攻撃的2番や!高山、将絶賛の「アクロバット」二塁打
2016.03.09 Wednesday


オープン戦(阪神2−4西武、8日、甲子園)
「2番・高山」が機能した。一回。これぞ金本野球だ。
西武先発・野上に対して、電光石火の攻撃で先制点をもぎとった。
「来た球を打っただけです。打順が変わったからといって
自分の打撃が変わるということは望まれていないと思う」
こともなげに振り返った。先頭の西岡が倒れ、一死走者なし。
高山は2球で追い込まれたものの、内角高めの132キロ
カットボールに腕をたたんで反応した。金本監督が
「アクロバットに打っていたね」という超人的な打法で
一塁線を突破すると、悠々二塁に到達。日大三高時代からの
甲子園での連続試合安打を「14」に伸ばしての
プロ入り初長打に虎党がわく。その直後、鳥谷が三遊間を破って
高山が本塁生還した。
「打順に関してもあらゆることにチャレンジしていきたい」
金本監督が力を込めた。相手に対して試合序盤から簡単に
アウトをあげたくないと考える指揮官は、鳥谷起用をプランに
あげるなど超攻撃型の2番構想に掲げており、この日、
高山をテストしたのだ。
昨季優勝のヤクルトは首位打者の川端が2番に座った。
日本ハム時代の小笠原は「バントをしない2番打者」
として猛打をふるった。金本監督は「2番・高山」の
可能性について「ゼロではない」とうなずいた。
「僕は『見て見て』よりも『振って振って』合わせていく。
それは変わらない」
首脳陣が2番テストを開始したということは、25日の開幕
・中日戦(京セラD)でスタメンとして計算しているからに他ならない。
左翼は高山でほぼ決まり。あとは打順。2番か6番か、それとも1番か−。
黄金ルーキーは最終試験に挑んでいく。
★金本監督の攻撃的2番構想
1月27日にテレビ出演した際、昨季主に3番を担った
鳥谷の打順として「2番もおもしろい」と言及。
「攻撃的なオーダーを組むのもありかな」とし、
2番打者のモデルとして「打順が早くたくさん回ってくるので、
いい打者を置きたい。バントをする人ではなく、チャンスを広げる、
つくる、かえす2番」と話した。
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