ウエスタン1番☆ 虎番コラムから〜
2010.04.30 Friday
2010年4月30日
持ち味発揮
〜阪神タイガース・田上健一外野手〜
守れる−。走れる−。2月のキャンプ。沖縄組が高知・安芸へ移動。一、二軍が合流した際、ファームの選手で首脳陣の目に止まったのが、
田上健一外野手(23)右投げ、左打ちだった。
よく見ると背番号は3桁の“126”なんと、
今季育成ドラフト2位で阪神に入団した選手ではないか。
創価大時代の記録を見てうなずけた。
入学した年の秋には早くもレギュラーに定着。
4年の春には・500の高打率をマークして首位打者に。
秋には盗塁王に輝いた。攻、守、走。3拍子揃った実力者。
さらには、3年、4年の春にはベストナインに選ばれている。
好成績を持ってのプロ入りだが、果たして、私には在学していた
新東京大学リーグのレベルがいまひとつわからない。
これから、田上の成長をしっかり見ていくつもりだが、
首脳陣の目を引き付けた安芸キャンプ。一緒に練習をしてきた
ファームは先に帰阪したというのに、田上はそのまま残留。
オープン戦にも帯同した。試合は主に代走、守備固めの出場が多かったが、3月13日の横浜戦(甲子園)では、初のスタメン出場を果たした。オープン戦では経験したが、即一軍昇格はまだ無理だろう。が、
使い勝手のいい選手。期待度は高い。
開幕直後の3月29日だった。晴れて支配下選手に登録された。
背番号が2桁の“61”に変更。一歩一歩だが順調に前進している。
「うれしかった。僕の野球人生の中で、忘れることのできない日に
なるでしょう。はっきり覚えています」当然だろう。
忘れるはずがない。こう語る田上の目は輝いている。
ひとつの夢は叶えられたが、大きな目標を掴み取るのはこれからだ。
支配下登録が最終目標ではないはずだ。これで満足しては進歩はない。
人間、楽をしたがる動物である。大いに苦しめ。
ただやらされている練習では意味がない。
嫌々やっても得るものはない。練習はウソをつかないし、
練習でできないことが、試合でできるはずがない。
自分で学ぼうとする意欲を持て。
今。ウエスタン・リーグで、全試合に出場しているのは
チームで田上だけ。少しでも早い成長を望まれている証拠だ。
30日現在の成績。21試合に出場、72打数、15安打で・208
の打率は物足りない。アベレージヒッターであり、なおさらだ。
「現時点では、プロのスピード、変化球の切れについていけていません。大学時代ならとらえられていた球だと思ってバットを出しても、
少しずつずれています。」多少の戸惑いはあって当然だが、
一番打者として、出塁率は・337、四球の14、得点の11は
チーム最高。役割は果たしている。さらに目を見張るのが
盗塁の“9”やはりチームトップだ。持ち味の足を、
十分に発揮しているのは楽しみだ。
中村外野守備コーチに、一軍レベルから見た田上の現状
を語ってもらった。「盗塁した時の、スライディングはいまでも
一軍で通用します。守備はライトですね。肩は今ちょっと落ち気味ですが、キャンプでも一ヶ月故障もなくやってきた。体は強いと思いますし
大丈夫でしょう。それと、気持ちの面で向かっていけるタイプです。
一軍ではそう簡単に走らせてくれないでしょうが、思いっきりが
いいから楽しみですよ」である。盗塁には持ってこいの性格だ。
鳴尾浜球場。28日に行われた独立リーグとの交流戦。
第一打席の初球はいきなり左中間二塁打を放つなど、
5打席、4打数3安打の猛打賞。盗塁もひとつ決める大活躍。
「守りと走塁は、これまでやってきたことに肉を付けていけば
大丈夫だと思いますが、これからのテーマはバッティングです。
フォーム固めは当然ですが、実戦をどんどん体験して、
プロのスピードに慣れていきたいです。そして、少しでも早い時期に
一軍へ上がれたらと思います。」田上の夢は大きく膨らむ。
競争社会であり、実力主義の世界であることを忘れるな。
にっかん
赤星の抜けたセンターにマートンが今のところおさまっていますが
金本のフルイニング出場がとまったいま、
外野手はまたとないチャンスである。
打つだけの左の代打は3人もいらない
守れて走れる、田上、甲斐、柴田に期待したい
中でも柴田に近い将来1番センター出られるように望んでいる
