 000 = 9

阪神 010 000 001 = 2 

◆バッテリー

【阪神】●島本(1敗)-青柳-伊藤和-トラヴィス / 清水-原口(7回~)

【中日】伊藤(2回2/3)-○武藤(2回1/3)-小川(1回)-岸本(1回)-
三ツ間(1回)-金子(1回) / 松井雅

◆本塁打 ナニータ1号3ラン、福田1号ソロ(島本)、陽川1号ソロ(金子)

◆二塁打 柴田、松井佑、堂上、江越

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]中:江越   (5-2-0 / 1-0 / 1 / 0) .400

2]遊二:森越  (5-1-0 / 1-0 / 0 / 0) .200

3]一:荒木   (2-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .000

〃一:西田   (2-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .000

4]三:陽川   (5-1-1 / 1-0 / 0 / 0) .200

5]指:ペレス  (4-1-0 / 1-1 / 0 / 0) .250

6]左:柴田   (2-2-1 / 0-0 / 0 / 0)1.000

〃打左:一二三 (2-0-0 / 1-1 / 0 / 0) .000

7]二:坂    (2-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .000

〃打遊:植田  (1-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .000

8]捕:清水   (1-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .000

〃打捕:原口  (1-0-0 / 0-1 / 0 / 0) .000

9]右:中谷   (4-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .250

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ

島本  4回 83球(10-5-1/ 6-5 /11.25) 140

青柳  1回 20球 (0-1-1 / 0-0 / 0.00) 141

伊藤和 2回 40球 (3-1-2 / 3-3 /13.50) 143

トラ  2回 39球 (1-3-2 / 0-0 / 0.00) 139

試合経過
先発の島本投手。思うところはあったのだろうと推測できます。
悔しいでしょう。先発の島本投手。思うところはあったのだろう
と推測できます。悔しいでしょう。2人目はルーキー・青柳投手。
1四球はあったものの3人で終わらせました。2人目はルーキー・
青柳投手。1四球はあったものの3人で終わらせました。
6回からは伊藤和投手が登板。3点失ったあと、
7回は三者凡退です。6回からは伊藤和投手が登板。
3点失ったあと、7回は三者凡退です。最後はトラヴィス投手が
2イニングを無失点。角度のある球が見られました。
最後はトラヴィス投手が2イニングを無失点。
角度のある球が見られました。
まず打線は2回、1死からペレスが右前打を放ち、
続く柴田の右翼線二塁打で生還!柴田は三塁でタッチアウト
となりますが、タイムリー二塁打で1点を先制しました。
しかし1回、2回と1安打ずつ許しながら抑えていた先発の島本が、
その直後の3回に打ち込まれます。1死から堂上に前打、
松井佑の右翼線二塁打で一、三塁として、1打席目は
フォークで空振り三振を奪った4番・ナニータに真っすぐを
センターバックスクリーンへ運ばれ、逆転3ランを浴びました。

それだけではありません。5番・福田には118キロのスラーブを
左中間へ…。これはもう打った瞬間に、外野をはじめグラウンドの
選手は微動だにしないほど(唯一、審判が動いていただけ)、
完ぺきな当たりでレフトの防球ネットに刺さる連続ホームラン。
古本と三ツ俣にも連打されますが、ここは自身が牽制しての
狭殺などで切り抜けました。それでも2者連発を含む6連打で4失点です。

さらに4回、先頭の9番・友永に中前打。これで早くも中日は
先発全員安打となっています。次の溝脇のバントした打球を
島本が一塁へ悪送球。走者がそれぞれ進んで無死二、三塁とし
、堂上からは真っすぐで見逃し三振を奪ったのですが、
松井佑に外の変化球をライトに運ばれて2点タイムリー。
先ほどホームランのナニータは抑えたものの2点を追加され、
4回10安打6失点(自責5)で交代しました。

ついで青柳が登板して、まず6番の古本を投ゴロに打ち取り、
一塁送球も無難に。三ツ俣には四球を与えますが、松井雅は
空振り三振、ここで清水が三ツ俣の盗塁を阻止!ルーキーの、
右へ左へと大きく逸れる投球をしっかり捕り、しかも3人で片づけた
清水の仕事ぶりも光ります。

