再生許された藤浪「迷惑かけて」苦渋決断に理解
2019.03.14 Thursday
阪神タイガースランキング
2軍での無期限調整が決まった藤浪が13日、甲子園で再生への
スタートを切った。この日は1軍残留組と練習し、
15日から2軍に合流する。「しっかり練習することに尽きる。
いいものを再現性高くできるように、確率高くできるように。
そういう練習をしっかりやっていきたい」と、前を見据えた。
12日は4回無安打1失点ながら、3四球1死球と制球難を露呈した。
その登板後に矢野監督、福原投手コーチと、今後について話し合った。
藤浪 矢野監督も「次どうするか?」って話をしてくださいましたし、
福原さんも「次どうや?」って。上でやるか下でやるか、
どうしようかって話をしてくださるくらい、自分のことを思って、
言ってくださいました。
最初から結論ありき、ではなく、藤浪の考えも聞いた上で、
1軍首脳陣は2軍調整を伝えた。メッセンジャー、西、岩貞、
ガルシアに続く強力な先発をそろえたい首脳陣にとっても、
苦渋の決断。「すごい迷惑かけてるな」と、
藤浪も決断の重みをかみしめた。
藤浪 本当は上にしがみつきたいですし、開幕も1軍で
迎えたいですし、ローテーションに入りたいですし。
「1軍に残して下さい」って言うのも「もう1回チャンス下さい」
って言うのも1つの手というか、そういうのも良かったかも
しれないですけど、それ以上にやるべきことがあるかなと思って。
自信を持って相手と勝負できる状態になる。チームにとって
貴重な時間を使って、再生を許された。
「エース藤浪」の姿を、必ず取り戻す。
▽阪神金村投手コーチ(2軍調整が決まった藤浪に)
「バッターに投げて自信つけることじゃないですかね。
今年は彼はキャンプから一番球数も投げましたし、
なんとかしようってそういう気持ちもこちらに伝わっているし、
なんとかしてあげたいし、やってることは絶対間違いじゃないし、
それを信じていくしかない。なんとかはいあがってほしいなと思います」