持ち味発揮
〜阪神タイガース・田上健一外野手〜
守れる−。走れる−。2月のキャンプ。沖縄組が高知・安芸へ移動。一、二軍が合流した際、ファームの選手で首脳陣の目に止まったのが、
田上健一外野手(23)右投げ、左打ちだった。
よく見ると背番号は3桁の“126”なんと、
今季育成ドラフト2位で阪神に入団した選手ではないか。
創価大時代の記録を見てうなずけた。
入学した年の秋には早くもレギュラーに定着。
4年の春には・500の高打率をマークして首位打者に。
秋には盗塁王に輝いた。攻、守、走。3拍子揃った実力者。
さらには、3年、4年の春にはベストナインに選ばれている。
好成績を持ってのプロ入りだが、果たして、私には在学していた
新東京大学リーグのレベルがいまひとつわからない。
これから、田上の成長をしっかり見ていくつもりだが、
首脳陣の目を引き付けた安芸キャンプ。一緒に練習をしてきた
ファームは先に帰阪したというのに、田上はそのまま残留。
オープン戦にも帯同した。試合は主に代走、守備固めの出場が多かったが、3月13日の横浜戦(甲子園)では、初のスタメン出場を果たした。オープン戦では経験したが、即一軍昇格はまだ無理だろう。が、
使い勝手のいい選手。期待度は高い。
開幕直後の3月29日だった。晴れて支配下選手に登録された。
背番号が2桁の“61”に変更。一歩一歩だが順調に前進している。
「うれしかった。僕の野球人生の中で、忘れることのできない日に
なるでしょう。はっきり覚えています」当然だろう。
忘れるはずがない。こう語る田上の目は輝いている。
ひとつの夢は叶えられたが、大きな目標を掴み取るのはこれからだ。
支配下登録が最終目標ではないはずだ。これで満足しては進歩はない。
人間、楽をしたがる動物である。大いに苦しめ。
ただやらされている練習では意味がない。
嫌々やっても得るものはない。練習はウソをつかないし、
練習でできないことが、試合でできるはずがない。
自分で学ぼうとする意欲を持て。
今。ウエスタン・リーグで、全試合に出場しているのは
チームで田上だけ。少しでも早い成長を望まれている証拠だ。
30日現在の成績。21試合に出場、72打数、15安打で・208
の打率は物足りない。アベレージヒッターであり、なおさらだ。
「現時点では、プロのスピード、変化球の切れについていけていません。大学時代ならとらえられていた球だと思ってバットを出しても、
少しずつずれています。」多少の戸惑いはあって当然だが、
一番打者として、出塁率は・337、四球の14、得点の11は
チーム最高。役割は果たしている。さらに目を見張るのが
盗塁の“9”やはりチームトップだ。持ち味の足を、
十分に発揮しているのは楽しみだ。
中村外野守備コーチに、一軍レベルから見た田上の現状
を語ってもらった。「盗塁した時の、スライディングはいまでも
一軍で通用します。守備はライトですね。肩は今ちょっと落ち気味ですが、キャンプでも一ヶ月故障もなくやってきた。体は強いと思いますし
大丈夫でしょう。それと、気持ちの面で向かっていけるタイプです。
一軍ではそう簡単に走らせてくれないでしょうが、思いっきりが
いいから楽しみですよ」である。盗塁には持ってこいの性格だ。
鳴尾浜球場。28日に行われた独立リーグとの交流戦。
第一打席の初球はいきなり左中間二塁打を放つなど、
5打席、4打数3安打の猛打賞。盗塁もひとつ決める大活躍。
「守りと走塁は、これまでやってきたことに肉を付けていけば
大丈夫だと思いますが、これからのテーマはバッティングです。
フォーム固めは当然ですが、実戦をどんどん体験して、
プロのスピードに慣れていきたいです。そして、少しでも早い時期に
一軍へ上がれたらと思います。」田上の夢は大きく膨らむ。
競争社会であり、実力主義の世界であることを忘れるな。
にっかん
赤星の抜けたセンターにマートンが今のところおさまっていますが
金本のフルイニング出場がとまったいま、
外野手はまたとないチャンスである。
打つだけの左の代打は3人もいらない
守れて走れる、田上、甲斐、柴田に期待したい
中でも柴田に近い将来1番センター出られるように望んでいる
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