3人目は伊藤和。6回1死から溝脇に右前打され、暴投で二塁へ進めて
堂上に左翼線タイムリー二塁打。松井佑にはストレートの四球を与え、
1死一、二塁でナニータが右越えタイムリー。なおも1死一、三塁で
福田に中犠飛を許しました。ペレスも二塁へ行き古本の四球で
一、二塁としますが、何とか3点で踏ん張って、7回は三者凡退だった伊藤和。

続いてトラヴィスが、8回は2死からナニータに四球を与えるも
福田は真っすぐで空振り三振!9回も先頭・古本に四球を与えましたが
三ツ俣を二ゴロ併殺打。2死となったあと松井雅に右前打されたものの、
最後は友永を真っすぐで見逃し三振!2イニングを0点に抑え、
ベンチやスタンドに拍手で迎えられました。

1死から一二三選手が四球。新しいユニホームのお披露目も兼ねて、
6回の代打陣を。1死から一二三選手が四球。続く代打・植田選手は
右打席。このあと四球を選びます。同じくしんユニホームの原口選手
も代打で、残念ながら二飛で2死一、二塁。代打でも新ユニホーム
でもないんですけど、中谷選手は三ゴロで得点はならず。

一方、2回に先制した打線はというと…3回に清水の四球と
森越のピッチャー強襲内野安打で2死一、三塁としますが得点なし。
なおこの時、左すねの下に打球を受けた伊藤は、素早くバックアップに
走るなどしていたのですがベンチに下がりました。
(試合後、2本の松葉杖を操って歩きながらも「大丈夫です!」
と笑顔の伊藤投手。打撲で済んで本当によかったですね)

4回はペレスの四球と柴田の右前打で1死一、二塁としただけ。
5回は先頭の中谷がいい角度の打球を放ったけど、届かずに中飛。
次の江越がショート内野安打で出て2死後に盗塁も決め、
荒木の死球で一、二塁とするもそこまで。なお、いったん守備に
ついた荒木ですが、6回途中で西田と交代しています。
これも左すね付近で、試合後は普通に歩き「大丈夫です」
と言っていました。こちらもホッ。

6回は1死から代打攻勢で、一二三と植田が連続で四球を選びましたが、
原口は二飛、中谷は三ゴロ。7回は先頭・江越の左翼線二塁打と
2死後に陽川がショートの捕球エラーで2死一、三塁。
しかしペレスは三振。8回は2死から原口が死球(ドスンと音がして
左太もも?本人は意に介さず)、中谷は左前打、江越はショートの
捕球エラーで満塁として森越は二飛。といった具合に、
毎回続いたチャンスを生かせません。

そして迎えた9回、1死から陽川が金子の初球(135キロ)をレフトへ!
これも外野手がほとんど動かない、完璧なホームンです。
あとは続かなかったものの、何とか1点を返して試合終了。
開幕から3時間18分という、そこそこ長い試合となりました。

掛布監督は試合後も、各テレビ局のインタビューなど超多忙。
もう何度目かの質問だったと思いますが、自身の“初陣”
となった開幕戦を振り返って「これだけファンの方、
マスコミの方が来てくれて、鳴尾浜にない雰囲気でやれて
選手もプラスになったでしょう。負けたのは悔しい。
悔しいんだけど、気持ち的には非常にスッキリしていますね。
みんな前を見て野球をやってくれたので、僕自身はいい手応えを
感じました」と笑顔です。その理由は…

「江越の最初(1回裏)のショートゴロ。ファーストまでの、
あの全力疾走!今やろうとしている野球をしてくれた。
悔しい気持ちを持ってファームでやっている、その江越が
ああいう姿を見せてくれたってのは、きょうの収穫。
江越、中谷、清水の走る姿ですよ。1人1人が走るっていう
強い意志を持っていた。1年間続けなければならないことですが、
この意識を続ければ必ずいい流れが出てくる。打つ、打たないは
ピッチャーの出来もあるが、走ることは意識すればやれるから」

