ぶち破れ!おれがヤル ! 虎 想い 2019

昨年よりも
偏った選手起用に
来年は期待は持てないかも
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掛布2軍監督 白星発進!異例のノーサイン初陣

2016.02.12 Friday

阪神春季2軍キャンプ練習試合
(11日、阪神6‐0ハンファ韓国、高知・安芸)
掛布2軍監督が11日、韓国ハンファとの練習試合で指揮官デビュー。
初陣は異例のノーサイン野球で6−0の完封発進だ。
売り出し中のD6位・板山祐太郎外野手(21)=亜大=は
いきなり3安打の猛アピール。金本阪神の土台を担う、
ミスタータイガースが上々の船出を飾った。

背番号31の指揮官人生が大勝で幕をあげた。四回に、
一二三の押し出し死球と森越の犠飛で2点を先行すると、
七回には5安打を集中して4点を追加。そして5投手の完封リレーだ。
手をたたき、笑顔で選手を次々にベンチに迎え入れた
掛布2軍監督は異例のノーサイン采配で初陣を飾った。

 「選手1人1人が、自分の責任で打席を終わらせようという
気持ちの強さ、その辺りが変わったと思う。
自分たちの野球をやってくれた。
選手のほうが腰をすえてやっていたと思うよ」

 三塁コーチと指揮官の呼吸を合わせるために
ベンチからサインは送っていたが、選手には伝えていなかった。
何の指示を与えなくても掛布チルドレンが大暴れ。
D6位・板山が3安打の大当たり。三回に右前打を放つと、
五回に三塁強襲内野安打。2−0で迎えた
七回無死一、二塁は真っすぐを中前に弾き返し、
初のタイムリーを放った。

 いきなり初の対外試合で固め打ちの21歳は
「まさか3本出るとは思ってなかった。
1本目は自分のスイングができなかった。
練習でやってきたことを出したかった。
まだまだでした」と控えめだったが、
首脳陣の意図は伝わっていた。
ノーサインであっても、状況に応じた打撃で
ヒットを打ち分けた。右翼から試合途中二塁にも入り、
無難にこなした。
掛布2軍監督は「きょうの板山は推薦するに値する結果を出した。
ただもう1試合みたいよね」と金本監督から問い合わせがあれば、
次のクールからの1軍昇格をプッシュする考えを明らかにした。

 朝4時半。ミスタータイガースはファンへ配る掛布カードに
ペンを走らせる。多くの虎党の視線にさらされてこそ、
選手は育つ−。キャンプ中は自身が先頭に立って
ファンサービスを行ってきた。“掛布効果”も手伝って、
2800人が詰めかけた。ファインプレーに拍手を送り、
凡打にはため息がもれた。

 「選手も緊張して、あんないい試合ができたと思う。
負けられないと思ったんじゃない? 
すごくいい空気感が安芸にある」。
背番号31が新たな戦いへの第一歩を踏み出した。 




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