マテオの スライダー『一級品。見たことがない』
2016.02.15 Monday
阪神春季キャンプ(14日、沖縄・宜野座村)
アニキがうなり、007がビビった!
阪神の新外国人、マルコス・マテオ投手(31)=前パドレス=が
14日、宜野座キャンプ2度目の紅白戦で実戦初登板。
1回を無失点に抑えたが、とにかく目を引いたのは
武器のスライダー。新守護神として期待する金本知憲監督(47)も
「一級品。見たことがない」と絶賛した。
なんだ、このボールは…。ちょっぴり太めのドミニカンが
宜野座を震撼(しんかん)させた。トルネード気味に上体をひねり、
スリークオーターから繰り出す“横滑りスライダー”の、
驚くべきキレ味。主力投手が次々登板した豪華紅白戦で、
マテオが主役の座を奪いとった。
「満足している。自分の投球もできたしね。
実戦ではあったが練習の場でもあるので、
ストライクをいれるようにした。
米国でも日本人選手と戦ったことはあるし、
きょうは自信があったよ」
ベールを脱いだ新守護神候補が不敵に笑った。四回。
白組3番手としてまずは新井に対した。鋭く横に滑るスライダーで
ストライク。2球目は最速151キロが顔面付近に抜け、
新井がのけぞる。最後は縦のスライダーであっさり空振り三振だ。
ペレスは初球148キロで遊ゴロ。梅野には144キロを
詰まりながら中前に落とされたが、横田は初球151キロで
三ゴロに斬り、1回無失点。大きな拍手が自然発生的に沸き上がった。
これには、ネット裏の他球団007もド肝を抜かれた。
ヤクルト・西沢スコアラーが「びっくりしました。
ブルペンと全然違う投球。全然力を出してなかったんだね。
きょうと同じ投球をされたら、なかなか難しい」とうなれば、
巨人・樽見スコアラーは「威圧感があるよ。右打者はかなり厄介だね。
要警戒です」と顔をしかめるばかりだ。
金本監督の声も弾んだ。「スライダーが、相当いい。一級品だね」。
さらに現役時代に対戦した好投手を思い浮かべながら
「ああいうスライダーは見たことがない。あんな横滑り。
高速横滑りは」−。まさに未知の軌道。だからこそ、
すぐさま“注文”もつけた。
「左打者対策で、(スライダーの使い方を)変えた方が
いいんじゃないか、というのはあった」
横と縦、2種類ある最大の決め球。昨年末に指揮官が映像を見た際、
獲得の決め手となったのがスライダーで、右打者だけでなく
「左打者からも空振りが取れる」ことだった。実際にそのキレ味を
目の当たりにし、登板中にもかかわらず、すぐさま動いた。
2人目のペレスを抑えた後、捕手・岡崎を呼び寄せた。
「縦のスライダーも要求してくれ」
左打者が縦スラにどう反応するか見たかった。結局、
最後の横田は初球の直球で打ち取ったため試す機会はなかったが、
高速の横滑りに縦が融合されれば、どんなすごいことになるか−。
「自分は右(打者)も左も一緒に考えて、意識しない。
内角もギリギリを突いていくよ」
自信満々に語ったマテオ。直球も自己申告では最速160キロ。
初登板でいきなり見せた衝撃に、期待感は止まらない。
オ・スンハンの代わり
やってもらわないと・・・
阪神・香田投手コーチ
「素晴らしいスライダー。本当の横滑りのスライダーというのを、
久々に見た。右打者は気持ちが悪いと思う」
広島・玉山スコアラー
「(初実戦なのに)あれだけ腕を振って投げられている。
(スライダーは)横から角度がついていたね
。打者反応を見ていると、打つのは難しそう…」
アニキがうなり、007がビビった!
阪神の新外国人、マルコス・マテオ投手(31)=前パドレス=が
14日、宜野座キャンプ2度目の紅白戦で実戦初登板。
1回を無失点に抑えたが、とにかく目を引いたのは
武器のスライダー。新守護神として期待する金本知憲監督(47)も
「一級品。見たことがない」と絶賛した。
なんだ、このボールは…。ちょっぴり太めのドミニカンが
宜野座を震撼(しんかん)させた。トルネード気味に上体をひねり、
スリークオーターから繰り出す“横滑りスライダー”の、
驚くべきキレ味。主力投手が次々登板した豪華紅白戦で、
マテオが主役の座を奪いとった。
「満足している。自分の投球もできたしね。
実戦ではあったが練習の場でもあるので、
ストライクをいれるようにした。
米国でも日本人選手と戦ったことはあるし、
きょうは自信があったよ」
ベールを脱いだ新守護神候補が不敵に笑った。四回。
白組3番手としてまずは新井に対した。鋭く横に滑るスライダーで
ストライク。2球目は最速151キロが顔面付近に抜け、
新井がのけぞる。最後は縦のスライダーであっさり空振り三振だ。
ペレスは初球148キロで遊ゴロ。梅野には144キロを
詰まりながら中前に落とされたが、横田は初球151キロで
三ゴロに斬り、1回無失点。大きな拍手が自然発生的に沸き上がった。
これには、ネット裏の他球団007もド肝を抜かれた。
ヤクルト・西沢スコアラーが「びっくりしました。
ブルペンと全然違う投球。全然力を出してなかったんだね。
きょうと同じ投球をされたら、なかなか難しい」とうなれば、
巨人・樽見スコアラーは「威圧感があるよ。右打者はかなり厄介だね。
要警戒です」と顔をしかめるばかりだ。
金本監督の声も弾んだ。「スライダーが、相当いい。一級品だね」。
さらに現役時代に対戦した好投手を思い浮かべながら
「ああいうスライダーは見たことがない。あんな横滑り。
高速横滑りは」−。まさに未知の軌道。だからこそ、
すぐさま“注文”もつけた。
「左打者対策で、(スライダーの使い方を)変えた方が
いいんじゃないか、というのはあった」
横と縦、2種類ある最大の決め球。昨年末に指揮官が映像を見た際、
獲得の決め手となったのがスライダーで、右打者だけでなく
「左打者からも空振りが取れる」ことだった。実際にそのキレ味を
目の当たりにし、登板中にもかかわらず、すぐさま動いた。
2人目のペレスを抑えた後、捕手・岡崎を呼び寄せた。
「縦のスライダーも要求してくれ」
左打者が縦スラにどう反応するか見たかった。結局、
最後の横田は初球の直球で打ち取ったため試す機会はなかったが、
高速の横滑りに縦が融合されれば、どんなすごいことになるか−。
「自分は右(打者)も左も一緒に考えて、意識しない。
内角もギリギリを突いていくよ」
自信満々に語ったマテオ。直球も自己申告では最速160キロ。
初登板でいきなり見せた衝撃に、期待感は止まらない。
オ・スンハンの代わり
やってもらわないと・・・
阪神・香田投手コーチ
「素晴らしいスライダー。本当の横滑りのスライダーというのを、
久々に見た。右打者は気持ちが悪いと思う」
広島・玉山スコアラー
「(初実戦なのに)あれだけ腕を振って投げられている。
(スライダーは)横から角度がついていたね
。打者反応を見ていると、打つのは難しそう…」
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