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  • 2010.04.07 Wednesday

球児130セーブ!球団最多に並ぶ

<阪神5−4巨人>◇6日◇甲子園

 球児が猛虎で1番の守護神になった拍手拍手
1点差の9回は一、三塁まで攻められたが、
高橋を中飛に打ち取ってゲームセット。
今季3セーブ目で通算130セーブとなり、
山本和行氏の持つ球団記録に並んだ。
打倒巨人を使命と心得る藤川球児が、
宿敵からの白星発進を締めた。

球児が最後のリミッターを外した。
5−4の9回、今季初めて1点差リードで、
マウンドに立った。2死一、三塁。
わずかな狂いも許されない瀬戸際で、高橋と対した。

 初球、ド真ん中の151キロ。ボールがバットの軌道の上を通過する。ワンテンポ置いてから、ため息にも似たごう音が響き渡った。
カウント2−1からの勝負球は、
ぐんぐん浮き上がる153キロの
火の玉ストレートだ。高橋もタイミングは合わしてきた。
スタンドから悲鳴が起こった。
打球はバックスクリーンめがけて飛び出した。
だが、マンモスの空で力を失い、
マートンのグラブにたどり着いた。
130個目のセーブ。この瞬間、
名実ともにトラ史上最強ストッパーになった。
「ヒヤッとしたというか、1点差やからね」。
球児は帽子を取って一礼した。
頭を上げると、そこには笑顔があった。

 勝ちに飢えていた。優勝を本気で狙っていた昨季。
V戦線から脱落したことで、
勝利を締めくくる自分の仕事場にも、
違和感を感じていた。昨年末、自主トレの地に選んだのは
地元・高知だった。プロ入団以降初めての決断だった。

 甲子園だけを目指していた。あのころを思いながら、
高校生を横目に見ながら兄順一さん(30)と、
毎日キャッチボールした。
2人で高知商時代の監督正木陽氏(50)のもとを訪ねた。
「おまえ、こんだけお世話になったんやから、
ずっとタイガースにおらないかん」。
将来的なメジャー挑戦を表明してから、
周囲の誰もが避けていた言葉を、ズバッと投げ込まれた。
がむしゃらだったあのころを思い出した。
「そう言われるのが、ありがたいです」。
高校時代にタイムスリップし、
もう一度、純粋に野球と向き合えた。

 入団後、芽が出るまでには時間がかかった。
守護神の座を手に入れたのは、05年9月9日広島戦、
甲子園のマウンドだった。1670日、守護神の道を走り続けた
。記念のウイニングボールも「いらんわ」と笑い飛ばした。
ほしいのは勝利だけ。通過点には見向きもせずに走り抜けた。
ニッカン
球児に関しては何も言うことはございません
怪我することなく、1シーズンでも長く
虎の守護神として活躍してもらいたいものです


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