次に、開幕戦の先発に指名した島本投手について。「島本も
打たれはしたけど、本人が納得しているだろう。4回6失点、
途中で代えることは簡単だけど、久保コーチとも話して
納得するまで投げさせようと。本人も言い経験をしたと
思いますよ」。島本投手に“気にするな”という話をしたそうで、
これは審判のストライクゾーンと合っていなかったからだとか。
なるほど。本人は何も言いませんでしたが、
そういうことがあったんですね。

3回には3ラン、ソロの連発で4失点。「空中戦に持っていかれたんで、
手の打ちようがなかった。完敗ですよ。でも島本は何かを感じたはず。
1軍に上がる時、役に立ちますよ。次の登板が楽しみですね。
肩の張りなどのことはあるけど、早い段階で次の登板を見たい。
楽しみにしています」。そんなふうに言ってもらって、
奮起しない選手はいないでしょう。これが掛布マジックなのかも。

最後にもう一度「勝って終われればよかったんですけど、
2月のキャンプからやってきたのは“自分の野球に責任を
持つこと”と“野球の怖さを知ること”。この1敗は僕も重く
受け止めますし、選手も1人1人が自分の野球に対する責任を
感じていると思う」と掛布監督。そして「残塁13個ですか?
1本出ていれば変わってますね」と言い、9回にホームランを
打った陽川選手のことを聞かれ「その前に打て!って〜。
でもよかったよ」と楽しげに笑いました。

その陽川選手のコメント。「打ったのは真っすぐです。
うまくさばけたと思います」と言いながらも、特に笑顔はありません。
チームが負けたことや、その前の打席が悔やまれるのでしょうか。
「それはもちろんそうですね。打ち損じもあったので。
最初(2回、先頭で捕邪飛)はボール球に手を出してしまって…。
1打席1打席切り替えてやりました」それで4打席目にホームランですね。

「最後にああいう形で1本出たので、あしたにいい形で
つなげられたらと思います」。1軍の開幕まで
「どんな形であれチャンスは来ると思うので、
しっかり自分の持ち味を出して、結果も出して、
呼ばれるように頑張りたい」と陽川選手。ちなみに
“チーム1号”は「気にしていません。チームが勝つことが
一番なので」とサラリ。でも期待通りの一発でした。
ありがとうございます

なお冒頭でも書いたように、きょう16日の中日戦で第2号を
打ったそうです!2試合連続とは。これには1軍にいる横田選手も
発奮しちゃうだろうなあ。なんせ、きょうのオープン戦(対ロッテ)
でも4打数3安打1打点だったみたいなので、あすのヤクルト戦(神宮)
あたり放り込むんじゃないですかねえ。ちょっと期待してみましょう。

江越「あしたにつながる」

そして掛布監督が真っ先に名前を挙げた江越選手は、
5回に内野安打とチーム1号の盗塁、7回は左翼線二塁打とマルチヒット。
「結果が出ないよりはいいですね。またあしたにつながるかなと
思います」。監督が1回の全力疾走を評価していたことを聞き
「そこは(バッティングの)調子が悪くてもできるところ。
1軍でも言われていることなので、たとえ調子の悪い時でも
常にやりたい」と話しています。

バッティングに関して、今やっているのは「下半身でタイミング
取ることを意識している。試合の中でピッチャーとの
タイミングだったり。とらえたと思っても凡打になることが
多いので」とのことです。3打席目までは見逃してストライク
になる球もありましたが、二塁打は初球を打ったもの。
それは最初から振っていこうとしていたのか?という問いに
「そういうわけでもないんですけど、狙い球だったので」
と答えた江越選手。

京セラドームで行われる最後のオープン戦に向け、ゆくゆくは
1軍に再合流するため、このウエスタン開幕3連戦は大事なのでは?
「そんなに変な意識はないけど、アピールはしないといけない。
いい緊張感を持ってやっています」。それが1打席目からの
全力疾走となり、そのあとのヒットへつながったんでしょう。
1軍はもちろん、鳴尾浜にもライバルはいっぱいいます。
そこを制するには、走ること、打つこと、自分に勝つことですね。


コメント

コメントする

トラックバックURL

http://ps5.tblog.jp/trackback/335691

トラックバック

Profile

Category

Archives

Search

このブログ内の記事を検索

Recent Comment

Recent TrackBack

QR Code

Other